恋愛・ラブコメマンガの感想・レビュー4446件<<9394959697>>僕と学園祭と運営スタッフというひとたちとの思い出スポットライト 三浦風名無し読んでたら大学のときの記憶が蘇ってきた。個人的な話なんだけど、学祭スタッフのウェイノリみたいなのが苦手で逸崎元貴のことをあまり好意的に見れないというか、ビビりながら読んでしまっている。魅力的な人物だというのもわかるのだが…。 大学の学祭の運スタってあんな感じでテキトーさと熱さと冷たさが入り混じってるというか、うまく使い分けてるみたいな人が多くて、自分が振り回されていた個人的な思い出が蘇ってきたのでそういう人物像をうまく描けてるんだな〜と思う。(もちろん真面目な人もたくさんいたけど)というかどこの大学でもあんな感じの「運営スタッフ」がいるんだろうか。 何よりツラいのが未だにこんなことを考えている自分の陰キャぶりを思い知らされてしまうこと…けど読んでしまう。なぜ俺はこの漫画を読んでいるんだ…うう…。ピアノがつなぐ悪魔と人間の不思議な関係泥舟に五芒星 夏糖サガリ名無し音楽という趣味に没頭しすぎて人間との契約を取らずにクビ宣告をされた悪魔・杭鳴(くいな)が嫌々ながら人間界に降りると、そこで出会った全く欲がない女性・祈里(いのり)と、彼女の家にあるピアノを借りるかわりに家を守るという仮契約を結びます。 仕事をしたくない悪魔と、欲がない人間という不思議な組み合わせ。どんな物語になるのか先が気になります。残酷だけど希望もある、とある中学生の恋 #1巻応援来陽と青梅 深山はなnyae※ネタバレを含むクチコミです。いきなり結婚!から始まりますマリーマリーマリー 勝田文名無し鍼灸師のリタちゃんは愛車のミニで往診した先でギタリストの森田さんに一目惚れされます。いきなり「森田リタにならない?」とプロポーズしてくる猛アプローチに最初はドン引きしていましたが、なんやかんやでトントンとあっという間に結婚してしまうのです!第一話からナイスカップルっぷりを発揮しています。ギタリストの森田さんのカッコよさは言うまでもないですが、リタちゃんもすごく可愛いんですよ〜。鍼灸師さんがミニを乗りこなすギャップがいい!脇役もたくさん出てくるんですがどの人も魅力的でした。特にリタちゃんの師匠の旦那さんが登場する回が好きだったなぁ。まんじゅうの中のあんこはフル オブ ロンリネスらしいです。漫画で読むと深いい話でした。 顔の良い百合・怪異ミステリー #1巻応援クダンノフォークロア 煮汁 志水はつみ SukeraSparoあうしぃ@カワイイマンガ私はミステリー漫画の登場人物が「顔が良い」と、結構読める。美しい顔が恐怖にor暗い本性に歪むのも、沈んだ顔が美しい笑顔を取り戻す瞬間も堪らないのだが、それが劇画調だと、怖すぎる(なので金田一少年とか好きです)。 本作の凛々しい主人公も、彼女が憧れ、守ろうとする手弱女ぶりなヒロインも、周囲の協力者達も、美しい女性ばかり。その誘引力は強い。 彼女達を襲う怪異は、タイトルの通り「件」と呼ばれる〈予知〉の妖怪をベースとした物。そこにとある都市伝説を加える事で、迫り来る恐怖のある怪異を創作している。 ヒロインに迫るタイムリミット。怪異の「真相」を巡る物語はスリリング。九段下を舞台とした女性ばかりのミステリーは、美しく楽しい一冊だ。 【ゲームについて教えてください】 こちらの原作はゲームなのですが、ストーリー部分はこの漫画を読んでもネタバレとか大丈夫なのでしょうか?私はゲームやらないので良いのですが……。 それにしてもキャラクター原案はイラストレーターのはねことさんで、ゲームビジュアルは非常に美しいのですが、煮汁先生の漫画は全く遜色なく美しい。漫画としての勢いもあって、楽しく読めました。初めて恋を成就する日は… #1巻応援JKとともだちのオカン ムロマキあうしぃ@カワイイマンガ困難な恋ほど、応援したくなるし、成就する瞬間の多幸感ヤバいですよね? 本作の主人公JKは、子供の頃から女好き。しかも決まって年上とくれば、その困難さは生半可では無い。 主人公が友人男子から、彼の母親のカフェについて相談を受ける所から始まる物語。