ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<150151152153154>>「飼育」を夢見るロリおね?百合 #1巻応援舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。 秋津貴央あうしぃ@カワイイマンガ小学五年生の舞ちゃんは、家の前で倒れていた高校生のお姉さんにご飯を食べさせる……そこから始まり、生活力の無いお姉さんを小学生がお世話する日々が描かれる。 積極的に動くのは舞ちゃん。子供離れした料理テクで、お姉さんに美味しいご飯を食べさせつつ、他にもあれこれ世話を焼く。 一方、お姉さんの方は、美人で頭も良いが謎めいていて、何よりも無口の中に時折見せる感情表現が、舞ちゃんと読者の「庇護欲」を唆る。中々ズルいヒト。 そして舞ちゃんが抱いてしまうのが……タイトルにもある通り、お姉さんを「飼育したい」という気持ち。 一人暮らしのお姉さんと、親がなかなか帰ってこない舞ちゃん。複雑な寂しさを抱える二人が出会い、ひととき寄り添う。舞ちゃんは芽生えた感情に戸惑い、お姉さんは何かを隠しつつ。 不安を抱きながらも、ひとまず優しさを持ち寄る二人は、温かいが少し切ない。「飼育」という舞ちゃんの欲望の落とし所と、二人の関係性の落ち着く先を、今後も追いかけて行きたい。 □□□□□ 食漫画としては、地方性よりも、お腹が空いた人が喜びそうなメニューが並び、唾が出る。むしろ地方性が出ていそうなのは『アイラップ』というツールである。ご存知の方、おられるだろうか……?数学オリンピックを目指すスポ根的数学青春マンガ数学ゴールデン 藏丸竜彦hysysk数学は好きだけど数学オリンピックはあんまり興味ない。でもあれがいかに狭き門で難しくて熱い世界なのかはちょっと分かった気がする。 本当は私も一日中数学について考えていたいのだけど、経済合理性がなさ過ぎるのでやってない。もっと若い頃に受験以外の数学の世界に気付いてれば人生違ったと思うので、若者は読んでみて欲しい。 #1巻応援時代の空気なんぞという物を。ワタナベ 窪之内英策ナベテツここではないどこかに行きたい。日常がいつか終わることを、漠然と夢見ていた時代の空気というものが、かつてこの国にはありました。それはバブルと裏返しの虚無感のようなものでしかないのかもしれませんが、この作品に漂う諦感と、正反対の馬鹿馬鹿しさは恐らく表裏一体だと思います。 主人公の妙子は自分の日常にうんざりしていて、でも遠くへ行くことも出来ません。彼女の前に現れたのは、宇宙人を名乗るボディスーツに身を包んだ「ワタナベ」。 少し不思議な非日常の物語は、良くも悪くも時代の空気を感じさせてくれます。 あの時代を知っている人間には、恐らくどこか懐かしく感じる作品だと思います。そして、あの時代を知らない人が読んだらどう感じるのだろうかと、バブルから遠く離れた令和の時代に考えたりもします。 日常は終らない。多分、だらだらと続く。でも、そんな中でもきっと素敵なことは見つけられる。今、自分が出せる回答はこんなもんかと思っています。異様なまでに飽きない吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至名無しモブキャラもよく再登場させるしかれこれ11巻もやっている癖して全く飽きない ギャグマンガとはいえ日常系の系譜を受け継いでいるのに日常系特有の飽きが来ない ホ ン ト 何 故 か 全 く 飽 き な い これまた不思議な良いマンガ 同じギャグマンガのCITY共々アニメ化あくしろ 世界中の戦士がやってくるアパート三丁目雑兵物語 グレゴリウス山田ななし十三世紀のハローワークとか竜と勇者と配達人の作品ということで買ったけど長らく積んでいたやつ。 日本の足軽を始めとして、ドイツのチュートン騎士団とかイスラームのアサシン、アステカのポチテカ、北欧のヴァイキングなどなど、大量の「戦士の女の子」が主人公が大家を務めるアパートにやってくるゆる〜い話。 ノリはゆるいけど、歴史的情報は細かく描かれていて好きな人にはたまらないと思う。 ヴァイキングの兜にツノは後世の創作で実際には無いって初めて知った。思えば幸村先生の私物にもツノはなかったと気づき興奮した。 