歴史マンガの感想・レビュー1574件<<4243444546>>年始番外編鬼滅の刃 吾峠呼世晴名無し新年の少年ジャンプ2020年6・7合併号に載ってた4コマが2本立てで載ってた(「頼もしい初夢」と「何も問題ない」) いやあ、ワニ先生4コマを描かせても上手いねぇ・・・。 本編で深刻な展開が続いてるだけに、こういうコミカルな4コマが読めるのホッとする。 無惨様と玉壺さんのパワハラネタが面白すぎるので今後シリーズ化してくれないかな〜自衛艦が"タイムスリップ"したらどうなるのかジパング かわぐちかいじさいろく本作の主軸となる自衛艦「みらい」は、自衛隊活動としてエクアドルへの遠征の途中で突如タイムスリップ。1942年のミッドウェー海戦のど真ん中にいきなり飛ばされてしまう。 自衛艦っていうのは自衛隊員が乗っているわけなのだが、"自衛隊"を本当の意味で理解していなかったなと深く考えさせられる本作。 同じくかわぐちかいじ著書の超名作「沈黙の艦隊」の主人公:海江田四郎のようにゴリゴリのカリスマが率いるのかと思いきや、自衛隊員としての葛藤を全員が抱えているため割と登場人物が強め。 ちなみに歴史上の実在の人物たちも多く登場している。 「やってみせ言って聞かせてさせてみて~」の山本五十六ぐらいしか私はすぐにわからなかったけど、当時の"大日本帝国"がそのまま存在する設定なので「艦これ」とか好きな人はたまらないのではないだろうか。 私は戦艦も戦争も本当に全く知らなかったけど、それでもストーリーを追っていくだけで考えさせられるシーンが多々あり、感心しながら読み続けられた。長いけど。 読後にWikipediaとかブログとかを探してみたけどやっぱりかなり熟考されてる方がいるようで、実際の史実との差異であったり細かな指摘はあるもののみんなジパング大好きだなーっていうのはよくわかった。 絵がリアルで大人向け感強く見えるかもしれないけどめちゃくちゃ難しい話だけということでもなく、画力と雰囲気とテンポの良さによってかわぐちかいじという稀代の漫画家の実力を知ることが出来る素晴らしい作品だと思う。 かわぐちかいじ先生はきっと若い世代の人たちからすると「沈黙の艦隊」や「太陽の黙示録」「イーグル」そしてこの「ジパング」と戦争や政治ものを描く漫画家というイメージなんじゃないだろーか。 最近はたしかにそんな感じだけど「アクター」とか「ハード&ルーズ」とかみたいな時代の色が強く反映されている作品も多く、こっちの方が個人的に推しだったりもするので是非もっと若い人たちにも読んでいただきたい。 政治とか戦争とかとっつきにくいと思うし(私はそう)室井大資✕岩明均レイリ 岩明均 室井大資starstarstarstarstar_borderさいろく完結してしまった。 戦国時代、武田家の裏側でのお話。 主人公のレイリは武田信勝の影武者として死に場所を求める「死にたがり」。 彼女を取り巻く周りの人々と彼女の成長を時代の流れにそって見ていく感じになるんだけど(と言ってもほんの10年そこらの間だが) 寄生獣やヒストリエの岩明均が原作ということもあってただの史実ではないし、室井大資が描いてるだけあって独特の間のとり方が癖になる作品でした。 オススメ。タイトル通りの内容だった兵馬地獄旅 横山光輝starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男歴史の出来事として残っている服部正就と伊賀同心の確執が物語の元になっているマンガ 最初から30ページぐらいはこれ「闇の土鬼」に似ているなと思いながら読んでたけど途中から全く違う内容だった。 次々と刺客が兵馬に送り込まれては撃退を続けながら、徐々にかつての主君・正就との距離を縮めていき対決する。 このマンガの最終回は横山光輝のマンガって感じがして好きだな 数学とミステリーと歴史和算に恋した少女 中川真 風狸けんhysysk算術家の米倉律(基本的に1話完結で毎回新たに読む人に向けてなのか自己紹介が入る)が、数学的思考を使って事件を解明したり、詐欺を暴いたりする物語。和算は衰退した分野だと思っていたから今まで興味がなかったけど、考え方や文化など、これはこれで研究する価値があるものだと分かる。