社会マンガの感想・レビュー5041件<<186187188189190>>さりげなさすぎるパロネタにも注目CANDY&CIGARETTES 井上智徳mampuku世を忍び悪を討つ、ジジイと幼女の凸凹暗殺者コンビ。ジジイの枯れ感と幼女のやさぐれっぷりが最高。さすが「コッペリオン」の作者だけあってドンパチも社会問題もお手のものです。 神保町にありそうな雑然とした古書店がアジトになってるのもロマンですね。BONESとかTRIGGERとかにアニメ化してほしいな~鮫島さんは怖いいぬやしき 奥浩哉名無し冴えない苦労人だが心優しいの犬屋敷壱郎(58)が、ひょんなことから未知の生命体に遭遇し、朝起きるとサイボーグになっていたというお話。 犬屋敷壱郎の生活圏内で巻き起こるミクロなことに対して、サイボーグになり、赤の他人を助けることのできる力を持ったことから、これまで干渉してこなかった生活圏外のマクロなことにも関わっていく。その中で変化していく犬屋敷壱郎が面白く、どんどん読み進めてしまいます。 それに加えて、奥先生の作品には、必ずと言っていいほどゲスを極めに極めた本当にイヤ〜な悪役が沢山登場します。 本作に登場する鮫島さんは、指折りのゲスを極めに極めた本当にイヤ〜〜〜〜な悪役です。 好感を一切持てないレベルの悪行の数々に実写でどう表現すんの…と製作者側を心配してしまいます。 鮫島に犬屋敷壱郎が立ち向かっていくシーンはなんとも言えないグッとくるモノがあります。 実写映画を見る前に、是非鮫島さんを原作でチェックしてくれると嬉しいです。海自の救難飛行艇の苦難に満ちた開発秘話 US-2 救難飛行艇開発物語 月島冬二マンバ【掲載誌】 ビッグコミック2017年3月増刊(2017年2月17日発売)より連載開始 【代表作】 『道玄坂アリス』イワシタシゲユキ 名義 【公式ページなど】 ビッグコミックBROS.NET https://bigcomicbros.net/comic/us2/ 月島冬二 Twitter https://twitter.com/lockunder 《公式》US-2 救難飛行艇開発物語 Twitter https://twitter.com/us2andbigcomic US-2 救難飛行艇開発物語 Facebook https://www.facebook.com/US2andBIGCOMIC/ 監査役がわかる漫画監査役 野崎修平 周良貨 能田茂マンガトリツカレ男野崎修平シリーズの記念すべき最初の作品。 絵は優しい感じの本宮ひろ志 原作は「この女に賭けろ」や「アウトサイダー東宗介」の周良貨 いまいちよくわかんなかった監査役の仕事がなんとなくわかる漫画だ。 主人公の野崎修平よりも、頭取の京極や武闘派役員の武田の方がいいな 先週ぐらいから読み始めたんだけど、2018年1月にドラマ化をするのは知らんかった。 http://www.wowow.co.jp/dramaw/nozaki/ 究極の出戻りといえばいいのか頭取 野崎修平 周良貨 能田茂マンガトリツカレ男監査役としての仕事を全うして、あおぞら銀行の国有化という結果になってしまってからの二年後、頭取として、野崎修平が戻ってくるところから始まる。 前シリーズと同じように「野崎修平」の言動に共感して、協力者が増え銀行がよくなっていくという筋がメインで、その間で、沖田/京極の息子/海藤などのエピソードが入ってくる感じ。 俺の好きな京極雅彦が出そうだったが、ほとんど出番なく終わった。 海藤がシリーズが進むごとに巨大化している気がするな銀行大合併編という名のシステム障害編監査役 野崎修平 銀行大合併編 周良貨 能田茂マンガトリツカレ男野崎修平シリーズ 第二弾 前シリーズの監査役からタイトルが少しだけ変わった システム障害の話がメインで、当時の銀行のシステムエンジニアへの扱いの悪さがわかるので面白い。 途中から監査役の範疇を超えている感じもしたけどよかったが急激な終わり方だった... みずほ銀行の合併話をモデルにしているのかな。 俺、アイスランドで17歳で探偵したかった北北西に曇と往け 入江亜季名無しアイスランド在住の17歳の探偵 御山彗くんがクールに探偵稼業をこなしていく話です。 兎にも角にも、御山彗くんがすごい。 やたらイケメン。やたらオシャレ。やたらクール。やたらハードボイルド。車の声聞ける。つーか、機械全般の声聞ける。運転もできる。 マジか、と。17歳?マジ?