生きものマンガの感想・レビュー876件<<2223242526>>人の言葉はわからにゃい猫語辞典 セツコ・山田名無し作者と暮らす猫たちのおもしろおかしい日々の出来事を、猫の視点と言葉によって綴られています。 このマンガ、猫視点を突き詰めているので、人間のセリフは基本的に「○▲✕〜!」のような記号化がされています。 猫にとって、人間のしゃべる言葉はわからないのだから当然、というわけです。 漫画において、かなりの制約だと思うのですが、逆にそれがこのマンガの面白さに繋がっているように感じます。 話しの内容としては、日常的な猫あるあるマンガなのですが、この描き方は猫たちへの愛情が深くないと作れないと思いました。 読めば読むほど猫の気持ちに近付けたような気持ちになりました。 ほっこりの塊みたいな作品きつねとたぬきといいなずけ トキワセイイチぺそトキワセイイチ先生がnoteにて連載中し、同人誌を出版していた「きつねとたぬきといいなずけ」がついに連載となりました。 作者のことを知らないという人も、あのバズりまくったアマビエ漫画の人と言われれればピンとくるかもしれません。 https://twitter.com/seiichitokiwa/status/1235894263411425281?s=20 この作品のことはかなり前から知っていたものの、なんやかんや読むのを先延ばしにしていて、今回の連載を機に読み始めました。 いやめっちゃかわいい〜〜!!すごくゆるくて能天気…! 夕飯をニンジンで我慢するとき「がまん!がまん!」って突然踊りだしたりして、そういう気ままさが動物らしくていい。 高尾山まで電車(の屋根に乗って)帰るのもキュートすぎる…中央線かな。 ほっこりの塊みたいなホッとする作品です。 https://magcomi.com/episode/13933686331655584606 (1話のこのコマかわいすぎる)まめしばコナンの魅力爆発まめしばコ!の、いっしょう 一本木蛮名無しまめしばって、今すごくブームです。こうしたキュートな主人公のコミックは犬好きにはたまりません。まめしばコナンのあっけらかんとした性格が魅力爆発です。人間と一緒に暮らしていると、人間の言葉や考えていることさえも理解してくるようになりますが、涙あり、笑いありのストーリーは最高です。じんわりとする日常マンガ猫のとらじの長い一日 今川はとこ名無し命を預かるということを考えさせられる。 絵柄がシンプルで内容もごちゃごちゃしてなくて読みやすい。猫を飼っているときの日常が淡々と進んでいくマンガ。私は猫を飼ったことがないけれど、もしペットと過ごす生活だとしたらきっとこんな感じなんだろうかと想像ができる。 化け猫ってこんなに可愛いんですね‼︎苦悩!化け猫おはし 日日ねるこ名無し猫って本当に可愛いですよね。特に自分の飼い猫なら、他のどこの猫よりも可愛いです。たとえ、実は彼(彼女)が化け猫であっても…。これは、そんな猫好きならどハマりすること間違いない漫画です。 飼い猫のおはしはある日自分が化け猫であることに気づきますが、家族に知られては困ると苦悩の日々を送っています。果たしておはしの正体は家族に知られてしまうのでしょうか? とにかく、化け猫であることがバレまいと必死に誤魔化すおはしがかわいすぎます。時々、本性が出てホラー漫画さながらのおどろおどろしい形相になるのですが、それすら愛らしいと感じてしまいます。飼い主家族のおはしへの飄々とした接し方も微笑ましいし、続話が登場するのがいつも楽しみです。「ダメな子ほど可愛い」は飼い犬でも同じです。今月のわんこ生活 遠藤淑子名無しお散歩中に会う人たちには超愛想が良いのに、飼い主には見事なツンデレぶり。食いしん坊で、拾い食いのプロ(その度にお腹を壊すのに)。女の子なのに掃除機を壊すほどの暴れん坊、などなど、ボーダーコリーのナナッちのダメ犬ぶりを描きながらも、漫画家で飼い主である作者さんのナナッちへの深い愛情と、お互いの強い絆を感じさせます。ダメな子ほど可愛い、というのは人間の親子だけの話ではなく、人間とペットの関係にも言えること。犬と猫を飼っている私には「うん、そういうことあるよね」と共感してしまうシーンもちょくちょくあって、読んでいて思わず笑ってしまうこともしばしばでした。