問題を読み飛ばさないでじっくり楽しもう。これは読むべき!ふしぎの国のバード 佐々大河むバードさんと言う外国人が昔の日本を旅する漫画 バードが異質な感じに見えるかと思いきや、自分たちが住んでる日本の方が異国に見えるんですよね〜! 2020年からすれば大昔の日本は異国、不思議の国! 進んだ西洋文化の方が今の日本に近しいのかもしれません バードさんが外国人だけどすごく優しい人だから異国の地でも好かれるんでしょうね 今人におすすめしたい漫画にこれ挙げます! バードさんの翻訳担当、イトーとの関係も見逃せませんまんが日本昔ばなし以前うらしま 永島慎二starstarstarstarstarひさぴよ日本の昔ばなしを、永島慎二が独自のアレンジを加えて漫画にした「シリーズ民話」の一冊。 素朴で哀しい雰囲気が、アニメの「まんが日本昔ばなし」の世界を彷彿とさせます。しかしこの作品が描かれたのは1960年代後半(雑誌はガロ)とのこと。アニメが始まる70年代以前から既に描かれていたと知って驚きました。 あのアニメの世界観はいろいろな絵本やら漫画のイメージを掬い取って構成されていると思うのですが、もしかしたら永島慎二作品も少なからず影響を与えていたのかもしれない…と思えてしまうほど何か通じるものを感じました。 (当時の時代の流れを知らないので全く的はずれなものかもしれませんが…) まぁとにかく、永島慎二の作風と民話との相性の良さは異常でした。 <収録作> うらしま/さるかに昔/ふるやのもり/つる/はなたれこぞう/かさこじぞう/げんごろうのたいこ/おむすびコロリン/野原のはなし/ゆきおんな/草笛童子/風っ子 ところどころ、現代で使われるタイトルと異なるものもありますが、ストーリー自体にそこまで大きな変更はないです。ちょうど小学校低学年くらいの子供でも読める内容ですね。ただ、「うらしま」は飛び抜けて救いが無く、後味の悪い話になってるので注意が必要です。あと「草笛童子」などは少年心にグッとくる話で良いですね。初めて読んだお話でしたが、漫画で読むことであらためて昔話の良さを再確認しました。 キャスバル=シャアのミッシングリンク機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和 矢立肇 富野由悠季 大河原邦男あうしぃ@カワイイマンガ宇宙世紀0080年1月1日、連邦とジオン公国の間に終戦協定が結ばれた……とのことで、1月1日は(ガノタ的には…)一年戦争終戦記念日です。ここでは最新の戦史としての『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の見所をご紹介します。 まず、前のさいろくさんのレビューの通り、現代にこの物語を、丁寧な解釈で蘇らせて下さった事が有難いですよね! ジオンにも真っ当な大人(ドズル・ザビやランバ・ラル)がいる一方、 連邦にだって阿呆な士官もいる。『THE ORIGIN』では、敵味方関係なく、様々な大人達が紡いでいる大小の物語を、余す所無く丁寧に纏め上げています。 アムロ・レイとホワイトベース隊中心史観だったアニメの1stガンダム。『THE ORIGIN』はそこに沢山の、別視点からの物語を加えることで、ジオン建国から一年戦争終結までの歴史の全体像を、偏り無く記述した戦史として、新たな発見が沢山ある作品となっているのです。 (偉そうな割に功績がよく分からなかった、マ・クベやレビルの活躍なども面白いですね) そこを踏まえて、敢えて一点。この物語が、ガンダム史の重要人物でありながら、謎の多い「シャア・アズナブル」の欠けていた部分を、沢山のページを割いて埋めている点を、紹介しておきたいのです。 ジオン建国の祖、ジオン・ズム・ダイクンの息子、キャスバル・レム・ダイクン。彼は名を変え、ジオン軍のパイロット・赤い彗星のシャアとして出世し、公国を私物化するザビ家に接近します。 それにしても、彼はどうやってジオンの亡き後、ザビ家の監視から逃れたのか。そしてシャア・アズナブルの名の由来とは……。 更にはガルマ・ザビとの友情の日々から、シャアが仮面を被る迄、卓越したMS使いの理由からララァ・スンとの出会い等々、様々な秘密が破綻なく描かれ、その後の彼の行動原理がしっくりくるようになっています。 