おまわりさんに憧れて上京し、見習として採用された二人の若者、「番長」と「助手」の職場兼住居の交番は、何と電話ボックスを改造したポリボックス。見習のため制服ももらえず二人に支給されたのは帽子だけ。はみ出し警官たちが巻き起こす抱腹絶倒のドタバタコメディー。
プロレスギャグ漫画の傑作!悪役だけど、ドジで憎めないブッチャーならぬボッチャー。目立つためには努力を惜しまず、美人のマネージャーや熱烈ボッチャーファンの京子ちゃんも絡み、リングの内外で大暴れ!
ある日、フラリとお笑い芸人の事務所を訪ねて来た老人。彼はサイパンで演会をやるので若手芸人を貸してくれと言い出した。この謎の老人は何者なのか、そしてその真意は…?現代と戦争をつなぐキーワード、歴史の教科書で習う戦争とは違う、一人の兵士の目から見た真実のサイパンの姿を描き出す。eBOOKでしか読めない、フルカラー描き下ろし作品!
<著者紹介>57年、若木書房より『爆発5分前』でデビュー。その後曙出版で『生きていた幽霊』『死の空中戦』『人魚岬の待伏せ』『肉弾鬼部隊』『海戦!死の記録』『空中決戦記』『幽霊戦線』『戦艦大和の最後』『海底人間魚雷』『潜航三千キロ』『空母撃沈作戦』等と当時人気のあった戦記マンガの単行本を多数描くが、他に『くもの巣城』『神変魔剣』といった時代マンガも描いている。A5版貸本マンガでも青春もの野球ものなどと「現代忍者シリーズ」なども描く。67年フジオプロ創立と共にマネージ&アイディアブレーンとして参加し古谷三敏・高井研一郎らと『おそ松くん』『天才バカボン』の制作。70年代には「COM」ではじめた盗作シリーズ『バカ式』などを中心に多数のマンガ・パロディを描いた。『ニャロメの数学教室』などのプロデュースも多数ある。
<著者紹介>57年、若木書房より『爆発5分前』でデビュー。その後曙出版で『生きていた幽霊』『死の空中戦』『人魚岬の待伏せ』『肉弾鬼部隊』『海戦!死の記録』『空中決戦記』『幽霊戦線』『戦艦大和の最後』『海底人間魚雷』『潜航三千キロ』『空母撃沈作戦』等と当時人気のあった戦記マンガの単行本を多数描くが、他に『くもの巣城』『神変魔剣』といった時代マンガも描いている。A5版貸本マンガでも青春もの野球ものなどと「現代忍者シリーズ」なども描く。67年フジオプロ創立と共にマネージ&アイディアブレーンとして参加し古谷三敏・高井研一郎らと『おそ松くん』『天才バカボン』の制作。70年代には「COM」ではじめた盗作シリーズ『バカ式』などを中心に多数のマンガ・パロディを描いた。『ニャロメの数学教室』などのプロデュースも多数ある。
昭和19年、ラバウル基地へ食糧や物質を届けるための輸送船団は海底のもずくと消え去った。もはや飛行機もなく物資も乏しいラバウル基地で、虎田はあきらめずに頑張っていた。ある日虎田が撃ち落した飛行機のパイロットを助けることになってしまい…中沢啓治、幻の単行本未収録原稿が登場!!
父親が訪ねてくるということで大慌ての春助。硬派で男らしいことを何より大切にする父親にエルのことがバレたら大変だ!あたふたする春助を尻目にエルが考えついた妙案とは!?
わしは早乙女田吾作。城南中学校一年B組に転校してきたけん。じゃけん、転校早々番長に目つけられたばい。こうなったらわしの得意な「アレ」で勝負しちゃるばい!かかってきんしゃい!
高名な考古学者にして冒険家、杵築太平洋を祖父に持つレイは、祖父と同じ道を選んだ。双子の姉妹、舞と真魅と共に、祖父の足跡を追って世界中の遺跡に挑む!岡崎武士の描く傑作冒険活劇!
