ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<208209210211212>>金剛寺さん金剛寺さんは面倒臭い とよ田みのる大トロ画面がぎゅっとしてて最初は読みづらかったですが、内容は面白いです!コメディの圧力が強い村井の恋 島順太sogor25あらすじの展開に達するまでたった8ページというまさに一直線のコメディという感じなんだけど、思ったよりボケの手数と種類が多いので、1巻160ページくらいならそのままの勢いで駆け抜けてしまうだけのパワーがある。一応ラブコメではあると思うんだけど、登場するもの全てにボケが乗っかってるような感覚になる、とにかくコメディの圧力が凄い。 1巻まで読了。ポプテピピックよりは多少とっつきやすい今夜はねこちゃん 大川ぶくぶmampuku相変わらずハイコンテクストでクセが強くて、読んでるとだんだんハマっていくこの感じは間違いなく大川ぶくぶ。 ぶくぶの笑いが理解できる私(サブカルクソ女感)を堪能できる素晴らしいク…作品です。猫という生き物の人語を解さず本能に忠実、という性質を上手く笑いに昇華したかと思えば、それらを鮮やかに裏切ってくる意外性で笑わせに来たり、猫ギャグ奥が深いです。モラル低め、刺激強め、美少女度高めtrash. D.P 山本賢治mampuku絵に描いたような「セクシャル&バイオレンス」という内容。何となくの印象というか偏見ですがエログロ系ってとっつきにくい癖の強い絵柄が多いイメージでした。ところがこの「trash.」は、まるでアニメのようなデザイン性、画力、萌えを兼ね備えた洗練された絵柄で、なんならジャケ買いするレベル(というかしました) そんな洗練された美少女たちが敵の脳漿やハラワタをぶっ飛ばしたりあるいは逆にぶっ飛ばされたり仁義なき血みどろの戦いを繰り広げるマジでヤベェ漫画なのです。 気になって買ったはつみ道楽 サメマチオstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男気になって買ったら予想以上に面白かった。 あらすじにも書いてるが、主人公が特許を取り毎月1万7830円のお小遣いを手にしそのお小遣いで道楽をするという内容 道楽に内容がちょうど俺も興味ある内容で参考になってよかった腐女子になりたいとか思っちゃったりして腐女子のつづ井さん つづ井名無し鉛筆一本で描いたみたいなラフな線と、最低限の描き込み。推しに対してはどこまでも真摯に向き合う姿勢が眩しいです。自分も常々こうでありたいと思います。つづ井さんの人間性を証明するかのように、まわりの友達とも信頼関係を築けていますね。こういう生き方も「ていねいな暮らし」と言えるのでは? トレーナーの文字がたまに変わるといった細かい技も流石です。 ところで連載がしばらくストップしているようですが、続きを読める日はいつか来るのか…主人公は相手を、作者は読者を、振り回しまくる漫画喧嘩商売 木多康昭名無し※ネタバレを含むクチコミです。 能力バトルではない能力ラブコメ!ポンコツちゃん検証中 福地翼名無し福地翼先生のラブコメって「タッコク!!!」以来ではないでしょうか?いままでの作品でもラブコメっぽい展開はあるにはありましたけど、前作の「サイケまたしても」などは特に、常に死を意識したシリアスな展開が続いてたので、あくまでバトル漫画の印象が強かったんですよね。もともとサンデーらしいラブコメに合う絵柄だと思ってたので、むしろ「なぜもっと早くやらなかったんだ!」という気持ちになりました。(役に立つのかわからない)超能力を検証しながら、イチャコラするというノリも、本来の能力の使い道は、ココなんじゃないか?と思わせてくれるハマり具合です。あと、今までの作品でボツになった能力ネタも活かされてるのではないかと。そういう意味でも上手い。 水戸くんと夢咲さんの距離感は変わらずにいてほしいですが、一応、「超能力を使って隕石から地球を守る」というミッションが与えられてる以上、どこかで正念場が来ると思います。でも本当にこんな調子で地球が救えるのだろうか笑好きだからこそ、揺さぶられる倫理観彼女と彼氏の明るい未来 谷口菜津子sogor25前作「彼女は宇宙一」の評判が私の周りでやたら良かったので、谷口菜津子さんの名前を見つけてあらすじも何も見ずに今作に手を伸ばしたんです。