あらすじ
バレーの合同合宿で、自然に囲まれた青葉中へ滞在することになった玲子たち。毎年の恒例行事だけれど、今年は登山同好会なんていう三人組の男のこ達が一緒!?!? 志摩ようこの名作が初電子化。
あらすじ
少年のひとみが海よりもふかいブルーなのはいつも少年の心の中に海があるからなのでしょう 少年のひとみがすこしさびしいブルーなのはいつも少年の心の中に悲しみがやどっているからなのでしょう そんな誌を読んでから三日めにわたしは少年にあいました 志摩ようこの名作が初電子化。
あらすじ
フランスのパリ。カトリーヌは、会うだけという約束で婚約者候補の男性と会うことになる。ところが、両親は彼との婚約を進めてしまい!? 「あんなちびが婚約者なんて絶対いやっ!」 果たしてカトリーヌの運命は…
あらすじ
幸せな家庭に可愛らしく生まれたチェリーナは、幸運がゆえに悲しみを経験したことがなかった。ある日助けた老婆の占いによると、チェリーナの恋の結末は……。
あらすじ
中学から短大までの女子校に通う利津子にとって、文化祭は公認デートデー。同じ手芸部の親友・鈴絵に、文化祭に出すペアのセーターを編むのを手伝ってほしいと言われ、さらに鈴絵の彼氏とその友人でのダブルデートを持ちかけられる。当日紹介された彼氏の友人は思いがけずかっこよくて、逆に鈴絵の彼氏は地味めで……。
あらすじ
大金持ちの未亡人マダム=フルールには大切にしている宝石箱があった。財産を狙う遠縁たちは、その宝石箱をわが物にすべく画策していた。マダムの庭師の孫娘ポリーヌは、祖父亡き後もメイドとして仕え、ボーイフレンドのリノはそんな彼女に結婚を申し込もうとしていた。しかし、ある日リノは交通事故を起こしてしまい……。
あらすじ
結婚かキャリアか……、ある年齢に達すると女性の胸の中によぎる想い。30代女性の焦りやさみしさ、不安が描かれた不朽の名作! 主人公は仕事一筋で真面目だけが取り柄の30代独身女性、徳子。日々、地道にミシンを踏み続け裁縫の腕を磨き続けていた。そんなある日、親しくしていた後輩の結婚が決まり、表面上は嬉しそうにはするものの心の中では激しく動揺してしまうのだった。さらには、ほのかに憧れていた男性に呼び出され胸を高鳴らせていると、「実は婚約者がいて、その娘のためのウエディング・ドレスを縫ってほしい」と言われ……。徳子は仕事を頑張りキャリアを築いてきたが、生まれて一度も「愛している」と言われたことはなかった。ただひたすらミシンだけを踏んできた人生……。そんな自分自身に傷つき、涙を流すのだった。それでも徳子は依頼されたウエディング・ドレスを縫っていく。しかし葛藤から、ウエディング・ドレスに悪意を持って、ある仕掛けをほどこしてしまう。果たして結末は……。
あらすじ
大学生の家庭教師、堀に勉強を教わり第一志望の高校に入学できた小牧緋沙子。堀は就職が決まり、もう会えなくなることから緋沙子はさみしい気持ちになる……。そんな折、堀が緋沙子の両親に結婚を前提とした緋沙子との交際を申し込んでくれたのだ。その日以降、緋沙子と堀はデートを重ねていく。自宅の側に植えていた沈丁花を堀にプレゼントし、「下宿のおへやにでも飾って」と伝える緋沙子。デートをしているところをクラスメイトに見られて冷やかされても幸せを感じる緋沙子だった。そんなある日、堀の部屋へ行き、一線を越えそうになるのだが怖くて拒否してしまう。それでも堀は「きみの全部がほしい」と緋沙子を抱き寄せる。しかしその時、堀の口から思いもよらぬことが告げられる。過去の女性とのこと……。緋沙子はショックを受け、堀と別れてしまうのだった……。二人の愛の行方はいかに!?