彼の母親に秒で恋に落ちたJK、戸惑いながらもアタック開始! ……とはいえいきなりアプローチも出来ず、まずは息子の方からアプローチした為、かなりややこしい事に。この辺は男子がいい奴なので、あまり誰も傷付かないコメディとして安心して読めます。 それにしてももどかしい二人の距離。少しずつの偶然がどの様な展開をもたらすか……ぽんやり系美人ママとクール系JKのとてもしっくりくるツーショットと共に、ドキドキしながら楽しもう!こういう恋物語を読めるから、百合はやめらんねえ!と思える筈。1話から引き込まれる!期待大の三角関係ラブ落ちて溺れて 伊鳴優子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 幸せになれそうな優しい世界観花かご便 陸奥A子かしこ2010年にYOUで連載されていたものなので最近の作品ですね。私はりぼんっ子だったのですが陸奥A子さんの作品を読んだことがなかったので、いつか読まねばとずっと思っていました(それなのにりぼんで連載してた作品じゃないけど…)。 この「花かご便」という作品は、素敵なアレンジメントをしてくれるお花屋さんとそこへやって来るお客さんのオムニバス漫画です。両親が離婚した小学校3年生の女の子の話が印象的でした。「でも本当はずっと心の中に雨が降っているみたい」と言うんです…。登場人物にはそれぞれの事情がありますが、花束には受け取った人が幸せになれるよう願いが込められているので、どの話も世界観が優しかったです。令和のソーシャルディスタンスラブコメ? #1巻応援はやくしたいふたり 日下あきsogor25高校2年のJK・長谷川結理は、近くの男子校に通う同学年の男子・葛城慶一郎に告白し、付き合うことになる。その告白の流れで慶一郎にキスをしようとする結理だったが、なぜか慶一郎から拒絶されてしまう。「完全にキスの流れだったじゃん」という結理に対して慶一郎は、告白にOKはしたが「性的な接触については同意していない」という謎の回答をする。 実は慶一郎は祖父・父ともに元内閣総理大臣と言うエリートで、さらに"葛城家のしきたり"として「十八歳まで異性との性的接触を禁止されている」という厳格な家庭に育った人間だった。結理と同い年である慶一郎が18歳になるまではあと1年半。つまりそれまでの間、結理が慶一郎に気安く触れることは許されないらしい。 それからというもの、結理が不意打ちで彼に触れようとしたらまるで痴漢を撃退するかのごとく関節を決められたり、2人でいるときも実は葛城家のSPに監視されているということが判明したりと、なかなか恋人として(物理的に) 距離を近づけることができない。 そんな、恋人同士のイチャイチャに夢を持っていた結理と、何よりも自身の家柄としきたりを重んじる慶一郎との交際を描いた作品。 あらすじを見ると、アプローチを仕掛けて行く結理に対して慶一郎があしらっていくという形のラブコメのように見えるのだが、実際にはそれだけではない作品。というのも、導入部分からは読み取れないのが、読み進めていくと結理が慶一郎のことを好きな以上に慶一郎が結理のことを大好きで、彼自身も結理に近づきたい、触れたいという感情を我慢しながら彼女に接しているということが分かってくる。 そんな彼が、基本的には葛城家のしきたりを第一に行動し結理との距離を保とうとするが、ある時には正攻法で、ある時にはしきたりの隙を突いて結理の期待に応えようとしてくれる、そのギャップが可愛らしい。 ただ、そんな慶一郎の行動が若干的外れだったり、そもそも結理の期待しているようなイチャイチャとはかけ離れていたりして、なかなか結理自身が満足する交際はできない、その様子もラブコメとして楽しい作品。 1巻まで読了井浦秀夫先生が3D…!?スティグマ 井浦秀夫さいろく著者名を見てびっくりして読まずにはいられなかった。 大ベテランが3Dに手を出したの?と思って興味津々。そして本当にすごい使われ方をしていて呆気にとられてしまった。 といってもほとんど冒頭カラーの部分や、背景とも言えるようなモブだけがそういう3Dモデリングのキャラになってるようで(しかも全部ではない)使い方が面白いというかなんというか、なんで?と思う感じではあった。 