恋愛・ラブコメマンガの感想・レビュー4462件<<151152153154155>>人が生まれてきた意味を知る少年少女たちのドラマこどものおもちゃ 小花美穂まるまる小学生が主役の学園漫画と侮るなかれ。 主人公、紗南の太陽ような底抜けの明るさが周りの人間を巻き込み、心に傷を負った人間は「自分はなんのために生まれてきたのか」を問い、そして知るというかなり重厚なテーマを持った作品です。 学級崩壊といじめ、羽山の家庭問題から始まり、紗南の失恋、出生の秘密と、次から次へと試練が止みませんが、乗り越える度に登場人物たちの絆が強くなっていきます。 中学生編では、紗南の役者としての人気が上がったことで生まれた芸能界特有の根も葉もない噂のせいで、羽山の心が再び荒れるという事態に。 親友・風花との間にできた溝や羽山とのすれ違いの生活の中で、仕事に生きると決めた紗南の、強いはずの心にも少しずつ無理が出てきて…という、人間の光と影の部分を丁寧に書き出しているのがこの作品の魅力です。 作中、羽山は「紗南に出会った自分はツイている」と言います。 最後に、生まれてこなければよかったと心閉ざしていた自分を救ってくれた紗南が、心を病み以前の明るい紗南ではなくなってしまった時の羽山の涙には、もらい号泣必至です。 大人になった今読んでも間違いなく面白いのですが、 いたいけな子どもがこんなにも汗と涙と血を流し、命をかけて自分の大事なものを守ろうとしているのに自分は…ッ!となる場合も?笑 Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」小花美穂 特別番外編 に大人になった紗南と羽山が描かれているのでこどちゃファンは必読ですよ!歳を重ねる不安がどこかに吹っ飛ぶその女、ジルバ 有間しのぶ名無しこんな店があったら絶対に通いたい! 40歳の主人公が「若い子」と言われる店で、高齢のホステスたちが毎夜愛のこもった接客をしてくれる。 酸いも甘いも知り尽くした女たちの、明るくて大きく包み込む優しさに、主人公も抱いている不安(40歳独身恋人なし、きつい仕事、貯金なし、田舎の親の心配…)を蹴散らして、これからの生き方を自分で変えてゆく。 読むと年を取ることはちっともマイナスなことではなく、むしろ逆で、プラスでしかないんだと思えます。 アララがホステスたちに影響され新たな生き方を見つけていきながら、同じように将来に希望を見いだせず腐っていた友人をも巻き込んで前を向いて強くなってゆくさまが痛快です。気持ちの変化による見た目の若返りかたも面白い。 後半は店を立ち上げた女性ジルバやくじらママがどのように生きて来たのかを振り返るのがメインです。 この店で働く以上、ジルバという人間のことを知る必要があるのでしょうが、壮絶な生き様を追体験するような感覚があるので読む手が少々重くなります。 40を越えたら自分もこんな店をつくりたいな〜…。人気なので1巻読んでみたヲタクに恋は難しい ふじた名無しあらすじに不器用な恋愛とあるが、最初から何もかも上手くいっているように見えますね。みんなコミュ力は低くないと感じる。 でも読めば人気の理由はすぐわかる。 宏嵩が寡黙なキャラに見えて、モノローグやなるへのメールではヲタク全開なところは好き。ヲタクって表向きは普通にしてても頭では「ドゥフ」とか「ブヒャーwww」って言ってるよね。実際に口に出してる人もいるけど。 仲が良い故の、というのは理解できるけど、ブスとか貧乳とかを面と向かって言う描写はあまり多くないほうが良いなと思った。ただのフェチ漫画じゃない、ビターな青春の物語キミノカオリ 小夏ゆーたmampuku あらすじもなにも表紙がすべてを物語っている漫画です。全年齢向けですので直接的な露出や接触の描写はほぼなく、いわゆる「見えそうで見えない」をキープしながらも、それでも強烈に読んでてドキドキさせるおそるべき筆力でした。 