生きものマンガの感想・レビュー853件<<12345>>犬を飼っているし愛しているからこそいきものがすきだから カレー沢薫starstarstarstarstarさいろく私は老犬を飼っていて、もう永くないというのを聞かされて早2年ぐらい。まだまだ長生きしてほしい。 でも現実を見つめると結構色々ネガティブというか暗い思考に囚われて、無償の愛を提供し続けてくれる愛犬を抱きしめながら枯れるまで涙が出る時がある。 そんな愛犬家だからこそ、というと語弊があるかもしれないけど 保護団体ってどういうシステムなんだろう、とか 世の中は実際どういう実態なんだろう、とか そういうのはぶっちゃけとても気になる。 でもニュースでペットショップ問題とか暗い話題が出るとシャットアウトしてしまう。わかってるつもりだからこれ以上知りたくないと考えてしまう。 本作はそういうシステムというか、どちらかというと「なんでやってるのか」とかそういう人間のエゴみたいなところにも焦点が当てられていて、カレー沢薫先生はきっと生き物が超好きなんだろう、葛藤があってなんとかしたいんだろう、でも解決できないというのも理解しているんだな、というのを感じられる気がする。 とても深いツラい話もあり、人間のエゴというか業というかもあり。 でも犬猫かわいいよねっていうそこに帰って来る。 こんな絵でギャグテイストなのに泣かされるとは思わなかったなぁ。 2巻読むの怖いけど買ったので今から読む。トラさんと狼シリーズ。同じ世界線のシリーズもの。トラさんと狼さんシリーズ 春野アヒルstarstarstarstar_borderstar_borderるる「トラさんと狼さん」 可愛い作品! トラ猫だった頃のトラがめちゃくちゃ可愛い😍 2人の寿命差が気になる。 トラが一夫多妻、でもトラは狼に一途なのがとても良いし、兄もそうなると予想w 「トラ兄さんとワンコさん」 引き続きトラ兄さんとクマ(ワンコ)の話。 クマにとって主従関係から夫夫に変化。 あれ、でもトラ兄さんハーレム持ってるけどどうなるの? 「続 トラさんと狼さん」 トラの寿命が気になり始めた。 自分の後継者的に甥のコドリと接触し出したトラにウルッとした。トラ父の長寿の原因は分かるのかな。 「終 トラさんと狼さん」 トラ父は人間の暮らしで長生きしているってこと? そこがよく分からなかったけど、最後の最後、アレは約束通り狼がトラを迎えにきたってことなの? 一気にダーッと涙腺崩壊した😭 「大冒険」 可愛かったトラ猫(偽w)が大好きだったから、成長前の出来事が読めるんだ😊って油断してたら途中で大号泣になりました。 クマとトラ兄のお別れ(短期w)にも泣いたけどこれはちょっとトラ兄ー😂って噴き出してしまった。(不謹慎w) そしてトラ兄のモノローグで狼の最期を知ってトラのこと想像すると号泣。 天国での2組の再会、とても良かった。 「スカーフとキツネ」 スカーフがオトコマエ🥰 天敵だけどカフカも落ちた。 あとはトラと狼がちょこちょこ登場。 「ちびトラさんの日常」 シリーズ最後にまたちびトラ登場🥰 狼の初恋、森の天使がまさかのトラ兄😆 これが最後なのはちょっと締まらない気がするけど、 そのままタイトル「日常」の回収かな。「いぬ」という神秘的な愛の顕現 #1巻応援うちのむっくはいつも楽しそう じゅん兎来栄寿ポメラニアン飼いとしては、読まずにいられませんでした。 『こんにちは、いぬです』のじゅんさんが描く、実際にじゅんさんと一緒に暮らしている若いポメラニアンのむっくくんとの生活の様子を描いたフルカラーエッセイ4コマです。 ゾウボールに夢中だったり、「〜する人」という言葉に敏感に反応したり、ドッグランでみなに挨拶して全速力で駆け出したり、前からくる人の買い物袋やキャリーケースをいぬだと思ったり、さまざまなむっくくんの仕草がとてもかわいく和みます。幕間で、時折実写のむっくくんの写真も掲載されておりただただかわいいです。 我が家のポメはポメにあるまじき大人しさでおもちゃ類にもまったく興味を示さないし、食に対してもそこまで執着がないので同じ犬種であっても全然違うなと思うところも多いです。 けど、それでもやはり同じポメラニアン。 ・人間の間に挟まろうとしてくる ・まるいふわふわベッドを与えてもはみ出す ・舌をしまい忘れる ・喜びが限界突破して高速回転しCDになってしまう ・食べ物を少し離れた場所に持って行って食べる ・時々日本語を理解している ・玄関の「ピンポーン」には反応する ・うれしいと耳がなくなる(アザラシ化) などなど、「あるある!」