ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6176件<<135136137138139>>もっとお近づきになってくれ!! 見てて最高にじれったい元ヤンとお嬢様お近づきになりたい宮膳さん 秋タカ天沢聖司高木さんや、好きな子がめがねを忘れた、顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君などなど。じれったい男女の学生青春モノなんて、こんなんなんぼあってもええですからね。そこに『お近づきになりたい宮膳さん』も足しましょう。 お嬢様学校から転向してきた宮膳さんは、お近づきになりたくて隙きあらば元ヤン・松林くんが好きな任侠映画のセリフを会話に挟み込むんだけど、「まさかこの人が言うわけないよな…」とスルーされてしまう…というプロローグから始まる物語。 1巻は終始こんなんばっかなんだけど、宮膳さんが何度も話しかけようと頑張るおかげで松林くんの緊張(警戒)が解けて、2人がちょっとずつじりじり距離を縮めていくのが尊い。 恋のはじまりを温かく見守るのってなんでこんなに幸せな気持ちになるんでしょうね。最高です。ただただ2人の幸せを祈っています。 (追記) 秋タカ先生の描くネコの体と顔、絶妙に癖が強くて本来笑うべきところじゃないんですけど笑ってしまいます。面白い。いとしのムーコ完結いとしのムーコ みずしな孝之さいろくいやぁ寂しい。 うちにも犬がいるんですが、ムーコを見て「うちの子もこういう気持ちだったりするのかな」と思って見てると本当に心が癒やされるんですよね。 ムーコは実際の写真とかも出てたりしてめっちゃ可愛いですが普通に柴犬で、特段変わったワンちゃんではないのだけど、漫画の中で描かれる彼女の小松さん大好きっぷりや一喜一憂っぷりが「犬ってこうだよねえ」と共感しか無いです。 そして共感するたびに犬を好きになる。 みずしな先生だったかイブニング編集部だったか忘れちゃいましたが、Twitterでも定期的にムーコの関連ツイートが発信されていて、それらを見るのも大好きでした。 どこまでノンフィクションかわかりませんが、最終巻もとてもハッピーな気持ちで終われたので良かったです。 本作を読んで柴犬を飼いたいと思った人も少なくないのではないかな? タイトルのとおり「いとしのムーコ」でした。 みずしな孝之先生、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。押切蓮介の未収録短編(ホラー寄り)押切蓮介短編集 押切蓮介さいろくグリーンまで読了。 ホラーなのにホッとするのは押切蓮介センセーが描くホラーのゾッとするけど他人事感(遠い場所のお話というか)を感じるところであり、押切先生の体験談だったりするとm9(^Д^)プギャーって思うとこがある(ピコピコ少年やハイスコアガールで親近感を持っているからかもですが)からかなと思っています。 押切蓮介先生には壇蜜に負けないぐらいいいオンナと結婚してもらいたい…と思いつつ、場末のキャバ嬢とかとくっついて意外と普通にいい家庭を作ってしまいそう、という妄想も膨らみます。 そんな先生の短編集ですが、ホワイトはコンセプトはそんなに強くなかった気がするけどブラックはかなりブラックな内容に寄せている?と感じました。 グリーンは山っていうところが多いからグリーンなのかな・・・? グリーンのあとがきで「次はイエロードロップ」と言ってたので続きも出るでしょう。そのうち出したいと言っていたピンクドロップにも期待を膨らませつつ。マレーシアは関西だった…!? ヒーロー×宅配の南国ドタバタ劇!ライデン Zintななし9月にマレーシアコミックが2冊日本で発売されたときに購入したものをやっと読みました。想像していたものと全然違った! 