怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<6465666768>>リアルタイムで読みたかった #完結応援龍神沼 石ノ森章太郎名無しマンバ通信の記事で知った作品。最近山田五郎が配信のなかで「龍神沼は石ノ森章太郎先生の少女漫画時代の隠れた名作」と言っていたので読んでみた。 東京から田舎に来た少年が美しい龍神様にひと目会い別れる…という儚く美しいストーリーが、これまた美しい筆致で描かれていて素晴らしかった。これを19歳で描いたなんて信じられない。 「少女モノらしくない少女モノを描きたかった」 「高校時代から温めていた大長編作品で、上京後で“青春ド真ン中”の1957年に描いたもの」 という文章を読み、この作品は生まれるべくして生まれたんだな…と納得した。 巻末に収録されている石ノ森先生のコメントはどれもいいが、 「マンガというものは、性別や年齢に限定される読まれるべきものである、というのが信念だった」 という一文が特にいい。 リアルタイムに読めたらどれだけ感動しただろうか……。 物凄く美しい作品だったけど、これを心の奥で少しでも「(なんだ…こんなもんか…)」と思ってしまったことが悲しい。 (AKIRAやスター・ウォーズの凄さがわからないってこんな気持ちなのかもしれない) 今まで自分が読んできた全ての少女漫画はこの名作があってのもので、2021年の読者が「当たり前」「普通」と感じるような作品を1957年に描き上げているという「とんでもなさ」をしっかり理解して噛み締めたい。共犯者になった夫婦ただ離婚してないだけ 本田優貴名無し※ネタバレを含むクチコミです。175話の 考察ポイントサタノファニ 山田恵庸サタノファ女塾その1・ネズミカメラ? 新藤が隊長を追いかけているシーンで、 上からネズミが映っているのがある。 これは イモリカメラと同じく、ネズミ カメラなのではないか? ここからの様子が女医に伝わり、千歌 たちに連絡が行き 形勢逆転があるかも しれない。 読めない展開があとを引く夢で見たあの子のために 三部けいさいろく三部けい先生の絵柄はシンプルに上手くて好きだ。 「僕だけがいない街」がヒット、その前に描いていた菜々子さん的な日常シリーズが個人的にもヒットした。 瓦敬助と同じ著者と思えないぐらいのテンションに差があるものの、サスペンスを描かせると迫力があり面白い。 表紙からは想像できないほどマジで無茶苦茶いいオッドタクシー 此元和津也 肋家竹一名無し昼間に新刊ページ見てて、あらすじの「オリジナルアニメ『オッドタクシー』最速のコミカライズ!!」っていうが気になってググったら、制作会社のHPは引っかかるもののキービジュアルとか一切見つからず謎で、とりあえず試し読みしたら絵がメチャクチャよくてひとまず1話買ってみた。 それで今またググったら19時に各所からアニメ化の報道がされてた。情報解禁前だったみたい。主演は花江夏樹。 https://twitter.com/PRTIMES_ETM/status/1350029533521448961?s=20 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000037973.html シンプルな表紙からは想像できないほど絵もストーリーもマジで無茶苦茶いい…!! 1つの事件を巡って、タクシー運転手の主人公と客・警官・犯人が少しずつ繋がり合っていく感じがすごい…!こういうタイプの話好き。 ソッコーで2話3話買ってしまったー。アニメも楽しみ。時代を超える耽美さ夢幻紳士 マンガ少年版 高橋葉介名無し個人的に序盤の昭和50年代に描かれた話が、絵柄がポップで白黒はっきりしていて特に好きです。 耽美でホラーで……不思議と今読んでも全く古臭さを感じないところがすごい。なるほどそういうこと罪と罰 -まんがで読破- ドストエフスキー バラエティ・アートワークスhysysk原作は読んでいないが、どんな話かくらいは知っておこうと思って読んでみた。なるほど傑作と呼ばれる理由が分かるというか、驚くほど現代でも通用する人間の姿が描かれている。読んでいて『僕たちがやりました』を思い出した。 最高にかっこよくて小さいヤクザの話ピンキーは二度ベルを鳴らす うめざわしゅん野愛ハードボイルドで小さいヤクザ・通称リトルピンキーがひたすらにかっこいいお話。 