ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<166167168169170>>あまりにもゆる過ぎるくまえもん 海野つなみ名無し色々あって、くまの編みぐるみに寄生?した宇宙人のくまえもんから見た日本のいろいろ。 「くまえもん」は海野さんご本人たっての希望で企画した話だったみたいですが、なかなか連載が実現せず、やっとウェブ媒体での連載が決まったの思ったら他の連載との掛け持ちで第一話から間に合わないという、珍しいタイプの漫画でした。なので初っ端からくまえもんが写真で登場。最初はなんだこの漫画はと思いましたが、二話目からちゃんとした漫画が始まるのでご安心を。 写真でくまえもんが出てくるのは一話だけではなく、講談社漫画賞授賞式にお邪魔する回もあります。その様子をレポートする中で東村アキコ、ひうらさとる、萩尾望都(敬称略)が登場するなど、ある意味この漫画の一番の見どころになってました。三角コーン見ると思い出すやしろあず記 やしろあずき野愛お母さん面白い好き。でも自分のお母さんだったらやだな、やしろあずきさんのように面白く料理できたらいいけどな。 天才に育てられたから天才になれるのか、天才だから面白エピソードに昇華できるのかよくわかんないけど面白いし楽しそうだからいい親子。 息子の厨二病を今に繋がってるからいいじゃんって否定しないのいいお母さん。黒歴史いじられてもグレずに厨二病のまますくすく育ったやしろあずきさんいい息子。 クレイジーなまま幸せな家族を形成できるのだな、と感動すら覚える。面白ければ幸せ。面白いこそ正義。 わたしが描いた絵や小説が母親の寝室から出てきたときのことを未だに根にもっていたけど(小6くらいのときのこと)そろそろ許そうと思いました。コンビニの裏側がよく分かるコンビニいちばん!!【完全版】 末田雄一郎 人見恵史名無し普段あたりまえのように存在しているコンビニ。 いつも何気なく買い物をしているけど、裏側には様々な努力や苦労があるんだなと大変勉強になります。 この作品を読んでから商品の配列だったり店員さんの働き方など、違う視点で見る楽しみが増え、ますますコンビニが好きになりました。ブラックユーモアいきのこれ! 社畜ちゃん ビタワン 結うき。名無しブラックなIT企業に勤める女の子が主人公。ブラック企業あるあるネタを、自虐的なコメディとして描いています。休日出勤や慢性的な残業など、IT企業以外に勤める人にも共感できるネタが多くて、思わず「あるな〜」と呟いてしまいます。絵柄は可愛いのに中身はブラックという点も面白いです。 すげえジャンル将棋めし 松本渚名無しなんというか、日本のグルメ漫画の先進っぷりを実感します。こんなジャンルにまで触手を伸ばしてんの?って感じ。だって、将棋がメインじゃなくて、その合間に食べるご飯がメインなんですよ。目の付け所が斬新すぎるというか、なんというか。ただまあ、自分、将棋それなりに指せるので、合間合間で出てくる将棋の盤面を見て、自分ならこういくなあ、とか考えながら、楽しく読ませてもらってます。瞳がきれいな犬かん忍!!茜 樹原ちさとまるまる伊賀忍者の末裔、東茜を中心に怪しい学園の秘密に迫る忍者コメディ。 1巻と2巻以降で内容がガラッと変わるのがちょっと不思議。田巻くんはどうなったんや… やたらと有能で瞳のきれいな犬、藤丸がかわいい。探そうぜ!石油王#1巻応援このなかに石油王がいます 竹葉久美子六文銭原油価格が下落している昨今(2020年4月時点) それとは全く関係ないが、石油王のマンガが探していたら出会った本作。 しかも、石油王から言い寄られるとか、愛した彼が実は石油王だったとか、某ハーレクイン的展開とは違って、会社の中にいる石油王を【探す】という話。 あ、自分から行っちゃうんだという、この新鮮さ。 しかも、主人公は重度の2.5次元オタクで借金100万円ほどこさえているという、なんともリアリティ溢れた切羽詰まった感じもあって、 なんといいますか、恋愛系では女性は追われる立場が多いなかで、この焦って捕獲しようとする肉食具合が見てて心地よいのです。 もはや、 探さない、待つの(ブルゾンちえみ) じゃないのだ。 