怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<5657585960>>俺の大好きな鉋屑が収録されている黄色い悪夢 黄島点心starstarstarstarstarマンガトリツカレ男確かアウターゾーンの続編目当てで買った雑誌に収録されていて、たまたま読んでなんだこの漫画はすごいなと思ったのが「鉋屑」でした。それからは黄島点心の単行本があれば買うし単行本未収録も集め始めるくらい好きです。 「鉋屑」は鉋使いの職人の悲恋なのですが途中から鉋が人を襲い始めるという内容。鉋屑はもちろんのこと他の短編も無茶苦茶面白いです。 あらすじを見ると単行本版と電子書籍版で内容が少し違うっぽいようですが詳しい方がいたら違いを教えてください 過激な復讐屋の物語外道の歌 渡邊ダイスケトシ世間には犯罪に手を染めても罰を受けずのうのうと暮らす極悪人がいる。そんな悪漢を復讐屋カモとトラのコンビが痛快クライムバイオレンスアクション!「闇金ウシジマくん」「怨み屋本舗」などダークな作品が好きな人におすすめです。題名的にアニメのコミカライズではあるがすべてがFになる -THE PERFECT INSIDER- 霜月かいり 森博嗣名無し原作は名作との評もあるミステリー小説です。アニメは途中から観なくなってしまいましたが、こちらは一気に読み切れました。 絵(作画担当者は原作者が候補から自選)と話のテンポに向上を感じましたし、込み入った理系的なトリックも分かりやすく説明されています。 全2巻なのが不安でしたが、きちんと終わり急いでる感はなかったです。 宇宙規模で展開するスペクタクル作品集黄色い円盤 黄島点心マンガトリツカレ男黄色い耳(((胎教)))と同じように壮大な内容で面白いのだがなんと説明したらいいかがまた今回も難しい。「プラスマイナスゼロ」は比較的ギャグ寄りでわかりやすいですが「円盤」と「盲脳」に至っては話が壮大で勢いもすごく読んでいる最中は無茶苦茶楽しいが読み終えてみると夢だったのかなと気分になる。 あと「赤い飛沫」はギャグ要素もありながらマジで怖い感じの終わり方がでよかった 私は、住みたくない・・・。ひかりのまち 浅野いにおstarstarstarstarstar干し芋丘陵を開発した日当たりのいい新興住宅地。 以前は、朝日村という田舎町を開発業者が買い取り、通称『ひかりのまち』を作った。 そこに、住んでいる様々な人たちのお話。 近所で暮らしているが、ほぼ接点のない人々。 しかし、読み進めていくと、どこかしらで繋がっている。 皆、幸せからちょっとづつ、ずれている。 何か一つのほころびで崩れていく日々の生活。 自由なのに、息苦しさを感じる。怪作、珍作、傑作揃いの作品集!!おばけのおやつ 押切蓮介名無しデビュー間もない頃の作品かな〜?と思うものや、描き下ろしも多くて、面白い作品集です。 特に最後に収録されてる「Beautiful」という描き下ろしの作品がめちゃめちゃよかったです!!富士山の麓の村に暴風大雨警報が発令されたが一匹の飼い犬が避難しそびれてしまう…。降り注ぐ火山弾と地獄の王ペサメノスの出現に犬は絶望するが、飼い主に会いたい一心で命懸けで立ち向かう!この犬の話を読む為にこの一冊があるかもしれないと思うくらい力作でした。 あと合コンから仲間外れにされた男2人が東京の心霊スポットを巡る「東京トワイライト」は、押切蓮介本人と友人の清野とおるの実話が元になってるんじゃないかな?と思いました。元祖「東京怪奇酒」かも??親友の"嘘"から始まる三角関係、そして迫る謎の先輩の影 #1巻応援天使だったらよかった 中河友里sogor25主人公の明場夏瑚(あけば かこ)には、小学校の頃からの大切な幼なじみである小沢憂奈(おざわ ういな)と田鶴森泰星(たずもり たいせい)がいました 夏瑚は泰星に密かな恋心を抱いていましたが、ある時、泰星と憂奈が付き合い始めたと知り、3人の友情を守るために夏瑚ははその恋心を胸に秘め続けることにしました。 ところが、2人が付き合うようになる過程で憂奈が泰星にある嘘をついていることが判明します。 