[選集1:国王誕生の巻]破壊的天才少年・パタリロが、日本国中に投下する爆笑悩殺弾!少女まんが史上空前の長寿ギャグ傑作を、テーマ別にセレクション。
――自分の居場所がなくて家出したボク達は港を探してさまよっている船のよう――。いつのまにか寄り添い、旅をするようになった個性の全く違う4人の仲間、グレアム、アンジー、マックス、サーニン。親に見捨てられた子供達の早すぎる孤独は、彼らをこの世のはみだしっ子にしていた。傷ついた過去を癒してくれる誰かがきっとどこかにいるはず!愛を探すそれぞれの心が今、血の絆を超え固く結ばれる…。他界した不世出の作家、三原順の最高傑作!
心に傷を持つ札付きのスケバンである麻宮サキ(あさみやさき)を、警視庁の暗闇警視が、サキの実父を殺し死刑判決を受けた母の執行停止を条件に学生刑事にスカウト。サキは私立探偵の神恭一郎(じん きょういちろう)達と共に学園・学校という警察の入り込みにくい組織に次々と起こる事件に挑む。
塩崎家の三女カナの頭の中は、いつもお菓子のことばかり。ある日、素晴らしいフランス菓子を作る青年に出会い…!?甘くておいしい感動の物語!
留学生ソラヤがパリで青春の傷口をいたわりあった東欧の人、ジェルジに寄せる限りないノスタルジアを描く表題作「無言歌」をはじめ、「大江山花伝」「金銀折鶴」「ご意見無用の物語」など、ロマンの狩人木原敏江ならではの珠玉の5編を集めた傑作集です。
まこと、17歳、たっぷりと夏休みを楽しもうと、おじいちゃんのお寺にやってきたが、なぜか男の子に間違えられ、乙女チックにきめるはずの夏がスポ根の夏になってしまった!? でも、秋風がふくころに恋が実ったりして――「お出合いあそばせ」の他2編を収録しました。
美形、百合太郎の遭遇する数奇な恋と冒険の物語は、日本、ペルシアをまたにかけ、王子、王妃、超能力者、盗賊、衆道、ハレム、暗殺等々、自由奔放な創造力が織りなすフィクションの醍醐味を満喫させてくれる。これぞコメディ!と呼ぶにふさわしい木原敏江の長編傑作です。
うまれもかおも/せたけもしゅみも/みんなべつべつせなかにしょって/いい子いい子みんないい子/すべってころんでおとなにおなり/古き良き時代、日本初の男女共学クラスに芽ばえたラヴ・ストォリィ「あーら わが殿!」。ドジさまの〈もうひとつの「摩利と新吾」〉です。
表題作「白い森」の他2本の中編で構成した木原敏江傑作集です。「白い森」は花とゆめ昭和50年8号に、ゴシックシリーズのひとつとして掲載された作品。「虹の歌」は週刊セブンティーン。「花ざかりのロマンス」は週刊マーガレットに掲載された作品です。
幸せとはなんだろう、愛とはなんだろう、と問いかけながら、木原まんがは限りないロマンを求めて狩人の旅を続ける。その獲物を盛ったロマンの饗宴に参加するのはこの本を手にしたあなたの自由です。表題作の他「落葉だらけのロマンス」「ラストタンゴ」など4編を収録。
美しい人の子に生まれたために、複雑な家庭に生まれたために、虹比古、彩比古の双子が辿る奇しき運命!人の目には見えぬ糸に操られて舞うか秀目の美形、妖しの絵のような別世界にひろがる愛と憎しみの華麗なロマン「愛しき言つくしてよ」の他、傑作中編「アモール」を収録。
初めて読んだ魔夜峰央作品。想像してたより全く癖がないうえに、「昔の作品だからそういうとこあるよね…」という忖度を全く必要としない、リアルガチで今読んでも本当に面白い漫画ですごい。 パタリロがボケを重ねまくりそれにバンコランが律儀に突っ込むという軽妙なテンポが最高に心地いい……!しかもそのボケが超シンプルでくだらないとこがまた緩くて好き。 地味にびっくりしたのがロンドンからストーリーが始まるところ。そんなお洒落でグローバルな場所で物語が繰り広げられていたとは知らなかった。 あとソッコーで人死にが出るとこ。ループ日常系ギャグかと思ったらそうじゃないのか……。 そしてなにより、美少年殺し・バンコランとその周りの美少年たちの絡みという、本来強烈なボケに当たる部分に一切突っ込みが入らずスルーされてるところが、逆にメチャクチャ今っぽいな〜と思った。他人の性的指向にあえて触れる必要もないしそこをわざわざ弄る必要もないという意味でも、「ボケに突っ込まずボケを重ねていく」という笑いのスタイル的な意味でも今っぽくてスルスル読める。 ほんと読めば読むほど、パタリロ陛下の可愛らしいご尊顔としょーもないボケが癖になるしメッチャ癒される!名作です。 (▽1巻より。陛下のプレシャスなボケ)