えどのつたやさん
あらすじ
元祖プロデューサーここにあり! 数々の名作を世に送り出した敏腕プロデューサーにして、出版社社長かつ書店経営者の一流ビジネスマン! まさに時代の寵児である蔦屋重三郎の獅子奮迅の活躍譚! デキる男は吉原生まれの最強の人たらしだった…!? 江戸風俗も満載の痛快歴史4コマ!
あらすじ
フィールドワークが趣味の女の子・ひぐれ。興味のある場所を訪れては動画を撮影しています。ある日、暗きょたどりの途中で元気な女の子・すかいと出会って…?街に隠れた、ちょっと不思議な秘密をリサーチしちゃいます!
あらすじ
志摩風大夢、184cm。高身長と類まれな身体能力を持ちつつも、田舎育ちで部活も未経験。そんな大夢がちっちゃくてかわいいバレー部マネージャー・小晴と出会い、やったこともなかったバレーボールに本気で打ち込んでいくことに!?
ぽんこつおじょうさまはあくまとちぎる
あらすじ
悪魔・デモニギスの契約により、連れ去られてしまったお嬢様・冷泉院蘭子。召使いとして蘭子をこき使おうと考えていたデモニギスだが、文字通り何不自由なく育てられた彼女は想像を絶するポンコツで、もはや逆に世話を焼く羽目に…。いい人オーラを隠し切れない悪魔と、純真無垢なお嬢様の日常コメディ。
蔦屋重三郎という人物は、 知っている人は知っている、というか、 もしかしたら謎の天才浮世絵師・写楽を 世に送り出した版元の経営者として 有名な人物かもしれません。 しかしただそれだけの人物ではなく、 今よりも娯楽が限られていた、というか 生活するだけで色々と大変で、という時代に 各種娯楽をプロデュースして世に送り出し、 それを生業として繁盛させており、なかなかの ヤリ手ビジネスマンだったと言えるでしょう。 そういうヤリ手、切れ者というと、マンガ的には 大人物でセンスがあってそれでいて金銭感覚がシビア、 という少しクールな完璧人間に描かれがちです。 しかし、この漫画の蔦屋重三郎は「蔦屋ちゃん」とでも 呼びたくなるようなカワイイキャラに描かれています。 他の登場人物(とくに歌麿)に振り回されますし。 作者の桐丸ゆい先生が江戸文化を愛する方らしく、 史実にそった範囲の中で、蔦屋、歌麿、写楽などの 喜怒哀楽に満ちた江戸生活が愛らしく描かれています。 吉原が舞台の話もあります。 なんせ吉原ですから光と影というか、陰鬱な部分も 実際には存在したでしょうけれど、 このマンガは良い意味で江戸文化の愛すべき部分を カワイイ絵で描いていて、明るく楽しめるマンガです。 ゴロゴロしてばかりで働かない歌麿や 吉原で女郎として働く女性たちなどを描きながら。 江戸文化の良い面を味わえるマンガだと思います。