憂奈の真意が知りたいと思った夏瑚が憂奈を問いただすのですが、それによって逆に 憂奈の裏の顔というのが見えることになり、そこから3人の関係が崩れていくことになります。 そんな中、夏瑚に近づいてきたのが学校の先輩である佐久間絢斗(さくま あやと)。 絢斗は夏瑚に「泰星のことを憂奈から奪っちゃおう」とけしかてきます。 壊れてしまった幼なじみ3人の関係はどうなってしまうのか、絢斗はなぜ夏瑚に近づいてきたのかなど、ドロドロとした関係の中に謎がたくさんちりばめられた、サスペンスとラブストーリーの融合した作品です。 1巻まで読了 耐え難い我慢からヒトを解放する怪異現るカミ憑き我慢を決壊す 洋介犬starstarstarstarstarウマタロイジメを我慢し続けてた女の子が自殺して、ヒトを我慢から解放して凶暴化させる怪異となって蘇る。主人公は「インガ様応報す」のインガ様に似てるけど同じキャラなのだろうか? 胸糞悪い人間と、それに耐えている人間の間に突如現れては、怪力を授け復讐を遂げさせるというもの。 1話目のコンビニ店長のアゴを砕くのは、ちとやりすぎでは…と思ったが、2話目のネグレクトされた子は本当に気の毒だったので「いいぞもっとやれ」となる。実に因果応報モノはスカッとするものである。我慢を解放された側は、記憶を消されアフターケアもバッチリらしいが、後日、警察に捕まったりしないか心配である。サブカルの「ごった煮」ハルシオン・ランチ 沙村広明桂川発起丸『むげにん』も小ネタ多いけど、全2巻に壮大過ぎるストーリーを詰め込んで、全部小ネタで作り上げるって凄い! サブカルに精通してないと大半が理解できないので、マンガやらアニメやら戦隊モノやらオカルトやらを、浅く広く通ってから読むと良いです。 もし面白いと思えなかったとしたら、それはアナタが真っ当な青春を送ってきたからでしょう。 しかし沙村先生は寄生獣好きだなぁwやっぱり伊藤潤二は好きだなミミの怪談 完全版 伊藤潤二 木原浩勝 中山市朗starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男伊藤潤二は新刊がでるたびに買うくらい好きですが今回の「ミミの怪談 完全版」はむちゃくちゃ良かった。オチがある話/オチがなくただ怖い話など色々あるが個人的に最高だったのはボディビルダーが墓石を動かす回。これだけ書く何と言ってるのか全くわからないかもしれないがその通りの内容だと思う。 この回をギャグマンガとして読むべきなのかホラーマンガとして読むべきなのか考えたがそんな細かいことを気にせず読むのが一番いい 取材の跡は感じられるけど南国トムソーヤ うめ名無しトムソーヤと呼べるドラマ性には欠け、シナリオ展開も乏しいのが残念でした。沖縄民族学、海洋古代史等の探究に比重が大きく、にわかに信じ難いオカルト路線なのもあって、いまいち入り込めなかったです。「新のぞき屋」を読んだ感想新のぞき屋 山本英夫かしこのぞき屋(つまりは探偵業)をしている主人公がなぜそこまで「のぞき」に執着するのかが中盤で明かされるんですが、あまり詳しく説明がないので自分の読解力ではよく分からなかった……。全11巻と長いわりにふんわりした終わり方だったけど、時間が経つ程にあの2人がお互いの本当の部分で向き合えて幸せになれたってことなんだからそれで良かったのかも…と思い始めた。 ストーカーとか変質者がたくさん出てくるんですが全員気色悪くて、生理的な不快さをここまで表現できるのはすごいな〜と思いました。でも一番ゾワゾワしたのは主人公が義眼の左目をガリガリ掻きむしる場面です。痛がゆい気持ちになりました…。VS巨大カニのパニックホラー! これ無茶苦茶面白くないか?ガニメデ~殺戮の島~ 高橋構造名無し※ネタバレを含むクチコミです。 人間の本性を覗き見るのぞき屋 山本英夫かしこ「新のぞき屋」のプロトタイプ的な読み切りなんだろうか。前後編が収録されています。まだデビューしたてなのか荒削り感があって「のぞき屋」の仕事の説明もイマイチよく分からないんだけど、つまりは「人間の本性を覗き見る」というテーマは山本英夫らしくて面白い。