空色動画

ギャル女子高生アニメを作る!

空色動画 片山ユキヲ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

突然ですが、『映像研には手を出すな!(以下、映像研)』面白いですね。女子高生達が制約を乗り越え、プロよりもはるかに自由に製作していく。そして想像した世界が現実に侵食してくるのが、とても楽しい! ★★★★★ 『映像研』を読んで、過去のアニメ自主制作漫画を幾つか思い出したのですが、一番に思い出したのは、片山ユキヲ先生の『空色動画』でした。 まず主人公が女子高生三人組なこと。 ギャルが集まる女子校で、一人パラパラ漫画を描いていたヤスキチは、人が苦手な性格は浅草氏っぽいけれど、動画スキル的には水崎氏。 彼女を見つけ出したのは、帰国子女でクラスの人気者・ジョンと、パンクバンドのベーシストで絵が上手いノンタ。 ヤスキチにアニメを教わりながら、ジョンがクラスのギャル達を巻き込み、文化祭でアニメ上映!その盛り上がりと疾走感が、たまらない! ★★★★★ そしてもう一つ『映像研』を想起させるのは、「現実をアニメが侵食する」点。 三人のアニメは、それぞれが描いた自分のキャラで進行します。絵が下手なジョンのキャラは、正直酷い……。しかしそんなキャラもヤスキチにかかれば、アニメキャラとして見事動くのです。そしてジョンが筋書きを語る時、三人はアニメキャラに変換され、現実の中を疾走します。自由な発想がアニメとして、現実を突破する時の気持ち良さ! タッチの違うキャラが一つの画面で動く面白さは、キャラクタービジネスに寄りかかる商業アニメを乗り超える、語義通りの「アニメーション」の快感を教えてくれます。 この作品の監修者は、抽象から商業まで、独特な活動で知られるアニメーション作家・黒坂圭太先生。それ故か、「漫画絵」のアニメを超えて、映像、スライド、走馬灯と様々なアニメ表現の可能性が紹介されます。 そして文化祭後、グラフィティ芸術至上集団と、壁画アニメで対決!圧倒的な画力の相手に、三人はどこまで戦えるか……。 ★★★★★ とここまで『空色動画』と『映像研』の共通点を挙げてきましたが、両作品を隔てているのは「文化」でしょうか。 SF的世界観を濃厚に描き、オタク層に強烈にアピールする『映像研』に対して、『空色動画』は(絵柄がノンタの西海岸系パンクの文脈はあるものの)何らかの文化背景に縛られている感じはしません。そういう点で、オタク的文化に馴染めない層に、受け入れられやすいかも。 SFでもなく、萌えでもない、アニメーションの楽しさを純粋に読みたい人には、『空色動画』はオススメなのです! (まあ私は、SFも萌えも好きですけどねっ!)

ぽんしゅ部!

合法ロリ・ぽんちゃん可愛すぎる日本酒マンガ!

ぽんしゅ部! 野口こゆり
名無し

主人公の本希(もとき)は、自分のことを「ぽんしゅのぽんちゃん」と呼ぶ、どう見ても小学生にしか見えない美大生。幼児のような喋り方で、スマホや携帯電話の番号すら知らないぽんちゃんですが、ちゃんと20歳超えてます。 https://tonarinoyj.jp/episode/13932016480028985787 「う〜ん、あんまりこういうあざとい合法ロリは好きじゃないんだよなぁ…」と思ってたのですが、割と早い段階でぽんちゃんの可愛さにメロメロになっていました。 大学生だと思うと受け入れられないですが、ただの幼女だと思えば愛しさしかありません。 なお、ぽんちゃんにはお酒が飲めない兄弟の「マツヤ」がいるのですが、3話でその正体が明らかになったときは目ン玉飛び出ました。見事に騙されましたし、思わず1話から読み直しました。 登場人物みんな個性が際立ってて、そして絵がすごく綺麗…!日本酒もお料理も美味しそうで、食マンガ・酒マンガとしていい作品だなと思います。 現在となりのヤングジャンプで7話まで読んだところなのですが、本編は打ち切りではなく、休載中ということでいいんですよね…? https://twitter.com/kenkouki_/status/1019137680469213184?s=20