小学館マンガの感想・レビュー4596件<<6970717273>>「バクネヤング」読んでみたバクネヤング 松永豊和かしこ自伝小説の「邪宗まんが道」を読んで執筆中に色々あったことを知った上で読んだので「あ、ちゃんと完結してる…」と安堵しました。でも、やっぱり大阪城に篭城している辺りの描き込み具合がすごくて一番印象に残るのはそこですね。このままの勢いで最後まで描くことが出来てたら、みんな「ワールドイズマイン」じゃなくて「バクネヤング」を読んでいたんじゃなかろうか。「邪宗まんが道」を読んで「こんなにブチギレてる人を今まで見たことない」と思ったんだけど、作者本人と主人公の馬久根昭一は何だか似てますね。バクネの最期と「邪宗まんが道」のラストもダブって見えました。めちゃくちゃいい百合ですぎゅっとにぎって 墨染清野愛めちゃくちゃ好きなやつです。好きな百合です。たった8ページの中に尊さがぎゅっと詰まってます。 のんびり屋のなあこと、しっかり者のかな。 手をつないでずっと一緒にいられると思っていたけれど、中学生になった途端になあこは綺麗になって友達もたくさんできて男の子にモテたりなんかして……。 ぶっちゃけなあこ嫌いだし! 大人に近づくにつれて変わってしまうものだよねと切なくなってしまったけれど、ちゃんと変わらないものがありました。たまらなく尊いです。「不死身のパイセン」感想不死身のパイセン 田口翔太郎ニーナ独特の笑いを交えたクセ強ホラー。先輩後輩コンビの帰り道はどこまでもハプニングの連続で、このループが不思議と心地よくなってくる(笑)筆を握って歩き出した道にはとめはねっ! 鈴里高校書道部 河合克敏名無し少年時代をカナダで暮らしてきた大江縁(ユカリ・男子) は8年ぶりに日本へ帰国して高校に入学。 帰国子女でありながらどちらかというと おとなしくてパッとしない縁だったが 強引に書道部に勧誘されて入部することに。 習字すら知らず筆など握った事もなかったのに。 さらに女子柔道界期待の星の望月結希(ユキ・女子)の 背負い投げに巻き込まれたことで、 結果、望月も書道部に巻き込むことに。 個性的な先輩たちや仲間や教師に導かれ 自分の気持ちや資質に目覚めていった縁は 書道の道にどんどん分け入っていくことになって・・ 「帯をギュッとね!」でニューウェーブ柔道漫画を 描いた河合克敏先生が柔道、競艇の次に 漫画で手掛けたのが「書道」の世界。 「帯ギュ」でそれまでにない明るく厳しい柔道漫画を 描いた河合先生でも「書道」が舞台の漫画ってのは 流石に盛り上げにくいのではないかとも 思いながら読み進めたけれど、杞憂でした。 地味で難しく暗い?イメージのある?書道すら 河合先生は明るく楽しく面白く描いてくれていました。 シリアスな話の合間にも適度にユーモアも入ってきて、 それでいて物語が脱線したり判りにくくなることもなく スムーズに話が展開していくのが本当に上手いです。 それでもやはり書道に関する説明や蘊蓄も膨大なので 読むのが大変な部分もありますが・・ それでも読み進めてしまう面白さがありました。 実際の書道作品を漫画の中に取り入れたり、 しかもそれが単なる説明や引用としてだけでなく ストーリの中に組み込んであったり、 しかもそれが読者参加のコラボだったり、 漫画の手法としても凄い部分があるなあとも思いました。 うーん……ギャル×スケ! 神内アキラ名無しいちおう5話まで読んだけどこの漫画が何を狙った作品なのか謎。スケートギャグ漫画にしては試合内容がまともすぎるし真剣なスポーツ漫画にしてはキャラに魅力も競技に対する情熱もない。 「想像上のギャルという生き物」を描きましたみたいな雑なギャル像が全く面白くないし、可愛くもエロくもない。 主人公がギャルだからこれができました、こういう特技がありますみたいな必然性のある展開も全くない。 