数学教師・宮田秀行は、女子高生・御崎沙也が『四次元』を視る能力を持ち、「透視能力」や「念動力」を発揮するのを目撃した。宮田は四次元の謎を解き明かそうと御崎を誘う。だがその二人を邪魔するかのように裸の男が現れる。彼は瞬間移動の能力を持つ御崎と同じ能力者だった──。いまだかつてない四次元サイエンティフィック・ファンタジーここに出現!
離婚訴訟中の不良主婦・法恵と遊び人女子大生・優香子、同じ「女」でありながら住む世界の違う二人が、白昼のビル爆破現場に“偶然”居合わせた!!爆弾犯は「赤いドレスの男」と名乗る人物だが、その男は既にこの世からは消えてしまっていて……。次々と起こる爆破事件には、あるキーワードが隠されており……!?奇妙な“友情”で結ばれた二人が、事件の核心へと迫っていく!!全1巻。
もし“死”が見えたら――あなたはどうしますか?心霊看護師(スピリチュアル・ナース)卯月麗香(うづき・れいか)の事件簿(カルテ)!――S医大病院・救急救命センター。さまざまな生と死が交差するこの“最前線”に、1人の風変わりな看護師がいた。強い霊感をもてあましつつ、この力を何とか人のために役立てたいともがく彼女は、さまざまな事件に巻き込まれて……。描き下ろし特別編「恋霊」「亡者」も収録!
箱をあけてくれたあなたにはひとつ“福”を差し上げましょう。ひとりぼっちになってしまった千晶が祖母の遺品の中から見つけた小さな木箱。「福助」と表書きされたその木箱を開けると、中には小さな男の子! 千晶に“福”をあげるたびに少しだけ歳をとる福助との、奇妙で温かい日々。しかし短くも幸せな生活は、福助の「力」が災いしはじめて……。連載開始とともに圧倒的支持を受けたファンタジック・ホラー第1巻!
ワインをこよなく愛する、紳士淑女の皆様へ──限りなき宇宙へのロマンが込められた雫。天才が惜しむことなく労力を尽くした宝石。欲望にまみれた悪党どもが閉じ込めた檻から唯一無二の珠玉のワインたちを我々“怪盗ルヴァン”が奪い返してみせましょう。今宵も痛快な笑い声とともに乾杯(サンテ)の言葉が響く!
小田切久子――夢はお金持ちの彼氏をゲットすること。それまでは自由気ままに遊んでいたい。そんな久子の前に突然現われたのは、理想とはかけ離れすぎのネズミ男!?記憶喪失のこの外国人男、ドラキュラの里・トランシルバニアから来たらしく何の根拠もなくネズミに変身してしまう!やっかいなネズミ男に懐かれて戸惑いを隠せない久子だが…。
一見、清楚な美人女子高生・神宮寺花音は、異様な性癖をもつ「獣」に愛情を注ぐことで「王子様」に変わると信じる特殊な恋愛観の持ち主だった!はたして花音は様々な変態たちとの出会いをへて、真実の愛に辿り着けるのか!?モーニングに掲載され大反響を呼んだ第64回ちばてつや賞・大賞受賞作『妄想少女』をはじめとする全7エピソードを完全収録。
人間の運命の9割は“魂”によって定められている。現世でその運命を全うした魂は来世へとつながれ成長を続ける。だが、なかには予定外に死亡し、運命どおりにいかずに砕け散ってしまう魂もある。それを防いで魂を適切に管理することが、桜井(さくらい)と天野(あまの)の仕事である。魂が消えゆく危機に瀕するとき、二人は現れる。――前川知大&片岡人生がおくる、“魂”とは何かを問う衝撃作!!
新進気鋭の作曲家・在原業(ありわらごう)と、世間をにぎわす新星プリマドンナ・小野マチコ――。二人が出会ったのは偶然ではなかった……!?千年も昔の“業(ごう)”が生み出した鬼・現羯磨(あらかつま)が、現世で二人を引き合わせる。悠久の時を越えた運命の向かう先にあるものとは……!?
「9.11」以降のアメリカの光と影――「Order-Made」の高梨みどりが現代アメリカを鋭く描く衝撃作!カメラマンを志してアメリカに渡った橘(たちばな)光の音信が途絶えたのは、「9.11」その日のことだった。それから2年。アメリカにたどり着いた恋人・舞子は、残された写真をたったひとつの道しるべに、日本にいるときには想像もつかなかった「アメリカの真実」に出会っていく……!
「ゴッド・オブ・ミステリー」こと島田荘司の御手洗潔シリーズ短編を漫画化!!【収録作品】『糸ノコとジグザグ』クリスマス・イヴの夜、リスナー参加型のラジオ番組に「詩を朗読する」という奇妙な電話があった。しかしそれは「自殺予告である」という指摘が……?/『傘を折る女』ラジオ番組で、「雨が降っているのに傘を車に轢かせて折っている女性がいた」という不思議な電話が。それを聞き、御手洗は背後に存在する事件性を鮮やかに導き出す。
文系(というか文科系)なので物理とかの難しい話はわからんのですが、上手いこと嚙み砕いた上で「念力」や「透視」といった超能力を(少なくとも私にとっては)目新しい切り口で解説されており、またそれらを駆使してのバトルも緊張感があって面白かったです。 駆け足気味に4巻までで終わってしまったのが惜しい…