会社の中にいる候補として、チャラそうな営業のイケメン、仕事に厳しい直属の上司、推しのアイドルに似ているイケメンなどがおり、いったい誰が石油王なのか仕事をしつつ探っていくラブコメ展開。 推しに似てるイケメンが石油王じゃなかったことに安心するシーンがあり、オタクにありがちな複雑な信仰心が描かれていて、この点も味わい深い。 (ただ、これも決定的な証拠があるわけではなく、ミスリードかもしれないので、依然として誰が石油王かわからない感じ。) 石油王を探すだけでなく、漫然とやりすごしていた仕事にも、趣味の知識を生かしてやりがいを感じ初め周囲にも認められて…と面白くなってきたところで1巻終了。 うーん、今後どう展開するんだろ。 仕事で順風満帆になって、石油王なんて必要なくなるENDかな? このカップル最高ですね俺物語!! アルコ 河原和音名無し少女漫画の主人公が男でしかもカッコイイとは言えないので面白半分で読んでみたら、すっかり剛田猛男にハマってしまいました。ヒロインの大和凛子ちゃん可愛すぎですし、性格も優しくて大好きです。すごく切なくなったり感動したりさせてくれます。このカップル最高ですね。映画と見比べて再認識した漫画「マエストロ」の凄さマエストロ さそうあきら名無し交響楽団が舞台の漫画「マエストロ」を読み終えた後に すでに映画化されていると知り、 映画も観てみようと思った。 「マエストロ」という凄い漫画を、 どんな風に映画化したのかという興味が沸いて。 漫画は視覚で静止画を見ることで楽しむもの。 映画は視覚にも聴覚にも、静止画でも動画でも訴えるもの。 「マエストロ」は音楽を漫画で表現した素晴らしい作品だが、 音楽そのものを扱える映画ならば、もっと素晴らしい作品に なっているのではないか? 音楽を無音でしか表現出来ない漫画と、 動きや音で表現できる映画とでは、 どういう違いが出てくるのか? その辺を見てみたいなと思いながら映画をDVDで鑑賞した。 映画も素晴らしかったが、あらためて漫画「マエストロ」が 素晴らしいものだと再認識した。 音楽そのものを音で表現出来ないことがハンデになっていない。 むしろ、そこから生み出しているものが多い。 映画は音楽を流す。 効果音的な瞬間的な「音」ならともかく、 「曲」を流すのであれば、 簡単に音を切り崩してつぎはぎしたり改変できない。 曲が壊れてしまうし、演奏家の動きとズレも生じる。 いまは映像や音楽の編集技術も高度になっているだろうから、 実際には切り張り的な編集はしているのだろうし、 それで観客には違和感を感じさせないレベルには 仕上がっているのだろう。 恐らく、プロの音楽家がみてもわからないくらいに。 だが脚色的な演出は控えざるをえない。 リアルを追求しているのに、虚飾を交えることになる。 例えば単純に、スローモーションやストップモーション、 早送りなどの動画編集的な手法は多様できないだろう。 やれば非現実感が生じてしまう。違和感を感じてしまう。 漫画は自由自在だ。 大きなコマで大迫力の絵を見せようが、 細かいコマで矢継ぎ早にシーンを変えようが、 静止画のような絵であろうが、 スローモーション的だったり倍速的な動きを表現していようが、 キャラのセリフやモノローグがかぶさろうが、 読者の頭の中に流れる音楽は破綻しない。 途切れない。自由闊達に流れ続ける。 それは実際に音が聞こえないからこそ味わえる音楽だ。 映画と比較してみて、そのことを改めて感じた。 また、映画のクライマックスの演奏シーンでも 一箇所だけスローモーションになるシーンがあって、 それは良いシーンに感じた。 漫画も映画もどちらも色々と面白いです。 よく考えて頑張る!そうする!働かざる者たち サレンダー橋本starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)新聞社内で熱心に働いている人たちの脇で「堂々と働いていない」人たちに焦点を当て、感化された主人公の心移りや、彼らを反面教師にする視点で「働く」ということを思ってもみなかった角度から見つめ直させらられる漫画だった。 この漫画は「働きマン」や「島耕作」シリーズのような仕事と向き合って働く漫画の系譜に属した上で、新聞が斜陽産業であるこの時代の中で働くということを痛烈に切り取った漫画でもあって素晴らしかった。 