エッセイマンガの感想・レビュー1011件<<2829303132>>まずはやってみて、それから考えるインドへ馬鹿がやって来た 山松ゆうきちhysysk「インドになさそうなものを売ればお金持ちになれる」これは日本のベンチャー企業がアメリカの流行を日本に持ち込む「タイムマシン経営」と原理的には同じだし、ビジネスや経済の基本と言ってもいい。 違うのは計画がないこと。言葉も喋れないし、伝手もない。 我々はしばしば色々と計画を立てるが、結局やらずに終わることが多い。ほとんどの人がそうかも知れない。リスクが大きいとか、今じゃないとか、もうちょっと準備してからとか。 そういった発想をぶち壊して、とにかく何かを始めてみること、失敗にいちいちへこたれないことの大切さが描かれている。ポジティブ思考とも違う、生き物として強さ、しぶとさ。それを発揮せずに一生を終えるつもりか?と突きつけられるものがある。 漫画家だから漫画を売るのは分かるが、「次はうどんと漫才だ!」となるのもすご過ぎる。すごいんだけど、ある意味で「これでいいんだ」とも思えるので、閉塞感を打破したい人、勢いをつけたい人におすすめしたい(とはいえ若干のクズ耐性がないと読むのはきついかも)。本当に熊撃ってる漫画だったクマ撃ちの女 安島薮太名無し熊撃ちと言っても熊を撃つ為にはこう言う道具が必要です、とかキンカムみたいにちょっと非現実的に熊と戦う漫画だと思って読んだら…違う!ガチで熊撃つ漫画じゃないですか! 自分は熊が出る地域に住んでいなかったので熊鈴とかエキノコックスとかそう言うものに馴染みが薄かったんですが北海道の人はこう言うことをリアルでやってるんですかね? いやー野生は怖い!! 熊と戦う女性はかっこいいですカレンさんと西先生の2人だからこそ描けた奇跡の1冊 #1巻応援私はカレン、日本に恋したフランス人 じゃんぽ~る西starstarstarstarstarnyae連載で少し読んでいたけど、1冊通して読むとまたこの本の良さがより沁みますね。 カレンさんが日本に関心を持って、日本に住みたいと思って、日本人と結婚して、そして旦那さんの手によってこの本ができたという事がいかに奇跡的かと思ってホロリとしました。フランス人女性が、ではなく「カレンさんが」というところが大事です。 外国人の目線から日本人も気づかなかった日本の面白さや変なところに気づくと言うパターンはよくあるけど、カレンさんの場合はまず「音響の良さ」から入ったというのが非常に面白いです。 録音した山手線のアナウンスを聞いて、日本を思って泣いたというエピソードは笑いました。でもほとんど家にいる生活をしている今、電車のアナウンスを聞くと出かけている気分になってかいいかもしれない! 世界情勢や戦後日本の歴史など、シリアスな面も含めてフラットな目線で勉強になるし、自分の国なのにまだまだ知らないことだらけだな…と改めて思い知った次第です。たぶんカレンさんの方が日本を知ってます。笑 ちなみに、じゃんぽ〜る西先生はデフォルメした作画が特徴的ですが、この人相当画力が高いんだな…というのがわかり、新たな発見となりました。最強に可愛い癒し漫画猫の菊ちゃん 湊文むずっとツイッターの漫画見てましたが、書籍出るんですねー! 可愛いよくいる三毛猫ですが、おじいさんとおばあさんが飼われてて、その3人暮らしが最高に癒し!可愛いです…やっぱり猫は正義です… 怖いけど視たい事故物件芸人のお部屋いって視るんです! おがたちえ 育代 松原タニシ名無し興味深い事故物件を巡るホラー&ギャグエッセイ。事故物件は家賃は安いけど、怖いから実際は借りようとは思いません。でもこの漫画みたいに事故物件ばかりを探す芸人とかが、最恐の事故物件を探す企画としては非常に面白いです。実際、霊がさまようガチの事故物件って思っていたより多いのですね。ためになる霊界エッセイ霊界1年生 日辻彩 島津成晃名無し非科学的なものを信じる方なので、気になって読んでみましたが、すぐこの作品に引き込まれました。霊と言っても怖い話ではなく、コメディタッチに描かれていて、所々で笑いを挟みながら霊の世界を理解する事が出来ます。