学園マンガの感想・レビュー4260件<<102103104105106>>当時の学生が皆憧れたムラマサ高校生無頼控 小池一夫 芳谷圭児名無し剣の達人である高校生・通称村正を主人公にした、かなり性的にキワドイ漫画で、40年以上前の発表当時は大きな話題となった作品です。小池一夫氏原作のこの作品ですが、俺の空/宮本ひろ志と通じる部分があり、村正が全国行脚しながら、出会う魅力的な女性との精神、肉体的な交わりを通し物語が展開します。さすが小池原作だけあって、荒唐無稽な設定でありながら写実的な内容で楽しめます。理屈抜きに楽しめる少年野球漫画あきら翔ぶ!! とだ勝之名無し8人しかいない島の野球チームに、ピッチャーの主人公が転校生として加わるという野球物語。 大変面白かったです。理屈抜きに楽しく、読んでいて主人公の大活躍がとにかく痛快でした。昨今の作品に見られる妙に屈折した設定が無く、少年野球漫画として王道の健全な楽しさに満ちており、読んでいると野球をやりたくなるような大きな魅力を感じます。 また同時に、瀬戸内地方独特の大らかな風土の魅力も伝わって来るのが嬉しいですね。 とだ勝之先生の絵のタッチは子供のころに読んでいた漫画のタッチと似ていて懐かしさを覚えます。 沢村覚醒!?ダイヤのA act2 寺嶋裕二名無し第一部ではまだまだ未完の大器の片鱗しか見せていない沢村でしたが、このact2では甲子園での屈辱を経て、“エースとしての資質”に目覚め始めます。 春の甲子園からまだ数ヶ月しか経っていない、完全に覚醒とまではいっていませんが、夏の甲子園予選の中でどこまで成長するのか楽しみです。 夏の大会を前に、ベンチ外となり引退するメンバーなど、メインキャラ以外に焦点をあてた回も素晴らしいです。 真剣にスポーツに取り組まれた経験のある方にとっては、競技を問わず共感できる部分が沢山あります。今風の少女漫画?みにあまる彼氏 ほしの瑞希名無し主人公のいろはと、もう1人の主人公日下部くんのドタバタによる恋愛コメディーです。 この漫画は最初から通して読んでいますが、序盤の内容と現在ではだいぶ雰囲気が違いますね。 この作品の見所は日下部くんのヤンデレ具合かなぁと思っています。 数字であそぼ。数字であそぼ。 絹田村子名無し見たものを完ぺきに暗記できる横辺くんが、大学の数学で初めての挫折を味わうお話。京大っぽい舞台ですが、暗記だけで京大入試突破は無理では…?とは思うものの、たしかに高校までの勉強と大学からの勉強は、全然違うものかもしれません。 横辺くんが、爽やかで、リアクションが素直てかわいい。留年の挫折を乗り換えてほしいと応援したくなります。作中に出てくる数学の話も、込み入った難しいだけのものじゃなくて、解説も噛み砕いたものだから、数学嫌いな私でも、拒否反応なく読めました。青春を思い出す漫画春待つ僕ら あなしん名無し気になったので読んだら面白くて一気に読んでしまいました。バスケ部イケメン四天王とぼっち主人公が仲良くなっていくという王道ストーリーですが、トキメキや感動があって、この漫画を読んだら自分にもあった青春を思い出しました。キャラ達がキラキラしていて眩しいです。元気になれる漫画ですね。人間不信になりそうミスミソウ 完全版 押切蓮介名無しこのミスミソウですが、ギャグなしのホラーサスペンスです。押切蓮介氏がギャグ作家だと思っている人も多いと思いますが、実はもう一方でホラーサスペンス作品も描かれていて、その中でも群を抜いて陰鬱な漫画です。 主人公が周囲からいじめられるシーンや、信頼していた人間による裏切りなど、人間の醜さにスポットが当たっていて、自分の嫌な思い出がフラッシュバックするかのようです。 どこまでも後味が悪い、そんな怪作です。 サトラレの設定を活かしたスピンオフサトラレ~嘘つきたちの憂鬱~ 佐藤マコト 伊鳴優子名無し「サトラレ」って似たようなタイトルの作品があったな〜と思って読んでましたが、これスピンオフに近い作品だったのですね。私はサトラレは読んでなかったのですが、とても面白かったです。 