でも井浦秀夫先生と言えば「弁護士のくず」などで有名な人だけど、たしかに女体を描く人でもあった。弘兼憲史先生よりちょっと深いところというか。 今回は新連載ということで気になっているけど、1話目で割と変な方向に話が進んでいるような気がして初めて読むパターンだなーとこれからに期待を持ってしまった。 お前、そういうとこやぞ というツッコミ独身貴族は気づかない 青山依久乃六文銭タイトル通りですね。 個人的に 「結婚できない~」 と卑下している人はまだ良いと思うのですが、このマンガに出てくるタイプ 「俺はいつだって結婚できるけど~。釣り合う相手が~」 とか言っている人は、救いようがないと思います。 お前が結婚できないの、そういうとこやぞ、と。 とはいえ、本作はそれをディスっているわけでもなく、 いい感じでこういう無自覚の男性を描いているのがうまいなと思いました。 嫌悪感よりも、イケメンだけど、じわじわと絶妙に性格の悪さを露呈させる様は、逆に笑いを誘います。 話を聞かない(話をさえぎる) 自慢話しかしない(自分の事しか話さない) 何を言ってもダメ出しばかりする など、男女の付き合い関係なく、こういう話を聞いててうんざりしますよね。 これを読んで、反面教師にしたい思いました。セクマイという"型"に嵌めず自分自身を見つめ直す物語 #1巻応援きみのせかいに恋はない 伊咲ウタsogor25高校生の花井チカは同級生の君嶋に告白され、付き合うことになる。 しかし実は彼女は、人に対して"恋愛感情"というものを持ったことがなく、仲の良かった君嶋に対してもその"一線"を超えることができず、結果的に別れることになってしまう。 その後、大学の心理学部に進学した彼女は、ある教授との出会いから"恋愛感情"がわからない自分自身がどういう存在なのかを見つめ直し始める、という物語。 「恋愛感情がわからない」という説明で気付く人もいるかもしれないが、この作品はいわゆる「アセクシャル」をテーマとして暑かった作品。 しかし、主人公のチカが「アセクシャル」なのかと聞かれると、すぐには首肯できない作品でもある。 作中でも「アセクシャル(無性愛者)」とは「性別を問わず他社に対する性的な欲求を持たず、関心や欲求を抱かない人」という説明があり、チカも自身がこの説明と合致するという印象を抱いている。 しかし、チカは「自分がアセクシャルなのかどうか」という過程を通り、さらにその先の「自分がどういう人間なのか」という部分にまで考えを巡らせるようになる。 セクシャルマイノリティを扱う作品では、それぞれの"定義"というものが存在しているがためにその"定義"に沿った人物像という形で描かれやすく、実はそれは「男らしさ」「女らしさ」のような、本来セクシャルマイノリティとは対局に位置するはずの考え方に近づいてしまっているのかもしれない。 この作品では、登場人物が自らをセクシャルマイノリティという定義の枠組みに当て嵌めていくのではなく、定義を知ることで逆に自身がどういうアイデンティティを持っているのかを丁寧に因数分解して見つめ直すという過程が描かれていて、"定義"よりも"個"としての存在を大切に描いているような印象を受ける。 『性別X』などのエッセイマンガでは"定義"を説明しながらその定義に当て嵌まらない人も実際にはいるという説明が著者の実体験に沿う形で描かれることも多いが、もしかしたらこの作品はそういう意味でリアルに近い形でフィクションとしてキャラクターの成長の過程を描いている稀有な作品なのかもしれない。非日常は永遠には続かない閏うこの月【電子特装版】 木村イマ野愛付き合って10年、同棲して5年、結婚するでも別れるでもなく、特に喧嘩もなければセックスもない里と光のカップル。 里が起こしたある行動がきっかけで、年下の青年・俊と出会う。 そのまま俊と付き合っちゃえばいいじゃん、めんどくさいことはそれから考えればいいじゃん、と安易に言えるほど無邪気なままではいられないんだよなあ…となんだか寂しい気持ちになった。 今が幸せであろうがなかろうが、ここにあるものを手放すのは勇気がいること。閏月のような非日常は永遠には続かないこと。 