この漫画には、ペットを飼っている人によくありがちな「うちの子、とっても可愛いでしょ‼︎」的アピールがないのが好印象で、気持ちよく最後まで読み進めることができます。犬を飼っている人、飼っていた人、飼ってみたい人、みんなにオススメできる作品です。ほのぼの【単話売】あひるとくらす サメマチオ名無しあひるとの暮らしを淡々と描いた作品ですが、気持ちが和むというかなんか癒されます。えさを食べたり、泳いだり、ひとつひとつの動作が見ていて飽きないです。私も幼い頃(あひるではないですが)文鳥を飼っていました。水浴びが好きだったり、首をかしげるような仕草とか、「あぁわかるわかる」って描写がけっこうあって懐かしい気持ちに。あひるが自由に生きているのを見ているだけで、なんだか幸せになれてしまう。鳥好きの方はハマる作品だと思います。 "おつかれさま"な貴方に送る癒やし系猫マンガ #1巻応援吾輩は猫である、職業はバリスタ。 舞嶋大sogor25なにかに疲れた"おつかれさま"だけが辿り着けるお店「喫茶八割」。そこのマスターはスラッと背の高い猫。猫のマスターとの会話によってお客さんとの交流を描く作品。 といっても、その人の抱える問題を不思議な力で解決するというような作品ではなくて、お客さんとマスターとの会話によって文字通りお客さんが心を落ち着ける場所として喫茶店が機能している。マスターも基本的にはクールなんだけどお茶目なところもあったりする。作品の雰囲気はとても落ち着いてて、作中のお客さんだけではなく読者への癒やし効果も高い"猫マンガ"。 1巻まで読了日向で寄り添う、寂しい二人。 #1巻応援OLさんと猫のはなし 嵩乃朔あうしぃ@カワイイマンガ対外的には強い女として、孤独を抱えて生きているOLの伊勢見小春は、雨の夜に木陰で震える子猫を拾った……はずだったのに……。 人の姿と猫の姿を行き来する「化け猫(自称)」の幼女を、無碍にできないOLが庇護する……寂しい二人が寄り添う生活が、始まる。 ♡♡♡♡♡ 猫の人間変化といえば猫又が有名だが、あれは長寿の猫がなるもの。産まれたばかりのこの「化け猫」が、どういう存在なのかは1巻では明かされない。 そういうこと以前に、寂しそうな子猫を拾った小春は、そのヤンチャぶりや、考えの分からなさに振り回され、苛立ってしまう。 小春はそんな子猫を面倒臭いと思いながらも、つい孤独な子猫をかまってしまう。寂しさを抱える小春の相反する行動に、どうしても共感してしまう。 一方子猫の方は、常に何かに怯えている。少しずつ安心していく彼女……名前を付けられ、明るい笑顔を向ける瞬間の愛らしさが、心に染みる。 幾つかの出来事を経て、二人の間にはまだ、温かな信頼感が生まれたばかり。2巻に続く新たな展開が仄めかされるが、とりあえずはクルクル表情の変わる愛らしい猫耳幼女と不器用な保護者の、ぎこちなくも温かい交流に、優しい気持ちを貰いたい。全てのペットが幸せであるように #1巻応援きみにかわれるまえに カレー沢薫nyae命あるものを飼育することが、自分の人生に良い方にだけじゃなく良くない方にもめちゃくちゃ影響があることを、この漫画を通してもっと広まるといいなと思いました。 そして、良くない方の影響に対して「あたりまえの事」と思えない人は、やはり飼育すべきじゃないのかなと。 作者が作風を一新して、とあらすじにありますが、道端によくバフンが落ちてたり、「ネコと和解せよ」という文字がよく出てきたり、犬が「ワンワン」じゃなくて「クソクソ」と鳴いてたり、保護猫シェルターの名前が「怒りのデス 保護ネコロード ハウス」だったりと、いつもの感じもちゃんとあります。 私は読んで号泣とまではいきませんでしたが、今飼っている犬が、このまま健やかに安心して生きていけるようにこれからもしっかりしようと思いました。 盲導犬と共に歩むハッピー!ハッピー♪ 波間信子名無し盲導犬と香織が共に人生を生きていくという内容です。けなげな盲導犬ハッピーが全力で香織の目となって尽くす姿に思わず涙が溢れてしまいました。盲導犬の持つ役割が、いかにすごいかとてもよく分かります。ストーリーも感動的ですが、ほっこりとした素敵な作画も素晴らしいです。