特に前編の彼女に浮気された大学生の子供の頃のトラウマが思い出された描写がよかった。やっぱり山本英夫の人間の歪みの話は面白いな〜!これから「新のぞき屋」を読みます。【名作】監察医は死者の心に耳をそばたてて聞く仕事きらきらひかる 郷田マモラstarstarstarstarstarnyae主人公の天野ひかるは、東京の大学を主席で卒業し、地元の大阪に戻り、監察医として大学病院で働いている。 大学時代は、医学部に属していながら卒業後に進む道を決めかねていたひかるだが、あるショッキングな事件をきっかけに、死者の声を聞くことの意味を知り、監察医になることを決めた。 監察医になってからのひかるは、おっとりして控えめながら、気になったこと・分からないことに対しては納得いくまで調べ尽くさないと気がすまない性格ゆえに、必要以上に事件や事故の内情に入り込んでしまい、無念な死を目の当たりにしては心をすり減らすような日々を送っている。 そんなひかるの人並み外れた観察力と真実を知りたいという執念、どんな人間に対しても死には同じ重みがあると信じる純粋な心が、同僚や警察、被害者の周囲の人間にさまざまな影響を与える。 ストーリーの構成としては2〜3話完結(話によって5話くらい続くことも)で、読み手には最初から犯人がわかっているパターンもあれば、事故か事件かもわからないで進む話もある。 ひかるの身近な人間が事件に関わることも少なくない。 プライベートでは、母親からしつこく受ける見合いの誘いを断りながらも、仕事でよく関わる刑事の森田と恋仲になる。森田に対する自分の気持に気づいてから、何かにつれ顔を赤らめオドオドする様子は、相当な奥手女子であることがわかる。しかし、たまにある超貴重なデート回でも必ず事件や事故に関わることになってしまう運命なのはなんとも残念。 自分はとにかくこの作家の描く人体描写の虜である。 大きい頭になで肩、どんくさそうな脚、…。新作描いてほしいな、と小さな声で言ってみる。 ちなみに、本作の続編である「きらきらひかる2」の新キャラに霊が見える監察医がいるが、なぜかひかると同程度の主役級の扱いになっているうえに、森田の存在感がかなり薄くなっている(恋人同士という設定自体が無くなってる感じ)。 それにかなりのショックを受けたが「きらきらひかる最終章」(未電子化)でそこらへんはしっかり回収されている。クズ中のクズがここに居ますよ!【合本版】サレ妻になり今は浮気探偵やってます 蒼衣ユノ コマポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 映画化されると知り原作読んでみたノイズ【noise】 筒井哲也nyae※ネタバレを含むクチコミです。これはすごいわ古代戦士ハニワット 武富健治starstarstarstarstarさいろく読めば読むほど、一体何を見させられているのかわからなくなってくる。 ドグーンという土偶型の破壊兵器のような化け物と闘う埴輪(埴輪土)だが舞台は現代! 埴輪を操るための儀式や流れ、完全に読者置いてけぼりであるが、察していくには十分! ものすごく細かな心理描写や説明も多いが、果たしてこれはどういう話なのか…!? 主人公だと思ってたやつは主人公じゃなかった…!すごいよ…! 絵も独特の線使いで羽生生純先生のような雰囲気が最初は強かったんだが細部までの描画は武富健治先生の方が多く、画角などもこだわっていてどれだけ凄いことが起きているかはわかりやすい! そして物語の展開がまたすごい…もう私の語彙力では伝えきれない!だが読む手が止まらなかった…!まだ6巻だけどこれはすごいよ。三部けいの不穏な新連載水溜まりに浮かぶ島 三部けい名無し※ネタバレを含むクチコミです。 学級崩壊のダークな直し方? #1巻応援夜嵐にわらう 筒井いつきあうしぃ@カワイイマンガ学級崩壊って、経験あります?私は小学生の時に。やたらイキっている同級生達が、平穏に暮らしたかった私は大嫌いで、その時のクラスメイトとはその後、積極的に縁を切りました。 