島津さんの説明やアドバイスは霊的な事とは言え、普段の生活に役立つことも多く「なるほど!」と思う事も沢山有りました。霊の世界に興味がある人におすすめの漫画です。霊なんて信じないという人にとっても興味深い作品だと思います。知らない街のスナックとか行きたい全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの 清野とおる野愛清野とおる先生が行ったことない知らない街を探索する作品。 地図を見ながら知らない街がこんなにあるんだ!とワクワクするのがもう素敵。漫画の題材という意味合いが強いんだろうけど、知らない人や知らない街にワクワクして突撃できるのうらやましい。これができたら人生絶対楽しくなるんだろうな。 さすがに慣れ親しんだ赤羽ほどディープな人や場所には出会ってない印象だけども、無理矢理見つけてるわけじゃないのにおもしろい人や物に出くわすのがさすが。才能。 うさぎ増殖事件を思い出してホームレスのテント突撃しまくるのが最高。 外出自粛でハリのない休日を過ごしてしまいがちですが、散歩がてら通ったことのない道を歩いたりするのも楽しいかもしれないなと思いました。 大繁殖するうさぎや3本足のサリーに出会えるかもしれないし。 平成の名作マンガの一つですね「セキララ」シリーズ けらえいこホニャララ小学生の頃から「セキララ」シリーズを愛読しておりました。別に結婚に憧れがあるから読んでいる訳ではなくて、子供でも共感できるあるあるネタがたくさんあって楽しかったんだと思います。あらすじにも元祖結婚エッセイと書かれていて、確かにそれについて描かれてるんだけど…それだけではくくれない面白さがあるんですよね。簡単に言っちゃうとけらえいこ先生の人間観察力がズバ抜けているということなんですが。結婚して一緒に暮らし始めて見えてきたお互いのあれこれを描いていても、夫だから妻だからって感じはあまりないですね。でも「オット」「ツマ」の呼び方は発明だと思ってます。機会があれば真似したいです。生死をかけた狩猟の現実と善悪を問うクマ撃ちの女 安島薮太六文銭3巻目になって、自分好みに面白くなってきた印象。 主人公はライターで、女性猟師チアキと一緒に狩猟現場の取材をするという話。 1巻は、狩猟の現実とか銃の扱いとかがメインだったが、2巻の最後チアキ(と、その姉)の過去の話からグッと奥行きがでて、3巻では、いわゆる違法行為を平然とするが狩りのスキルは高い師匠の話で、じわじわと自分好みに面白くなってきた。 こういうアウトローな強キャラが好きなんですよね。 なんで、出てくるとテンションあがります。 主人公たち(得てして正義、正論)とは違った独自の美学をもっていたり、キレものだったり、強さにブレがなかったりするので、謎のカッコよさがある。 主人公たちとは違う価値観で己の正しさを見せつけてくれるんです。 (るろ剣の斎藤一みたいな) そんな、チアキの師匠もすごい。 獲物がいないのに銃に弾を込めてる状態は違法なようですが、そんなものは無視。 山の中で、急に襲われて誰が守ってくれる?法律が守ってくれるのか? と言わんばかり。 確かに正論だ。 安全のために法があるはずだが、狩猟現場で安全はどっちなのか? 誰にとっての何の法なのか? 考えさせられるフレーズだ。 野生動物たちが相手の常識が全く通用しない世界に、何でも利用すると豪語する師匠。 銃、車、知識、経験を使いこなし、手際よく効率的に狩りをこなす。 邪魔な法律は無視。 目的のために、手段を選ばない男。 どっちが正しいとか言えない。 結局、ルールを守っても、死んでしまえば意味がないからだ。 ライフルとか狩猟の現場が中心で、クマを撃つとか撃たないとかの話で終わるかと思ったが、こうした法の遵守的な善悪の話もでて、ストーリーに深みがましてきた。(これも現実といえば現実だが) 3巻最後が衝撃的で、師匠どうなるんだろう…。おひ釣りさまを読んでおひ釣りさま とうじたつや名無し最近では、お一人様という言葉をよく耳にするが、一人で行動できない人も多いのではないだろうか。そんな現代で、一人で釣りに興じるOLを描いたこの作品は、一人で何か行動を始める人押しになるように感じた。