と深く頷いてしまうところが盛りだくさんです。 飼ってない人には伝わらないと思うんですけれど、本当にポップコーンやパンの匂いがするんですよね。肉球の汗腺から出るにおいのようなんですけど、外見も声もかわいいのに匂いまでかわいいってどういうこと? といぬかわいすぎ宇宙にいざなわれます。 「ポメラニアンには″猿期″がある」 というのも、犬が好きな人でないとなかなか知らないことですよね。他の犬種でもこういうことはあると思うので、無限に読みたいし知りたいです。 「ニトウシンフワフワザウルス」などの豊かな語彙力とかわいい絵柄でとても楽しませてくれますが、92ページからの ″「いぬ」それは神秘に満ちた存在 「愛」そのもの″ というフレーズから始まる、いぬという存在そのものを褒め称える件は真理に他なりません。 番外編にじのはしは、いぬはもとより他の動物と暮らしている人や暮らした経験がある人は涙なしには読めないでしょう。 いぬ、いてくれてありがとう。 ときどき大変なこともあるけれど、今のこの穏やかな一分一秒を大事に大切に一緒に生きていきたいです。環方先生の猫かわいい漫画ねこ、はじめました 環方このみstarstarstarstarstarNano小学生時代ちゃおっ子で環方このみ先生の「干支☆えとせとら」「いっしょにかえろ。」を夢中になって読んでました!懐かしい!当時から絵が可愛くて綺麗で、大人になった今でも思い出深い作家さんです。 そんな環方先生がいまめっちゃねこ可愛い漫画を描いている!!事故に遭った男子高校生が猫になって女子高生に飼われる話、という誰にでもとっつきやすいストーリーでかつめっちゃ面白い!男子高校生の自我をもった猫ニャオの心の声と可愛いけどちょっと変わった女子高生チカちゃんのやりとりがすごくいい。 そして前から思ってたことだけど環方先生の動物の描写がめちゃくちゃ好きです!リアルだし愛くるしいし、絵柄も可愛い!ニャオ(尚くん)は人間に戻れる日がくるのか、みたいなシリアスもいい感じに入ってて続きが気になる!厳選!読んでほしいこのマンガ虐殺ハッピーエンド著者:宮月新向浦宏和完結全8巻作品情報はこちら猫と竜と人間とやたら強い熊がいる世界の日常猫と竜 佐々木泉 アマラ 大熊まいstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ猫、猫、猫! 猫がいっぱい。 しかもしっぽで魔法を使う。 ケットシーというらしい。 なにかが始まるような、始まらないような。 毎日のちょっとしたことで、未来は変わっていく感じ。 魔王を倒しに向かう勇者たちではなく、そういう世界に住む竜と猫の話。 ファンタジー世界の日常系というんだろうか。 登場する人たち、みんな猫ラブなかんじがする。ネズミだと気づいてしまったら僕の心がチューと鳴く 胃下舌ミィstarstarstarstarstar野愛※ネタバレを含むクチコミです。ゾウVS人間ヴァラナシの牙 山松ゆうきち 沢本英二郎starstarstarstarstarかしこスキマでも無料公開されてるので気軽に読めます。ちなみに全5話です。 ゾウと人間の戦いの話。ゾウの圧倒的な巨体に対して人間は毒矢を用いるのですが、私も人間ですけどやり方が卑怯ですよね…。群れの中でも偉大なゾウとして讃えられていたヴァラナシが殺されて、敵討ちをしようとする息子が「知恵のないゾウを作った神を恨めッ!!」と泣き叫ぶシーンには胸が痛くなります。 自分達の私利私欲の為に自然や動物を犠牲にするなんて、人間はなんて愚かなんだろう…。ラストは「象が再び人間と争うことはなくなり平和になった」とさらりと描かれていましたが、もし原作者の山松ゆうきちが作画も担当していたらもっとストレートな表現になっていただろうなと思いました。それはそれで読みたかったな。種を絶滅させている理由のほとんどは人間絶滅動物物語 今泉忠明 うすくらふみstarstarstarstarstarさいろく人間が原因、というのを人類というか文明が自覚して保護に乗り出した時期も含めてかなりの種類の動物が絶滅してきた。 本作は改めてそれを教えてくれるのだが、どれもかなり面白い。 もちろんいずれも決して笑えるという面白いではなくて、興味深い方。 そんな理由で…と失望してしまいそうな話も少なくない。人類の業の深さよ・・・ 絵のタッチが『すこしだけ生き返る』でおなじみ(おなじみになってほしい。応援してます。)の、うすくらふみ先生の初期の感じ。いい味を出している。 ちなみにこちら、シリアスな話ばかりのようで意外とコミカルに描かれてるのもあり、気軽に楽しむ絵本のような感覚の単行本でもある。 図鑑好きだった大人たちにはオススメです。急がなくてもよいことを急がなくてもよいことを ひうち棚starstarstarstarstar_border寸々じんわりと余韻の残る随筆集。「おてがみ」「ひとごと」「急がなくてもよいことを」「夏休み」「海」あたりがお気に入り。 漫画的表現と写実的表現とを行ったり来たりするような絵柄。犬好きによる、犬好きのための世界の終わりに柴犬と 石原雄starstarstarstarstar_borderゆゆゆ小難しいことを話すご主人様と、喋る柴犬はるさん。 犬種による特徴がよく現れた話もあったりと、犬が好きな方が描いているんだなあと、読んでいてほのぼのしてしまう。 ちなみに人は存在しない世紀末だけど、喋る犬と宇宙人と他の生き物(猫以外)はいる。 喋る犬と書いたが、作品に登場する動物はだいたいみんな喋っていて、ご主人様は宇宙人とも会話は問題なくできる。 世紀末だからかと思えば、その前からご主人さまはハルさんの言うことがわかっていて。 つまるところご主人様は、人類最後の1人であり、他の生き物の言語がわかる凄い能力を持つ人。 多数派の宇宙人からしたら、その能力が特殊かどうか確認しようがないし、そんな特技がなくても希少。 動物が喋る設定を考えるだけでも奥が深い。なんて中二病。すごく良い(褒めてます)。 ちなみに私は、動物に対する愛情が詰まっている漫画を見るたびに、『カワイスギクライシス』をふと思い出して、これは作中で争いが起きてしまう…と思うようになってしまった。 本作では人の世としては終わっているので、どちらがかわいい論争は起きそうにない。 人と人との争いが生まれない、平和な世紀末の物語でよかった。寝る前に読むのにちょうどいい感じが好き木曜日のフルット 石黒正数名無し寝る前に読むのにちょうどいい感じが好き フルットが可愛すぎるわれわれはみんな「お猫様の奴隷」 #1巻応援ザ・にゃんフィクション たなかふじもとstarstarstarstarstar_border兎来栄寿たなかふじもとさんが描く、実話ベースの猫マンガです。 大吉・中吉・小吉の3匹の猫と暮らす漫画家と、マネージャーの愉快な日常がコミカルに繰り広げられています三猫三様の性格や特色がしっかりと描かれますが、基本的にどの子も自由奔放なのは共通しています。 たなかふじもとさんは絵もスタイリッシュで読みやすい上に猫の所作や体勢がリアルでとても良いですが、文才を感じるセリフや文章もまた非常に味があり、特に猫をあやしながら悟りの境地に達するシーンが大好きです。 マネージャーはかわいい外見としっかりとした性格に反して、一生「◯◯」ネタを擦るのもまた好きです。 「誰だって◯◯に息を吹きかけられたら声出すでしょ!」 はあまりにその通り過ぎて笑いました。 漂白中のお風呂に侵入しようと次から次へとやってくる猫たちを、ちぎってはリリースちぎってはリリースしてタワーディフェンスのような状態になったときの 「こういうゲーム作ったら売れそう!!」 も的確すぎますし、幕間では実際の写真もたくさん出てくるのですが、PerfumeやEXILEなど似ているアーティストになぞらえたシリーズもとてもかわいく面白おかしくて笑みが溢れました。着眼点の良さを感じさせるネタが続出します。 3匹を飼うにいたった理由を描いたエピソードでは、とても共感を覚えました。私は犬飼いですが、コロコロの扱いが熟達していくのはよく解ります。 かわいくて面白くて癒やされる猫マンガが好きな方にお薦めです。猫のようなナニカに癒やされる猫のようなナニカ アヅミイノリstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ食べている音?吸い込んでいる音?がものすごいけど、もふっとされたら花粉すらも吸い込んでくれるだなんて、助けてくれた人に対する好意が強い。 敵意をあらわにする人間には、何を見せたんだろうか。それとも何を吸い込んで、あの状態にさせたんだろうか。 光ったり、冷えたり、目からビームを打ったり、多彩な動きをするナニカと、その奇行を新種の猫だからと受け入れる連矢くんは、とてもよい組み合わせだと思う。 猫のようななにかと小学生主人公の、ほのぼのとした暮らしぶりを楽しめる漫画。エロガキパンダささひと 花月仁starstarstar_borderstar_borderstar_borderカイ※ネタバレを含むクチコミです。手に入れることと手放すこと細村さんと猫のおつまみ 高田サンコstarstarstarstarstar_border野愛親に先立たれ借金を抱えた貧乏OLの細村さんが、迷い込んだ猫とささやかに暮らしていくお話。 ほのぼのしてそうなタイトルと題材の割に辛い描写も多く、猫ちゃんはもちろんだけど細村さんに幸せになってほしい!と思いながら読みました。 奔放でお世辞にもいい親とは言えない母親と、優しかった母親の恋人の仏壇に手を合わせ、愚痴ひとつこぼさずひとりで生きる細村さん。 閉じた心の隙間に猫のおつまみが入り込んで、少しずつ光がさしていく様子に心があたたかくなります。 何かを得ることも幸せだけど、手放していくことも幸せに繋がるのだなと気づかされます。 ストーリーも魅力的ですが、細村さんが作る節約ご飯も美味しそうで参考になります!ホラー漫画の巨匠が描く異色の猫漫画伊藤潤二の猫日記 よん&むー 伊藤潤二starstarstarstarstar_borderカイうずまきや富江など、ホラーの超大物作家で有らせられる伊藤潤二大先生の愛猫日記 普段と同じタッチで描かれているため、ムードはホラーっぽいけど内容はネコカワイイ漫画 そしてそのギャップがどんどんツボを押してくる またQ&Aから醸し出されるホラー漫画家とは思えない先生の人の良さも楽しめる ちなみに他作品(伊藤潤二傑作集11)の双一の愛玩動物にもギャロンと言う猫を描いてて、そっち初めて読んだ時は笑い過ぎて涙出た地上最強の生物を決めるトーナメント開幕!真・異種格闘大戦 相原コージstarstarstarstarstar_borderカイ某グラップラー漫画(第一部)の最大トーナメントみたいなので優勝したアングラ格闘家がヒト代表となり、猛獣を倒す! 初戦はカバ! 一般的には動物園でよく見るのんびりした印象だけど、実は危険生物としても知られる相手に武井壮よろしくヒトの知能とテクニックで立ち向かうアツいバトル漫画!!! かと思いきや所詮はヒト。一瞬で死にます。 しかし本番はこれから!!! 誰もが思い浮かぶライオンやゾウをはじめ、水陸戦えるワニ、人間に調教された土佐犬、ブラジリアン柔術を学んだ高知脳ゴリラ(黒帯)などなど16名+補欠数名 ただのバトル漫画ではなく、それぞれの生態を活かした戦術に詳しい解説もついてるので動物知識も得られる実用的?な漫画 テンポも良くあっという間に10冊読めちゃいますラブラブなのは分かるけどちょっと危機感ないひみつのセフレちゃん ヤマヲミstarstarstarstar_borderstar_borderるる※ネタバレを含むクチコミです。辰年の2024年に読みたいマンガ猫に育てられたドラゴン 神虫からすみstarstarstarstarstar_border兎来栄寿私は龍が好きです。 『ドラゴンボール』と『ドラゴンクエスト』に育てられ、山全体が龍であり龍王神社や龍泉寺がある地を故郷としている私は、人一倍龍を愛し、龍に愛されています。 2024年は12年ぶりの辰年ということで、個人的には前年の卯年に続いて意気軒昂となる年です。 昨年の最初には干支にちなんで『兎』を紹介しましたが、今年も「龍」にちなんでこちらの作品を紹介します。 皆さんは、ドラゴンを飼いたいと思ったことはあるでしょうか。本作はそんな夢を少し独特な形で満たしてくれます。 迷い子ドラゴンを飼い猫が拾ってきたことで一緒に育てていくほのぼのコメディです。猫と一緒に暮らして育てられることで、自分を猫だと思いこんでいるドラゴンのかわいい仕草が特徴的です。 丸まったり、鍋に入ったり、伸びたり、いたずらをしたり……。フルカラーで描かれる、2匹を中心とした猫っぽさ溢れる営みに癒されます。猫好きな人ほど、思わず「あるある」に口元を緩めてしまうのではないでしょうか。 ハロウィンやクリスマスなどさまざまな年中行事も描かれ、こたつにみかんのお正月シーンもあるのでこのお正月に読むのにもピッタリです。 タツノオトシゴであったり来年の干支である蛇も登場して干支感もあるので、一気に読むのも良いですがシーズンごとに少しずつ読んだり読み返したりするのも良いかもしれません。 今年は年始から大変な災禍が起きて始まってしまいましたが、世界の人々の安寧を祈っています。