――ダンジョンで働く事になってしまった―― シーフギルドに所属する少女・クレイ。父から厳しい教えを受け、鍛錬を積んだ彼女は前人未踏とされるダンジョンの地下8階を踏破。さらに深層へと向かうが、そこで待ち受けていたのは…管理人を名乗る魔法使いで!? 双見酔が描く、秘められし迷宮の裏側の世界。
洋裁業を営む藤野景子の前に、突如現れたのは不思議な妖精。綺麗で華やかな洋服をめぐる、人間と妖精の心温まる交流の日々。Twitterで反響を呼んだ、心癒されるヒーリングコミック。描き下ろしページも多数収録の待望の書籍化!
伊吹若葉、20歳、結婚1年目。大好きな夫は、ちょっと不思議で・・・? いちゃらぶ界の風雲児!! 【ド過保護サイボーグの夫×ちっちゃい奥さん】のしあわせ夫婦ライフ!
「諦めてしまえば楽になれる」と分かっていても、孤独はつらい――。母親に捨てられた少女が引っ越してきた町には、人魚が棲むという言い伝えがあった。捨てられたと認めたくない少女は、頑なに周囲にも溶け込まずにいたが、そこで不思議な少女“千年さん”と出会う。彼女は善きものなのか、それとも・・・?ぞっとするほど美しい【人魚】と【少女】の異類譚。
親の借金のカタとして「ヤクザ組織」に臓器を売られ、実験用の改造手術を施された男・モーガン=グレイ。突如、全てを失った彼の前に現れたのは、少数種族の生き残りの女・リサ。協力して「組織」からの逃走を試みるも、金目当てに盗んだカバンの中には「赤ん坊」が入っていて!? 12年間に及ぶ、逃避行が始まる。
日本SF大賞受賞作である「WOMBS(ウームズ)」(全5巻・小学館IKKIコミックス)の前日譚。遠い未来、人類によって植民された惑星・碧王星(へきおうせい)を舞台に、異星生物を子宮に移植されることにより、空間跳躍能力を得た妊婦の戦士たちの戦いを描く。本編「WOMBS」の前、まだ跳躍能力を制御しきれずにいた妊婦の戦士・アルメアたちは、軍を脱出し、敵国に隠れている産婦人科医・ビナードのもとを訪れ、堕胎を要求するが…。
久豆尾(くずお)純平34歳は、福岡在住の自称ミュージシャン。妻子もいるのに働かず、超歌が下手なのに、ロックスター目指して街頭ライブに励むクズ男。自分に才能がないのはわかっているのに、夢をあきらめられず、でも東京に出る勇気もない…。だが突然、福岡上空に謎の巨大生物が現れ、街を破壊! それを迎え撃つ巨大ロボは、なぜかクズオの歌にしか反応しない…!? クズ男は世界を救うのか!? 熱血ダメ男SFロボアクション!
セリフが少なくモノローグが多いせいだろうか。 一見、淡々とした感じがする漫画だ。 中身は想定外な事象が連発。 ダンジョンで働くことになった、ダンジョンを探索していたシーフの少女・クレイ。 探索期間は10年。 何歳から潜っているんだろう。 ダンジョンの裏側(運営事情)と、父親の探索と。 どちらも興味深く、ストーリーは進んでいく。 クレイ視点なのでつい忘れてしまうのだけども、クレイもかなりを超えた手練れ。 周りからの評価は高いのに、そう思いきれないのはクレイがベラのように規定外に強いわけでなく、その強さも父親譲りのおかしな鍛錬の成果だと知っているから。 あとはやっぱりクレイ視点だからだろう。 この子、すごく強い。 モンスターが喋ること、ダンジョンはよくわからない仕組みで動いていること、それらに悩みつつ運営手伝いをするクレイ。 この漫画が持つ独特の雰囲気がとても良い。