冴えない感じで超ネガティブ思考の彼氏・一郎とそんな彼のことが大好きな美人の彼女・ゆきか…読み始めは「地球のおわりは恋のはじまり」みたいな幸せなラブコメなのかと思ってました。 そしたら突然明らかになるゆきかの過去に関する噂。生来のネガティブさもあってその噂を異常なまでに気にし始める一郎。そして唐突に登場する噂の真偽を確かめることのできるふしぎ道具。疑惑とそれを検証する術を目の前にして激しく揺れ動く一郎のメンタル。予想以上に読者の倫理観を揺さぶってくる恐ろしい作品でした。谷口さんの絶妙にデフォルメされたキャラクター造形、ベースは整然と並んだ長方形なのに突然崩れたようになるコマなど、いろんな方法で作品のリアリティラインを曖昧にしてきているのもその揺さぶりを効果的に支えているように思います。 1巻の段階ではその噂が事実かどうかは分からないけど、少なくとも現在のゆきかの気持ちは一郎に対して一途であることが伺い知れます。一郎の視点のないゆきかだけしかいない空間の描写からもそれは分かります。それを鑑みると、この作品の肝はゆきかの過去に囚われてしまった一郎の心の移り変わりにあるのだと思います。一郎が現在のゆきかだけを見て過去の噂など気にしないという態度を取ることができたなら、もしくはその噂を検証する手段があったとしてそれを実行しなければ、この2人はこれまでと変わらず穏やかに過ごすことができた、でもそうすることができなかった一郎の咎と、それを一概に否定することのできない読者側の人間の性、を描いた怪作だという印象を受けました。 「hなhとA子の呪い」「青春のアフター」「それはただの先輩のチンコ」等、好きという感情とそれに付随して回る負の感情をファンタジー設定を交えて描く作品が好きな方と相性のいい作品ではないかと思います。 1巻まで読了。忍と若様のラブコメ!忍べよ!ストーカー 藤原旭たか広告で気になって買った作品。めちゃくちゃ良かった…!!勝手な推測ですが、「この方はさぞ忍者の同人で活躍されていたのだろうな」と思わせるクオリティの高さでした。 **顔がいい!** **ちゃんと忍んでる!!** **とにかく絵が上手い!** **コメディ&エロ!!** BLっぽくないアクション漫画のようなコマ割り(大迫力の見開きも何度か出てくる)と、和風で耽美な絵がすごくマッチしていて好きです。 抜け忍・紅丸は領主の息子である獅之介を行き過ぎなまでに慕っており、忍びの技を活かして現代で言うところのストーカー行為をしているのがちょっと変態くさい(そこがいい!) 獅之介は少し鈍いところがあるけれど、いわゆる「難聴主人公」のように憤りを覚えるほど鈍いわけではなく、硬派で誠実ないいキャラ。 奇抜な髪型やカタカナ言葉が出てこない、地に足ついた世界設定がすごく良かった。 また個人的に「片方の愛情が重いカップル」が好きなのでとても楽しめました。 主従関係、忍者、時代物好きにおすすめしたい作品です。 連載権を勝ち取った珠玉のラブコメ殺し屋Sのゆらぎ 舟本絵理歌たか舟本絵理歌先生のことは、サンデーうぇぶりの「ゲッサンルーキーズ 一週間全力バトル」で知りました。どの短編もSF(すこし不思議)な世界観で本当に魅力的で、少年マンガらしさと可愛らしさを兼ねを備えた絵が大好きです。 見事1位を獲得し連載となり、本っ当にうれしいです…! https://www.sunday-webry.com/series/1172 殺し屋の正太郎とお嬢様のきりちゃんは、ツッコミがいないボケ同士。見ててすごく和むし、ボケが重なって渋滞していくのがたまらない! そして正太郎がきりちゃんにガチ恋してヤンデレ気味になってるところも個人的にすごいツボ。一方的に愛が重いのが最高…! (画像は1話より。正太郎がときめくといつも飛び出してくるハート好き。特に1話では中尾彬のストールばりにネジネジになってて笑った)今年いちばん「尊い」話題作先輩がうざい後輩の話 しろまんたmampuku 次にくるマンガ大賞2018のウェブ部門1位。ツイッターに掲載されバズりまくり、書籍化を果たす。 