キャスバル(シャア)は、人として真っ当な理想を持ちながらも、それを先鋭化させ、人に本心を露わさず孤立し、そして力がありながら、誰も幸せにしませんでした。 その後のZや逆襲のシャアにまで通じる、彼の哀しみの源泉……命懸けの日々の中で理想とプライドを保ちつつ、歪んでいく過程が、この作品ではじめて描かれているのです。 是非若いキャスバル(シャア)の真っ直ぐな冒険と、そこに潜む哀しみを、ご一読いただきたい!ポチる手が止まらない!暁のヨナ 草凪みずほむ友人が読んでるって言ってたので読んでみました 面白い! ヨナが決して後ろ向きになったりせず、自分で行動するので好感がもてます。 恋愛もちゃんとあるので胸キュンできます。 今8巻ですがポチる手が止まらない 少女漫画一気読みはやめられません!まーるい緑の山手線♪山手線ものがたり 池田邦彦starstarstarstarstarひさぴよで、おなじみの山手線。読み方は「やまてせん」か「やまのてせん」か、どちらが正しいのか?なんて知識はネットで検索すれば一発で分かるでしょうが、この漫画を読めばより身近なものとして感じられるかと。 山手線の全29駅を舞台に、駅と同じ数の29話のエピソードが入っており、1駅1話、駅にまつわる小さなドラマが、鉄道トリビアを交えて描かれます。 時代背景は昭和30年代でちょうど戦後10年経った頃。 当時の山手線を利用していた人達が、さらに過去を振り返る視点というのが、読んでいて何とも不思議な感覚を与えてくれます。 単にノスタルジックな鉄道漫画というだけでなく、苦い戦争の記憶と向き合うエピソードも少なくないのですが、物語の水先案内人・山野照美の性格が明るいので、読後に悲壮感はそこまでなく。ただ、駅にも戦争の記憶が深く刻まれていたのだ、という事は覚えておきたいです。 ちなみに山野照美のお兄さんが、山手線の運転士でして、二人の屈託のない仲の良さも見所の一つです。山野兄妹は、作品通してホント良い働きしてました。 『火の鳥』の鳳凰編を継ぐもの也阿・吽 おかざき真里 阿吽社影絵が趣味おかざき真里さんの『阿・吽』を読んで驚いた。冒頭からいきなり『火の鳥』の鳳凰編で観音像のモデルになったあのブチが、さながら火の鳥のように時空を超えて、いままさに読みはじめた漫画のコマに現れたからだ。 鳳凰編の狂言回しとして物語を運んでいたブチは、最後に茜丸の骨を持って我王のもとを訪れている。そして、意味深げな未来を示唆するモノローグとともに鳳凰編は幕を閉じる。そう、確かに鳳凰編は幕を閉じた。しかし、私たちは幸か不幸か、火の鳥が"永遠のいのち"として万物を流転しているのを知ってしまっている。 茜丸の生き写しのような最澄が『阿・吽』に現れたとき、ブチもまたそこに現れずにはいられなかった。すぐに野盗に殺されてしまうブチの生き写しは、しかし、姿を変えながら幾たびも最澄のもとを訪れている。あるいは、もしかすると『阿・吽』とは、茜丸を追うブチの愛の物語なのかもしれない。 とすれば、ブチは最後には、我王の生き写しのような空海のもとへ落ち着くのだろうか。史実ではやはり、最澄が志半ばで先に息絶え、空海は持ち前の野生の力で教理をさらに深めてゆく。そして、ブチはまた現世を我王のもとでやり過ごし、来世で茜丸を追ってゆく、そんな途方もない未来を想像せずにはいられない。人が死ぬ時代でなければ描けない料理漫画堤鯛之進 包丁録 崗田屋愉一名無し※ネタバレを含むクチコミです。これからが楽しみ♪片喰と黄金 北野詠一名無しアメリアのパワーに圧倒されます。 そして、忠実なコナーとの関係性。 二人でいればどんな状況でも立ち向かえるはず。 カリフォルニアに到着するには、まだまだ困難に見舞われると思いますが、何事にも全力で立ち向かう二人なら大丈夫! ずっと、応援したい♪ 伝統と歴史のシンボルが東京のど真ん中に甦る!!江戸城再建 三浦正幸 黒川清作nyae国民にとって利便性を重視した施設や建造物ばかりが増える中、その存在自体を国民の手で守ってゆくべき新たなシンボルが必要であると考え、江戸城の再建を計画する男、堀川。 しかも当時と同じ完全木造建築として!ロマンがある!! 