まず、主人公のサトラレ千景ちゃんは天才だけど、多くの人には心を閉ざしていて心の中で不安であったり悪意のある罵詈雑言を日常的に周りに発信しています。 でも何か憎めないというか、思考にシンパシーを感じました。ちょっと面倒な子だけどたまに友達を心から心配する気持ちが漏れ出たときなど、かわいいところがあります。 また、サトラレを全面サポートする同世代の子たちは公務員という設定で、子供と大人の間の何とも言えない10代後半の気持ちや考え方がとてもリアルです。 新たな仲間や、思いもよらない敵対者が出てきて、千景はさらに心を振り回され始めるのですが、それが全部周りに伝わっている設定、それを優しくケアする未成年公務員たち、斬新な設定と笑いうまく取り入れた素晴らしい作品だと思いました。自意識過剰な主人公東京大学物語 江川達也名無しドラマで興味を持ち原作に入った口だが、原作の方が色んな意味において生々しく、はるかに面白かった。ルックス抜群にもかかわらず、遥と正対出来ず何かにつけ妄想に走ってしまう村上の自意識過剰な性格は、まるで自分の欠点を見せ付けられているかの様で、自分の生き方を見直すきっかけになった。今でもバイブル花のあすか組!∞インフィニティ 高口里純kontokiirotomidoritoもーだめだー無理だーと思ってる時に読むと、うむ。自分は間違ってない、このままでいいんだと光を示してくれる漫画。 あすかちゃん、まだ、中学生なのにね。 戦24が好きなので、市花赤江那智辺りが出てくると興奮する。 焼きまんじゅう食べて死にたいお前はまだグンマを知らない 井田ヒロト野愛関東地方に住みついて長くなったものの、群馬を訪れたことはない。 高速道路で通過したことはある。下仁田を横目に「ネギのとこか」と思った記憶がある。花火大会に行ったら中止になって予定が潰れたと知人から聞かされたことがある。 それくらいの認識しかなかった。 こんな危険な場所なんて知らなかった!!!!焼きまんじゅう旨そうって思ってたけど県外なので食うと死ぬ!!!! 和算の大家関孝和!!!!誇る文豪田山花袋!!!!上毛かるたガチ勢と一戦交えたいなんて思ってごめんなさい。 でもね、故郷への誇りって素敵なものです。 わたしもど田舎出身なので自虐として出身地のお話をすることはあるけれど、やっぱりそこには愛と誇りがあるのです。 きっとグンマの人達もそう。だから栃木とバチバチしちゃうんだね。餃子もレモン牛乳も美味しいけど井森美幸も中山秀征も好きだからグンマ自信持ってねグンマ。焼きまんじゅう食べたいよ。グンマがなけりゃ静かなるドンの実写ドラマはなかったんだよ。 生まれ育った地に対してプラスでもマイナスでもどっち向きでもいいから、アイデンティティ抱えてる人って幸せだと思いますよ。帰る地があるということ、人に語るべきことがあるということ、幸せでしょ。 死んでもいいからわたしは焼きまんじゅう食うぞ。いろんな意味でお宝な一冊くらもち本~くらもちふさこ公式アンソロジーコミック~ いくえみ綾 森田まさのり 金田一蓮十郎 萩尾望都 秋本治 久保帯人 椎名軽穂 河原和音 タアモ 雲田はるこ 柘植文 くらもちふさこ 聖千秋 筒井旭 安藤ゆき カナヘイコケッコ〜「天然コケッコー」が映画化された時に描き下ろされた読み切り3本が収録されているということで購入しました。大沢くんがそよちゃんを好きになった瞬間が描かれていて、本当に読んでよかったと思いました…。 書き切れない位たくさんの漫画家さんが漫画やイラストを寄せているのですが、紡木たく先生ファンの方は必読なんじゃないかと思います。くらもち先生と対談されているのですが、紡木先生のデビュー間もない頃から仲が良いそうで、お互いに影響されたという貴重なお話を楽しそうにしていらっしゃるんです。ここでしか知ることが出来ないこともあると思いますよ!面白い100%パスカル先生 永井ゆうじ名無しいまはもう終わったけど‥永井先生(パスカル先生の漫画作者)は、新しいアルマゲドンの漫画も初めてます! でも、パスカル先生の続編もでて! 