とはいえただ官能的なだけの漫画ではありません。 都会に憧れオシャレに勤しむ田舎の少年は、東京から転校してきた冴えない少女に失望してしまいます。それがひょんな偶然から恥ずかしい秘密の性癖を共有する仲となってしまい、しだいに田舎者であるコンプレックスとドロドロに混ざり合って深みに嵌っていってしまいます。 ド変態どうしの彼らの気持ちは正直よくわかりませんが笑、背徳的で切なくてなぜだか胸が締め付けられます。 同時に収録されている2つの短編もなかなかに強烈ですので、全1巻ですが読み応えはあります。 高校生になったらこんな生活が送れると思ってた天使なんかじゃない 矢沢あいまるまる高校生になったら、友達もたくさんできて、遊びも勉強も全力で取り組んで、時にぶつかっては泣き、絆が強くなる、そんなTHE青春を謳歌できると思い込んでしまったほど、影響力のある作品です。翠みたいな友達が欲しかったし、翠みたいな先輩も欲しかったし、翠みたいな先生に教えてほしかったけど、現実はそう上手くいかなかった…。 今までの人生でいちばん好きな生徒会です。 ここまで完璧な高校3年間は他に見たことがない。NHKでドラマ化!長閑の庭 アキヤマ香名無し朝比奈元子役:橋本愛 榊郁夫役:田中泯 お二人のコメントが素晴らしい。 https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/30000/319534.htmlありなっち作品で育った人は読むべし猫と私の金曜日 種村有菜む種村有菜作品で育った人は読むべき! お姉さんとショタです。 少女漫画としての書き込みとトーンワーク本当すごいなと思います。今種村有菜作品読むと懐かしい気分と安定感、帰ってきた感ありますね… 透明になってしまった想い人を取り戻す透明の君 季生みなと名無し青春ものとしてはちょっとファンタジー?SF?要素が入って面白いです。 人格消去して見てくれは彼女だけど彼女じゃない。 自分を救ってくれた彼女を今度は自分が救う…の構図になってると思います。 青春だ〜!海野つなみと10人の豪華すぎる作家陣!その日世界は終わる 小原愼司 おかざき真里 ひうらさとる 樋口橘 海野つなみ 上田倫子 柘植文 TONO 栗原まもる なかはら・ももた 飛鳥あるとnyae"世界の終わり"をテーマに海野つなみ先生が10作品の原作を担当し、それぞれの作画を10名の著名作家が描き下ろすという豪華すぎる短編集! 逃げ恥のイメージが強すぎる海野先生ですが、ほぼ全編SFやファンタジー要素を含んでおり、本当にひとりの人が書いたの!?と疑いたくなるほど多様なストーリーです。圧倒的才能ッ… 個人的なお気に入りは、栗原まもる先生、ひうらさとる先生、樋口橘先生、おかざき真里先生の話が好きです(絞れない)。 電書だと海野先生が描いたネームが全話分読めます。興味がない人はないと思いますが…描く人は見て損はないかと。おっきな富士山さんが可愛い富士山さんは思春期 オジロマコト名無し人より大きめサイズの富士山さんと彼女より背の低い上場 富士山さんが思春期って言うより上場が思春期って感じしますけども! 初々しい思春期の感じがくせになるわけです。 個人的に二人の内面どうのよりも、二人の動向とその背景情景描写が多い漫画なのでほっこりした感じで読めます。 オジロマコトさんの女の子も猫も背景の描き込みも好きです。 二人が可愛いので是非是非読んでくれ〜〜 幼馴染か先生かドラマティック・アイロニー なま子名無し※ネタバレを含むクチコミです。表紙に惹かれて1巻読んでみたらグサグサ刺してくるお仕事マンガだった構成/松永きなこ 清水しの ピエール杉浦nyae学生時代の一番の思い出は、イケメン男子に笑顔で話しかけられたこと。 そんな三軍のオタク女子のまま25歳になった松永きなこ。 お笑いが大好きで、ラジオでハガキを読んでもらうことが何よりの幸せ。