初っ端から金持ちのおばさんの止まらないゲロで始まることから分かる通り、ヒーローモノでありながら立派なドタバタギャグ漫画でした。表紙詐欺〜〜! https://natalie.mu/comic/pp/inboundcomic https://www.cinemart.co.jp/article/news/20201001003282.html 絵のデフォルメの感じが独特。日本の漫画っぽさと、西洋風のお洒落な線画アートっぽさがいい感じで混ざっている。 描き文字の効果音はアメコミ風の英語なんだけど、登場人物たちは小気味よい関西弁で喋り…と、多国籍感が半端ない。 タイ人のキャラが喋る時、セリフの最後にずっと「(タイ訛り)」がついてる演出も面白かった。 学校を卒業してから36回仕事をクビになったというロン毛でロックな雰囲気ただよう主人公のキングがある日突然、ビッグJCというおっさんにヒーロー「ライデン」にされてしまい、ライデン運送という「手紙以外何でも運ぶ配送屋」で働くことになるところから物語は始まる。 ライデンの前には常に「ジャカフ」という敵が立ちはだかるのだけど、このジャカフが生まれた経緯が面白い。 ジャカフは元配送屋で、強盗に襲われ会社に戻ったら仲間は誰も信じてくれず悲しみのあまり自殺、恨んで化けてこの世に戻り会社を燃やす。みかねたジャカフの相棒・コディスが彼を止めようと、黒魔術師に頼んで超能力をねだり「ライデン」となる。その2者の戦いは子孫へと受け継がれながら続いており、ビッグJCこそがその子孫でキングの前のライデンなのだという。 配送屋から生まれたヒーローなので、キングのまわりにはライデンの相棒だったという喋る宅配ボックス・メイシー(女)や、元馬のバイク・フラッシュ(男)など不思議なお助けキャラがいるところが魅力的。 他の海外マンガと同じく、読み始めて作品になれるまでちょっと時間が必要でしたが楽しく読めました。先がどうなるのか全く読めないので気になります。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01201874010000_68/ おかえりシゲタ。後ハッピーマニア 安野モヨコさいろくまさか同じぐらい歳とって帰ってくるとは思わなかったよ。 高校の頃に読んで少なからず影響を受けた「ハッピーマニア」の続きが読めるというだけでも嬉しかったけど、まさかこんな展開とは。。 マンバではさすがに既にクチコミも盛り上がった後なので今更かもしれないけど、ハッピーマニアという作品と安野モヨコという作者は私にとっては岡崎京子とリバーズ・エッジ並の存在なのでどうしても読後感をクチコミで残しておきたかった。 フクちゃんもご健在で何よりだし、タカハシもタカハシだったのでタカハシだなー!って感じでもあり、自分が大人になってしまったがゆえに結構どっちの気持ちも「わかる」感じがしてしまって、今後に期待と不安が膨らんでおります。新時代のちびまる子ちゃん岡崎に捧ぐ 山本さほさいろく今のアラサー・アラフォーに刺さるちびまる子ちゃん的に言われているそうだけど、言われてみたら確かにそうだ! ただ、彼女らはちゃんと歳を取るので、同じような話が続いたりは一切しない。単純に「とても面白い」「良いよね」みたいな感想が出てくる作品。 作者であり主人公の山本さほと友人の岡崎さんはベクトルは違うものの二人共個性的で、とにかくアクが強い。 岡崎さんは家庭環境もめちゃくちゃだし全てを許してくれそうな聖母マリア的な存在にも見える(山本さん視点) 山本さんはそんなかけがえのない親友の岡崎さんを漫画にせざるを得なかったのであろう、というようなエピソードがてんこ盛りである。 ただ、山本さんはあえて岡崎さんと対比して普通っぽさが見える反面、そんなことするの!?と驚くようなことも割としている。 あえてそういう描写にしてるんだろうけど、それが漫画的でこの作品の面白いところでもある。 