そういうことを知ってしまっているのが寂しいし、悲しいなあと思ったけれど。 知っているからこそ里は前を向けたんだとすれば、大人になるのも悪いことばかりじゃないなあと思えた。 終わるきっかけもはじまるきっかけも結局は自分が動かないと見つからないんだなあ。 初めて読みました!ママレード・ボーイ 吉住渉かしこ第一印象は「遊ってママレードに似てる。ほんとはすっごく苦いとこあるのに、みんなうわべの甘さにだまされて気づいてないの。ママレード・ボーイ!ね、ピッタリでしょ?!」だったけど、一緒に過ごしてるうちに好きになっていって「だって遊はかんじんな時はすごく優しかったもの。クールなふりしてるけど、ほんとはすごく優しい、思いやりのある人だもの…」に変わっていくんですね。タイトルの「ママレード・ボーイ」にはこんな意味があったんだなと今更ながら気づきました。 実写映画を観たことはないんですが、どうしても遊が吉沢亮に見えてくるので自分でもびっくりしました。遊って男の子キャラだけど下まつげがあるんですよね。現実にそれを再現できる人が登場するなんてすごいな。やっぱり映画も観てみようかな。トキメキが欲しかったので読みました!ママレード・ボーイ little 吉住渉かしこトキメキ…トキメキが欲しい…しかも純粋で上質なやつ…こういう時は何を読めばいいんだ…そうだ!吉住渉先生だ!ということで読んでみました「ママレード・ボーイ little」。実は前作の「ママレード・ボーイ」は昔アニメを観ていた記憶があるくらいで未読なんですけど、なるべく最近の作品が読みたいなと思ったので読んじゃいました。もちろん前作を読んでいた方が楽しいのは間違いないですが、あの複雑な家庭事情を知ってれば読んでいて困ることはなかったです。 今作は「ママレード・ボーイ」の主人公カップルの両親ズにそれぞれに産まれた女の子と男の子が主役になります。2人は同じ家で姉弟のように育ったけど血は繋がっていないので、あとはご想像どおりの展開に…♡という感じです。すっっっっごくキュンキュンしました。中学生の恋愛にこんなにキュンキュンして自分は大丈夫なのか?!と心配になるくらいでしたが、求めていたトキメキを得られたので大満足です。順番が逆になってしまいましたがこれから「ママレ」を読もうと思います!"どうしようもない賭け"から始まる社会人ラブコメ #1巻応援賭けからはじまるサヨナラの恋 わたぬきめん ポルンsogor25どんな時もクールかつ事務的に仕事をこなすことから「氷鉄の女」というあだ名で呼ばれるOL・吉永奈央。 ただ、彼女はもうすぐ会社をやめて地元に帰る予定でいました。 そんなある日彼女は、先輩の男性社員たちが自分を落とせるかの賭けをしようと彼女の同期・里村紘一に無理やり告白させる相談をしているのを聞いてしまいます。 本来なら先輩たちに怒るべきところなのですが、実は吉永は長年密かに里村に片思いをしていて、その賭けの通りに里村に告白してもらい、地元に帰るまでの思い出として彼との交際を楽しめればいいと考えていました。 その後 実際に里村が吉永に告白し 吉永がOKすることで交際が始まりますが、吉永は里村が先輩たちの賭けに付き合わされていることを知っているため、里村が自分に好意を持ってるわけではないという考えが根底にある中で純粋な気持ちで交際を楽しもうとします。 一方の里村は 最初は吉永に対する後ろめたさのほうが強いのですが、少しずつ彼女に好意があるかのような振る舞いを見せるようになります。 そんな"どうしようもない賭け"から始まった2人の交際が時間が経つにつれてどう変化していくのかを描く作品です。 1巻まで読了 10巻の最後、鳥肌が立ったPiece 芦原妃名子まな関わりのなかった同級生の死をきっかけに、人間関係を見つめ直すという話です。 始め、webの無料マンガで読み始めたら続きが気になってしまい、漫画喫茶で最後まで読みました。10巻の最後では本当に鳥肌が立ちます!一度読んだら続きが気になって読むのをやめられないほど面白い作品です。「バッファロー5人娘」って未完なんだ…バッファロー5人娘 安野モヨコかしこ何も知らずに読み始めたらもうすぐクライマックスだ!っていう感じのところで終わってた。