そんな中ある出来事をきっかけに「放送作家」という職業を知り、こんなにも自分の"好き"が詰まった仕事はない!と、なりたい気持ちが湧き上がる。 が、だいたい想像ができるように、なろうと思ってなれる職業ではない。作品の中で挙げられる代表的な放送作家は、鈴木おさむや秋元康など雲の上の存在。 学歴もコネもないきなこは、お笑いライブを担当していた放送作家に声をかけ、根性で企画をいくつも提出するも、ぶっ倒れるほど面白くない。そんな中でも運良くとある新番組企画の会議に参加できることになるが… ここからわりと心がえぐられる展開。 クリエイターやメディア関係の仕事を志した経験があると分かる人が多いかと思いますが、好きなことだけをやっているとどうしても自分の実力を過信しがちで、いざ新人として業界に足を踏み入れた時、自分の無力さ、無能さ、凡庸さを思い知ってプライドがズッタズタのボッロボロになります。 きなこは完全に心が折れて、自分がここにいてはいけないと思い親の病気をでっち上げて逃げようとしますが、鬼のように怖かった制作会社の社長がきなこに大変ありがたく優しいお言葉をくれるというところで1巻読了です。 きなこは最高にツイてると思いました。だって普通だったら「あ、そう」で終わりなのに。 また、きなこの同級生で当時一軍として輝いていた人たちも同じように25歳になっているわけですが、今も一軍でい続けているということは全く無く、環境が変われば誰もが三軍なんだということもちゃんと描かれています。それもわかる…今ならわかる! まだ何も手にしてない、身についてない、実績がない時にもがき苦しんだ記憶はなるべく思い出したくないものですが… 自分が何歳のときに読むかによって、捉え方が大きく変わる作品ってありますが、これがまさにそうで、20代前半の自分に読ませたいなと思う半面、むしろ30を過ぎた今のほうが刺さるかもとも思いました(思い当たることがある人は特に)。 原作のピエール杉浦さん自身の経験をほぼそのままマンガにしたとあとがきに書いてありました。ピエールさんは一旦辞めて田舎に帰って、やっぱり諦められなくてもう一度チャレンジしたそうです。 まだ1巻を読んだところですが、4巻まで一気読みしてしまうと思います。いいラストだった水曜日のシネマ 野原多央名無し※ネタバレを含むクチコミです。 実際女子高生が40代子ありのおっさんを好きになることはあるんだろうか恋は雨上がりのように 眉月じゅん恋は土砂降りこれ結構好きだけど女子高生が恋してるおっさんがほんとさえなくて、どこがいいんだろと思った。元カレの後輩に難有り…?こちらから入れましょうか?…アレを 松田環名無し元カレの後輩が胸糞悪すぎて、正直読んでいてうんざりする。飲み会のシーンでの他の男性社員も不快な発言ばかり。 感じ方は人それぞれだと思うので面白いと思う人には申し訳ないですが…… 面白いって思えないの私だけなのだろうか……世界か彼女か究極の二択ラブコメ世界か彼女か選べない 内山敦司名無し彼女を選んだら世界崩壊 世界を選んだら好きな彼女に想いを告げられず 涼宮ハルヒシリーズっぽい感じのラブコメ 絵が綺麗でお色気シーンも次から次に出るのでなんとなくスラスラ読んでしまいます 好きすぎて殺意が芽生える今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね 榊原宗々 要マジュロ名無し※ネタバレを含むクチコミです。夏の前日、吉田基己導入におすすめしたい夏の前日 吉田基已名無し年上の着物美人と青春盛りの芸大生。そして同じ芸術大学の女の子もこの恋路に介入してきます。 エロティシズムと感情の揺らぎ、夏前のむせ返るような湿気、 雨が降っていたり、炎天下だったり読んでて全部伝わってきます。 匂いまで香ってきそうな漫画! ぜひ5巻まとめて読んで欲しい。 女性を描くタッチと男性の硬派な(もしくはウブな)表情が個人的に好きです。 