新しいことに踏み出したい人や釣りを始めてみたい人におすすめしたい。 日本のヤクザ、米国最凶刑務所で暮らすチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEIさいろくスタートダッシュがすごいので試し読みするだけでも「これ好きかも」と思わされる。クローズやWORSTが好きならイケるでしょう。 どこまで実話かわからないけど、原作のKEIは主人公のモデルご本人だと思われます。巻末の次回予告的なとこでKEIの書紀が書籍化されたものの紹介があるけど本物のヤクザ屋さんなのがパッと見てわかるお写真が載ってます。怖すぎ。 主人公のケイはチカーノ(メキシコ移民)のグループに入り、刑務所内での信じられないような凶暴な生活を紹介しながら生き延びる中でファミリーと言えるような熱い仲間たちが描かれていくのもクローズっぽい。 ただ、クローズと違うところはその仲間たちがバンバン死ぬところ。 刑務所内での囚人たちの争いヤバい。 何にせよケンカ漫画の中でも群を抜いたストーリーであることは間違いないので興味ある方は読んでみましょう。 どうやって刑務所ぐらしするのかも結構面白いし、アメリカやべーなって思わされる良作です。少女漫画はこうして作られる!超貴重なアシスタント目線のエッセイ薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記― 笹生那実まるまる日本の少女漫画文化の礎を築いた名だたる作家たちのアシスタントをつとめ、数々の「シュラバ」を経験した著者から見た、知られざる少女漫画制作の裏側。 その裏側には、薔薇が舞いアハハ..ウフフ...と笑顔が輝く少女漫画(例えが薄っぺらくて申し訳ない)イメージとは正反対の、寝食を限界まで犠牲にする作家とアシスタントたちの姿がありました。 ただ本書で描かれるのは、そのシュラバが如何に地獄だったかとかそういう話ではなく、いまやレジェンドと呼ばれる作家たちの名作誕生秘話や、それぞれの人柄がよくわかるエピソードなどです。 大変なこともたくさんあるけど、何よりみんな漫画が好きで描くのが楽しくてしょうがないというのが伝わってきます。 衝撃的だったのは、萩尾望都先生自ら作詞、作曲、歌、ナレーションをこなしたアルバム「エトランゼ」に収録された「アシスト・ネコ」の歌詞。シュラバの混沌をそのまま歌詞にした内容(のよう)です。聞いてみたい…。 あとは美内すずえ先生に、著者が新人の頃に犯した失敗を7年越しにお詫びしたときに放たれた言葉。これには本っっっ当に痺れました…!!! どんな言葉だったかはぜひ本編で確かめてください。絵が上手!です。 挙…局地的王道食 松本英子サンジュスト絵が上手!です。 挙げている食べ物が地味過ぎて(笑)共感しづらいのもありますが、人それぞれソウルフードがあると思うので、そういった意味では「そういうの、あるよねー、でも私はちくわぶよりちくわ!」みたいなの、あると思います。↑これは私。 山木が心底むかつきすぎて眠れない今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~ ポレポレ美名無し主人公の旦那、山木がクズすぎてとにかくむかつく。自分の経験とも相まって思い出し怒りがして、この旦那を早く地獄に落としてくれ!と願わずにいられない。腹立つほど信じられない事が次々と起こる。でも読まずにはいられない漫画だった。不倫をされたことのある方、旦那がクズな方、共感できます。これは面白い。自分よりも大変な思いをしてる人がいるのだと思えます。ただ、震えるほど山木には心底むかつきます(笑)巻を増すごとに面白いバーナード嬢曰く。 施川ユウキ名無し小説を良く読む人には絶対読んでほしい作品!さらには、漫画ばっか読んで活字を読んでこなかった人にもオススメです。 どちらの立場にとっても、あるある、めっちゃ分かる!という細かいネタがてんこもり。キャラクターもそれぞれ愛情もって描かれており、巻を増すごとに面白くなってきます。施川さんの真骨頂。