学級崩壊の厄介さは、教師という「大人」が機能していない事。それゆえに野放図になっていく様子が、この『夜嵐にわらう』でも描かれています、高校ですけどね……もう、ほんとクズ☆ そんな学級崩壊した高二のクラスで、イジメの対象になっている担任が、不登校であるはずの女子の暴力によって救われ、報復への道を辿るこのお話、申し訳ないけどスカッとします。 やっている事は惨たらしい。金属バットで闇討ちとかすばら……いえいえ恐ろしいですね笑 事は単純には終わらなそうですが、闇の勧善懲悪の気持ちよさがイジメられていた担任の職業倫理を崩壊させていくのも凄くて、もうみんなズタボロにしてほしいと心より願っております。 そして悪い事する時の、女子達の目の輝きがバチバチテラテラで凄いんだ……。ツッコミどころをついに公にツッコみまくる彼岸島スピンオフ彼、岸島 松本光司 佐世保太郎さいろくなんということでしょう、匠の技でついにここまで・・・ ちゃんと本編での謎要素をギャグに昇華してここまでやるとは思わなかった、素敵なマンガである。完結しちゃったけど彼岸島ファンは必読の内容で、渾身の一撃である。ラストの短編が一番好きRust Never Sleeps 杉本亜未名無しタイプの違う短編が3つ収録されています。 単行本のタイトルにもなっている「Rust Never Sleeps」は、高校時代に仲が良かった男女3人が30歳になって再会するけど、そのうちの1人は海外で殺しを仕事にするようになっていて、他の2人も殺人事件に巻き込まれてしまう話です。あらすじでもサスペンスとして紹介されていますが、読後感としてはヒューマンドラマの方が強いかも。青春の終わりと旅立ちの話という気がしました。 「カンフー・シスター」はコメディですね。父親にカンフーを教え込まれて人殺しも可能な腕前になってしまった女の子が、抑止力として修道院に入れられてシスターになるも、ひょんなことから権力を悪用する邪悪な美少女と戦う話です。 一番好きだったのは最後の「花まつり」。ダントツで面白かった!明治初期ぐらいが舞台で、語り部は根無草みたいな生き方をしている物書きの青年なんですが、主人公は前世の記憶を持った不思議な少女なんです。記憶を元に前世の家族を探し当てますが、そこで自分の息子に殺されていた事実を知ることになります。少女が青年と一緒に自分の死体を探しに行くシーンもすごく良かったんですが、ラストでの2人の掛け合いがとても良かった。 作者が各作品にページ1枚ずつ後書きを描いてるのも楽しく読みました。 予想以上に面白かった超本格詐欺師ミステリー HOOK―フック― 金成陽三郎 高橋ゆたかマンガトリツカレ男タイトルは知っていたが内容は全く知らない状態で読んだが予想以上に面白かった。天才詐欺師が騙されて全てを失ってから五年後から始まる。主人公の詐欺師が詐欺のテクニックなどを使い人助けをしながら復讐相手を探していく。詐欺のテクニックも面白いし、本編である復讐を成し遂げる内容も面白かった。理論がないから気持ち悪いイヌギキ うえやま洋介犬野愛不条理なギャグは面白いし、不条理なホラーは怖い。 両方合わさると頭がぐちゃっとなります。 不条理なショートギャグホラーがスピーディーに通り過ぎていくので、頭の中にずっと違和感が積み重なっていきます。 ギャグ要素もあるし理論がないからポップに読み流せるけど、寝る前とか入浴中に思い出しちゃいそうで絶妙に気持ち悪いです。 最速で気持ち悪くなりたい人におすすめです。<<5657585960>>
確かアウターゾーンの続編目当てで買った雑誌に収録されていて、たまたま読んでなんだこの漫画はすごいなと思ったのが「鉋屑」でした。それからは黄島点心の単行本があれば買うし単行本未収録も集め始めるくらい好きです。 「鉋屑」は鉋使いの職人の悲恋なのですが途中から鉋が人を襲い始めるという内容。鉋屑はもちろんのこと他の短編も無茶苦茶面白いです。 あらすじを見ると単行本版と電子書籍版で内容が少し違うっぽいようですが詳しい方がいたら違いを教えてください