主人公は決して行き当たりばったりの夢みたいな話をしているのではなく、経済効果や建築技術の継承、日本の伝統に対する国民の意識向上など多方面から鑑みて、現実的かつ日本に必要不可欠な計画であると考えている。 しかしせっかくの歴史的建造物の再建、ただの観光スポットに成り下がるわけにはいかないが、主人公がいう「国民自身が守る」という意識を共有させるのは相当ハードルが高いように思う。 一話目の後ろに掲載のコラムも興味深い。江戸城があっての今の東京なんだとびっくり。 正直、城に関わる日本の歴史にほとんど関心がない自分だが、もし本当に東京に江戸城が…と考えるとワクワクする!単行本はいつ出るのか太閤えっち 荒木俊明名無し漫画ゴラクで不定期連載中の、秀吉が武将の嫁を寝取りまくるシリーズ。 単行本はいつ出るのだろうか。。 発作的に読み返したくなる回があるのだが。まごうことなき漫画の最高傑作火の鳥 手塚治虫くまぞうこれぞ名作、これぞ最高峰だと、いつも思います。 「火の鳥」のスケールと、本質的な深さを併せ持つ漫画、これを越える漫画はそうそうないでしょう。 古い漫画ですが、老若男女問わず、どの年齢から読み始めても遅いということは決してありません! 戦争を身近に感じるあとかたの街 おざわゆき名無し戦争ものって中々手が出ない。でも自分は漫画くらい噛み砕いて読みやすいようになってないと、戦争を考える機会すらないから、見つけたら読んでいます。 「この世界の片隅に」が大ヒットしましたが、こちらもほのぼのとして読みやすいので是非若い方にも手に取って欲しいです。絶望の中に描かれる果てしない希望片喰と黄金 北野詠一sogor25ゴールドラッシュ期のアメリカという混沌とした時代設定で、かつかなり絶望的な背景が見えるのに、登場人物たちがとにかく活き活きとしている。困難しか待ってないはずなのにこの2人の行く末が楽しみで仕方ない。 アイルランドからカリフォルニアを目指す冒険譚でもあり、その過程で出会いと別れを繰り返していくのだけど、そのどれもが1回限りの登場にするには勿体無いくらいにキャラが立っている。ある意味でこの時代で生きていく"厳しさ"すら感じられる展開。 ストーリー自体も勿論面白いんだけど、キャラの魅力が作品の魅力に直結するというのを実感させられる作品。 2巻まで読了。2600年の時を超えたアッシリアとギャルJKの邂逅ネオ・エヌマ・エリシュ マミーsogor25瞬間記憶能力を持つギャルJKが古代アッシリア帝国に飛ばされて王に見初められる、という設定盛り盛りな作品。 だけど一本芯が通っていて聡明なところも見せるギャル・英里のキャラクターと、巻末に記載された大量の参考文献で裏打ちされたオリエントの描写が不思議な相乗効果を生み出している。 ファンシーな絵柄で作品全体のリアリティラインが下がっているというのもあるけど、古代人の価値観と英里の熱血気味の性格がいい感じに好対照で、ギャルJKがアッシリアの王や戦士たちと対等に渡り合うという一見荒唐無稽な展開が作品としてしっかり成立している、意外な読み応えのある作品。 1巻まで読了 空想楽しむ東京史跡案内東京城址女子高生 山田果苗あうしぃ@カワイイマンガ東京の城址を求めて街を彷徨う、女子高生のあゆりと美音。微かな歴史の痕跡から、古を空想して楽しむ東京散歩。あゆりと一緒に「え、城どこ?」って言いながら、画面を睨んで楽しもう! ----- 江戸城を始め、東京には沢山の城があったと伝えられているが、それらは建造物どころか、基礎の遺構すら殆ど残っていない。必然的に東京の城址巡りは、画面的にはただの公園や社寺、街歩きになってしまう。 漫画としては危機的なこの状況を、面白く救ってくれるのは、城址マニアの美音や教師の田辺に「何じゃそりゃ!」と突っ込む、素人のあゆりの存在。 私達はあゆりと一緒に、分からないなりに目を凝らして、微かな遺構を見出し、歴史上の人物に想いを馳せる。そして城址の知識を得、歴史の醍醐味に魅せられて、街を見る目が変わった時、私達はもう一度、二度と、この作品を見返したくなるのだ。 「あそこの城址って、どんなだっけ?」と。 街の風景に「歴史」という四次元軸を与えて、古くて新しい感性を吹き込むこの作品。