なんで未完なのか検索したらCUTiE Comicが休刊になったからと出てきた。しかも未完なので10年以上単行本化されなかったから、掲載された雑誌はネットでプレミアが付いていたらしい。いや〜そうなるよ…。 ちなみに発売された時にクラウドファンディングでオールカラーの豪華本も制作されていて、「バッファロー5人娘」の単行本化について安野先生がコメントをされていました。 https://camp-fire.jp/projects/534/activities/2767 たとえ未完だとしても作品を読んだら20代の安野モヨコが描いた名作を本の形にして残すことは大正解だなと思いました。くそっ…じれってーな!!三ヶ月前に別れた先輩後輩の話 みいみつき天沢聖司別れたカップルの話とかスゲーいいじゃん!と思って読んだら「君たち本当に別れてる??」っていう距離感のメチャクチャそわそわする話でした。お互いに未練残しまくり!! 奈央(28)と堂林(25)という元カレの方が年下のカップルなのですがすれ違いから別れてしまい、別れたあとは元カレがヨリを戻してもらえるように家事や仕事を頑張ってて、その変化に奈央も気づいて…という話。 https://twitter.com/PKyuriri/status/1142752521099759622?s=20 25歳男性のツンデレは結構好みが分かれるところかもしれない……自分はこれが可愛いと思える域に達してないですね。 しっかりしろよ堂林!! 奈央さんが本当に素敵な女性で美人さんなので、もっといい人いるだろと思ってしまう。 これは完全に個人的な好みになってしまうのですが、せっかく元カップルという設定なんだから、もっとギスギスしたのが見たかったなーと思います。 未練のある元カレが、元カノに「いやほんともう無理だから笑」って冷たくあしらわれるようなやつ……。 楽曲で喩えるなら“ We Are Never Ever Getting Back Together”とか“Let’s Be Friends”とか、沢田研二の「勝手にしやがれ」とか、男がフラれる歌大好きなんですよね……。 この作品は最初からハッピーエンドが見えてる2人のお話なのですが、堂林より人間できてる先輩がライバルとして出現して、ここから一波乱起きるかも…!と少し期待しています。 第二部「新婚編」の開始はこの愛は、異端。 森山絵凪名無し※ネタバレを含むクチコミです。口裂け女と人間の不思議な結婚生活 #1巻応援口が裂けても君には 梶本あかりsogor25マスクをしていると美しい見た目をしているが、「私、綺麗?」とマスクを外すと耳元まで大きく裂けた口が露わになり、それを見た誰もが恐怖するという伝説の怪異「口裂け女」。 しかし、口裂け女が世間を騒がせていたのは1979年ごろのこと。 伝承としての信憑性が失われるほど口裂け女の怪異としての存在も徐々に薄れていってしまいます。 この作品はそんな「口裂け女」のみろくが、自身の力を取り戻すため怪異の逸話を管理する人間の一族「茶乃家」の当主である17歳の高校生・紅一に嫁ぐことになるという物語です。 ただ、みろく本人はこの結婚に納得しておらず、自身の力だけで力を取り戻すためにこの結婚を破談にしようと企みます。 そのために紅一に「彼が18歳になるまでに一度でも彼を怖がらせることができれば婚約を破棄してもらう」という賭けを提案します。 普通なら乗る必要のない賭けなのですが、なぜか紅一はこの賭けに乗り気です。 というのも、この縁談、自身に力を取り戻させるための政略結婚だとみろくは思っていましたが、実は紅一のほうは縁談とは関係ないところで元々みろくに惚れていて、この1年の間で逆にみろくのほうを口説き落としてみせると宣言します。 みろくが紅一のことを"恐怖に落とす"のが先か、それとも紅一がみろくを"恋に落とす"のが先か、という賭けの上に成り立つ、人間と口裂け女の不思議な結婚生活が始まります。 1巻まで読了本格麻雀マンガとラブコメのハイブリッドな作品 #1巻応援一色さんはうまぶりたいっ! 草下シンヤ マルヤマ 白鳥翔sogor25舞台は都立文永高校の麻雀部。 