タイトルをよく読むとわかる通りカップリングの話であり、かわいい「後輩」の話であります。ガサツで鈍感な先輩のほうはいざという時優しくて頼りになるギャップが胸キュンポイントですかね。あと柔道やってて腕っぷしが強いです。 シンプルに共感を得やすい内容だと思うので、長々紹介するより読んでもらった方が早いですw https://comic.pixiv.net/works/4862日本男児必読である!!僕!!男塾 宮下あきら 宮川サトシ 近藤和寿 宮川さとしstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男あらすじにある通り若手漫画家の男塾潜入ルポ漫画 最初の数ページで宮下あきらの「学帽政」のようなキャラを見ながら、男塾の話をしていたので、「な なんだかようわからんが猛烈に悪い予感がしてきた・・・・!!」なんて思ったが、そんなことはなく男塾の魅力を伝える傑作になっている。 男塾初期のネタの直進行軍/油風呂/竹林剣相撲/撲針愚/男塾一のインテリ 田沢を詰め込んでありむちゃくちゃ楽しめる。あらゆるコマで懐かしい気持ちになる素晴らしい漫画だ。 この漫画の面白さは魁!!男塾をどれだけ読み込んでるかにかかっている部分が大きいと思うが男塾好きの俺にはたまらない名作。 おまけ漫画の戦吉兆占針盤ネタも最高だった 考えず感じて浸りたいこの狂気の沼THE・GIRLS・SCHOOL 双刃美兎来栄寿たまにこういうネジが2、3ダース飛んだギャグマンガを抉りこむように撃ち込んでくる新人作家が出てくることを嬉しく思います。 表紙絵の美しさに騙されて手に取って下さい。中身も絵は綺麗(な所は綺麗、良い意味で酷い所は酷い)ですが、ぶっ飛んだテンションによる痛快さすら感じるカオスな世界が広がっています。何度も声を出して笑ってしまいました。 下ネタが大丈夫な方、『あそびあそばせ』や『春になるとウズウズしちゃう。』、美川べるの作品などのような趣が好物の方はぜひぜひ。 巻末のおまけも色々な意味でボリューミーで、今後も双刃美さんの描くマンガは問答無用で追っていきたいと思わせられました。漫符は発明!ギガタウン 漫符図譜 こうの史代nyae1つの漫符の意味を解説して、実際に漫符を使用した例を4コマ漫画で描いた本。改めて、漫符の使い方や意味を知ると、意外と「なるほど」という気持ちになれる。 日本の漫画表現における漫符の存在意義と、他にはない使い勝手の良さのようなものを実感した。 実用書のようでもあるが、著者らしいのんびりと、かつシュールな世界観を十分味わえ、ファンであれば読んで損はないはず。 表紙でわかるように鳥獣戯画へのオマージュをされており、表情豊かな動物たちの日常が楽しい。少女漫画とは思えないエロさぼくの輪廻 嶋木あこ片桐安十郎少女漫画だけど乳の書き方が少女漫画とは思えないくらいエロい、それと、ゲイの男と巨乳の女が1人の男を取り合い、その因縁が前世の頃から続いてるってい設定も無茶苦茶で好き 良いねHaHa 押切蓮介名無し母の日だし、おすすめしとこう。 ミスミソウのイメージが強すぎてホラーが得意なんだと思ってたけど、違った。作者本人の母の話。よくあるいい話っぽい語り口じゃないのが良い。 母の若い頃のやんちゃを私も聞いてみようと思った。テンション高く映画を語る漫画!木根さんの1人でキネマ アサイむ※ネタバレを含むクチコミです。絶妙にエロいあせとせっけん 山田金鉄大トロハラハラドキドキはしないけど安定感があっていいですね。 名取さんマジでいい男すぎて付き合いたいです。 迷走せよ!ギャラクシー銀座 長尾謙一郎(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。祝・秋本治先生賞受賞!(そんな賞は実在しません)木根さんの1人でキネマ アサイsogor25主人公は30代独身OL・木根真知子。会社では課長という役職もあり、キャリアウーマンとして完璧に擬態しているが、趣味は映画鑑賞と映画感想ブログの更新という、ゴリゴリの映画オタク。という木根さんの日常を描くコメディ作品。 「怒りのロードショー」「シネマこんぷれっくす!」