動物や自然の緻密な描写が美しい漫画ニッポン動物記 本庄敬名無し自然の中で暮らす動物、人間に飼われている動物、人間と争う動物、さまざまな動物の姿が描かれています。人間の視点から描かれる話には、自分と動物との関係を考えさせられました。動物の視点から描かれる話では、動物たちの暮らしを体験することができました。山や森などの自然の風景や、動物たちの毛並みなど、細かなところまで描かれており、何度もくり返し楽しむことができると思います。日常を離れて自然の中で深呼吸をするような、爽やかな読後感の作品でした。犬になったけど君に恋してる犬になったけど君に恋してる 河村万理名無し目が覚めると、自分が犬になっていることに気づいた男子。美少女の家にペットとして迎えられたけれど、その美少女はなんと男子が人間だったころに繋がりがあった、というよくある転生コミックです。読んでいて、一抹の寂しさもあって笑いだけではない複雑な内容でした。 猫だらけの短編集佐原ナギの猫の短編集 くろねこタクシー 佐原ナギ名無し猫好きには嬉しい、猫だらけのファンタジー短編集です。 全部で5作品ありますが、表題作「くろねこタクシー」が一番お気に入りです。 猫の背中に小人を乗せ、タクシーのように走るお話ですが、黒猫の名前が「タクシー」と言うので、ちょっとややこしいです(笑)。 こびとのさくらと猫タクシーがとてもキュートで、なんとなくトトロのネコバスを思い出してしまいました。 他の話も雰囲気の良い短編ですので、ゆっくりした気分で漫画を楽しみたい時にちょうど良い一冊です。ごんぶと眉毛のネコが飯を食うめしねこ 大江戸食楽猫物語 木村わさび鯉太郎ネコ漫画であり、グルメ漫画であり、江戸人情漫画でもあります!どの観点から読んでも面白いってすごいなと思います。毎回登場するごんぶと眉毛ネコの食欲丸出しの様子が笑えます。文字通り「ハニャ〜ン♡」してるのがいいです。宮沢賢治の高貴な魂がそのまま漫画に #1巻応援ひかりの素足 宮沢賢治傑作集 二星まゆ野愛宮沢賢治の世界、イーハトーブの世界がそのまま目の前に広がります。 自然豊かな景色は美しく、キャラクターは表情豊かで素朴に描かれた絵柄が宮沢賢治の世界観とぴったりで、違和感なく物語に入り込めます。 収録されている『雪渡り』『よだかの星』『ひかりの素足』は子どもの頃に教科書などで読んだことがある方も多いと思います。大人になってから読んでみると、自然との調和、自己犠牲の精神など宮沢賢治の高貴な魂に改めて深い感銘を受けました。 幻想的かつ土着的で、優しいだけではないイーハトーブの世界に是非浸ってみてください。 本当に熊撃ってる漫画だったクマ撃ちの女 安島薮太名無し熊撃ちと言っても熊を撃つ為にはこう言う道具が必要です、とかキンカムみたいにちょっと非現実的に熊と戦う漫画だと思って読んだら…違う!ガチで熊撃つ漫画じゃないですか! 自分は熊が出る地域に住んでいなかったので熊鈴とかエキノコックスとかそう言うものに馴染みが薄かったんですが北海道の人はこう言うことをリアルでやってるんですかね? いやー野生は怖い!! 熊と戦う女性はかっこいいです最強に可愛い癒し漫画猫の菊ちゃん 湊文むずっとツイッターの漫画見てましたが、書籍出るんですねー! 可愛いよくいる三毛猫ですが、おじいさんとおばあさんが飼われてて、その3人暮らしが最高に癒し!可愛いです…やっぱり猫は正義です…エフネコエフネコ 間佑知名無し事故で死にかけた野良猫が博士の手によって改造されたという設定で、4コマ漫画で描かれています。それぞれブラックユーモアを織り交ぜながらのストーリーなので深く考えずに、爆笑しながら読み進めることができます。奥行きは無いですがシンプルなだけにハマりやすいと思う。 不思議な世界に癒される小さなお茶会 完全版 猫十字社名無し精神的に疲れてしまった時に、小さなお茶会のコミックを開けば、ほっこりとしたリラックス空間が広がる、そんな素敵な漫画です。「ぷりん」と「もっぷ」夫婦が作り出す、あたたかく優しい雰囲気がとても素晴らしいです。一日の疲れを癒すのにぴったりの作品です。宇宙人(ネコ)×SF これはすごくいいぞ…!宇宙人ムームー 宮下裕樹たかヤングキングアワーズ8月号から始まった、ねこと家電にまみれた新連載!! 惑星間航行技術を持つまでに発達した超文明では、戦争により知識人を殺しまくった結果崩壊し、バカだけが生き残った。