社内の働かない人たちを煙たがり、訝しみ、同情し、憧れ、侮蔑し、受け入れる主人公の姿に人生を見た。 誰かのように生きるのもいいが、自分がいいと思えるように生きるのがいい、というかそういうふうにしか結局生きれないよねって感じの普遍的なラストなのもいろいろ振り回されての着地なので、いいぞーと思った。 僕も、明日も仕事を頑張ろう。 振り返ってみると羊の木 いがらしみきお 山上たつひこstarstarstarstarstar_borderさいろくやっぱ町おこしには無理があるって。一回なんかあっただけで悪い話題で持ち切りになるというのに、ヤバい受刑者を迎え入れる街が上手くいく気がしないもん。。。 起きるハプニング(受刑者の住民たちのトラブルという名のサガのようなもの)はゾッとするし、怖い。恐ろしい。 世の中本当にいろんな人間がいると思うけど、他人っていうのは軽く想像を飛び越えてくる。そんな中でもとびきりイカれたやつらを更生させようというのは、やっぱり、ねえ? と、思ったけど最後まで手を止めるところがない。山上たつひこも凄いんだと思うが、なんだかんだやっぱりいがらしみきおは凄い。すぐ気絶する漫画たおれて尊し! 尾玉なみえnyae打ち切りだったのかどうかは知らないけれど、凄いヤケクソな終わり方をしてるので、そこがこの漫画の最大の魅力です。 小山鋭角というキャラがいて、小山ゆうのおれは直角が元ネタかなと思ってますが、真偽は不明です。 それにしても尾玉なみえ先生は今何をしていらっしゃるのか…新作はもう読めないんだろうか。なにか情報持ってる方がいたら教えてください。男として考えさせられる作品七瀬ちゃんSOS 坂本しゅうじ名無しお嬢様育ちの七瀬ちゃんが野獣のような男達からエッチな攻撃を仕掛けられるも、運良く攻略していく様子が男として少し残念!? 気が付けばエッチな展開を期待しながら読んでいる自分を冷静に振り返り、「ああ、俺もこの漫画に出てくる男と同じなんだなぁ。」と笑えてしまいました。 昔の時代にありがちなセクハラのオンパレードですが、そこまでエッチな内容も生々しい描写はないので、安全?に楽しめる作品だと思います。 義弟4人との同居ラブコメうちの弟どもがすみません 尾崎あきら オザキアキラ名無し別マが無料公開されていたので、気になってた新連載読めた‼そして面白いし源くんかっこよすぎ…! 高2、高1、中3と年子が続いて一番下が小3、という4兄弟の不思議な年齢差はちょっと変な感じするけど笑 (あと源くんより洛くんのほうが年上っぽい) 源くんのライバルは柊くんになると踏んでいる…!2話の時点では学校も始まってないのでまだわからないけど。早く1巻出ないかな♪心中したがり作家が勇者に転生したけれど... #1巻応援異世界失格 野田宏 若松卓宏名無し心中したがりな文豪先生がトラックに轢かれて異世界転生したけども、そんなこと関係なく死にたい「センセー」はいつも睡眠薬をポリポリ食べている。 かの有名な文豪を彷彿させるセンセーですが、異世界でも女性を引き寄せてしまう運命なんですね…そしてその女性を破滅へ導く。 センセーの願いはひとつ、一緒に心中するはずだった「さっちゃん」を見つけ出し、今度こそ死ぬこと。(1巻の最後でさっちゃんは凄いところに転生してたことが発覚している) 瀕死の重傷を負っても案内役のアネットの魔法で治癒されてしまう。果たしてセンセーは死ぬことが出来るのか?そしてタマの本名は一体何なのか?ギャグ度高めの三角関係百合当て馬カノジョ【電子特別版】 鈴菌カリオnyaeあこがれの七海先輩に告白したところ、まさかのOKをもらえたと思いきや、先輩の元カノ・怜へ見せつけるために当て馬として彼女にしてもらった主人公のしおりん。 怜は七海としおりんを見て嫉妬と絶望、これ以上ないNTR感を味わうが、これぞ自分が求めていた究極の愛だと気づき、二人にはカップルのままでいて欲しいと告げる。 そこから、何をしてでも怜に振り向いて欲しい七海、当て馬として七海に無償の愛をぶつけるしおりん、いきなり「おっぱいバトル」という破廉恥な大会を開催する怜との、登場人物全員おかしい前代未聞の三角関係が勃発したのであった。 久しぶりに鈴菌カリオ氏の新作を読めるだけで喜びだが、ハイテンションながら少女たちそれぞれの恋模様をしっかり描いている。