社会マンガの感想・レビュー5041件<<176177178179180>>そういえばアニメ化してたんだっけ電波教師 東毅mampuku型破りなオタク教師が問題児だらけの学校を立て直していく話だと思っていたらいつのまにかバトル漫画になっていた漫画。 妹のビジュアルやその他の設定などは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を強く意識しているようにも見えます。同じ白衣着たオタクが主人公のシュタゲを見ていると一昔前のアキバが舞台なので古いな~懐かしいな~と思う場面が多いのですが、電波教師も将来そうなってそうな気がします悲しいお別れホスピタル 沖田×華大トロ当然ですがほとんどが悲しいお話なので読むと泣いてしまいそうになります。 看護師は大変ですね。ドロドロ愛憎劇オメガ・メガエラ 丸木戸マキ華子萩尾望都の「11人いる」に、成人するまではその性別が決まらない。という登場人物がいたのですが、よくよく考えると、オメガバースっぽい。 萩尾望都ってやっぱり凄いですね。 それは置いておいて、このオメガ・メガエラは、昨今流行りのオメガバースを独自の解釈と昭和レトロな世界観で描いた作品です。 端的に言えば、子供を産めずに蔑まれるオメガ(男性)が、一流アルファ家系を乗っ取ろうと策略し、それに翻弄されるオメガ(少年)の愛憎劇。 1ページ目から、いや、もう表紙から昼ドラばりのドロドロ感。 ぬるい恋愛物語では物足りない。そんな方に、ぜひ読んで頂きたい。 ITANが休刊になったそうで、連載が危ぶまれていたようですが、デジタルでの連載が決まり一安心。 今、一番続きが気になる漫画です。パライソさ行くだ妖怪ハンター 諸星大二郎華子今年、諸星大二郎展なる展覧会が催され、この漫画も注目度が上がったのではないでしょうか? 上条敦さんが稗田を描いたTシャツも販売されるなど、業界内でもファンの多い諸星大二郎さんの代表作です。 ジュリー主演や、阿部寛主演で映画化もされております。 民俗学者の稗田が、日本全国で起こる怪奇事件の解決に挑む本作は、ミステリー要素とホラー要素のどちらも持ち合わせた、読み応えのある作品で、東北の隠れキリシタンを描いた生命の木は、新世紀エバンゲリオン並みに聖書の出来事を見事に昇華しております。わざとじゃないから可笑しい。刑務所の中 花輪和一華子ついうっかりの出来心で刑務所に入る事になったという、もうそこから可笑しいのですが、刑務所での暮らしがどういったものなのか?というのが手に取るようにわかります。 作者の花輪さんが純粋というか素直というか、この人でないと、この漫画は描けなかった事でしょう。 恐らく、ご本人は笑わせようとしてるんじゃないんです。 なのに、可笑しい。 というか、だから可笑しいのかも知れません。 こちらは、監督崔洋一、主演山崎努で映画にもなってますが、断然、コミックで読んで頂きたい名作です。大雑把だけれど真剣という超異色プロレス漫画。明日が見えないのは被っている仮面のせいなのか?アグネス仮面 ヒラマツ・ミノル名無し※ネタバレを含むクチコミです。子供スイッチを入れんでどうする?1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也JER仕事帰りに一杯ひっかけて帰りの電車でレビューを確認ふさわしいに違いない作品。4巻も出たしね。 マンガ、カイジのスピンオフで、ハンチョウなる中ボスがカイジに会う前の話。 過酷な仕事の合間の休日をどうすべきかの哲学にあふれて、出てくるメッセージはなかなか含蓄がある。 「大人であるべき場面で子供じみた行動をし、子供であるべき場面で妙に大人ぶる」とか。 そうだ、これは、働きづめの僕らに向けられている。 社畜な毎日を送る自分としては気づかされるシーンも多いが、しかし、一方で、こいつ偉そうなこと言ってるけど、多額の借金で地下に沈んでるんだよな?という前提に立ち返れば、人生の教訓をえつつも、マンガにツッコミを入れて、溜飲を下げて、明日の社畜な一日も乗り切れる気がするよ。いつも不機嫌そうなその医師に癒されるフラジャイル 草水敏 恵三朗JER医療マンガは大抵面白い。 でも、その主人公の多くは、外科医。 ドラマもそうだけど、見せ場が作りやすいのだろうと思う。 そんな中、医者人口からしても珍しい病理医が主人公。しかも、「チーム医療」を重んじる多くの医者から、変人扱いされ、恐れられる特異な病理医。 非医者である人間としては医者は病気のことをなんでも知ってるんでしょ?と思ってしまうのだが、実際そうではないらしい。 分からないことも多い中で、色々な情報を集め、推測し、100%の診断を出すために、他科とケンカし、時には根回しも面倒くさがりながらもする。 「腰の引けた病理医なんてゴミでしょ」 と主人公は部下に言う。 その発言の通り彼は妥協しないが、常に不機嫌そうな彼のその発言に裏にあるのは怒りのような気がする。 