生きものマンガの感想・レビュー876件<<12345>>「銀の匙」の原体験的な作品百姓貴族 荒川弘六文銭『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。まっすぐなタイトルの新連載いきものがすきだから カレー沢薫名無し「きみにかわれるまえに」と基本的なテーマは同じ新シリーズというかんじでしょうか。 ここ1年、在宅時間が増えたことでペットを飼い始める人が急増したものの、実際飼ってみると思ったほどラクじゃなかったなどというような理由で保健所に連れてこられるペットも増えているという事実があるんだと思います。 佐山さん「犬を捨てる奴はリアル犬死にする会」で頑張れ!魔界で言語学の現地調査ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ 瀬野反人starstarstarstarstar_borderゆゆゆ世界の何処かで教授の変わりに現地調査の話?と思ったら、突然出てきた魔界。 ファンタジー!! けれど中身は民族学のような、言語学。 言葉にはその人たちの歴史や文化、考え方が詰まっているから、民族学みたいになるのかな。 共通点から言語を解読していくのだろうけど、最初の取っ掛かりは大変だっただろうな。 なんせ言葉を発する器官から違う。 主人公がいろいろ推測しているのを見て、言語学オリンピックの問題を思い出した。 言語学オリンピックのお試し問題だと、パズルのように正解を導くけど、主人公たちの行っていることはパズルのピースを探すところからスタートになるので、なかなか大変そうだ。 ちなみに近頃、世代が下に離れすぎた人たちが使う言語を理解しにくくなってきたので、見習って理解するようにしたい。 一桁台前半はまだ大丈夫だけど、後半以降はおしゃまさも増していて難しい。「あかねさす柘榴の都」感想あかねさす柘榴の都 福浪優子ニーナスペインが舞台と知り、興味津々で読んでみた。…おかげで今、めちゃくちゃ旅行に行きたくってしょうがない(笑) 母を亡くしたばかりの14才の少年ナツキ。見知らぬ叔母と暮らす為に、ひとりスペインへとやって来た。無愛想なアルバとの暮らしに、最初は戸惑うことも多かったナツキだが、少しずつ互いを知り絆を深めていく様子が丁寧に描かれていて良かった。また、個性豊かな周囲の人達が、そんなふたりを温かく見守ってくれているのも微笑ましい。 それにしても、作中の食べ物がどれも美味しそうで、深夜に読んでお腹がすいてしまった。 …先日トゥロンを見つけて思わず購入した。激ウマだった(笑) 実力行使で駆除できない理由 : かわいいから。ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット メカルーツ ホークマンstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ人が猫になるホラーのはずが、猫かわいいがあふれている。 猫化と襲い来る猫たちに戸惑い逃げつつ、劇中の人たちも猫かわいいと思わず目を奪われ、写真を撮ろうとしてしまう。 さらに、国からの救助隊が猫対策として、ペットボトルとかトゲトゲのシートとか、絶妙に効果がないやつを出してくる。 内部に猫派スパイがいるだろうと疑うレベル。 そして当然のごとく、対策は効かず、人びとは猫になっていく。 もう抵抗せずに、猫になったほうがいいんじゃないか。 読んでいてものすごく、そう思ってしまった。 ゾンビだとそんなこと思わないのに。 やっぱり猫だし、作中では、嫌悪されてないし、大事にされてるし。ゾンビと猫の違いを見せつけられた気分。 なにを言っているかわからないかもしれないですが、そんな猫化パンデミックのお話です。 ちなみに、猫と猫対応に意識を奪われすぎて、私はヒロインどころか主人公の名前も覚えきれていません。ジュンク堂書店池袋本店にデカい壁面ポップがヤニねこ にゃんにゃんファクトリーstarstarstarstarstar_borderさいろく次にくるマンガ大賞2023、1位!? すごいなヤニねこ! と思ったらちっちゃく2が挟まってました、12位です。 全てがゆるい。 そしてコンプラ的にはR16+ぐらいでいいと思う。 下品である。でもこれが面白いよねっていう歳の人向けである。 読みもしない叩くだけの人に潰されたりしないといいなぁ。。。と心配してしまうぐらい。凄い謎生物 ぜひ読んで!クジマ歌えば家ほろろ 紺野アキラstarstarstarstarstar_borderママ子越冬のためロシアから来たと言っていたけど、嘴はあるけど足も手も鳥ではない形態。何に分類されるのだろう。 優しいアラタとくじまの遠慮なくて図々しい感じがいい。すこし病み気味に兄に好き。 