高校生・六助の家にある日居候することになったキリコはかわいい女の子。しかしそれまでずっと山奥で祖父と暮らしていた彼女は、なんと祖父以外の人間を見るのが初めてだった!六助と一緒の高校へ通うことになったキリコだが、早速様々なトラブルが待ち受けて…。いしかわじゅんの贈る、ギャグ満載の学園コメディ!
巨人軍の波原豪は非凡な才能を持ちながらも、病魔にむしばまれ極度のスランプに陥っていた。休養を兼ね、妹・民江が嫁いだ会津若松のバット工場を訪れた波原は、妹の夫でバット職人の南城丈太郎に新しいバットの作成を依頼する。後日、出来上がったバットを届けに民江は息子・隼人を抱いて上京するも、波原はすでに死の床にいた。病院へと向かった民江だったが、その途中で交通事故に遭いかえらぬ人となってしまう。幸いにも隼人の命は助かった。…3年後、バット職人として天下をとるために丈太郎は隼人を連れて上京する。
昭和16年12月8日、日本軍のハワイ真珠湾奇襲攻撃によって太平洋戦争の火蓋が切って落とされた。連合艦隊司令長官・山本五十六は、祖国防衛のため真珠湾奇襲攻撃に続く第二の秘策として、海軍にも属せず、尚且つ民間でもない航空隊をつくろうとしていた。それは、かつて日本海軍の大艦巨砲主義の軍部に反対し追放された六名の軍関係者の子供たちから成る、通称“子ムジナ隊”だった!
昇龍高校野球部の舟木哲はプロ注目の打者。その弟で中学生の豪もその才能を見込まれ、昇龍高に入学。一方、東京の名門校・星城高校へと越境入学していたプロ注目の投手・大岩研一郎が、昇龍高に転入してくる。これで昇龍高の甲子園出場は安泰かと思われた矢先……
城西学園高校1年の力丸菊は、毎朝コインロッカーに入れた学生服に着替えて登校する。その不可解な行動に警官も不審に思っているが、学校ではクラスの副委員長を務める優等生だった。そんなある日、城西学園に大阪弁の転校生・花巻浅太郎がやってきた。浅太郎はクラスメートの長島涼子に一目惚れするが、涼子は学費が払えず学校をやめざるをえない境遇にあった…。青春とは何だ!?石井いさみが問いかける青春怨歌!!
大文字家の三男として生まれた虎男は、小学生のころからすでに、ガンコ親父の風格を持った子供だった。虎男はすくすくと成長し、彼の正義感と熱い生き様は、様々な伝説を生む。そして、そんな彼を人々は“豪快さん”と呼んだ――。ただただ豪快に生きる男の姿を描いた「豪快さん物語」、豪快さん流カツ丼の食し方「嵐のカツ丼」他、誰もが感じたことのある日常の笑い満載、泉昌之傑作短編集!
相撲部屋の孫として生まれたオトこと大和男は、力士になるために生まれてきた宿命の子。祖父で親方の雷電為五郎が亡くなり、部屋の跡取り問題が浮上。後援会の十文字会長が部屋の看板力士・雷乃海に部屋を継がせようと画策する中、祖母であるおかみさんは孫のオトに継がせようと決意するのだが…。
火事の中、母親の死と引きかえに生まれた嵐大吾。母のかたみの王将を握りながら育ち、将棋では負け知らず。しかし、中学に進学した大吾は、ある日出会った酔っ払いの男に初めての敗北を喫する。この将棋界の鬼才・鬼頭八段との出会いで大吾はさらに将棋にのめりこんでいく。
青春の光と影をジェラルミンのマシンに託して生きる若者たち。ライダーたちは死と背中合わせの夢を追い求めてやまないのだ……。高まるエンジン音と青春の鼓動とが哀歌を奏でる――!「750ロック」「750ライダー」など全5編を収録した石井いさみの傑作短編集。
1979年吉祥寺――僕は美術専門学校に通う傍ら、マンガ家・黄檗甚鑑先生の元でアシスタントのアルバイトをしていた…。そこで先生から聞いた、破天荒な妄想の数々!!鬼ヶ島に登場した巨大な門!そこにかかる表札は「都」!?そして出てきた怪物の名前は…「都コング」だ――!!