社会でうまく生きるには、他人との調和が大事で、ほとんどの人は摩擦をさけているのではないかと想像するし、僕も極めてそういう風に生きている。 だからか、怒りのまま、不機嫌そうに生きる彼らのストーリーには何度も心動かされる。 毎月買ってるアフタヌーンは、フラジャイルから読んでる。「面白い山岳漫画は」と聞かれたらこれをすすめる岳人列伝 村上もとか霧兵衛良かった点 ・どれも面白い短編で特に好きなのは「裸足の壁」「吹雪」「K2」 総評 ・石塚真一の「岳」谷口ジローの「神々の山嶺」など名作山岳漫画はいろいろあるけどこれを一番読み返しているかもしれない。短編集というのもあるけどね。女医さん漫画もっと増えてくれDr.プリズナー 上田敦夫 石川小松mampukuマガジンで短期打ち切りになってしまった。内容は可もなく不可もなく、ヒロイン(新人医師で助手)が可愛いので読んでました。 東京医科大学でとんでもないスキャンダルが発覚してましたが、こんな可愛いくて頼りになる女医さんはもっと増えてほしいです。フィクションでも外科医ってほとんど男性ですよねタイトル通りの漫画としか言えないほどよい男たちのバラード 東陽片岡霧兵衛良かった点 ・不幸酒のメロディ/見舞い屋さんが特に好き 総評 ・まさにタイトル通りのほどよい男たちしか出てこない ・疲れて全くやる気しない時に読むか、比較的元気な時に読むかで面白さが変わってきそうな漫画だ。 「きみと過ごした最後の夏休み」←こんなん号泣不可避やんぼくらのよあけ 今井哲也mampuku 子供と大人、子供の賢しさ、心の成長、子供から見た世界の鮮烈さ。 「アリスと蔵六」今井哲也の原点ここにありというべきか、「アリスと蔵六」はファンタジーでしたがこちらはSFという違いはありますが変わらず素晴らしいです。2011年刊行でありながらIoTと人工知能、ARVRが発達した未来は十分に説得力とリアリティがあります。 一方で子供達の繊細な感情や人間関係の描写と、大人たちとの対比がとても面白いですね。わからないことだらけで手探りの冒険をしている小学生たち、生き方動き方が経験に基づいてマニュアル化していて一見あっさりして見える親たち。子供たちは時に大人たちを敵視し反発するが、28年の年月をつなぐ絆となったのが、子どもでも大人でもないもう一つの家族でした。 第一話の終わりに、 「それが僕らの一緒に過ごした最後の夏休みになった」 というモノローグがあります。なんとなく最後の展開を察してしまうのですがw それでもわかってても泣いてしまうやつですわ。面白くなりそうなところで終わったよな鰹みだれうち 関達也霧兵衛良かった点 ・内容としてはよくある感じだが、登場人物の元ネタがプロレスラーだったりと色々楽しめる 総評 ・土佐の一本釣りなどのカツオ漁漫画が好きなんで続いて欲しかった。 男塾スピンオフ内で一番好き僕!!男塾 宮下あきら 宮川サトシ 近藤和寿 宮川さとし霧兵衛良かった点 ・男塾スピンオフの中で一番男塾のギャグ部分を引き出している 総評 ・早く続きが読みたい安居酒屋とかで見かけるおっさんカタログ段ボール低国の天使たち 東陽片岡霧兵衛良かった点 ・貧乏で金がないが楽しそうに生きているおっさんばかり登場していて希望が持てる 総評 ・疲れた時に東陽片岡の漫画は心にしみる毒親サイコホラーここに極まる血の轍 押見修造starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)押見修造の最新作。 男子中学生の主人公に対して過保護すぎる母親(美魔女)が、彼に強く関わってくる周囲の人物(いとこや同級生女子)を「私だけいればいい」とばかりに排除し、「自分だけを頼り必要とするかわいい私の息子」を病的に保とうとする。たとえ結果的にその行動が常軌を逸していても・・。 雑誌スペリオールで連載を追ってるんですが、ほぼ毎回毎話「ひぃぃぃいいっ・・!!」って言いながら読んでます。 これが、超楽しい。はー、好き。 もうほんとヤバおもろいんですが、人間による静かな恐怖の感情をこれでもかと煽ってくる迫力ある演出は押見先生、ここにきて明らかに次の次元に突き抜けてます。 ページめくるごとに不穏さが増していってゾックゾクします。 ジャンル的にはサイコホラーにでもなるんでしょうか。 いや、でもただの毒親っちゃ毒親なだけだし・・。 『血の轍』を読んだ印象だけで言うなら顔、そして影、からの顔、さらに影、極めつけの大ゴマ顔ドアップ、唇、くちびる!です。 そして読んでいるとなぜか母親の声が実際に聴こえてくるようなんです。 吐息がかかるくらい近く耳元でささやくような、呼吸音さえも聴こえるような少し低音も混じるくらいの、いいヘッドホンで映画観たときのような立体感ある声が。 なんなんでしょう、この生々しい不思議体験。 そして母親ですが、そこに居るのは母親でありながら一人の女なんですよ。 