高校に入ってからの彼女らの関係もそうだし、山本さん単体での生活はアラサー・アラフォーな読者には懐かしさと共感とで色々うわー!ってなるのがまた良いところかもしれない。 一時期めちゃくちゃ話題だったけど、もっとずっと話題でいいし国民的漫画にしちゃっていいのに!と思ったけど内容的に子供には見せづらいかもしれない(笑) そして全部飛ばさずに読んで欲しい。 どのRPGだってエンディングだけ見たって味わえる感動は全てを歩んだ人と雲泥の差があるものだけど、それと一緒でちゃんと最後まで全部読んだ人はきっと最終話まで読んで良かったと感じるはず。試し読み推奨巨娘 木村紺名無し木村紺の「神戸在住」や「からん」を読んでから手を出すと面食らうかも。それくらい他作品とかなり印象が異なる作品です。主人公のジョー(巨娘)がえげつないほど破廉恥でして、このアクが強さをギャグとして受け入れられるかどうかで、笑える人と苦手意識を持つ人に別れるように思います。自分は好きと苦手がちょうど半々くらいですね。 絵については神戸在住のような独特のコマ割りがありますので、この内容でこのコマ割りは、読み進めるのに少し慣れが必要です。(後半に進むにつれて読みやすくなりますけど) ジョーの焼き鳥店での話などは飲食業の話として面白い話も多く、その辺りのガッチリした仕事ぶりと、破天荒さのギャップが楽しめる方にはオススメです。 麻雀文化の広がりを確かに感じる麻雀ラブコメ鳴かせてくれない上家さん 古日向いろは 更伊俊介 内川幸太郎兎来栄寿2018年にMリーグが発足してから早2年経ちますが、そのお陰もあってか今世間で再び麻雀が盛り上がっています。3シーズン目を迎えた今年は視聴者数も100万人を突破。とある大手企業では全自動卓の売り上げが4倍にもなったとか。 『咲-Saki-』のように世界の競技人口が億単位になるにはまだ暫くかかりそうですが、それでもノーレートの健康麻雀が老若男女問わず広がりを見せ続けているのは確かです。 となれば、当然マンガ業界にもそこ人気は波及して新しい麻雀マンガが生まれます。『鳴かせてくれない上家さん』は、『一色さんはうまぶりたいっ!』と並んで今注目の麻雀ラブコメです。 作画を担当するのは『バガタウェイ』や『サクラクエスト』の古日向いろはさんということで、女の子のかわいさはお墨付き。メインヒロインの後輩キャラ・上家さんはもちろんのこと、同級生で黒髪ポニーのお嬢様系ヒロイン筒井さんが個人的に推せます。 上家さんの奔放な行動や笑顔に翻弄されつつ、相手が自分のことをどう思っているのか、これから先どうなるのかドキドキするラブコメ分と、「鳴かせてくれない」にフィーチャーした麻雀分、どちらも詰まっていて一粒で二度美味しいです。 監修にはしっかりMリーグ所属の内川幸太郎選手が入っているのもポイント。巻末のおまけマンガでは、古日向さんが元々麻雀を解らなかったもののMリーグを観るようになってハマったというエピソードもあり、麻雀好きとしてはこうして麻雀文化が根付き広がっていくのは嬉しいなぁとしみじみ読みました。 自虐風自慢なリアルガチ青春ラブストーリーサバエとヤッたら終わる 早坂ケイゴ 早坂啓吾野愛桜井さん好きなのはポーズで結局サバエのこと好きじゃん、っていうか付き合ってるじゃん って8割の人は言いたくなる。と思う。 むしろ桜井さんは桜井さんで結局サバエみたいな女の子がモテるんだよなって思ってそう。 宇治の自虐風自慢じゃないか!いつでもサバエとヤレるって思ってるんだろ!はやく付き合え! なんて思いながらもこのくらいの関係がいちばん楽しいし逆にエロいんだよなあ。 中高生の爽やかキラキララブストーリーよりもリアルガチな青春みを感じます。いいなあ。この系統のマンガは疲れている時にちょうどいい発明軍人イッシン 阿部秀司starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男南極海で発見された旧帝国海軍潜水艦に天才発明家「市奥一真」がコールドスリープで寝ていたが復活し、現在の親類である市奥家に住むところから始まる。 