https://natalie.mu/comic/news/333910原点にして頂点のバチクソオモシロギャグ少女漫画B.B.Joker にざかな野愛淡々としていてドラマチックではないし日常的だけどめちゃくちゃ笑えて不条理だったり下ネタもあったり不謹慎だったりするけど綺麗で読みやすくてこれ好きって言ったらセンスいいねって一目おかれる漫画はありますか。 あります。B.B.Jokerです。 今まで読んできたギャグ漫画の中でいちばん面白かったものは何かと問われればおそらくB.B.Jokerと答えます。少なくともギャグ少女漫画界ではいちばん面白いはずです。 言葉遊びをふんだんに使用したレベルの高いギャグ、かと思えばめちゃくちゃ変態的思想ときどきうんこ、結局笑っちゃう不謹慎なネタ、それらを包み込むTHE白泉社な美しい絵柄。 この意外性が面白さの青天井へと導いてくれます。 B.B.Joker好きっていう人とは絶対に友達になれる気がします。でも読んだら全員面白い好きってなると思うんです。つまり読んだら全員友達なのです。だからにざかなも仲良くしてくれ! 中の人たちのネタかガチかわからない不仲っぷりも好きです。4ジゲンもめちゃくちゃ好きです。マキヒロチ先生が色んなヤバい奴と出会う漫画ルックルック境界線 マキヒロチちくわぶ自分とは違う【あっち側】の人間を観察しよう!がテーマのエッセイ漫画です。「恋愛のあれこれ」「オーガニック生活」「アウトローな生き方」の3部構成なんですけど、個人的に一番面白かったのは「アウトローな生き方」をしている人達の話ですね。私のように自分自身は関わりたくないけど、そういう話を聞くのが好きだという人はきっと多いはず。裏稼業をしていた佐藤さんも不思議な人でしたが、福島と茨城の県境にある占いもできるラーメン屋さんは、訳の分からなさが逆に本物っぽいと思いました。たぶん占いというより気功みたいなものだと思いますが、それでも普通の人にはない何かを持ってる人ですね。マキヒロチ先生のリアクションがガチでした。でも本業であるはずのラーメンは不味いらしいです。 肴の描写がむちゃくちゃうまい杯気分!肴姫 入江喜和マンガトリツカレ男東京下町・向島のある小料理屋「酒奈亭」の若女将が主人公。小学生か中学生くらいの時が読んでたが印象に残っているのはイワオちゃんの黒眼鏡だけでそれ以外は全て忘れていた。 最近久しぶりに読みなおしたがこの歳になって読む方が圧倒的に面白い。昔はよくわかんなかったあや奈とイワオちゃんの関係やそれを取り巻く環境などが理解できるのでより面白かった。 異世界転生モノとしては結構異色?迷宮ブラックカンパニー 安村洋平名無し現実世界で大金持ちになった主人公が異世界に飛ばされてヒドイ目に… そこまで遭うこともなく持ち前のズル賢さでクズとして無双するというのがこの手のテーマでは斬新かも。 ちゃんと努力したり一本スジを通すところが主人公の性格の悪さとギャップがあっていいですね。ぶたぶたさんに抱きしめられたいぶたぶたの休日 安武わたる 矢崎存美 メイブルウ野愛『ぶたぶた』を読み終えたばかりだけど、再びぶたぶたさんに会いたくなってこちらも読んでみた。 やっぱりぶたぶたさんは素敵なひとだ…!! かわいいぶたさんが当たり前のように喋りだす故、初めて会うひと達は驚きペースを乱される。そして、まんまるの目に見つめられてついつい心を開いてしまう。占い師も刑事も天職。 『ぶたぶた』とくらべるとこちらはちょっと重たいお話もあるので、ぶたぶたさんの可愛さに癒されながらも自分の人生を見つめ直してしまうような力もあった。 何者かになりたい気持ち、自分の人生の主人公は自分だという気持ち、いつの間にか忘れてしまった気持ちをぶたぶたさんが呼び起こしてくれるはず。 マネ厳禁!学校の壁を登る女子に出会った!フリクションガール nogaあうしぃ@カワイイマンガ一人暗く過ごしていた新高校一年生・うーちゃんは、妙な光景に出会う。え…… 誰かが非常階段を、 「外から」よじ登ってる! (注:絶対マネしないでね!) 何やってるの!と思わず声をかけたうーちゃん、登っていた女子・ギャオに誘われ、あれよあれよとボルダリングに挑戦することに。 今までピアノに打ち込んできたうーちゃん。受験に失敗し、失意の中で「指が駄目になる」覚悟で挑んだボルダリング。ギャオの喜ぶ顔を見て、もっとやってみたくなる。……「サイコーになる」って、どんなだろう? ★★★★★ この作品、ボルダリングの「魅力」の取り上げ方が、独特だ。 まず、ギャオが登る場所。