考え方としては、『ちづかマップ』が「古地図」によって土地の時間軸を遡行していくのと相似している。 都市の地層を、城址のかつての姿が見えるまで、めくっていく。この作品は、そんな考古学的妄想の産物なのだ。 ハルタ印の美しい画面は、緻密に描き込まれつつ整理され、眺めていて気持ちいい。ちょっと荒んでいたあゆりの心が、優しそうでいて結構毒舌な美音との会話と新たな興味で、次第に落ち着いてゆく様子も、併せて見つめていたい。アムロとシャアだけじゃない!「ガンダム」を知ろう機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和 矢立肇 富野由悠季 大河原邦男さいろく安彦良和先生のガンダム。 これこそがORIGIN。本当にありがたい。 アニメの機動戦士ガンダムをちゃんと見れてなかった世代としてはガンダムがゲームやカードダスで一世を風靡しているにも関わらず本当のシナリオを全て理解出来ていなかった事が心残りというか悔しいというかだったんですが、このORIGINはアニメ版以上に安彦良和で(そりゃそうなんだけど)思っていたガンダムが本当に今描かれているんだと。 ものすごく古い時代のマンガだったらちょっと手を出しづらいとこあるじゃないですか、正直。 でもこれは最近になって描かれてるんですよ。ようやくガンダムを知る事ができる!と嬉しくなって読み始めたら見事に期待を上回る作品だった。 小さい頃、小学生低学年の頃はアニメも疎らに見てカードダスとかガン消しとかしか持ってなくて知識も乏しくて。。。そんな頃、悪役だったザビ家は馬鹿な悪いやつなんだと思ってたんですよ、ガルマのせいかもしれないけどさ。でもORIGIN読んだらドズルのファンになるよ、絶対。 ガンダムという日本が誇る壮大なスルメコンテンツを今になってこんなに丁寧な作品として出してくれた安彦先生とKADOKAWAに感謝したい。幕末を学ぶ風雲児たち 幕末編 みなもと太郎さいろく井伊直弼(いいなおすけ)と言えば桜田門外の変で暗殺された悪名高い印象がある人物(だと思うんだけど)だが、その裏で実際はどう苦労してどう悩んでいたのか。 メディア受けするのはヒーロー的な人物ばかりで、その脇に出てくる人物たちはあまりフォーカスされていない。 幕末には坂本龍馬や勝海舟、西郷隆盛や新選組を始めとした華のあるスターたちがいっぱいいすぎて埋もれてしまうが、その影では多くのことが起きているわけで、それらですら学んでしまえるのがこのみなもと太郎先生の「風雲児たち 幕末編」であると。 イネは必要だったかというと必要なのである。 オノ・ナツメ風必殺仕置人さらい屋五葉 オノ・ナツメさいろく殺陣(たて)とかはないんだけど。 オノ・ナツメ作品で日本が舞台なのも珍しく、そのためか出てくるキャラクターの魅力がぐんと近く感じられる。 必殺仕事人ではなく仕置人の方なのは梅が仕置人の鉄になんとなく風貌が近いからっていうだけだけど、この裏稼業グループは仕置人のそれに似ている気もする。 ルパン3世っぽいとこもあるかな。主人公の政がそれっぽさが全くないのでオリジナリティは抜群。 ノイタミナでアニメ化もされていて一時期話題にもなったけど、この作品はそれだけ一般的でもある。でもオノ・ナツメらしさは満載なので是非読んでほしい。以蔵の気持ち人斬り 平田弘史starstarstarstarstarウマタロ1969年公開の映画「人斬り」公開と同時に発表された作品であり、映画を基にした劇画作品。幕末に人斬りと呼ばれ、恐れられた岡田以蔵の生涯とはどんなものであったか。近年、イケメン風以蔵があふれる世になり嘆かわしい限りだが、平田弘史の劇画で読んでこそ、以蔵が本来背負った悲哀がより理解できるというもの。記号化された以蔵を追いかけてばかりいる若者には「これを読みなさい!」と言いたい。喝!<<4243444546>>
新年の少年ジャンプ2020年6・7合併号に載ってた4コマが2本立てで載ってた(「頼もしい初夢」と「何も問題ない」) いやあ、ワニ先生4コマを描かせても上手いねぇ・・・。 本編で深刻な展開が続いてるだけに、こういうコミカルな4コマが読めるのホッとする。 無惨様と玉壺さんのパワハラネタが面白すぎるので今後シリーズ化してくれないかな〜