ギャグ漫画らしく現代の世界に違和感なく馴染んでいき市奥家を含めて色々な騒動を起こしていく。発明した薬の効力で人語を喋るようになった全く可愛げがない口の悪いハムスターがお気に入り。途中で名作「魔太郎がくる!! 」をモチーフにしたライバルキャラなどが登場したがいつの間にか終わった... 好きな人は人類最強♡ 強すぎる女子こずえさんとのラブコメ!愛しのこずえさん 大和真弓名無し華奢なよしろうが恋したのはタイヤを担いで登下校するのが日課の屈強な女子・こずえさんだった! こずえさんの最強ぶりがとにかく爽快。 そのあまりの覇気で小動物が気絶してしまうため、小動物が近くにいるときこずえさんは心臓を止めるのがデフォ。自分で心臓止めるって承太郎かよ…!! (ちなみに表紙でよしろうが持ってる「投げて」のうちわが意味するものはキスではなくよしろうの体のこと。パワフル) 強すぎるこずえさんのそばにいるために何度もボロボロになるけど、そのたびに惚れ直すよしろうの愛の深さもいい。 「裏山の生態どうなってんの」とか「おれまだ挟まってるあたりからうまく想像できてない」とか作中で一度も名前の明かされない友達のツッコミがいい味だしてた。 https://comic-polaris.jp/kozue/スライムをタピオカにするという発想よ仁義なき異世界シノギ。《合本版》 輔艮六文銭一大ジャンルになった異世界転生もの。 メインは、ゲームの世界だったり、転生したら最強だったりしてますが、最近は異世界と現実を行き来できるようになったり、通販で道具を仕入れたりとか、その内容もどんどん先鋭化していきますが、本作もその一つだと思います。 ヤクザが異世界へ。ええ、ヤクザが異世界です。 しかも、そのヤクザが現実世界のシノギで「タピオカ屋」をやっているという点が、まず本作の面白ポイント。 ヤクザがクッキー焼いちゃうくらい面白い。 競合におされうまくシノギが稼げず、代償として指詰めになってしまいますが、そのエンコから何故か「鍵」が出てきて、それが異世界にいく道具となる。 ここが第2の面白ポイント。 異世界でもヤクザはヤクザ。得意の拳にものをいわせ、スライムを倒すのですが、ふいに口に入れたスライムの残骸が予想以上の美味。 独特の食感にひらめいヤクザは、シノギが不調だったタピオカの材料にしてしまうという流れ。 これが第3の面白ポイント。 もうヤクザという設定も、タピオカという流行り物も、異世界も、フルに使っているこの発想に脱帽です。 異世界ジャンルのなかでも、俺TUEEEだったり、国盗りだったり、ほのぼのだったりに飽きた方、この一風変わった異世界ものはいかがですか?着たい服を考える前に読む本服を着るならこんなふうに 縞野やえ MB野愛ファッションと人付き合いと公的手続きについては誰も教えてくれない。生きる上で大事なことなのにどうしてなんでしょうね。 あとの2つはさておき、ファッションについてはこの漫画がかなり親切に教えてくれます。 これがお洒落なんだと押しつけることはなく、スポーツをする前には準備運動が必要だとか、料理を作る前には下ごしらえが必要だとか、そういうところからファッションを教えてくれます。ユニクロやGUを多用しているのもお洒落へのハードルを低くするためなんだと思います。 極めて個人的な感想ですが、わたしは奇抜な服が大好きなので基本に立ち返ってみようかなと思った次第です。 ファッション誌を読み漁るのもいいですが、まずはこの漫画を一巻だけでも読んでみると基礎が学べていいかもしれません。 レディースの方も読んでみようかなと思うけど逆に心折れそうだな… 男の世界を垣間みれるマンガをのころん 高本ヨネコ ルノアール兄弟starstarstarstarstarマンガトリツカレ男女子高生・緒乃子が幽体となって男の領域に潜入してレポートしていく。