気の強い女子高生と若き新任教師の、釣りの貸し船を仕立てる船宿を舞台にしたハートフル・ラブストーリー。ひょんなことから女子高生・一色海(いっしき・うみ)と知り合った新任教師・石蕗陸(つわぶき・りく)。父親が死んで船宿を継ぐために入学したばかりの女子高を退学しようとする海を、なんとかしてあげたいと考える陸だったが、彼女にはさまざまな難題が立ちはだかって……!?
つまらない仕事に、嫌な上司、憧れの先輩は嫌な上司と不倫中……。新入社員の越中にとって、会社は面白くないことばかり。そんな不満を抱えたままの新人歓迎会で、越中はつい、憧れの先輩・山科に絡んでしまって……『注文の多い新入社員』など、愛と憎しみを抱えた男女の、心と体の繋がりを描く短編集。
ゴロツキとのつまらないケンカで相手を殺してしまい、懲役囚になったプロゴルファー・小野里。自分の娘の死に目にも会えず、全てを奪われた男には、頼れるものはただひとつ、自分のゴルフの腕前だけだった。何もかも失った男の、人生を賭けたリベンジが始まる!!
突然球界からの引退を表明した大リーガー・天河良平は次期南房市市長選に立候補!それは7年前に甲子園で優勝を果たした仲間たちとの約束であり、大いなる野心の第一歩であった。天河良平が疲弊し、硬直化した地方行政に殴りこみをかける。口先だけではない、構造改革の実現に向けて!日本の行政問題を問いかける、娯楽巨編第一弾。
『孔雀王』『夜叉鴉』で知られる、オカルト・アクションの第一人者である荻野真の未単行本作品が電子化として蘇る!!時は延暦12年、桓武天皇が国を治めていた頃の話。平城京の大学に、入学資格のない真魚(まお)は並外れた聡明さで特別に入学を許可されていた。ある日、長岡京大極殿へ向かった真魚は、そこで怨霊達を目の当たりにするのだが…。
男気あふれる熊犬・銀(ぎん)達の活躍を描いた「銀牙-流れ星銀-」の、スピンオフ的作品を収録した珠玉の外伝集。魔王・赤カブトとの死闘後、戦死者の遺族への弔問の旅に出た銀達は、食糧調達するため川で魚を捕まえていた時、その川の上流から血の匂いを嗅ぎ取る。その後、上流を見に行った銀は、噛み殺された犬の死体を発見して……!?
観光地の海岸一帯を支配する大地家には、一樹と野武という二人の跡取り候補がいた。次期当主と目される一樹と違い、高校生の野武は跡取りに興味はなく、憧れの先輩・高雄が遺してくれたバイクに乗ることに夢中だった。そんなある日、高雄の彼女だった彩子が、野武の高校に教師として赴任してくる。3年ぶりに再会した野武と彩子は急速に惹かれあっていく……。女性とバイクに導かれ、成長していく青年を描く大ビルドゥングス・ロマン!