設定が面白くないならせめて絵で魅せてほしいけど、超絶画力で魅せるというタイプの漫画でもない。むしろいかにもなデジタル絵で線に勢いがない。 自分がこの漫画を誉めるとすれば、とんでもオリジナルルールとかじゃなくてちゃんと現実のルールに基づいて試合してるところはいいと思う。 (まあむしろとんでもルールにしてコロコロコミックばりのギャグにした方が笑えたと思わなくもない) 自分以外の感想が気になるのでよかったらコメントください。 https://urasunday.com/title/2029/184780真代家コンプレックス真代家こんぷれっくす! 久世みずき名無し最近気になって御購入。子供が好きな奴という感じ笑惹き込まれる様な感じでは無い。日常のお話もあるのでゆるく楽しめる。ギャップのある女の子は魅力的バイオレンスアクション 浅井蓮次 沢田新野愛ゆるふわ殺し屋ケイちゃんのアクションがめちゃくちゃかっこいい。 重力も倫理も無視して暴れ回ってるのに案外優しいし真面目だし簿記の勉強してるし、ごく普通の女の子なところがかわいい。 渡辺くんが恋しちゃう気持ちもわかる。ギャップがある女の子は魅力的だもんな。 バイオレンスアクションという潔いタイトルもいい。 ケイちゃんの可愛らしさには言及しない。でも内容は間違いなくバイオレンスアクション。とてもいい。 ?対角線上のエトセトラ 星名トミー名無し対角線上って対角線って交わってますけど???どゆこと??「幽麗塔」感想幽麗塔 乃木坂太郎ニーナずいぶん前に読んだが、今も鮮明に記憶に残るホラー。時代背景が昭和ということもあり、どこかノスタルジックな雰囲気が漂う。しかしながら怖さは一級品!ゾクゾクとハラハラとワクワクが同時に楽しめること間違いない。最近、岡村星先生のファンになった者です。結婚は甘くない!! これが俺達漫画家夫婦のリアル 岡村星名無し岡村星先生が結婚エッセイ漫画を描いていたとは知りませんでした。旦那さんも漫画家ということで益々気になっています。読まれた方がいらっしゃいましたら、どういった内容だったか教えて頂けると嬉しいです。旦那さんの名前は明かされてないのでしょうか? 親ガチャ…私がわたしを売る理由 夏子久starstarstarstarstar_borderNano華の女子大生、一人暮らし、学費のために週9バイト…えぐすぎる。 貧しくてバカな親を引いたら満足に学校いけない。悲しいけど共感してしまう。 まだ10代でこんなにしんどい思いしてたらそりゃあパパ活に手を伸ばすよなあ…。 色々考えさせられる作品。椿、幸せになってくれ。石ノ森章太郎版より好きかも新おみやさん 石ノ森章太郎 木村直巳 香川まさひと霧兵衛良かった点 ・1巻のシデムシの回が良すぎた 総評 昔は鳥居勘三郎と部下の女性の関係がいかにもおじさんが好きそうな組み合わせだったが今回はそうでもなかった。 デビュー作から読んでるけど一番好きだった案山子峠 ハン角斉名無しキャンプ場で行方不明になった娘を探し続けている母親の夢の中に、山の精霊のおばさんが現れて「娘さんはすでに殺されている」と告げられる。そして「このまま犯人を知らないで生きる未来を選ぶか?それとも犯人を知って生きる未来を選ぶか?あなたはどうする?」と迫られる。シリアスな話だけどラストには救いがあってよかった。オチで生まれ変わりましたって言われてもしっくりこないこともあるけどこれは納得できた。山の精霊のビジュアルが普通のおばさんなところもいい。 80年代、ある日常みえちゃんち 秀良子名作劇場 秀良子ナベテツ作者の秀良子先生の半自伝的な物語である表題作を中心とした短編集。おそらく自分と同世代であろう少女の日々は、その時代の懐かしさとともに、柔らかに少女の魂を描き、中年となった自分は郷愁を憶えます。 短編集として収録作品に幅もあり、作者の巧さ、インテリジェンスも感じさせる、素晴らしい1冊でした。また、みえちