親に先立たれ借金を抱えた貧乏OLの細村さんが、迷い込んだ猫とささやかに暮らしていくお話。
ほのぼのしてそうなタイトルと題材の割に辛い描写も多く、猫ちゃんはもちろんだけど細村さんに幸せになってほしい!と思いながら読みました。
奔放でお世辞にもいい親とは言えない母親と、優しかった母親の恋人の仏壇に手を合わせ、愚痴ひとつこぼさずひとりで生きる細村さん。
閉じた心の隙間に猫のおつまみが入り込んで、少しずつ光がさしていく様子に心があたたかくなります。
何かを得ることも幸せだけど、手放していくことも幸せに繋がるのだなと気づかされます。
ストーリーも魅力的ですが、細村さんが作る節約ご飯も美味しそうで参考になります!
細村さんは古びた実家の一軒家で、一人暮らしをしている。親に先立たれ、借金を背負い毎日が節約の日々。同僚に焼き鳥を誘われても、値段を気にして、お断りしてしまう…。そんな暮らしに闖入者が現れる。その子は、まっ黒で痩せていて、でも、温かくて小さくて…。黒猫・おつまみとの出会いが細村さんの生活に変化を与えていく。
細村さんは古びた実家の一軒家で、一人暮らしをしている。親に先立たれ、借金を背負い毎日が節約の日々。同僚に焼き鳥を誘われても、値段を気にして、お断りしてしまう…。そんな暮らしに闖入者が現れる。その子は、まっ黒で痩せていて、でも、温かくて小さくて…。黒猫・おつまみとの出会いが細村さんの生活に変化を与えていく。