と私の17歳の頃との圧倒的な差を感じながら、全てが素晴らしくクールなので、抵抗するのはやめて、かっこいい〜〜と惹き込まれることにしました。 画像を見てもらうと分かりやすいのですが、並みの17歳は、車が横転した時点でパニックになります。多分、少し泣きます。 そこを彼は、やれやれ感たっぷりに「このくらいで故障なんてないだろうな?」と。 かぁ〜〜〜〜クール!!!クールですよ。 このクールさだけで、1巻の中盤まで楽しむことができます。 後半からは、作品のメインらしき謎の方へ動いていき話に引き込まれていくので、作品の中で丁寧で素敵なスイッチングがされているな、と思いました。 これからが非常に楽しみな作品です。死人が集まる“市”が舞台の短編集たそがれの市 あの世お伽話 近藤ようこstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男死んだ人がたどり着く「たそがれの市」を舞台にした11話の短編集。 今年読んだ中でもトップクラスに面白いのだが、どういうふうに面白いかというには難しすぎる。 近藤ようこの作品との付き合いは中学生くらいからだけど、こちらの年齢が上がれば上がるほど、面白い この前20年ぶりくらいに「ルームメイツ」を読んだけど、昔に読んだ時よりもずっと面白かった。 父&母 VS ヤクザ 完全犯罪の行方はマイホームヒーロー 朝基まさし 山川直輝名無し娘を守るために、ヤクザ相手に父&母で完全犯罪を行おうとする漫画です。 父親は、作品冒頭で娘を守るために、ヤクザ相手に罪を犯してしまいます。 それを自分の犯行だとバレないよう、趣味で執筆していた推理小説のトリックを活かしあの手この手で、疑いをかわしていきます。 罪を犯す動機が、家族を守るためということもあり要所要所で家族の絆を感じさせる描写も入り、より父&母を応援したくなってしまいます。 私は、毎週ハラハラする展開に、一旦お父さんを休ませてあげて…と同情の気持ちまで湧いてくるほど作品に引き込まれています。 昨今のただ単純に暴力描写や裏社会の描写が過激なだけの作品とは一線を画す作品だと思います。 間延びせず、コンパクトにまとまると傑作になりそうだな〜と素人が勝手に思っています。 村上先生の傑作JIN―仁― 村上もとかしろうリアル感はんぱ無い!プーチンの伝記まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン トーエ・シンメ 名越健郎霧兵衛良かった点 ・なんとなくは知っていたが、プーチンのことがよくわかるので良かった ・絵も見やすい 総評 今まで学習マンガを色々読んできたが特に面白い。 “鮨”屋にいってみたくなるごほうびおひとり鮨 早川光 王嶋環ひろりんぬ独身のOLがただただ高級な鮨屋で鮨を食べる話。(寿司じゃないところがポイントだと思う) すごいおいしそうに食べるんだよなあ… 回らない鮨なんて食べたことないけどいつか行ってみたい、そんな気持ちになる。 ちなみにふんわりジャンプでほぼ全部読めます http://www.funwarijump.jp/manga/gohoubi人生ドラマを描いた読切五編男の船出 青柳裕介starstarstarstarstarマンガトリツカレ男読む人を選ぶとは思うけど、俺は凄い好き みかえり桜/下駄割り坂/流れぼっちは爽やかな良い終わり方をしているが、一代/さくらさくらの二編は全く爽やかとは言えない終わり方をしている 流れぼっちが特に俺好みだ 昔は読んだ時よりも面白いトネガワ中間管理録トネガワ 福本伸行 萩原天晴 橋本智広 三好智樹名無しカイジ本編で偉そうにしている裏でこんなに苦労しているのが笑える すごい悪人です闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説 真鍋昌平 速戸ゆうアイコ欲望のままに生きている肉蝮。 たくさんの人間を傷つける生き方に何一つ共感できないのに、 つい読まされてしまいます。 素手でも耳がちぎれるって、握力どれくらいあるんだろう。やっぱり面白い名探偵コナン 青山剛昌名無し何度も読み返してしまいます。面白いですね。はぐれ女刑事 殺人派コードネーム348 サシバ 篠原とおるマンガトリツカレ男事件を渡り歩いて危険手当を請求する女刑事 コードネーム348ことサシバが主人公 1話完結で犯人を撃ち殺して終わるパターンで構成されているが、たまに「えっ これで終わり?」というのが混ざっていて飽きない 10巻完結、TVアニメもスタートいぬやしき 奥浩哉mampuku おじいちゃんブーム来てますね。