「女」をなぜか感じさせてしまうエロティシズムみたいなものがねっとり漂っているんです。 母親なのに!悔しい!! 『クレヨンしんちゃん』のみさえに母は感じてもエロさは感じたことないのに! 息子をどうしたいんだよちくしょう! まあでもよく聞きますよね、母にとって息子も一人の男だからそれを奪う何かに嫉妬してしまうみたいな話。 この話はきっとそれが振り切ってるだけなんです。 この漫画がいいのは、母親がただの化物に成り下がっていないところ。 なにか、そうしていなければ自分自身を保てないほどの何かがおそらく過去にあったんだろう、ということが随所に垣間見える悲しきモンスターなのです。 もしかしたら止めてくれる誰かを待っているかもしれませんし、それこそが救いになるのかもしれません。 まだ3巻。 今後どうなっていくのか、ひーひー言いながら生暖かい視線で見守っていきたいところです。1巻発売!!1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也mampukuいろんな世代の人がニヤニヤしてしまう幅広い小ネタの連続、グルメだけではなくレジャーや観光などもカバー、そして時折訪れるなぞの感動。 大人(という立場とか概念とか)をおちょくるのが上手いなあ。カイジをチンチロ編までちらりとでも読んだことがあれば十二分に楽しめる、取っつきやすい内容だと思う。最終回周辺は熱すぎる展開爆風スマイル 新田たつおstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男あらすじにはハードボイルドアクションとあるがハードボイルドアクションがメインで俺の好きな新田たつおギャグが散りばめてあって読みやすい。内容に時代を感じるが最終回周辺のソ連軍が攻め込んできたあたりの展開は好き こういうのを書いていたなら、隊務スリップを書くのも納得がいった 大人だってコスプレしたい!ひみつのイノセントワールド ~イケメン上司とルームシェア~ 浜心汐里名無し趣味でコスプレをしている地味OLが、秘密を知られた上司と意気投合し同居する話。 一緒に過ごすうちに、コスプレキャラではなく本体(中の人)としてスパダリなヒーローと親しくなる過程が楽しい。 『コンプレックスエイジ』など、オトナのコスプレイヤーを描いた作品にありがちな、加齢への不安をまったく感じさせない安心感のあるラブコメ。野球好きにおすすめグラゼニ アダチケイジ 森高夕次フルカワお金とプロ野球、タブーな組み合わせだけれどそこがみんな知りたいところだったりする。主人公は25歳の地味な中継ぎ投手で成績も地味、しかしリアルな思惑の中でもがき悩み成長していくのがなんだか親近感わきまくっちゃいます。野球好きにはたまらない通好みの作品です。無茶苦茶うめえ〜地上の記憶 白山宣之hysysk「陽子のいる風景」「ちひろ」がたまらなく好き。静謐な作品でありながら、コマとコマの間の動きが気持ち良く脳内で補完され、音まで聴こえてきそうな臨場感がある。魔美ちゃん!エスパー魔美 藤子・F・不二雄大トロエロいですよね。 出てくる人がみんな優しくて好きです。マンガの極みひねもすのたり日記 ちばてつや名無し本人は「4ページで何が描けるかっ」とか「コマの割り方が…ほーんとーにムズカシイ」とか言ってるが、そんな苦労は一切感じさせない筆致。マンガ界のレジェンド達との交遊録、壮絶な戦中戦後のエピソード、日常のちょっと情けない話、それらが重層的に積み重ねられ、時間と空間を行き来する濃密な読書体験となる。日本に帰ってきて親戚と再会する場面は思わず胸が熱くなった。スネークバイトに憧れて握力を鍛えた思い出Get Backers 奪還屋 綾峰欄人 青樹佑夜mampuku「RAVE」「SAMURAI DEEPER KYO」と共に少年マガジン黄金期を支えた漫画です。当時わたし中学生だったので、一歩や金田一、サイコメトラーEIJI、GTOなどよりもドハマりしていた記憶があります。 「裏新宿・無限城」「邪眼」「雷帝」などのかっちょいいワードで我々いたいけな中学生のハートを弄んだ原作者・青樹佑夜はかの樹林伸の数あるペンネームの一つだとか。まさにリビングレジェンド…… 無限城は○○○○で作られた○○だった…!みたいなラストも衝撃的でした。<<176177178179180>>
型破りなオタク教師が問題児だらけの学校を立て直していく話だと思っていたらいつのまにかバトル漫画になっていた漫画。 妹のビジュアルやその他の設定などは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を強く意識しているようにも見えます。同じ白衣着たオタクが主人公のシュタゲを見ていると一昔前のアキバが舞台なので古いな~懐かしいな~と思う場面が多いのですが、電波教師も将来そうなってそうな気がします