フジオプロが一番輝いていた時代を知る赤塚不二夫の旗の下に フジオプロの青春 てらしまけいじstarstarstarstarstarひさぴよ数々の逸話を残す赤塚不二夫のプロダクション「フジオプロ」での日々を回顧したエッセイ漫画です。 主に70年代の思い出が中心です。チーム体制でバカボンのアイデアを練っていたブレーンたち、長谷邦夫、古谷三敏の活躍や、小学館の武居俊樹、五十嵐隆夫などの名物編集者、曲者だらけのアシスタントたちが登場します。タモリとのエピソードも少しだけ出てきます。フジオプロが一番輝いていた時代。 さまざまな媒体でフジオプロの逸話は語られてきましたが、これまでのイメージをさらに上回ってメチャクチャな現場のように感じました。これでよく制作現場が成り立ってたな・・・とあきれるような感心するような。 フジオプロといえばやはり、お酒のエピソードには事欠かない様子。 職場で飲むのは当たり前、仕事終わりはみんな深夜まで飲んで騒ぎます。 迷惑な酔っぱらいでしかないのですが、やることなすこと面白いから許せてしまう所がありますね。叱られたときは「ごめんなさい!永井豪とダイナミックプロでーす!」と騙って逃げるのには笑いました。 漫画内では貴重な写真をはさみながら、東京新宿区の落合エリアの紹介もされていますので、聖地巡礼する際には参考にしたいと思います。 全体的に湿っぽい話はほとんどなく、楽しい気持ちだけが残る漫画でした。 あとがきは、酒の勢いに任せて書いた文章ということですが、ちょっと意味するところが分からない部分もあり、もう少し真面目に締めてほしかったのが正直な所。しかし同時に「これでいいのだ」とも受け取れました。 完結してなかったのかよ、いかごりらオタクだよ!いかゴリラの元気が出るマンガ いかゴリラ六文銭全身コンテンツのようなマンガ家さんで、SNSでも個人的に楽しませてもらっているいかごりら先生の単行本。 まってましたよ!しかも、版元は天下の集英社だ! んーでも1巻完結かよ! という、まるで地獄に仏から蜘蛛の糸を切られたような気分だったのですが、なんと最近2巻でた!ので嬉しさのあまり小躍りしてます。 (でも2巻に完結フラグが!二度あることは三度ある…と信じて。) 内容は、いかごりら先生の日常をおもしろおかしく描いているだけなのですが、独特の着眼点とツッコミで腹抱えて笑えます。 自分、女性漫画家のギャグ漫画って基本苦手なんですよね。 なんというか、一歩引いた斜に構えたギャグ「風味」みたいなところが苦手なんですけど、同じように感じていた人は、このいかごりら先生は安心して読んでください。 この方は、もう全力です。生きることに全力。 ネタは基本誰かを罵ったりするものではなく、自虐中心(絵が下手とか、いかごりらって自称するくらいなのでスタイルがアレとか)なんだけど卑屈じゃなくて最高に笑えます。 周囲の友人もパンチきいてて最高です。 こんな時代だからこそ、いかごりら読んでみんな元気をだして欲しい!AV制作会社のお仕事モザイク足します!?~AV制作会社のないしょ話~ Poko名無しAV制作会社の仕事ってどんなのだろうって、常々思っていたので…。気になる業界の内情や、現場の雰囲気がよくわかりました。想像していたよりも、そんなに非道い現場ではなく、淡々と撮影が行われているのだということにびっくり。なかなか面白かったです。絶妙によくあるパターンを裏切ってくる凪のお暇 コナリミサト名無し完全に良い奴も完全に悪い奴もいなくて、この状況でこのキャラクターならこうなるでしょっていう読者の予想を裏切って、ドキッとさせるのがうまい。いかに自分がテンプレに毒されてるかが分かる。 最初の方は空気を読まずに臨むことや、先入観にとらわれないことによって、状況は苦しくても新しい人生が開けるような希望があったけど、だんだんそう単純じゃないような事態になってきてる…。いま一番続きが気になる作品です。 不登校生活を描いたエッセイ不登校少年 とさか名無し不登校の子供達が多いというニュースは良く目にしていたが、実際の不登校児たちの日々の生活というのは、どういうものなのか想像もつかなかった。