百合とか関係なく、普通に笑えるマンガを探している人にもオススメ。 キャッキャウフフ的な百合とは少し(だいぶ?)違うけれど、ヒットして欲しい。 久しぶりに読んだけど藤野美奈子のギャグ漫画は好きだな持病のシャタク 藤野美奈子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男20年くらい前に読んで好きだったギャグ漫画のネタが今読んでも好きってのはなかなか少ない気がするがこれは今でも面白い 表題の持病のシャタクは社宅に住んでいる各家庭を4コマギャグで書いたものので特に好きなのは「横井さん」と「松田さん」と「有田さん」 色々面白い短編が入っているが、イエダニが主人公の「ダニーとニーダ」が特に良い。 この作者の藤野美奈子は映画にもなった「友子の場合」の方が有名だと思うが個人的にはこっちの方が好きかな確かこの人相原賞の受賞もしてたな。 いろんなタイプの天才が集まる家族の話天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子名無し全国トップの成績を誇る17歳の高校生、夏木勝幸が、母の再婚をきっかけに、自分とは全然違う野生児のような父子と生活する話。 勝幸くんが頭脳明晰だけど嫌なタイプじゃなくて、お母さん想いのスマートでかっこいい人だから、生活が乱されていくのが、かわいそうでもあり面白くもあり。 義弟になる天然の春くんは可愛くて、勝幸くんとはまた違う頭の良さがあって素敵です。 天才たちが集まるファミリーの力を糧に、お母さんが仕事バリバリで活躍する姿は、読んでいてスカッとします。イケメンということが思い出せない顔芸。緊縛パッション 永井三郎華子スメルズライクグリーンスピリットは、思春期の少年達が自分の性に向き合うという繊細なお話でしたが、こちらは完全にギャグ漫画です。 緊縛された男を描く絵師になるという、夢を持った美大生武蔵が、友人のマリオ(キノコ)の勧めで、市役所勤めのDTシチサン(あだ名)をモデルに緊縛絵を描き始める。というお話です。 しょっぱな、武蔵がデッサンの授業でラオコーンの緊縛絵を描くところからテンションが高い本作ですが、このテンションの高さは最後まで途切れません。 元々作者は繊細な線画を描くのですが、その崩しっぷりが尋常じゃなく、登場人物の顔芸が凄い。 あらすじには、イケメンの美大生武蔵と記載ありましたが、武蔵がイケメンである描写の方が少なく、常時狂気に満ちておりとにかく怖いのです。 たまーに、ほんとにたまーにイケメンになります。 ただ友人のマリオの見た目のインパクトが強すぎて、武蔵がどんなイケメンなのかを忘れました。 ちなみにマリオはキノコカットでオネエ言葉で、いつも微妙な丈のシャツを着ているヘソ出しですが、ヴァ◯ナマニアのヘテロセクシャルです。 お色気シーンは殆どありませんので、苦手な方でも読めるかも知れません。 とにかく爆笑必至です。 この本に関係ないですが、スメルズライクグリーンスピリットの登場人物の柳田先生を主人公にした後日談、深譚回廊はシリアスなお話なのですが、そちらも面白かったので読んで下さい。 この愛は歪すぎる!! #1巻応援愛しています、キョーコさん。 藤村緋二 のざわたけし名無し最初は、彼女を異常に溺愛している男が主人公で、主従関係がある変なカップルの話だなと思って読んでいたら、実は彼女のキョーコさんの方にヤバすぎる秘密がありました。 新興宗教、かどうかはわからないけど、キョーコさんは地球滅亡を止めるため「太陽神」に捧げる生贄を10人集めないといけないという使命を背負っていることが判明します。さすがの岡田くんも「何言ってるんだこいつらは」とドン引きするも、結局はキョーコさんの為に自分が「生贄」を集めることになってしまう。 岡田くんからすると、自分はキョーコさんと2人だけで一生仲良く暮らしていければそれで良かったのに、厄介な事に巻き込まれてしまったなという思いかもしれません。ただ客観的に見れば、キョーコさんは太陽神を崇めている。そしてそのキョーコさんのことを、岡田くんは崇め奉っている(愛し方が恋人のそれとはかけ離れているように見えるので)。完全なる信仰の一方通行が出来上がっています。 