亡国パロの王族・リンダとレムスの双子の姉弟は、逃走先のルードの森で追っ手のモンゴール兵に捕えられる。双子が絶望に落とされたその時、目の前にたくましい豹頭の男が現れ…。『マトゥルスの血族』、『魔術師オーフェン』の沢田一が、大長編ヒロイック・ファンタジー正編を初のコミック化!表紙イラストは小説版初代イラストレーター・加藤直之が入魂の描き下ろし!!
「あなたは今 卵の中にいるのと同じ でも卵の外に出るのも悪くないと思うの――」小さな星に花とふたりで暮らしていた青年は、花にすすめられ彗星にのって日本にやって来た。仲間や仕事を得て、順調に暮らしていた青年だったが、やがて大きな壁にぶち当たる。みんなが普通に持っている大切な感情がわからないのだ。自分に失望し、生きる意味を見失っていく青年。迷い苦しんだ末に、彼が見つけた大切なものとは――? ヒューマンドラマの鬼才が、約10年の歳月をかけて描いた初長編!
桜の木の下から一つの純愛が今、始まる──。Keyがほこる名作ゲームのオフィシャルコミック。ゲーム版シナリオ担当の麻枝准氏もひとめぼれした、みさき樹里のグラフィックで人と町のハートフルストーリーを紡ぎだす……。
――見開き2ページで歌う、描く。雑誌『音楽と人』(音楽と人社)で6年に渡り連載された2ページ読みきりショート作品から69作品を厳選収録! 市井の人々の平凡でドラマティックな日々を、ヒューマンコミックの名手・戸田誠二が描き出す。 収録作品:第一章「友だち」「毎日がパーティ」「中華屋にて」「漫画家の飼い方」「昇天」「子守り唄」「100%」「シメキリ」 / 第二章「‘69」「雨ニモマケズ」「その声は私のもの」「問題」「届け」「穴」「転」「GIFT」「魚」「おつきあい」「教えて」 / 第三章「Solitude Standing」「共演」「音楽のフトコロ」「魔王」「カオ」「黒のポケット」「喝采」「恋人」「情けないヤツ」「コーヒー一杯」「セットリスト」「LIVE」 / 第四章「ライブハウスへ」「生活1」「ホームタウン」「Sad Song」「セッション」「みんな一緒」「選択」「引き換えチケット」「マリー」「生活2」 / 第五章「音楽の神様」「命名」「ステキな周波数」「遺志」「上京1」「正体」「お休み」「Deep Purple」「不安」「オルペウスの唄」「展覧会にて」「思い出」 / 第六章「スキマ」「定食屋にて」「飛び降り自殺」「二畳の宇宙」「リレー1」「世界」「ドッペルゲンガー」「上京2」「80点」「Big Band in Heaven」「アリとキリギリス」「世界征服」「うたごころ」「リレー2」「I am a Rock」 / 「あとがき」
人気推理小説・伊集院大介シリーズが、原作者・栗本薫自身が選んだ漫画家・まんだ林檎の手でついにコミック化!名門女子高・桜花学園に通う高校生・森カオル。のちに伊集院大介の名助手となる彼女が、教育実習生だった若き伊集院と出会う最初の物語。平和なはずの学園内で密室殺人事件が起こり…。
栗本薫の本格ミステリ『鬼面の研究』が、まんだ林檎の手でコミカライズ!伊集院大介と森カオルは、テレビ番組の取材で山奥にある閉鎖的な集落「鬼家荘」を訪れることに。村と外界を結ぶのはたった一本の吊り橋。吊り橋が切断された音で目を覚ました大介は、番組のADが崖から突き落とされて死んでいるのを発見する。連続殺人の幕開けであった…。
「好きになった人がたまたま女の子だっただけ…」Hでカワイイ女の子2人のリアルでキュートなドキドキオールカラー・ガールズコミック『MAKA-MAKA』第1巻がついに配信開始!!超プレミア必至のフルカラーコミック史上最高クオリティのエロティック作品をあなただけのものに…
幅広いジャンルで活躍した栗本薫原作のミステリー。伊集院大介を主人公とした人気シリーズの長編の漫画化です。私が知らないだけかもしれませんが、栗本ミステリーの漫画版ってあまり見かけたことがなくて、長年のファンとしては原作を尊重しているか一抹の不安がありましたが、これがなかなかのもの。事件現場や関わる人間の描き方が丹念で、原作の雰囲気を心得た作品になっています。細部まで描き込まれた人里離れた集落と繊細なタッチの人物とのコントラストも、非常にこの原作にあっているのではないでしょうか。ただでさえ、落人、日本の秘境、九州の山奥とアイヌ人、独特の風習、たたり、嵐の山荘、とただでさえおどろおどろしくならざるおえない状況がてんこ盛り。その中、伊集院やカオルはそのシンプルな描写ゆえに部外者的な感覚が常にあって、事件の本質を冷静に追っていける、という感じ。適度に漫画的な小説家と探偵のコンビ、という設定も良いアクセントになっています。まあ、あまり書くとネタばらしになるので、あとは見てのお楽しみということで。