あらすじ
《パラノイア》 とみ子は人一倍さみしがりのガラス細工のようなもろい心をもった女の子。そして異常なまでの独占欲と自意識過剰さも併せ持っていた。「あたしはいつも男の人につきまとわれたり一方的に思われたりでわずらわしい思いをし続けてきたの」、彼女の言動と行動が周囲の人々を不幸に巻き込んでいく! 池田理代子が描く、衝撃のサスペンス!! 《ズライカ》 ズライカが愛していたカールは戦争で帰らぬ人になっていた。しかし、ズライカはカールが戻ってくることを信じ、待ち続けるのだった。一方、コンラートはズライカに思いを寄せていた。ズライカの一途で純粋な想いがコンラートの心や行動を翻弄し、一生を支配していく……。恐ろしさとともに女性の本質が描かれた短編!
あらすじ
大学院生の彼・達治からもらったエンゲージリングを指に光らせて、それを羨む同級生に微笑みかける令子。しかし彼女のバラ色の人生は、達治が引き起こしたとある事故をきっかけに一転する。二人の運命は交錯し、すれ違っていく。『ベルサイユのばら』の池田理代子が送る、戻らない青春の切なさを描いた作品。
あらすじ
うつくしい田園地方、慈悲深い領主の家に生まれた兄弟。しかし兄のフェルディナントは父の目を盗み領民たちに横暴を働き、金のためにと愛してもいない貴族の女との結婚を目論む。見かねた弟ユリウスが家を飛び出した先、森の中で出会ったのは世にも美しい少女、メルジーネだった。謎に満ちた彼女が兄弟の心を翻弄する中、祖国の運命をかけた命がけの戦いがまさに始まろうとしていた───。『ベルサイユのばら』の池田理代子が送る、愛に満ちた劇的な短編。
あらすじ
教師と教え子の関係でありながら互いを愛してしまったチェスター先生とロザリィ。1年後必ず帰ってくるという先生の言葉を信じて部屋に閉じこもるロザリィのもとには、いくら待っても手紙の一通すら届かない。他人からの愛を受け付けずに辛く苦しい日々を送る彼女だったが、徐々に運命の歯車が回りだしてゆくことに──。『ベルサイユのばら』の池田理代子が描く、力強くも繊細な恋愛劇。
あらすじ
中学2年生のさち子には想いを寄せる先生がいる。その愛おしい先生がフルートで奏でる「メヌエット」に合わせたピアノ伴奏を頼まれちゃった──!と喜んだのも束の間、もしかして先生が好きなのは他の女生徒なの?『ベルサイユのばら』の池田理代子が描く、爽やかな青春の物語。
あらすじ
誰もが慕う心優しい優等生の萩原涼子と、貧乏で汚らしい見た目のせいでいじめられる山田やすえ。裕福な家庭に恵まれた涼子は、なんとかしてやすえに手を差し伸べようとする反面、自分の中に黒い感情が生まれるのを感じていた。どんな少女も、人の世の哀しさを知らない子どものままではいられない──。
あらすじ
パリに住む精神科医のもとに訪れたのは、クローディーヌ・ド・モンテス。優れた資産家の父によく似た男らしい容貌と性格を持つ、たった10歳の娘だった。彼女は自分のことを男だと言い、小間使いのモーラという女に初恋をする。しかし大人たちはだれもそれを認めてはくれないのだった。クローディーヌはその美しい人生の中で幾度となく「不完全」な性と愛に翻弄されることになる──。『ベルサイユのばら』の池田理代子による、今こそ読んでほしい短編作品。
あらすじ
小学6年生の向井純子のクラスに転向してきた三沢小滝は、大きな瞳が印象的な美少女。小滝はまるで幼い妹が姉を慕うように、純子に近づきたがった。しかし純子は小滝の美しさに嫉妬し、冷たく突き放してしまうのであった……。
あらすじ
リズのボーイフレンドであるトニーは、施設の子どもたちに人形劇を披露して回る、マリオネットサークルの一員である。リズはトニーを誇りに思っていたが、彼がサークルに熱心なのはサークルに美しい女子部員がいるからだと誤解してしまう。ある夜、傷ついたリズの前に不思議な少女が現れて――
あらすじ
クインバレエ団に所属するレディ。彼女の夢は世界一のペアが組めるプリマになること。厳しいレッスンのなかで芽生えた、マーシーとの恋。そして、さまざまなことが絡み合い、怒りや絶望、葛藤も……。女子の揺れる想いをきめ細やかに描写するとともに、バレエの魅力を余すことなく伝える伝説の少女漫画!