ネタはルノアール兄弟だが絵の感じはルノアール兄弟のに比べてだいぶソフトな感じになっている。男湯/レンタルビデオ屋のAVコーナー/キャバクラなどをレポートしていく。カプセルホテルの回がすげー好きスケベとは少女聖典 ベスケ・デス・ケベス ルノアール兄弟野愛ものすごいドスケベの定義ってなんだろうって思ったけど、ゆいかはブレることなく股間だけ注視してるからまっすぐでいいね。 エロは脇道逸れるけどスケベはまっすぐ。 そんなことを思った。Instagramでも人気の鴨居さんちのマルティくん鴨居家のマルちんは猫です 鴨居まさねかしこ「にれこスケッチ」をきっかけに鴨居まさね先生のファンになりました。ねこねこ横丁で猫エッセイマンガを連載していたことは知っていたのですが、先生が猫のマルティくんメインのInstagramをされていて、フォロワーさんが一万人いることは知りませんでした…!先生ネコスタグラマーだったんですね!!そしてマルティくん大人気!!すごい!! マルティくんはスコティッシュフォールドの男の子ですが、よく犬に間違えられるらしいです。鴨居先生と一日でも離れると不安になっちゃうくらい甘えん坊で、先生も目に入れても痛くないほど溺愛されています。現在14歳を超えて高齢になったマルティくんのお世話は心配なことも多いようですが、先生が愛情と責任をもってお世話されてるからマルティちゃんも幸せそうです。 ラストが無茶苦茶良い公園兄弟 ルノアール兄弟starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男公園兄弟という言葉だけの響きだとジョエル・コーエンとイーサン・コーエンのコーエン兄弟を思い出すけどそんな良いものではなく公園の池に浮かぶ屋形船で暮らすもっさんと心平のホームレス兄弟の話。第10話の「仕事の流儀」の流れと想像を超える荘厳なラストからの最後のページが特にいいいいヤンキーギャグBLだ10年後の和美ちゃん アオダ名無し※ネタバレを含むクチコミです。よくわかんないけど好きさちおくん キャットタング鈴原名無し色使いは可愛いのに、ブサイクでちょっとキモい強烈な表紙に惹かれて読んだ…けどなんなんだこれは!! 1ページずつ独立してるのでサラッと読める。 この強烈な世界観はハマったら癖になりそう…! コミュ症もここまでいくと才能に思える古見さんは、コミュ症です。 小田智仁 オダトモヒト名無しタイトルからもわかるように主人公の女の子はコミュ障なのですが、みんなから崇拝されているという設定が斬新で面白かったです。 そのせいでたまたま隣の席になった只野君は波風を立てない暮らしを目指していたのにいきなり周りから嫉妬の目で見られるところも楽しかったです。 隣の席ということもあり少しずつちょっとした古見さんの態度から、コミュ障じゃないかと感じ取り、偶然二人きりになった教室の黒板を使って筆談をして親交をふかめる見開きのシーンには何とも言えない感動があります。 その後も、幼馴染などいろいろな性格というか特技をもったキャラが出てきてテンポもよくて面白いです。ショワワワ!昭和「時代」という衝撃19XX昭和の旅 徳光康之hysysk先日「昭和時代」という言葉を目にして驚いたのだが、考えてみれば自分も明治や大正のことは「明治時代」「大正時代」と呼ぶので、令和からすれば「昭和時代」でもおかしくはないだろう。 作者の記憶と共に当時の流行や風習が紹介されていて、とにかく熱量がすごい。合間に手書きの解説も入るのだが、これが本当に昭和のオタクという感じでめちゃくちゃ良い。 私は昭和57年生まれなので、全然知らなかったものから「あったな〜」というもの(口裂け女とかパワーリストとか)まで、とても面白く読めました。長らく不況とはいえ、今の方がよっぽど成熟してるし多様化してるし充実してると思うけど、少しはあの頃のワイルドさを思い出してみてもいいかも知れない。