トラブルを抱えた美女を救う勧善懲悪ストーリーだけど、ただのお人好しヒーローではないところがたまらない。 ぶれない美学があって、ハードボイルドでクールで洒落ていてひたすらにかっこいい。 「生き方を学んでから生まれてくる奴はいない。皆生きながら学ぶんだ。」 「俺は…惚れた女は抱ける。軽蔑する女も抱ける。だが…尊敬する女を抱くのはむずかしい。」 ピンキーの台詞全部がとにかくかっこいい。日めくりカレンダーにしたい。 ストーリー自体も痛快で面白いし各話の美女達も魅力的なのに、何回読んでもピンキーかっこいい…!以外の感想が出てこない。 読んだら間違いなくピンキーに惚れる。絶対。ゾクっと来た。虐殺ハッピーエンド 宮月新 向浦宏和名無し※ネタバレを含むクチコミです。ホラーとギャグは紙一重ってマジなんだ #推しを3行で推す #完結応援うずまき 伊藤潤二たか※ネタバレを含むクチコミです。 昼ドラのような怒涛の展開子宮を貸して 単行本版 朝野いずみ 嵯峨根グミ六文銭優しい夫に、裕福な生活。 絵に描いたような幸せ家族だったが、子供には恵まれなかった主人公。 何年もつらい不妊治療をするも結果は、妊娠に至らず。 最後の手段として、「代理母出産」を選択。 代理母役は、見ず知らずの他人ではなく妹に依頼。 妹は姉とは対照的で、暴力をふるう夫に、子沢山の貧しい生活。 お金に困っていた妹夫婦は、多額の謝礼金が貰えることで代理母を引き受けることに。 加えて条件として、当面は生活を逆、つまり、姉の家で姉の夫と暮らすことを提示。 姉は妹の家で生活。 姉の裕福な生活を妬んでいた、妹の仕返しである。 順調に代理母での妊娠がすすんでいたのだが、最終的に失敗。 そして、それを隠そうと姉の夫と関係をもって、さらには妊娠してしまうという流れ。 最終的には、この不貞もバレて、夫は寝取られ、そこから、主人公の破滅が始まるのだが・・・ここまででも、なんという昼ドラ的展開!と驚きました。 救いようのない、胸糞悪い感じが、エグいです。 主人公は主人公で過去、元カレとの間に中絶した背景も夫に隠していて、など次から次へと怒涛のように流れこんでくる感じが、 なんと形容していいかわからなくなるくらい、すごいの一言。 最後は、まぁ、体よくハッピーになりましたが、先の読めない(というか、予想の斜め上をいく突拍子のない感じ)それまでの展開に読む手が止まりませんでした。 一気にとけました。豊田徹也「影踏み」は「アンダーカレント」のスピンオフ的な短編でありながら蟲師の世界観と見事に融合している #お買い得本蟲師 外譚集 漆原友紀 芦奈野ひとし 熊倉隆敏 吉田基已 豊田徹也 今井哲也starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。魚が走る漫画ギョ 伊藤潤二nyae※ネタバレを含むクチコミです。 謎が謎のままで終わったのかたそかれの夢 巻来功士マンガトリツカレ男それともオレの理解力がないので謎のままなのかがわからないまま最後まで読んだ。ゴッドサイダーと違い日本の妖怪をベースにした能力とキャラクターとちょっとメタルKを思い出させる描写があったり、後半になればなるほど巻来功士っぽさ出てきてた犯人に恋してしまう刑事が犯人を追い詰める話アイテルシー 稲岡和佐名無し※ネタバレを含むクチコミです。待ってました!新・地獄堂霊界通信 みもり 香月日輪名無し小説読んでて、それが漫画になってほんとに嬉しいです‼️ 殺人犯の息子が事件の真相を辿るクライムサスペンス テセウスの船 東元俊也 東元俊哉マンバ※ネタバレを含むクチコミです。実話怪談、裏世界の怪異とは裏世界ピクニック 水野英多 宮澤伊織 shirakabaさいろくくねくね、八尺様、きさらぎ駅… 実話系の怪談としてネットでは有名なものが多数存在するが、その中でも割とメジャーなものが登場する異次元<裏世界>でのサバイバル。 破天荒な美女と根暗なイモ女子2人のコンビが恐ろしい怪異と対面・対決していく様子はハラハラする(実際に語られている怪談話とどこまで合致できるかがキモな気がするが、細かいことは知らないので合ってるのかもわからない) まだ4巻までしか読んでないけど面白いのでしっかり追って読みます。言葉で言い表せない感情に包まれた私の正しいお兄ちゃん モリエサトシPom タイトルの意味って何だろうって所から読んでみましたが、もう一回くらい読まないと、分からないのが本音。 