男女ともに楽しめる学園ドラマOPEN SESAME 河方かおる名無し美少女が学園を仕切り、男子が従う学校が舞台というハーレム設定のラブコメ。槙も葵もアイドル並みの可愛さで、そんな彼女達に好かれる大和ってどれだけカッコいいのか?大和の一人勝ちよりも同レベル以上のライバルが登場してくれたらもっと面白くなると思う。とは言っても大和は努力してる。今どきのラブコメ主人公の男子も彼の様に強くなって欲しいと思う。それにしてもスミレちゃんが可愛い過ぎる。この作品にはもれなくスミレちゃんの癒しという特典が付いてくる。勇気をくれる野球漫画キャプテン ちばあきお名無しキャプテンは単なるスポコン漫画ではなく、チームメイトとの信頼や友情関係を育み全国レベルの高校に変貌してゆく様を描いている野球漫画です。野球は下手でも責任感と仲間への想いをかてに地道に努力すればきっと報われることを証明してくれます。ちょっと古めの漫画ですし、派手なアクションやスーパーヒーローなどとは無縁ですが、我々が忘れかけていた何かを思い出させてくれるストーリーのため、今の若い方には是非とも読んで頂きたいと思います。何か壁にぶつかったり悩んだりしている時にこの漫画を読むことで勇気を与えてくれるからです。子供時代のヒーロー地獄先生ぬ~べ~ 真倉翔 岡野剛名無し地獄先生ぬ~べ~はお色気要素と迫力あるアクションが融合したバトル漫画であり、ホラー要素も含んでいます。 作品に出てくる女子小学生たちはどう見ても女子高校生以上に見え、スタイル抜群なのもポイントの一つです。 この作品が男子小学生から成人男性という幅広い年代の心を掴んだ理由は、エッチなサービスシーンだけではありません。 主人公ぬ~べ~は普段片手を隠していますが、恐ろしく強い異形なるものたちが現れた時、その力を解放して生徒たちや周囲の人間たちの命を守ります。 圧倒的強さを奮い、自分の大切な人のために戦うぬ~べ~は本当にカッコイイのです! 理解できたのかどうか自信は無いライチ☆光クラブ 古屋兎丸名無しエログロとか耽美的世界とかには興味を感じなかった。 触れることを強要されるようなジャンルでもないし、 幸いにして触れる機会も無かったし、 なので喰わず嫌いかもしれないとも思いながら ほとんど関わらずに過ごして来た。 例えば、自分は松田優作が好きだったが、 アクション物や文学作品的なものは見たけれど、 「陽炎座」は「まあ・・無理に見ないでもいいか」 と思って、未だに見ていない。 鈴木清順作品だからとか、耽美的だとか聞くと 自分の好みではないだろう、 自分には理解できないだろう、と思って。 で「ライチ☆光クラブ」 何回か「あれは凄いよ」という評価を聞いた。 「グロイけれど凄いよ」「耽美的だけど凄いよ」 との評価だけれど。 なので「喰わず嫌いなだけだったら損だしな」 という動機が半分で買った。 買っては見たものの、数ページ読んだあたりで 「まあ・・無理に読まないでも」 と思って本を閉じるのを繰り返していた。 結局、購入から2年以上たって、いつまでも読まないのもと 一気に読んでみた。 読んでいる最中は、正直、買ったこと読んだことを 少し後悔した。 多分、死ぬまでにもう一度読むかというと、 読まない可能性が高い。 ただし、最終回前後のシーンだけは、 「これはオレの全く知らない世界だな」と、 こういった凄さ、こういった美もあるのか、と、 ああこれが耽美的ってやつなのかな、と、 感じるものはあった。 まあ「ライチ☆光クラブ」ほとグロくない作品であれば、 耽美的といわれる作品も、また見てみようかな、とも思った。うしとら+ARMS+ガッシュベル的なクロザクロ デジタル新装版 夏目義徳さいろくタッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。サッカー漫画の金字塔キャプテン翼 高橋陽一名無し「有名なサッカー漫画といえば?」