味は濃いけど後味は残らない感じブスだけどエロい姉 茸山しめじ野愛タイトル通りの漫画だけど想像したエロいと違った。 彩りが少ないけど出汁が効いてて優しい家庭料理的なものを想像してたけど、肉を揚げたものに大量にマヨネーズかけたみたいなものが出てきた感じ。 結果美味いならまあいいかみたいな。 肉を揚げたものに大量にマヨネーズかけたみたいなエロい姉だった。まあはそれもよし。 エロい姉ではあった。デカくてエロい姉だった。 読むと頭が空になるやつじょじむらのじゆうちょうまんが!! じょじむら名無し本になったと知って購入。日下幹之先生が漫画家デビューを目指して頑張っていた頃に、自尊心を回復するために始めた「女児セラピー」がこのじょじむら爆誕のきっかけだったと思うのですが、それがまさか本になるとは…感慨深いです。 https://twitter.com/jyojimura/status/994921225116831744?s=20 一番好きな話はアザラシのやつ。なんの脈絡もなく唐突に迷路が始まって吹きました。女児すぎる。 あとチョコにタイガーバームつけるやつはガチで自分でやってそうで怖くて笑った。 全体的にイカれた調子なんだけど、うつネコとげんきネコのエピソードは毎回いい話で清涼剤になっていていい。 ちなみにこのうつネコが主人公のお話が「きみが元気のない時に見る本・きみがさびしい時に読む本」というタイトルでKindleインディーズで出てて¥0で買えます。 https://www.amazon.co.jp/dp/B08BS2MLZY/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_CpZVFbM04JECH ちなみにこれ1冊目の星の評価が1000件越えていて呪術廻戦1巻に肉薄するレベルなのですが、その理由は読めばわかります。全人類元気のない時に読んで…。 考えるな感じろという1冊なので頭を空にしたいときに読みましょう。双子ってやっぱり神秘かもそこに山があったとしても 桑田乃梨子nyaeなにか起きているようで、なにも起きてないといえばそうかも知れない、という感じの、双子の男子高校生兄弟を主人公とした淡々とした青春ストーリー。 「双子」というものは世の中に当たり前に存在しているけど、やはり年の違う兄弟姉妹とは何かが違うんじゃないかと思わされる。神秘を感じる。 双子は、自分じゃない方を"片割れ"だと思ってるんだろうか。一心同体なんだろうか。相手の痛みや感情の変化に共鳴するんだろうか。 同じ顔だけど、親しくなれば見分けがつくようになるんだろうか。 双子と密に接したことがない人間の想像力はこんなもんです。<<135136137138139>>
高木さんや、好きな子がめがねを忘れた、顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君などなど。じれったい男女の学生青春モノなんて、こんなんなんぼあってもええですからね。そこに『お近づきになりたい宮膳さん』も足しましょう。 お嬢様学校から転向してきた宮膳さんは、お近づきになりたくて隙きあらば元ヤン・松林くんが好きな任侠映画のセリフを会話に挟み込むんだけど、「まさかこの人が言うわけないよな…」とスルーされてしまう…というプロローグから始まる物語。 1巻は終始こんなんばっかなんだけど、宮膳さんが何度も話しかけようと頑張るおかげで松林くんの緊張(警戒)が解けて、2人がちょっとずつじりじり距離を縮めていくのが尊い。 恋のはじまりを温かく見守るのってなんでこんなに幸せな気持ちになるんでしょうね。最高です。ただただ2人の幸せを祈っています。 (追記) 秋タカ先生の描くネコの体と顔、絶妙に癖が強くて本来笑うべきところじゃないんですけど笑ってしまいます。面白い。