学校の非常階段を外から攻略、岩を見ればマリア様の上もお構いなし、そして荘厳なステンドグラス窓も、彼女には攻略対象でしかない。 全ての壁が……自然であれ人工であれ……攻略対象なのだろうが、ギャオの場合、かなり無謀で、挑戦的だ。日常の風景の中に、まるで未踏の地を進む冒険家のようなときめきを見出している。 我々は、真似してはいけない。鍛え抜かれたギャオの挑戦の日々を、この作品で眩しく見つめるだけにしよう。 それから、途中から参加のマミちゃんの、ダイエットやインスタ映えという視点も、ああ確かに大事だよね、と思わされる。(ダイエットきっかけでボルダリングする漫画として『ぽちゃクライム!』もご覧下さい!) ★★★★★ 取り敢えず、ギャオとマミちゃんと遊ぶのが楽しい、から始まる、うーちゃんのボルダリング。 ここでカバーを見返してほしい。 物語最初の暗い表情とも、最後の柔らかな笑顔とも違う表情。いつの日かこれを見るのが、きっとこの作品の到達点なのだろう。うーちゃん変われるか!? あと、部活とかって……?西森博之の週刊連載デビュー作甘く危険なナンパ刑事 西森博之starstarstarstarstarひさぴよ1990年、西森博之が増刊少年サンデーで連載していた『今日から俺は!!』を中断した後、少年サンデーで始まった初の週刊連載作品。 『甘く危険なナンパ刑事(デカ)』は短期間の連載に終わり、その後まもなく『今日から俺は!!』が増刊から少年サンデーへ移籍することになります。 破天荒な刑事マンガとして良作だったと思うので、これは『ナンパ刑事』が良くなかったというよりも、『今日俺』ほどの期待が集まらなかったと見るべきなのかもしれません。 物語の舞台は千葉で、主人公・相沢の性格がお金好きな軟派であったりと、『今日俺』と所々似ている部分はあります。のらりくらり掴みどころはないけど、ポリシーがあって、大事なところではビシッと決めてくれる西森作品らしい空気を感じられると思います。 とはいえ、全2巻はあまりにも短かった。相沢と麻子のコンビはもっと見ていたかったです。西森作品って、中盤あたりから凄く面白さが発揮されると思ってるので、魅力を伝えきるにはせめて5巻分は続けて欲しかったところ。 もし、『今日から俺は!!』ではなく『ナンパ刑事』が週刊連載を続けていたら、その後の西森作品の系譜はどうなっていたのだろう、なんて事を考えて読んでみるとより面白いかもしれません。 でこぼこ3人組のスペース・オペラ・ファンタジー!男爵にふさわしい銀河旅行 速水螺旋人ANAGUMA広大な宇宙―…。発達したテクノロジー、多様な生態系、見果てぬ星への終わらぬ旅路…。このドキドキワクワクが一度に摂取できちゃうのがスペースオペラというジャンルの魅力ですよね。 『スターウォーズ』や『銀英伝』を筆頭にスペースオペラ、戦争とか起きがちですが本作はどたばた宇宙旅行マンガ。 基本オムニバスなので読みやすいながらも、毎話SF的な趣向を凝らした濃いぃ〜〜いネタが味わえます。 没落貴族のミハルコ男爵、ポンコツアンドロイドのランパチカ、エロめの吟遊詩人ノンシャランの3人組の珍道中、いつもわちゃついていて読んでて楽しいです。 そしてアースライト姫、一体どんな姫なんだ…。 ミハルコ男爵と同じく、僕も姿を拝める時が来るのを楽しみにしています。 コンビニ人情コメディコンビニ番長 ふくた伊佐央ポケポケコンビニという場所の懐深さを改めて認識しました。コンビニ勤務という仕事を軽く見ている人はこれを読んで考えを改めてほしい… というほど崇高な内容ではないですが。今連載してる島さんと通じるものがある。 あと絵柄とかおおひなたごうに近いものを感じるアシスタントとかしてたりして…? きっと作者は長年のコンビニ勤務経験をもとに描いているんだろうなと思ったら、実は全く未経験だということがあとがきで明らかになり驚愕。しかしあまりにもネタ出しに苦労したため、漫画のためにコンビニ勤務を開始したという。そんなことあるんだ… 実は傑作なのではないか?働かざる者たち サレンダー橋本霧兵衛良かった点 ・この漫画ほど酷くはないが、どの会社にでもいそうな人間をすごいうまい感じで表現している。 ・各話に印象的な人物が登場が単純なダメなやつでなく、社内でなんかしらの理由があり現在の至ると言う部分もありただのギャグではない 総評 ・サラリーマン漫画の最低到達点とも言われているが、世の中にあるサラリーマン漫画の一つとしてはすごい高い完成度があり実は傑作なのではないかとずっと思ってるぶたぶたさんのタクシー乗りたいぶたぶた 安武わたる 矢崎存美 メイブルウ野愛表紙のかわいいぶたさんは、山崎ぶたぶたさんという男性です。