でもこの漫画を読んでみてその闇は想像以上に深刻なのだということが分かりました。軽いタッチで描かれていますが、なかなか考えさせられる内容でした。三角コーン見ると思い出すやしろあず記 やしろあずき野愛お母さん面白い好き。でも自分のお母さんだったらやだな、やしろあずきさんのように面白く料理できたらいいけどな。 天才に育てられたから天才になれるのか、天才だから面白エピソードに昇華できるのかよくわかんないけど面白いし楽しそうだからいい親子。 息子の厨二病を今に繋がってるからいいじゃんって否定しないのいいお母さん。黒歴史いじられてもグレずに厨二病のまますくすく育ったやしろあずきさんいい息子。 クレイジーなまま幸せな家族を形成できるのだな、と感動すら覚える。面白ければ幸せ。面白いこそ正義。 わたしが描いた絵や小説が母親の寝室から出てきたときのことを未だに根にもっていたけど(小6くらいのときのこと)そろそろ許そうと思いました。沖縄留学経験を元に描かれた瑞々しい作品間隙・すきま 高妍nyae本当は紙で欲しかったけど入手困難っぽかったので電子で読んでみました。(しかしよく調べてみると翻訳されてるのは電子版のみ…?) 書き込みが細かく丁寧なので、できるだけ大きい画面で読むのをおすすめします。 このインタビューも読みました。 https://bungeishunju.com/n/nae3d8db26c65#v2cPI 村上春樹さんと細野晴臣さんに非常に縁があるというか、著者自身が好きなようです。この2人にピンときた方にはこの本も合うんじゃないかと思います。 途中で用紙の色を変えている理由も、インタビューを読んで納得できました。この本で言っている、音楽の「すきま」って、全ての楽器と歌が一瞬ピタッと止まるときのことを指しているのか、もしくは違うのかちょっとハッキリしませんが、ああいった経験を通して得た感情を作品に昇華させて、そして読者に届くというプロセスが、尊いものだと思えました。 絵を拡大してよく見てみると、ドットのトーンを上手く使って濃淡を出している事がわかります。電子ですがアナログのあたたかみを感じます。 メンヘラ漫画家・永田カビ新連載迷走戦士・永田カビ 永田カビ名無しwebアクションでなかなか読みごたえのあるエッセイ漫画が始まったな…と思い感想書きました。あらすじにそうあったのでメンヘラと書きましたが…実は永田さんの漫画は読んだことがないわたくしです。 いきなり1人ウエディングフォトを撮って後悔するというはなしから始まってて笑ってしましました。 ちなみに永田さんファンの方いらしたら、レズ風俗、一人交換日記など既刊をどれか読んでみたいですがおすすめあったら教えて下さい。思ってたより読みやすい!!リアル風俗嬢日記~彼氏の命令でヘルス始めました~ GSST おまΩこ(Ω子)名無しもっと暗い内容かな、、?と勝手に予想していましたが いい意味で裏切られました(笑) 絵柄がかわいくて、内容もギャグ漫画っぽく、読んでて楽しいです! エッセイ系の漫画が好きな方にはぜひおすすめです(≧▽≦)<<2829303132>>
「インドになさそうなものを売ればお金持ちになれる」これは日本のベンチャー企業がアメリカの流行を日本に持ち込む「タイムマシン経営」と原理的には同じだし、ビジネスや経済の基本と言ってもいい。 違うのは計画がないこと。言葉も喋れないし、伝手もない。 我々はしばしば色々と計画を立てるが、結局やらずに終わることが多い。ほとんどの人がそうかも知れない。リスクが大きいとか、今じゃないとか、もうちょっと準備してからとか。 そういった発想をぶち壊して、とにかく何かを始めてみること、失敗にいちいちへこたれないことの大切さが描かれている。ポジティブ思考とも違う、生き物として強さ、しぶとさ。それを発揮せずに一生を終えるつもりか?と突きつけられるものがある。 漫画家だから漫画を売るのは分かるが、「次はうどんと漫才だ!」となるのもすご過ぎる。すごいんだけど、ある意味で「これでいいんだ」とも思えるので、閉塞感を打破したい人、勢いをつけたい人におすすめしたい(とはいえ若干のクズ耐性がないと読むのはきついかも)。