出会って好きになった人が、自分の兄を殺した犯人だったら。。真実を知った時、彼に協力する?しない? 先が気になって気になって読み進めたけれど、終盤、え?そうなる?となり、心にモヤモヤとした違和感を感じた作品でした。。 機会があったら、もう一度じっくり読んでみたいと思う。 うーん…殺彼―サツカレ― 旭 大介さいろく問題作という事であらすじも軽く見たうえで、無料で2巻まで読めたので読んでみた。 倫理観というかここまでベクトルのズレた話が続くとどうだろう。 主人公が唯一の普通の人間の感覚を持っている語り手なんだと思うんだけど、そこが非常に希薄で全く感情移入もできないので正直何を見せられてるのかよくわからない。 レザーフェイス・フリークス・カバリスト・エンバーミー(って言うっけ?)など、色々なヤバいのが出てくるものの、主人公も極度のDV男で全然読んでて楽しくなかった(´・ω・`)というのが個人的な感想でした。。 話題作というよりはなんかメジャーに出てきちゃいけない作品な気がするなぁ恐怖を感じない人間に恐怖するアミグダラ 永田一由さいろくバイオレンス・ノワール、っていうのはいい表現だと思った。 ノワール(闇社会)がバイオレンスじゃないわけないと思ったけどw 正直絵は粗いし、ケータイコミック感があるもののストーリー展開は面白いし2巻以降は読む手が止まらない。 連載誌がアクションということで頑張っていただきたい(ハニワットと島さんといいアクションは一風変わってて面白いのが増えてきてる気がする)まったく最近の探偵ときたらJKとイチャイチャしやがってまったく最近の探偵ときたら 五十嵐正邦さいろくみたいな内容であり、かつギャグでした。 想像を超えたギャグっぷりに少しガッカリもしつつ1巻・2巻と読み終わり、気づいたらましろちゃんと文鳥とケルベロスは可愛いなぁと思いながら読み進むようになりました。 ギャグは方向性が自分の好みとマッチするかどうかがとても大事だと思うんですが、これは久しぶりにぶっ飛んでていいです。好き。 吟鳥子先生の漫画にハズレなし!きみを死なせないための物語 吟鳥子 中澤泉汰アカツキ前作から吟先生の世界と物語の終わらせ方に興味が出て、今作も期待を裏切らない出来だと思いました。 宇宙での、遊化した人間模様?を描いた作品。 好きなシーンやセリフは、巻を読み進めるほどに空きだしたくなるほどたくさんあって絞れません!8年の記憶がないってどんな感じなんだろう。。リカラフル やじま冬美Pom 8年前に起きたテロ事件で被害に遭い、8年間眠り続けていた馬込リカと、リカと同じように眠っていた和田和人。 眠りから覚め、2人で事件の真犯人を探し出すお話。 中盤くらいから何となくこの人かなと思う箇所はあり、推察しながら面白く最後まで読めました。 8年分の記憶がないリカと和人の将来が豊かなものであってほしいと思わせてくれた作品でした。<<6465666768>>
マンバ通信の記事で知った作品。最近山田五郎が配信のなかで「龍神沼は石ノ森章太郎先生の少女漫画時代の隠れた名作」と言っていたので読んでみた。 東京から田舎に来た少年が美しい龍神様にひと目会い別れる…という儚く美しいストーリーが、これまた美しい筆致で描かれていて素晴らしかった。これを19歳で描いたなんて信じられない。 「少女モノらしくない少女モノを描きたかった」 「高校時代から温めていた大長編作品で、上京後で“青春ド真ン中”の1957年に描いたもの」 という文章を読み、この作品は生まれるべくして生まれたんだな…と納得した。 巻末に収録されている石ノ森先生のコメントはどれもいいが、 「マンガというものは、性別や年齢に限定される読まれるべきものである、というのが信念だった」 という一文が特にいい。 リアルタイムに読めたらどれだけ感動しただろうか……。 物凄く美しい作品だったけど、これを心の奥で少しでも「(なんだ…こんなもんか…)」と思ってしまったことが悲しい。 (AKIRAやスター・ウォーズの凄さがわからないってこんな気持ちなのかもしれない) 今まで自分が読んできた全ての少女漫画はこの名作があってのもので、2021年の読者が「当たり前」「普通」と感じるような作品を1957年に描き上げているという「とんでもなさ」をしっかり理解して噛み締めたい。