ネコの姿をした「ムー」は、バカでも使える遺産でなんとか地球までたどり着き、主人公の家で科学技術を学び直すというあらすじ。1話では電子レンジがテーマ。 「アワーズ 2019年8月号」 http://www.shonengahosha.co.jp/book_Info.php?id=7896 メカが上手い!女の子がかわいい! そしてなによりネコの仕草・表情ががかわいいいい!!! 「惑星間航行できる宇宙人が全員宇宙船を作れるわけじゃない」とキレるムーが好きwww 煽り耐性がなかったり、摩擦熱も知らないくらいおバカなくせにロズウェル事件の技術(※高度な宇宙人の技術)を学ぼうとしたり、いい性格してる…! 次回以降どんな家電が登場するのか楽しみです! (画像は1話より。とってもキュートなネコに見えるが…)生死をかけた狩猟の現実と善悪を問うクマ撃ちの女 安島薮太六文銭3巻目になって、自分好みに面白くなってきた印象。 主人公はライターで、女性猟師チアキと一緒に狩猟現場の取材をするという話。 1巻は、狩猟の現実とか銃の扱いとかがメインだったが、2巻の最後チアキ(と、その姉)の過去の話からグッと奥行きがでて、3巻では、いわゆる違法行為を平然とするが狩りのスキルは高い師匠の話で、じわじわと自分好みに面白くなってきた。 こういうアウトローな強キャラが好きなんですよね。 なんで、出てくるとテンションあがります。 主人公たち(得てして正義、正論)とは違った独自の美学をもっていたり、キレものだったり、強さにブレがなかったりするので、謎のカッコよさがある。 主人公たちとは違う価値観で己の正しさを見せつけてくれるんです。 (るろ剣の斎藤一みたいな) そんな、チアキの師匠もすごい。 獲物がいないのに銃に弾を込めてる状態は違法なようですが、そんなものは無視。 山の中で、急に襲われて誰が守ってくれる?法律が守ってくれるのか? と言わんばかり。 確かに正論だ。 安全のために法があるはずだが、狩猟現場で安全はどっちなのか? 誰にとっての何の法なのか? 考えさせられるフレーズだ。 野生動物たちが相手の常識が全く通用しない世界に、何でも利用すると豪語する師匠。 銃、車、知識、経験を使いこなし、手際よく効率的に狩りをこなす。 邪魔な法律は無視。 目的のために、手段を選ばない男。 どっちが正しいとか言えない。 結局、ルールを守っても、死んでしまえば意味がないからだ。 ライフルとか狩猟の現場が中心で、クマを撃つとか撃たないとかの話で終わるかと思ったが、こうした法の遵守的な善悪の話もでて、ストーリーに深みがましてきた。(これも現実といえば現実だが) 3巻最後が衝撃的で、師匠どうなるんだろう…。 漫画家と保護猫の日常4コマうちのネコは飼い主に優しい。 樫本学ヴちゅーるは偉大『コロッケ!』や『学級王ヤマザキ』の作者である樫本学ヴとと保護猫の黒猫との日常生活を描いた4コマ。ほのぼのとした日々が過ぎていく、心温まる漫画です。元々はTwitterに投稿されていた漫画だということを後になって知りましたが、リアルタイムで「くろまめ」ちゃんを知れなかったのは少し悔しいですね。おひ釣りさまを読んでおひ釣りさま とうじたつや名無し最近では、お一人様という言葉をよく耳にするが、一人で行動できない人も多いのではないだろうか。そんな現代で、一人で釣りに興じるOLを描いたこの作品は、一人で何か行動を始める人押しになるように感じた。新しいことに踏み出したい人や釣りを始めてみたい人におすすめしたい。<<2223242526>>
作者と暮らす猫たちのおもしろおかしい日々の出来事を、猫の視点と言葉によって綴られています。 このマンガ、猫視点を突き詰めているので、人間のセリフは基本的に「○▲✕〜!」のような記号化がされています。 猫にとって、人間のしゃべる言葉はわからないのだから当然、というわけです。 漫画において、かなりの制約だと思うのですが、逆にそれがこのマンガの面白さに繋がっているように感じます。 話しの内容としては、日常的な猫あるあるマンガなのですが、この描き方は猫たちへの愛情が深くないと作れないと思いました。 読めば読むほど猫の気持ちに近付けたような気持ちになりました。