5年1組の担任、石神井先生はとてもキチョーメン!人一倍だらしのないのが耐えられず、最後に勝つのはキチョーメンな人間だと信じている。頭にチョークいっぱいの黒板消しを載せられても、ロマンスグレーだと言いながら、授業を進める先生はみんなの人気者!?そんな石神井先生は今日も奮闘!オヤジ色満載の個性派ギャグコメディ!
鉄格子のはまった空を眺めることが唯一の安息であるアウトサイダーたち……。その名も高きF県特別少年院。この息の詰まりそうな出口のない世界で生きる若者たちがいた。償うのは確かに自らが犯した罪ではあるが、あまりにも大きな不安や恐ろしいもの、絶望感と彼らは闘っていたのだ。ギリギリの『生』を生きる彼らは時に、死の影すらさす厳しい孤独とも対峙しなければならなかった――!
夢野一郎と二郎は双子の兄弟。二人は母が経営する喫茶ドリームの地下室を秘密基地とし、空飛ぶ不死身の愛犬ブルと共に活躍するドリーム仮面。しかし、なぜ彼らは正義の味方を演じているのか!?その秘密はアフリカに隠されていた…。
雪……この白く染まった世界を、オレたち若者の青春の色にぬりつぶすんだ!バスケット・ボールに青春をかけた城南高校1年の早水嵐(はやみらん)は、まだ補欠ながら誰よりもバスケを愛する少年だ。だが先輩たちが隣の東海高校との試合に負け、かつてはバスケの名門だった城南高校はこれで9連敗となってしまった。次の宿敵・山王高校との試合に負ければ、バスケット部は解散しなければならない――!
男として生まれたからには、堂々と豪快に生きていきたいものだ…。年に一回ほど、発作的にマチズモを発症する私です。おそらく、プランクトン系男子として流されるままに生きている反動がそうさせるのでしょう。 しかし、豪快であるとは一体どういうことなのか。その答えは「豪快さん物語シリーズ 嵐のカツ丼」に全て書いてありました。ホントです。 豪快さんはとにかく豪快です。もう説明不要に豪快です。扉から「最近の新人類はなっとらん」と怒りを顕にするほどです。豪快さんが何に対して怒っているかというと、若者がハンバーガーを好む風潮に対して。「男の基本はドンブリ飯だ!!」とこれまた説明不要に断言すると、豪快さんは丼の中の丼、カツ丼を食べに歩き始めます。 「カツ丼だ!! カツ丼だ! ワシは喰う!カツ丼を!! たとえ誰が何んと言おうとも!」 そうです。このマンガは豪快さんがカツ丼を食べるという、ただそれだけのマンガなのです。しかし、豪快さんがカツ丼を食べるという行為は、消費するといういことを意味しておりません。カツと卵と玉ねぎの関係性を考えつつ、メシとカツが同じ配分でなくなっていくように計算して芸術的に食べていく。そのうちに自分とカツ丼の存在を見つめながら豪快さんは考えるのです。「ワシがいてカツがある。ワシがいて宇宙がある」 宇宙の真理を悟った豪快さんは全ての理屈を投げ捨て「ただ豪快に!! ただただ豪快に!! 俺はカツ丼を喰う!」。涙をながす豪快さんの一コマになんともいえない感動が胸に去来します。ただおっさんがカツ丼を喰うだけのマンガなのに。その感動を説明することはできません。豪快であること。それは説明不要であるということなのです。