ショップ店員だったり、シェフだったり、タクシー運転手だったり、真っ当に働く善良な社会人なのです。 というとめちゃくちゃファンタジックで他にもうさぎさんとかねこさんとか出てきそうですが、ぶたぶたさん以外は普通の人間しかいない世界のお話です。 このぶたぶたさんがとても真面目で優しい方なんです。人を責めたりもしない、説教じみたことを言うわけでもない、ただそっと寄り添ってくれるような方。 まんまるの目にぶたさんのお鼻がついているだけなのに、優しく微笑んでいたり心配そうに見つめていたりするのが伝わってくるのです。 その姿が今まで出会った優しい人たちの顔と重なるような気がして、心がほんのりあたたかくなります。 仕事や人間関係に疲れたときに読んでみると気持ちが穏やかになること間違いなしです。 駅の売店で牛乳飲んでるぶたぶたさん、かわいすぎる…! 図書館から始まり、宇宙へ広がるSFラブコメ生殖の碑 あさりよしとおnyae※ネタバレを含むクチコミです。とにかくほのぼのするガンバレ!中村くん!! 春泥天沢聖司表紙のを見て、絵柄が懐かしい感じで素敵だなと思い買ったやつ。コメディのノリも80年代っぽくて読んでいて実家のような安心感がありホッとする。 とにかく主人公の中村が不器用で健気。 昨今のどエロいBLともサブカルお洒落BLとも違う独特の穏やか雰囲気がいい。 1巻が出てからだいぶ経つけれど、いつ2巻が出るのか気になります。ひやしあめがむちゃくちゃうまそうナマの京都 グレゴリ青山マンガトリツカレ男関西では「ひやしあめ」というのは一般的だそうだが俺は関東に住んでいるので「ひやしあめ」と言うのはほとんど見たことがない。「ひやしあめ」はたまにみかける面白缶ジュースのひとつという印象も強いがこのマンガ内に登場するコラムにある「ひやしあめ」はむちゃくちゃうまそうだった。 ひやしあめの話はともかく、グレゴリ青山が若いころバイトした料亭のエピソードや先祖代々京都に住んでいるので先祖が「応仁の乱」あたりでおこしたしくじりを大正時代まで言われるとか中々クレイジーなエピソードが多く面白い。 コラム内に登場した近畿地方の謎CMに興味湧いたので調べた 岩田呉服店 https://www.youtube.com/watch?v=ktQzEZzTgo0 西村の衛生ボーロ https://youtu.be/TkO_dKybaFY 亀岡山田木材経営団地 https://www.youtube.com/watch?v=PB9mWPevo_4 大長編の異色作「夢幻三剣士」大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄starstarstarstarstarひさぴよ大長編ドラえもんのシリーズ14作目となる、三銃士をモチーフとした編。 > 夢はいいなあ・・・。 > 現実の世界はどうしてこんなにつらくきびしいのだろう・・・。 日々の現実がイヤになったのび太は、ドラえもんに懇願し、思い通りの夢を見ることができる道具「気ままに夢見る機」を未来デパートから取り寄せてもらう。自分の思うがままに夢を楽しむのび太だったが、現実世界に謎の使者トリホーが現れ、『夢幻三剣士』という夢カセットを見るようすすめられる。その夢の内容は、RPGゲームのような剣と魔法の世界だった。そこでは”ユメミル王国”を侵略しようとする妖霊大帝オドロームと戦うことになり…。 一見すると、小説『三銃士』を題材とした冒険活劇かと思いきや、一気にシリアスな流れへと変わってゆく。 この作品、他の大長編と特徴を比べてみると、かなり異色であることに気付かされます。 例えば、 ・夢の中が舞台なので、現実世界の動きがほとんど無い ・ジャイアンとスネ夫の影が薄い(のび太の夢の中に出てくる人格に過ぎない) ・しずかちゃん本人も夢の中の人格として現れる ・仮想世界でも死ぬと本当に死ぬ ・トリホーの目的、ラストシーンの意味が謎のまま終わる などなど。 非日常が日常を侵食する怖さ、みたいな不気味さは今までのシリーズでもありましたが、読み終えたときの拭い去れない違和感みたいなモノは、子どもの頃からずっと残っています。 