高校生プロ雀士である白鳥正宗は、後輩の一色麗花の打ち方を見て彼女がかなりの実力者だと感じていて、部活で麻雀を打っている最中も彼女のプレーの意図や思考について色々と尋ねてきます。 しかし、一色さんの麻雀の実力は白鳥が思うほど高いわけではありません。 というのも、彼女はテレビ対局で見た白鳥に憧れて麻雀を始め、プロの対局から学んだ麻雀中の所作は上級者そのものなのですが、肝心の麻雀のほうはまだまだ練習不足。 そのため、白鳥先輩の質問に対しても、本当は偶然いい結果が出ただけなのに、あたかも自分が意図して打牌したような"うまぶり"の答え方をしてしまいます。 この作品はそんな"うまぶり"で必死に自分の実力を隠しつつ、白鳥先輩に興味を持ってもらおうとする一色さんを描くラブコメ作品です。 高校生プロ雀士である白鳥先輩の麻雀に対する思考は非常に深く、一見違和感のある一色さんの打牌に対しても合理的な理屈を見つけてきます。 なので作中の麻雀の描写はラブコメマンガとは思えないほど高度なものになっています。 しかし一色さんは白鳥先輩が考えるような高度な思考ができておらず、いろいろ考えているフリをしてなんとか"うまぶろう"とします。 この「偶然起こった展開をさも自分の意図したものだと振る舞う」という表現はマインドスポーツの中でも偶然の要素の強い麻雀ならではのもので、一色さんの実力を過大評価する白鳥先輩と"うまぶる"ことでなんとかごまかそうとする一色さんの様子を2人の関係性として見事にラブコメに昇華している作品です。 この作品は これまでの麻雀マンガで表現されていた高度な戦術論をラブコメという形に落とし込んだ、まさに"ハイブリッドな作品"と言えるのではないでしょうか。 1巻まで読了 今風で胸キュンで100点ゆびさきと恋々 森下suuむ今風の画風、今風の男女で勝ちに行ってるなと言うのが第一印象。 4巻まで読みました! 耳が聞こえない女の子と外国によく行くアクティブイケメンボーイの話。 世界は広いか、 その問いに対して答えが変わってくる。 耳が聞こえない子は世界を渡り歩く男子に対して世界の広がりを感じ、世界を渡り歩く男子は身近な所に知らない世界があることを知ってそれを知る。 惹かれ合うには十分な動機ですね。 なんか出会うべくして出会ってるじゃん!と思いました。 女子も可愛くて男子もイケメンなので100点!孤独な二人を包む大きな… #1巻応援かいじゅう色の島 はっとりみつるあうしぃ@カワイイマンガ『綺麗にしてもらえますか。』では熱海の穏やかで美しい光景を描く、はっとりみつる先生。同時連載中のこの『かいじゅう色の島』ではもう少し荒々しく大きい、しかし美しい光景を描き、そこに二つの孤独を描写する。 離島に暮らす少女・棔(こん)と、家出少女の歩流夏(ふるか)。ぼっちの二人はまた、「普通の」恋が出来ない事も共通していた。 アワビの貝殻が供えられる社の前で、互いを知り、友達を一足飛びに近づく距離。発現する「かいじゅう」の不思議な力に包まれて、洞窟で触れ合い、睦み合う二人。 荒々しい波、磯、剥き出しの鳥居。優しくは無い場所で、二人の描線だけが柔らかい。 切なく苦しい世界で、二人はようやく見つけたお互いの幸せを願うことしか出来ない。二人はかいじゅうの生贄なのか、いつか引き離される時が来るのか……切なさが大きいからこそ、小さな幸せも、とてつもなく大きくなる。<<9394959697>>
読んでたら大学のときの記憶が蘇ってきた。個人的な話なんだけど、学祭スタッフのウェイノリみたいなのが苦手で逸崎元貴のことをあまり好意的に見れないというか、ビビりながら読んでしまっている。魅力的な人物だというのもわかるのだが…。 大学の学祭の運スタってあんな感じでテキトーさと熱さと冷たさが入り混じってるというか、うまく使い分けてるみたいな人が多くて、自分が振り回されていた個人的な思い出が蘇ってきたのでそういう人物像をうまく描けてるんだな〜と思う。(もちろん真面目な人もたくさんいたけど)というかどこの大学でもあんな感じの「運営スタッフ」がいるんだろうか。 何よりツラいのが未だにこんなことを考えている自分の陰キャぶりを思い知らされてしまうこと…けど読んでしまう。なぜ俺はこの漫画を読んでいるんだ…うう…。