そねまさこたんぺんしゅうおうさまはねこがきらいかんぜんばん
あらすじ
むかしむかし、海のほとりのとある王国にネコが大嫌いな王さまがいました。王さまが「ネコ追放令」を出したからさあたいへん。ネコはみんなつかまって離れ小島に島ながしに。悲しみにくれる国民たちのため、立ち上がったのは王の娘、ドリアナ姫。そこへ謎のネコ・バロンが現れて……。ほか架空の王国を舞台にしたメルヘンコメディ、「眠る、眠れば、眠り姫」「きゃっ 白雪王子さま」「忘れ髪の姫君」の全4本を収録。
そねまさこたんぺんしゅうじょりーあんどまりーこいのほうていしきかんぜんばん
あらすじ
親同士の結婚できょうだいになったジョリーとマリー。ジョリーの3つ年下の妹・マリーは、はじめて会ったときからジョリーに夢中。でもジョリーはマリーを妹としかみようとしない。成長したマリーの恋の行方はいかに? 表題作のほか、「だめネコ専科」「あれがうわさのシンデレラ」「ダウンタウン狂詩曲(ラプソディー)」「天使が住んでるあの町は」所収。
げんそうくみきょくばらによせて
あらすじ
あなたは信じますか? ばらの花がもつ不思議な力を。ばらのトゲが流す真紅の血を。その花は、いま、あなたを見ているかもしれません……。花に魅入られた人々が巻き起こす珠玉ミステリアスファンタジー5部作。
ようせいりょこう
あらすじ
家出をした恋人クライドを追って旅に出たルネは、その途中、ドイツの森の幽霊屋敷で仲間をさがすへんな妖精アルファルに出会います。ひょんなことからその妖精をつれてあるくはめになるルネ。旅は道連れ世は情けとはいうものの、なんとも奇妙な旅の始まり始まり。愛と冒険の楽しいファンタジックロマン4部作。
そねまさこたんぺんしゅううみにしずんだでんせつかんぜんばん
あらすじ
ここは、一夜にして海に沈んだイサの都の伝説のある町。夏休みを過ごすためにこの町にやってきたジョアンナは、ある日海へ落ちてしまう。気が付いたとき目の前にいたのは、その昔、都を滅ぼしたといわれている王子、リオネスだった。フランスの海辺の町を舞台にしたファンタジーロマンの表題作ほか、「赤いわな」「12月のエルメイン」収録。
曽根先生の作品の中でも大好きな夢いっぱいのストーリーで、ルネとアルファルと一緒にヨーロッパを旅する気分が味わえます。恋人クライドを探すため、一人で旅に出るルネの勇敢さに、海外に憧れる自分も勇気を貰えました。旅の始まりに偶然出会った妖精アルファル。彼に連れて行ってと懇願されてしぶしぶ引き受けたルネですが、旅がスムーズに進むのはアルファルが居てくれたお陰でもあります。反対にアルファルにとっても最初に見つけてくれた人間がルネでラッキーでした。相手が妖精だろうと変な先入観が全くないルネは本当に明るく素敵な女の子。ルネとアルファルはまるで長年の友達の様に気が合い、すぐに最高の旅友になります。自分もこんな旅が出来たら良いな、アルファルがいつか妖精の仲間に出会えたら良いな、なんて夢を描きながら読みました。ファンタジーが好きな人、ヨーロッパに憧れている人には特におすすめですが、曽根先生の可愛くて素敵な作品を一人でも多くの人に読んで欲しいと思います。