これから、岡田くんはキョーコさんのために生贄を集めなければいけないわけですが、同意があったとしてもやってることは誘拐・監禁という立派な犯罪です。 どこかで我に返ってキョーコさんと縁を切る…なんてことはおそらくなさそうなので、気が済むまでキョーコさんのために突っ走って頑張ってほしいな。 一番笑ったのは、大家さんの圧倒的なパワー。2巻以降も出てきてくれるのかな。あと岡田くんの正気なのか正気じゃないのか判別の難しい表情が地味にツボ。 圧巻の下ネタギャグ作品いつかバカになる日 ニシムラマコジ名無し表紙からある程度想像できますが、最初から最後まで下ネタ連発の作品です。あまり元気無く落ち込んでいる人、普段下ネタが言えない環境でストレスがたまっている人が読むといいと思います。作者のニシムラマコジ先生の世界観が凄いです。人間ウォシュレットなど、よくこんなに下ネタが思いつくなあ。時事ネタは古く知っていれば懐かしく楽しめます。唯一無二の腹話術ギャグスミレ17歳!! 永吉たけるstarstarstarstarstarひさぴよ可愛らしくてキュートな17歳の女子高生スミレ。実はこのスミレ、人形なのです。黒ずくめの怪しい中年男性(オヤジ)が背後から操ってます。 いっこく堂もビックリの腹話術で、スミレが本当に生きているかのように、楽しい学園生活を送ろうとするのですが…。 いざ”緊急事態”に陥ると、スミレが人形のようになり、背後でオヤジが必至にカバーリングしている様子がじつに爆笑ものです。謎の権力によって先生からは人間として扱われ、ただただ困惑するクラスメイトたちの反応がシュールで良いリアクションしてます。 スミレは活発な性格のおかげで、次第に周囲に受け入れられていきますが、一言も喋らず、黒子に徹しているオヤジも、なんだか応援したくなってくるから不思議です。何者なのかは最後まで謎でしたけど。 ちなみに、「スミレ16歳!!」というバージョンもあって、そちらは「スミレ17歳!!」のリメイク版になります。 度肝を「抜かれます」デビルエクスタシー 押見修造名無し『悪の華』や『漂流ネットカフェ』で知られる押見修造氏の初期作品の一つ。 ある「トラウマ」を抱えた人間の主人公と、悪魔(サキュバス)が経営する風俗店の話。主人公はあることがきっかけで悪魔たちに追いかけられますが、悪魔でありながらも主人公の味方をする謎の女性と出会う事で物語が進んでいきます。内容はくだらないかもしれませんが、ギャグとエロを交えながらテンポよく進み読んでいてとにかく楽しかった。足がネコの探偵ネコアシ 永吉たける名無し人間だけど、何故か足がネコという探偵の"ネコアシ"。1匹の迷い猫を巡って、我こそが持ち主だと主張する2人の紳士のどちらが本物の持ち主なのかを見事に見抜きます。"ネコアシ"の探偵としての鋭い着眼に感心させられるストーリー展開だけでなく、たった23ページの短い漫画のあちらこちらに散りばめられているネコ特有の習性や仕草の描写に、作者さんも猫好きで、家で猫を飼っているんだろうなぁ、と読み手に想像させたりする遊び心あるユニークな作風も、この作品の大きな魅力となっています。"探偵ネコアシ"は人間とは言え、足がネコなだけあって、仕草も妙にネコらしかったりするところに何とも愛嬌があって、こんな探偵さんがいたら、困った時にはぜひ調査を依頼してみたい、と思ってしまいます。私のような猫好きにはかなりクセになる"探偵ネコアシ"の楽しいキャラクター、続編が登場することを大いに期待します‼︎<<166167168169170>>
色々あって、くまの編みぐるみに寄生?した宇宙人のくまえもんから見た日本のいろいろ。 「くまえもん」は海野さんご本人たっての希望で企画した話だったみたいですが、なかなか連載が実現せず、やっとウェブ媒体での連載が決まったの思ったら他の連載との掛け持ちで第一話から間に合わないという、珍しいタイプの漫画でした。なので初っ端からくまえもんが写真で登場。最初はなんだこの漫画はと思いましたが、二話目からちゃんとした漫画が始まるのでご安心を。 写真でくまえもんが出てくるのは一話だけではなく、講談社漫画賞授賞式にお邪魔する回もあります。その様子をレポートする中で東村アキコ、ひうらさとる、萩尾望都(敬称略)が登場するなど、ある意味この漫画の一番の見どころになってました。