読んだ後は名作邦画の映画一本見た感じと思ったんですけどどうでしょう!アシガールアシガール 森本梢子名無し内容の面白さはもちろん、要所要所の突っ込みが面白すぎて、公共の場で読むと危険⚠️ ラストも納得の終わり方でした。でも、もっと読んでいたかった! ブスから超モテ期になる漫画マイルノビッチ 佐藤ざくりむブス、目立たない、地味、のモテない三要素からモテ期になる少女漫画色々あるけどこれもおすすめ 自称ブス主人公は潜在能力が高い本当は美少女なんですよ!どうせ! でも漫画になるとこのパターンがやめられない 先を読まずにはいられない、ってやつです面白い!初恋ゾンビ 峰浪りょうむ今までなんで読んでなかったんだって感じです。(土から這い出してきたゾンビとのラブコメだと思ってた)これはなかなか考えつかない設定〜〜〜!間髪入れず被せてくる〝美〟に読者もノックアウトジェンダーレス男子に愛されています。 ためこう名無し気になってたので読みました。 一気に一冊読めます。 ジェンダーレス男子、実際SNSとかで最高に可愛い男の子とかいるのでわかるわかるという気持ち。 ジェンダーレス男子も可愛いですが恋人わこも可愛いので二人の世界が可愛くてキラキラしていればそれで幸福感に満たされるというか! 男性っぽい女性、女性っぽい男性に確実に世間様からの偏見はあるのですが作中では「そんなの気にしないよ!」と元気いっぱいなので全く気が重くならないですね! 読んでて元気になります。 美人部下に弄ばれるエリートサラリーマンのラブコメおあいにくさま! 近由子mampukuこれまたアブノーマルな漫画が始まりましたね。成長してエリートサラリーマンとなったかつての気弱な少年が、出向先でトラウマと再会します。 「…もうだめ がまんできない」「ひろって」からの急展開は絵的にもとても見応えがありました。 というか女性作家ですよね…??よくこれほどグッとくるドS女が描けますよね、感動しました。ちなみに自分はSMの趣味はあまりないのですがフェティシズム的な意味でこのお姉さんは非常に魅力的です。サンデーっぽい古見さんは、コミュ症です。 小田智仁 オダトモヒト大トロこういう普通の日常系の漫画って最近少ない気がします。 高校生がわちゃわちゃする話が好きなので、この漫画は本当に好きです。 <<151152153154155>>
小学生が主役の学園漫画と侮るなかれ。 主人公、紗南の太陽ような底抜けの明るさが周りの人間を巻き込み、心に傷を負った人間は「自分はなんのために生まれてきたのか」を問い、そして知るというかなり重厚なテーマを持った作品です。 学級崩壊といじめ、羽山の家庭問題から始まり、紗南の失恋、出生の秘密と、次から次へと試練が止みませんが、乗り越える度に登場人物たちの絆が強くなっていきます。 中学生編では、紗南の役者としての人気が上がったことで生まれた芸能界特有の根も葉もない噂のせいで、羽山の心が再び荒れるという事態に。 親友・風花との間にできた溝や羽山とのすれ違いの生活の中で、仕事に生きると決めた紗南の、強いはずの心にも少しずつ無理が出てきて…という、人間の光と影の部分を丁寧に書き出しているのがこの作品の魅力です。 作中、羽山は「紗南に出会った自分はツイている」と言います。 最後に、生まれてこなければよかったと心閉ざしていた自分を救ってくれた紗南が、心を病み以前の明るい紗南ではなくなってしまった時の羽山の涙には、もらい号泣必至です。 大人になった今読んでも間違いなく面白いのですが、 いたいけな子どもがこんなにも汗と涙と血を流し、命をかけて自分の大事なものを守ろうとしているのに自分は…ッ!となる場合も?笑 Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」小花美穂 特別番外編 に大人になった紗南と羽山が描かれているのでこどちゃファンは必読ですよ!