くじまのお陰?で家族の会話も増え、にぎやかな生活を送る。 春になったら帰ってしまうのかな、それはさみしいよね。 じわじわと クックックと笑ってしまう、怖いのに面白い癖になる作品。 はちゅラブコメ秘密のレプタイルズ 鯨川リョウstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ爬虫類にラブを捧げるコメディマンガです ひたすら爬虫類の生態や飼い方を全ての話で語りまくってる内容でマジで尖ってるのが面白い 鯨川先生らしいキャラクターも良いので、各キャラの物語やラブコメ要素も間に入ってるのが楽しめる でもそれは2割も無いぐらいで、ほぼ全てガチの爬虫類の内容 作者の本当に好きな熱意が伝わる良い作品だが、個人的にはどっちかというとマンガというより図鑑かなぁ...笑すげー面白いんですけど、豚レバー豚のレバーは加熱しろ 遠坂あさぎ みなみ 逆井卓馬starstarstarstarstar_border宮っしぃ転生したら豚で美少女と戯れてく話かと思ったら、結構ガチの世界観とストーリー展開で結構衝撃的でした 原作1巻分がすごく漫画で丁寧に描かれてて、世界の核心や背景も漫画だと気になりすぎて原作読もうかと思うぐらいは楽しめた タイトルの通り加熱しない豚レバー食って異世界転生したって始まりなので、タイトルは出だしで回収してちゃいます 転生後の展開はマジで作り込まれてるので、これは久しぶりに大当たり異世界もの キャラも可愛いので、キャラ萌えもかなりできますよ、ジェスちゃんマジで可愛い、豚って呼んでくれるなんてご褒美ですやん銀牙伝説ノア 次号、最終回!!銀牙伝説ノア 高橋よしひろ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 なんでも質問&感想スレ 荒らしNG銀牙伝説赤目 高橋よしひろバショー※ネタバレを含むクチコミです。大好きな作品の1つですフルーツバスケット 高屋奈月starstarstarstarstarこめつぶ少女漫画という括りにあり、きちんと恋愛などもありながら、それだけでなく色々な事を考えさせられ、気付かされ、とても感動し、何度読み返しても涙が出ます。 人の思いを暖かく、時に激しく描いた素晴らしい作品だと思います。命を見届ける覚悟が必要猫には猫の猫ごはん。 単行本版 御木ミギリstarstarstarstarstar_borderママ子毒入りフードを食べてから市販品が食べらてない子猫。 自分のことには無頓着でも死にかけているこの子の為ならと自炊もしないのに手作りの食事を作って、ワクチンやお風呂、部屋の環境づくり・・・ 保護猫と取り巻く環境が押しつけがましくなく、自然にわかるストーリー展開。 野良猫に対していい印象がない方もいらっしゃるかもしれませんが、私もの子を拾って育てたことがあったので一喜一憂している主人公に共感でした。 お仕事マンガのお手本のような素晴らしい漫画へんなものみっけ! 早良朋starstarstarstarstarさいろくお仕事マンガ、昨今は色々な構成でいろんな職業が紹介されていて刺さる人には刺さるみたいなマニアックさが売りだったり、詳細説明して興味を持たせよう業界の門戸を広げようみたいなものもあったり様々。 ただ、私はそういった中でもやはり"漫画的な構成・物語・キャラクター"がいかに光っているかが気になる。漫画として読んでいて感動させてほしい。 そんな欲望を叶えてくれるお仕事マンガの1つが本作。 ベタな話だったとしてもスピリッツらしい泣かせ方をしてくるあたりが本当にニクい。 キャラも多く、かの『動物のお医者さん』よろしく、本当にここ行ってみたいなぁ、実在してほしいなぁ、と思わされる博物館。こんな研究者達が世の中いっぱいいるんだ、ナショジオのアレって本当なんだ、って思わされる。 この歳になっても夢を拡げてくれるこういうマンガ、好きだわー農家の苦労がよく分かる!百姓貴族 荒川弘starstarstarstarstar_borderこめつぶ家族の関係の良さが目につく漫画です。 タイトル通り生粋のお百姓さんの話。 北海道の酪農、農業なんて想像もつかないので読んでへぇーとなるトリビア的なのがすごく面白い。 作者さんの表現力の高さが際立っていて、農業がさっぱりわからない人でも楽しめる事間違い無し!! 農業の大変さが深刻になりすぎる事なく読めるので面白くもあり勉強にもなる。ここまでの展開と疑問点不満点などを話しましょう銀牙伝説ノア 高橋よしひろ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 皆が主人公で心温まった。