美しい女性ばかりが勤めるOL株式会社は、“逆セク・ハラの総本山”と噂されるような会社。美人の女性社員たちは、今日も出会いを求めて、男たちを虎視眈々と狙っている。女性嫌いな自分を鍛え直そうと、OL株式会社に会社訪問した恩田航(おんだ・こう)は、入口でメガネ美人、夏目静香(なつめ・しずか)にぶつかってしまう。思わず逃げ出してしまった恩田の態度が気に入らない夏目は、自分から恩田の案内役を名乗り出て……。
連休ごとに遊びにくる妻の妹が、なんだかとっても挑発的でドギマギしてしまう。そんなある日、妻が入院することになって、家で義妹と二人きりに……「そっちがいいの」。会社の飲み会に、憧れの男性が参加していて思わず飲み過ぎてしまった沢本。でも酔っぱらった彼女を介抱したのは、同じ課の中年次長だった……「黄昏気分で」など、体の繋がりからはじまる男女の関係を描く11編の短編集。
エレミア学園の聖少女と噂される百瀬知世(ももせ・ともよ)は、その可憐で清純な容姿が災いしてか、異性がなかなか寄りつかず男日照りな毎日が続いていた。ある日、母親から「欲しいものは奪うの。これ家訓ね」と言い聞かされた知世は、一念発起し、欲情仮面となって処女を捨てるべく行動を開始する……。特異なイチモツを持ち、学園のハーレム化を目指す柳行李聖二(やなごうり・せいじ)、めぼしい娘を次々とモノにし学園の一大レズ帝国化を目論む白鳥可奈子(しらとり・かなこ)など、個性豊かなライバル達が欲情仮面に襲いかかる!!エロスとコメディを絶妙にブレンドした中島史雄の隠れた名作が、いよいよ登場。
島谷正助と山内進一郎は、親友同士。そんな二人が同時に一人の女・美和を愛してしまった。二人は同時に求婚し決闘までするが決着がつかない。ところが進一郎が思いがけない提案をする。それは・・・二人が一人の妻を共有するワイフシェアリングだった!現代人の結婚観念に一石を投じる問題作。
前作から11年。元六本木の帝王・七瀬公平が帰ってきた! 葛城大成から夜の世界を託された公平だったが、後輩の翔児と秀吉に任せ夜の世界から足を洗い2年が経っていた。突然秀吉の死を聞かされた公平は六本木にかけつける。その死には、自らを「黒の王」と名乗る、銀座のホストクラブのCEOレ・デルネーロの影があり…。平和な生活を捨てて、ギラギラした舞台に舞い戻る公平。今、新たな戦いの火ぶたが切られた!
委員長の西村早知子と向田聡は、才女と劣等生の奇妙なカップル。一年前から付き合っていたが、キスもまだ出来ずにいた。お互いそんな状況から抜け出したいと思っていて…。
超高校級の水泳選手・士生野尚(しおの・なお)は、女にもスポーツにも傲慢な態度を崩さない高校生。望めばどんな女でもモノにできると考えている士生野の前に現れたのは、美貌の女教師・水町真美(みずまち・まみ)。強気な態度をとる水町を落とそうと士生野は考えるが……。
時は幕末。日本に変革の波が押し寄せる中、裏街道を悠然と歩く一人の男がいた。その名は安馬の十蔵。世話になった庄屋では強盗を打ち負かし、清水の次郎長との喧嘩になれば、機転を利かせて騒ぎを治める。その存在は幕末の志士や渡世人らの知るところとなってゆく…!動乱の時代を軽やかに生き抜き、真の自由を愛した男の生き様がここにある!
※この電子書籍は、『サラリーマン金太郎五十歳【分冊版】』に収録されている第1話~第9話と同内容が収録されています。ご購入の際はご注意ください。日本のサラリーマン・あの矢島金太郎が帰って来た! 50歳を迎えんとする金太郎の新しい職場は、何と電力会社! 後見人・中村加代の導きで主都電力にヒラ社員として入社だ。原発事故処理、電力自由化など問題山積みの大企業で金太郎がまた大暴れ! この男が再び日本を熱くする!
江戸時代から続く名門中の名門、松山伊達一家。その親分である伊達武吉は、単身赤岩組に乗り込み、その組事務所を壊滅させる。時を同じくして、大阪では、ヒョロ健こと島地健三が、因縁をつけられた大阪日水組組員に警察官から奪い取ったピストルを乱射する事件が起きていた。護送車のなかで出会う、無鉄砲な若者2人。暴力団に単身でたちむかった一匹狼の暴力犯罪者ばかりを集めた刑務所、鳥取・旭日刑務所に運ばれる……。壮大な夢と野望をかけて激突する男のロマン!!