悲報に心が疲弊してしまった方も、こうした作品を読んで気分を紛らしていただければと思います。 被災地以外の方は心身共に元気に過ごして経済や社会を回すことで、直接的な募金などの支援を生む余裕を生み結果的に最大の支援に繋がることもあるかと思いますので。それにしても猫がかわいい #1巻応援借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話 ちとせ 響介starstarstarstarstar_border兎来栄寿借金1000万円を背負いながら、猫のためにマンションを購入し、さらには1億の豪邸も建てたことでTVにも出演して有名になった作曲家の響介さん。 100万PVを超えて書籍化もされたその「猫マスター」としての活動の様子を、『ところにより犬や猫が降るでしょう』や『ねことボン』のちとせさんがコミカライズしたのが本著です。 私も大概ちとせさんの描くワンニャンが大好きですが、本作でもそのかわいさは飽和しています。特に、Story4でのポポロンの表情は反則的。0.02秒で″保護″ります。 猫への愛が高まりに高まり、猫ファーストを信条とする響介さんの、猫にすべてを捧げる生活の始まりから実際的な内容までが詳らかに描かれます。幕間では、熱の溢れるコラムも。 リュックやソラといった猫の名前の由来が響介さんの大好きなファイナルファンタジーやキングダムハーツにあるのも個人的に共感するポイントでした。なお、ちとせさんの絵も可愛いですが、実物の写真集も付いています。ソセコアカミミ。 響介さんは、元々借金のあるところから猫を飼い始めて、猫のために頑張ることで今の生活を手に入れることができたものの、猫のみならず動物を飼うに当たっては基本的に経済力を有していなければならないこと、そして大切な子たちに健やかに暮らしてもらうための大切な覚悟・心構えが説かれます。 あとがきに「保健所や里親に目を向けて」と書いてあるのも素晴らしいと思いました。 ″猫には「いい」か「よい」しかない″ Exactory(その通りでございます)個人的読書録BEASTARS 板垣巴留starstarstarstarstarmampuku■6巻まで読了 肉食獣たちの反社組織「シシ組」が、「ライオン組」でも「獅子組」でもなくなぜカタカナだったのかが伏線回収される。「ししおどし」の「しし」ってことね。 社会派だったり哲学的だったりする部分がフォーカスされやすいけど、結構しっかり少年漫画してるところも好き。 思春期の時分に読んでいたらがっつり性癖歪められていたかもしれない。1章から終わりまでの落差が...名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人 万丈梓 黒木京也 子月コウstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ1章の時点ではかなり続きも気になるグロありサスペンスって感じでした 猟奇殺人と謎の生物とのサスペンスあり、グロあり、伏線要素あり、と面白いと思ったんですけど... 4巻から2章が始まり、突然の作画変更 もちろん1章の可愛らしさの中にもグロさと迫力があり、良い感じで狂気も感じるイラストからの変更ですから 物語も途中からはSF要素強めのストーリー展開になっていき、個人的にはこの時点でいまいちのめり込めなくなってしまいました つまらないわけではないですが、もう少し物足りないなぁという感想ですウィルスによりネコに触れられるとネコ化してしまうパニックSFニャイト・オブ・ザ・リビングキャット メカルーツ ホークマンstarstarstarstarstar_borderキャロ と見せかけて、ただただ猫が可愛い漫画 バンド・デシネ風の力のある描き込みとゾンビ映画の様にシリアスな雰囲気で話は進んでいるが、ゾンビの様に撃退するわけにはいかない。なんたってネコはカワイイから。 真面目な場面のはずなのにウンチク挟んで来るギャップがたまらなく面白い 現在4巻まで発売してるが、月刊連載のためか絵柄が変わってしまってるのが少し残念 とは言え完結まで見届けたいと思うぐらいのポテンシャルがあるネコ好きにオススメの漫画「銀の匙」の原体験的な作品百姓貴族 荒川弘六文銭『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。<<12345>>