此処ではないどこか違う世界へ行きたい、別世界で活躍してみたい、という願望は誰しもが抱くものですが、それを仮想現実という舞台で時代を先取って見せてくれたのが、この無限三銃士であると思います。 子ども向けとはいえ、現実と虚構の境界をまざまざ見せつけられたようで、その境界線とは何なのか?うなされるように悩んだことは忘れません。 ラストシーンを読み返すたびに、江戸川乱歩の「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」という言葉が浮かぶのでした。ドラえもん のび太の海底鬼岩城大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄みょー恐竜〜竜の騎士までの単行本しか持っていなかったにわかですが、海底鬼岩城のラストは未だに心に残ってます… バギーちゃんの特攻は当時、子供ながらに泣きそうになりました。 アトランティスやムー、バミューダ海域などのワクワクする設定も魅力です。3つの「違い」を楽しめる「のび太と鉄人兵団」大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄ドッチモドッチ栗原藤子F先生が亡くなられた後も変わらず子供たちの夢を膨らませ続ける「ドラえもん」 毎年春に映画が公開され、スクリーンに映るお馴染み5人組の冒険にハラハラドキドキするのは、世代が変わっても恒例の景色になっている。 最近では過去のリメイク作品も制作され、中でも一番オススメなのが「のび太と鉄人兵団」 藤子先生のメカ趣味が存分に発揮されているのも魅力だが、私的には「原作漫画版」「旧映画版」「リメイク版」と3つそれぞれの違った味わいが楽しめるのが最大の魅力とお伝えしたい 原作・旧映画版には登場しない「ピッポ」、そしてリメイク版には登場しない「ミクロス」、そして今作のメインゲストキャラクターであり、年頃の男の子を悩ませた「リルル」 それぞれで違った描き方をされており、どれもそれぞれの引きつけ方で、ドラえもんファンはもちろん、見るもの全てを飽きさせない 子供の頃見た方は、お子様と一緒にリメイク版を見てみるのも良いと思います それぞれ是非見てください 島耕作スペシャルコラボ読んだけどああっ就活の女神さまっ 藤島康介 よしづきくみち 青木U平ああインターン先が初芝電産で笑った夢と現実の狭間が曖昧なドラビアンナイト大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄名無しドラビアンナイトは集団同士の戦いや抗争にのび太たちが巻き込まれるのではなく、空飛ぶじゅうたんや巨大魔人、黄金の宮殿など、アラビアンナイトの世界へ大冒険!といった物語です。 絵本の世界から始まり、現実世界のバグダッドへ時間旅行、そして気づくと魔法の世界でシンドバッドに出会い…という夢と現実が曖昧に混ざりうような世界観がとてもワクワクします。 その一方でしずちゃんが序盤でひとり絵本の世界へ取り残され、奴隷として商人に捕まり砂漠を歩かされたりと、散々な目にあいます。キレイ好きなしずちゃんの身になるとどんなに辛かっただろうとちょっと悲しくなりました。 <<150151152153154>>
小学五年生の舞ちゃんは、家の前で倒れていた高校生のお姉さんにご飯を食べさせる……そこから始まり、生活力の無いお姉さんを小学生がお世話する日々が描かれる。 積極的に動くのは舞ちゃん。子供離れした料理テクで、お姉さんに美味しいご飯を食べさせつつ、他にもあれこれ世話を焼く。 一方、お姉さんの方は、美人で頭も良いが謎めいていて、何よりも無口の中に時折見せる感情表現が、舞ちゃんと読者の「庇護欲」を唆る。中々ズルいヒト。 そして舞ちゃんが抱いてしまうのが……タイトルにもある通り、お姉さんを「飼育したい」という気持ち。 一人暮らしのお姉さんと、親がなかなか帰ってこない舞ちゃん。複雑な寂しさを抱える二人が出会い、ひととき寄り添う。舞ちゃんは芽生えた感情に戸惑い、お姉さんは何かを隠しつつ。 不安を抱きながらも、ひとまず優しさを持ち寄る二人は、温かいが少し切ない。「飼育」という舞ちゃんの欲望の落とし所と、二人の関係性の落ち着く先を、今後も追いかけて行きたい。 □□□□□ 食漫画としては、地方性よりも、お腹が空いた人が喜びそうなメニューが並び、唾が出る。むしろ地方性が出ていそうなのは『アイラップ』というツールである。ご存知の方、おられるだろうか……?