1851年から続く世界最高峰のヨットレース「アメリカスカップ」。150年もの間、脈々と受け継がれてきた優勝トロフィー“アメリカスカップ”獲得を目指し、世界中の海の男達に挑もうとする少年がいた……!房総半島の小さな港町・葉浦(はうら)で暮らす風間陣(かざま・じん)は“風が好き”で凧上げばかりしている少年。都会からきた不思議な少女・鷲津真緒(わしづ・まお)と出会い、風を捉えて滑るように進むヨットを見たとき、陣の心に一陣の風が吹いた……。今、風に愛された少年が世界の荒波に漕ぎ出そうとする!!「乗ってみたい。風だけで動く船に」(風間陣)
徳川将軍家の剣術師範であり、柳生新陰流の地位を確立した剣豪・柳生宗矩(やぎゅう・むねのり)の生き様を、本宮ひろ志がダイナミックに描いたアクション時代劇。鉄砲使いとの戦いに絶妙な早技で勝利した柳生宗矩は、無刀取りの披露を依頼された父の石舟斎(せきしゅうさい)についていき、徳川家康(とくがわ・いえやす)と対面を果たす。そこで、無刀取りを芝居だと貶した家康を、つまらぬ人間だと判断した宗矩だったが……!?
昭和二十年五月七日、鹿児島県鹿屋基地から沖縄方面の米機動部隊に肉弾攻撃をすべく、五機の零戦が飛び立った。一番機山吹建夫は、愛する妻つや子との束の間の再会の後、「君の命を守るためにぼくは死ねる。きみは、どんなことがあっても強く生きて欲しい。」と言い残して去った。本宮ひろ志が描く、戦争で散った男たちの物語!
小作人のせがれ、鉄馬完は、煩悩の固まりのような男のため「ぼんの」とあだ名される悪たれだ。大地主石倉の一人娘、高子を犯した完のもとに、後日高子自身が一人で復讐に現れる。拳銃で高子に殺されそうになった完は、高子がただのお嬢様ではないと知り、謝罪する。そして完は高子を生涯のただ一人の女と決める。しかし、高子はどうしても手の届かない存在だ。石倉の家と対等の地位に登るべく、生まれ故郷を飛び出す。激動の時代を生き、政界のトップに上りつめる男の一代記。
西郷大(さいごう・だい)と沢村大(さわむら・だい)、全く違う境遇の二人の男が、世界を舞台に自らの夢を実現させようとする、ビッグストーリー。有力政治家の西郷創太郎の長男として生まれた西郷大はエリート街道を歩み、父親の急死とともに父の地盤を受け継ぎ衆議院議員に立候補してトップ当選を果たす。一方、宮大工・沢村良一の長男である沢村大は大学卒業と同時に石焼きイモの屋台を引いて釜山に渡り、世界中を歩きラスベガスに辿りつく。そして、沢村大は世界中で集めた小金を元手に、カジノで次々に勝ちまくるのだが…。波乱に満ちた二人の男が、それぞれの舞台に立った!!
男の中の男を描くのに定評がある本宮ひろ志が満を持して贈る、江戸を舞台に熱い男が活躍する完全オリジナル時代劇コミック!昼まで寝ている風来坊であり、剣術道場主である「昼まで寝太郎」こと堂内新太郎(どうない・しんたろう)。彼は産婆の取り違えにより、棚倉五万石藩主の座を双子の弟・本多忠幸(ほんだ・ただゆき)へと譲るが、己の信念に従って自由奔放に生きていた。そんな寝太郎を慕う岡っ引き・角兵衛(かくべえ)から、川に上がった死体の検分を頼まれて……!?
僧侶から戦国大名に成り上がり、下剋上の戦国を体現した「蝮の道三」こと斉藤道三の生涯を、『サラリーマン金太郎』の本宮ひろ志が熱く描く!法蓮房という名で僧としての一生を送るはずだった道三は、己の熱き魂が寺の中だけで留めることができないと知り、出奔する。時は戦国、群雄ひしめくなか、道三は頭角を現すことができるのか?
舞台は幕末で主人公の安馬の十蔵は以外の志士や渡世人などはいろんなところで見たことあるが安馬の十蔵は実在するのかが特に気になるところではある。 最終巻に短期集中連載され位単行本未収録だった「悪党」が掲載されているがよく理解できない状態で終わってしまった。