「銀狼ブラッドボーン」「辺境の老騎士」「Candy&Cigarette」「シノビノ」・・・。まぁでもまずは何といってもこれでしょう、「いぬやしき」! GANTZでも知られる奥浩哉先生といえば豪快なアクションや現代風刺などが魅力ってイメージですが(個人の感想です)、この作者さん本当にヘイトのコントロールが巧みだなと思います。読者の義憤みたいな感情に火を入れるのがうまいというかw二次元的にも可愛くなかったたえちゃんが終盤で誰からも愛され、レイカが割とどうでもよくなっていたあたり本当洗脳でもされてるような気分でしたね。 GANTZはだいぶ長編化していましたが「いぬやしき」は10巻という完璧な巻数で完結しています。感動のスペクタクルでありつつ、何を成すために生きるのか、愛とはなんなのか、強いメッセージ性も受け取れる青年コミックの理想形のひとつだなと感じました。『ショートピースIII』小林有吾 月刊スピリッツ2017年9月号ショート・ピース 小林有吾地獄の田中当時の月スピ副編集長に見出されて2014年に掲載された作品の続きらしい。 2014年2月号に1作目、同年7月・8月号に前後編で2作目を発表して、今回が3作目。1・2のどちらも読んでいないけど楽しめた。 鎌倉文化高校映画研究部の部費が全くないことでもめているところから話が始まる。その原因は主人公で監督のキヨハルがリテイクを出しまくって作品が完成しないから部費がもらえない模様。キヨハル曰く、作品をダメにしているのはカメラマンらしく、そんな時に一枚の写真がキヨハルの目に止まって…という話だった。 小林有吾らしい天才の描き方、青春の熱さで前の話を読んでいないのに面白かった。これから化学反応が起こりそうで後編も楽しみ。というか、単行本になって欲しい。控えめに言って結婚したい綺麗にしてもらえますか。 はっとりみつるmampuku「さんかれあ」「ウミショー」などで数々のヒット作と美少女を生み出してきた天才・はっとりみつる先生がヤングガンガンという新天地で見せてくれたのは、海を臨む街・熱海でクリーニング屋を営む綺麗なお姉さんが主人公のいわゆる”お仕事”モノ。短期集中掲載が人気出て月一連載になった模様です。 美人で仕事熱心で優しくて人当たりもよくて、こんな人が配達で街中駆け回っていたら地元のアイドルになっちゃいますね。控えめに言って結婚してほしいです。完結にこんなに胸をうたれるとは匿名の彼女たち 五十嵐健三とんでもぱん今までは、風俗の情報、男の心情を面白く読んでました… しかし、完結に向かう六巻……こんなにも人間ドラマになるとは思いもしなかったです。 生きるとは何かまで思いしらされました。 素敵です! ありがとうございます!!!!!!!!生い立ちから日中国交正常化までの自伝人をひきよせる天才 田中角栄 木村周司 田中京マンガトリツカレ男生い立ちから日中国交正常化までを書いた自伝。 「歴史劇画 大宰相」を読んでいたので、戦後のエピソードは知っていたが、戦時中のエピソードとかは知らなかった。 最後についている「時代を越えて生き続ける"角言"ベスト」はさすが田中角栄という感じの格言ばかりだ 「はじめに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。この世に三つでまとめきれない大事はない」 メモ 監修の田中京は田中角栄の息子ちゃんと仕事するオフィスラブ物スーツとひよっこ 和久原にこたたみオフィスラブモノといえば、ラブの方ばかりがクローズアップされる少女漫画界で、ようやくちゃんと仕事をしているヒーロー&ヒロインが現れた感。 最初はよくあるファンタジー展開(=新入社員のヒロインへの無茶振り)で始まるものの、ヒーロー視点の冷静なツッコミが入り、ほっと一安心させられる。 その後もしっかりOJTしつつ交流を深める……という真面目な展開は、もしかしたら主要読者の望むものではないかもしれないが、個人的には好印象。2巻読みましたリウーを待ちながら 朱戸アオイェルサン※ネタバレを含むクチコミです。<<186187188189190>>
世を忍び悪を討つ、ジジイと幼女の凸凹暗殺者コンビ。ジジイの枯れ感と幼女のやさぐれっぷりが最高。さすが「コッペリオン」の作者だけあってドンパチも社会問題もお手のものです。 神保町にありそうな雑然とした古書店がアジトになってるのもロマンですね。BONESとかTRIGGERとかにアニメ化してほしいな~