と聞かれれば、一番に名前が挙がるのはこの作品だと思います。作中では、現実離れした必殺シュートなど数々の技が登場するのですが、幼少の頃にそれを真似てみては泥だらけになったり、ケガしたり……。大人になった今も色あせない思い出として、この作品が心に残っています。 見どころは言葉の掛け合いにあり化物語 大暮維人 西尾維新名無し原作が20冊以上、アニメも10年続いている作品ですから、どんな物語のシリーズなのか知るにはいいと思います。 アニメの世界では抽象的だったり、あやふやになっていた部分が具体的で、戦場ヶ原の母親の顔や宗教団体の男の顔がはっきり書かれていたのはちょっと衝撃でした。 あとアニメでは象徴的に書かれていた戦場ヶ原が階段から落ちるシーンもコミックでは普通の階段で、現実感はあったので、初めてこのシリーズに触れる入門編としてよいのではないかと感じました。 化け物、それは身近にいる。気づいていないだけで。 自分に降りかかった災いを「重み」と表現し、それを自らの意思で捨ててしまうことの意味を、そしてその痛みを返してほしいと泣いて訴える少女が物語の始まりの象徴として素晴らしいと思う。 ジワジワと読みたくなる漫画カワセミさんの釣りごはん 匡乃下キヨマサ名無し金髪ヤンキー娘と真面目少女の良くある組み合わせのコンビで物語は進んでいくが、釣りと料理の描写が手抜きなくされているのに好感がもてる。 昨今“〇〇めし”というジャンルの漫画が増えているが、そのなかでは“釣り&アウトドア”という流行りのスタンダード、悪くいえばありきたりな素材を用いている。 だがそれをありきたりだと思わせない良さがある。料理、釣りシーンの表現力とコミカルな登場人物たちのバランスが優れているのだろう。 次は何の魚を釣るのだろう?と興味を抱かせてくれる漫画と言っていいだろう。恋したくなる漫画ハツコイ×アゲイン 華谷艶名無し初恋の人であり元カレだった人とのまさかの再会から物語がスタートして これはもうめちゃくちゃイイ感じになるんじゃないの?と思ったけれど お互い素直になれなくて何だかギクシャク・・友達としての関係から また付き合うことになるのか最後まで展開が気になります。 恋したいな~と思う人におすすめです。 狂わされたい女性を描いたら右に出るものはいないぱンすと。 岡田和人野愛人を狂わせる女性を描くのがほんと上手…。 恋と性欲の区別がつかない思春期に、加具矢先生のようなセクシーでエロくてミステリアスな女性に出会ってしまったら、もう後戻りできなくなる。 僕にはわからない経験や秘密があるんだろうな、というのがまたたまらない。思わずわたしも思春期の男子になってしまう…。 先生と生徒の関係だから終わりがあるんだろうなと思うと切なくて、胸が締め付けられる。 思わずわたしも先生とずっと一緒にいられるように狛犬にお願いしたくなってしまうのでありました。 フェティシズムと切なさの関係性を岡田和人先生は熟知している。天才。 すんドめの胡桃が大人になっていたら、こんな女性に成長していたのかな…猫の要素が加わるだけで可愛さ倍増猫でごめん!【新装版】 永野あかね名無し天才科学者であるお父さんの実験台になり、人と猫を合体させた「猫人間」にされてしまった主人公やよいちゃん。まるで映画「ザ・フライ」を思わせる設定ですが、猫人間といっても、見た目は可愛い女の子に耳と尻尾が生えただけ。それだけで可愛さ倍増で、終始ニヤニヤしながら読んでいました。 見た目だけでなく、猫ならではの仕草もキュートで、久しぶりに心癒される作品に出会えたような感じです。<<102103104105106>>
剣の達人である高校生・通称村正を主人公にした、かなり性的にキワドイ漫画で、40年以上前の発表当時は大きな話題となった作品です。小池一夫氏原作のこの作品ですが、俺の空/宮本ひろ志と通じる部分があり、村正が全国行脚しながら、出会う魅力的な女性との精神、肉体的な交わりを通し物語が展開します。さすが小池原作だけあって、荒唐無稽な設定でありながら写実的な内容で楽しめます。