ネコろび八起き 丘上あいstarstarstarstarstarPom ネコちゃんのニボシも、もちろん癒しで可愛いのですが、茜と優生の友人もタバコ屋のご夫婦に孫に言い切れない程皆んな素敵で、特に私は母と子系に弱いので、、嶋田君と母親の絆に涙しましたね。 ニボシもつかず離れずで良い役割担ってて良かったなぁ〜 2巻でギュッとしてるけどニボシがかなり良いスパイスになっていた様に思う。読み応えたっぷりありました。 読んでいて楽しかったです。一家に一匹ほしいデキる猫は今日も憂鬱 山田ヒツジstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶこれは諭吉が主人公なのか、はたまたOLさんが主人公なのか?って思うくらい、諭吉がすごい! 言葉を発しないのに諭吉の表情が豊かで何を考えてるか分かるので凄いです。 最初、猫デカッって思ったけど、家事スキル半端ない!諭吉のお弁当、美味しそう。サクちゃんが羨ましい。 そして、外で暮らしている猫も諭吉のように優しい人と出会って幸せになって欲しいなという気持ちにもさせてくれる。 可愛さとせつなさと両方入り混じった何とも言えない味わいが残ります。最後、自分の面倒が見れないものは死、という猫さんの掟に刺されました。こういう人を優しい気持ちにさせてくれる作品はとても貴重だと思います。動物の言葉を通訳してくれるコッペくん♫コッペくんとしんぱいいぬ やじまけんじぺそなんだかみたことある絵だなあと思ったら猫のおふくちゃんと同じ方でした✨動物と人間の通訳をしてくれるコッペくんのおかげで、動物たちがどんなこと考えているのかわかってほっこりします♫地味に3話の「(カフェ山奥という名前を見て)店の位置情報を店名にしちゃうのすごい」というコッペくんのコメントに笑っちゃいました。突っ込みが冴えてる〜!😂 龍虎と〇ョ〇〇〇の稀代のマリアージュ!!虎は龍をまだ喰べない。 一七八ハチ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。くさっても猫なのでの感想 #推しを3行で推すくさっても猫なので 関口かんこstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ヤングマガジンでの連載中にずっと楽しみに読んでいたが途中からWebになって読んでいなかったが今回まとめて読んだが最高だった。陸郎のツッコミとずれもどんどん面白くなるしどんな最終回になるかと思ったら予想以上の展開だった。ヤングマガジンで連載中に読んでいた人にぜひ読んでほしい ・特に好きなところは? 詐欺などをしようとするコンビの回だな。改めて読んでみると数回出ていた。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ここ最近で読んで面白かった良いギャグマンガを教えてと言われてたら「くさっても猫なので」というね 豚レバーは加熱します豚のレバーは加熱しろ 遠坂あさぎ みなみ 逆井卓馬starstarstarstarstar_border野愛転生ものはあまり得意じゃないですが、タイトルに釣られました。 豚の生レバーを食べて死んだヒョロガリのオタクが豚に転生し、心が読める少女・ジェスと共に旅に出るお話です。 豚さんじゃなくて豚野郎もしくは萌え豚と罵りたくなるほどジェスに対してセクハラ発言(発言はしておらず思ってるだけだから仕方ないんだけど)がひどいですが、豚さんの可愛らしい見た目でだいぶ緩和されています。 もちろん萌え豚野郎な一面だけではなく、ジェスのために体を張ったりオタクの頭脳を駆使したり、豚さんにもかっこいいところはたくさんあります!読み進めていくとちゃんと好感度上がります! タイトルで出オチかと思いきや、コミカルとシリアスのバランスが丁度いい魅力的な作品でした。これはどんどん読んでしまうやつです。 こむぎびよりのコッペパン1話の感想こむぎびよりのコッペパン 魚田南名無し※ネタバレを含むクチコミです。ねこと優しさの町ねことじいちゃん ねこまき(ミューズワーク)starstarstarstarstar野愛ねことおじいさんとおばあさんだらけの町。郵便屋さんがのんびり配達して、おじいさんがのんびりお散歩して、ねこはどっしり構えている。 柔らかい色合いと優しげなおじいさんの表情にもっちりした猫。どこを見ても癒される。 何が起こるでもない、ゆっくりした日常。ねこと一緒にお散歩するおじいさんも、ねこは嫌いと言いながらお刺身をくれてやるおじいさんもみんな優しくてみんなのんびり。 こんな町で暮らしたいし、こんな生活をおくりたい。 急いだりはしゃいだり泣いたりするのに疲れたら読みたくなる作品です。<<12345>>
『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。