「私と彼女のお泊まり映画」「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」「映画大好きポンポさん」等々、近年名作が多数登場している"映画マンガ"の中でも草分け的な存在のマンガであり(単行本基準。1話の発表自体は「怒りのロードショー」のほうが先みたい)、かつテーマ的には「トクサツガガガ」に近いものがあり、映画を知らなくても何かしらの趣味を持つ人であれば誰でも楽しめる作品。 この作品の1番の魅力は主人公・木根さんの"オタクとしての"性格の悪さ(笑)。ブログの内容に反する意見を受けてボロクソに罵ったり、ナチュラルに萌えアニメを見下してたり、木根さんはかなり面倒くさいタイプのオタク。だからこそ職場では擬態しているわけだが、(ここは「トクサツガガガ」とは明確に差別化できる点だけど)映画の場合はオタクじゃなくても嗜んでいる人間が周囲に普通に存在していて、だから職場でもナチュラルに映画になったりして、でも"映画を全く見ない"という体で擬態しているため、例えば「スター・ウォーズどこから見るのがベスト?」「ジブリ作品で何が1番好きか?」という話題に対して、"擬態した状態での正解の回答"と"映画オタクとしての自身の回答"とでせめぎ合ったりする。この絶妙なテーマ設定が、この作品を純然たるコメディ作品へと仕上げている。 ちなみに、先日発表された第23回手塚治虫文化賞で、マンガ大賞選考委員の秋本治さん、桜庭一樹さんが動画コメントで自身のイチオシ作品として(大賞ノミネート作品でもないのに)この「木根さんの1人でキネマ」を挙げており、主に私の中で話題になりました。このコメントがうまい具合にバズってこの作品が広く知られるきっかけにならないかなぁと密かに期待してたりします。 6巻まで読了人の心を読める人よりも周りの人間が面白い高台家の人々 森本梢子む人の心を読める一家で、そんなことできちゃうとまあひねくれてくるわけで。 着眼点はそこでなく心を読める人間以外の人間が面白い構図になってる!ってとこなんですけど。 心を読まれると心の声としてセリフの横に本音が書き連ねられます。 つまり心を読まれる側の人間がどう動いて、本音はどう思ってるかがわかるわけで! これスゲー! 心を読むってありきたりなテーマなのにこんなに面白くなるんですね… あとみんな可愛いです 登場人物好きになってくる 一巻からずっと面白いしなんか癒されるので是非 世界的名作(だけど日本では無名)カルヴィン&ホッブス かなもりしょうじ ビル・ワターソン(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。「おっ いっちょまえに男色家だな」黒のもんもん組 猫十字社(とりあえず)名無し猫十字社という奇才がかつていたことを、もっと思い出さないといけない。 佳品『小さなお茶会』のほうが少し有名だとは思うのですが、やっぱり『黒もん』ですよ、『黒もん』! 例えば、今や大きな潮流となっている「BL」的なるものの前段としてのJUNEについてとか、その源流『風と木の詩』まで遡るタイプの言説は、それなりにあると思うのですが、少女漫画的「少年愛」を、「男色!」として破壊的なギャグで表現したのは、この猫十字社『黒のもんもん組』をもって嚆矢とする…とかいうテキストは、ほとんど見ないですよねえ。 でも、そういう意味で、山上たつひこ『喜劇新思想体系』や新田たつお『怪人アッカーマン』に並ぶインパクトですし、少女漫画ギャグ史的には、少年漫画史の巨大なる高峰『マカロニほうれん荘』に匹敵する重要性を持つ作品だと思うんです。 (連載時期的にも作風的にも、『マカほう』の影響は強いだろうなあ) とにかく、これだけ好き勝手やってる少女誌のギャグなんて、今はほとんど存在しない。 本当に、当時の『LaLa』は、ものすごいラインナップでした。 とはいえ、もう40年以上前の漫画になっちゃうのか…。 『黒もん』完全版というのが出ているのをマンバで知りましたが、やっぱり今の読者には『県立御陀仏高校』や『華本さんちのご兄弟』から入ったほうが、読みやすかったりはするのかもしれませんね。<<208209210211212>>
画面がぎゅっとしてて最初は読みづらかったですが、内容は面白いです!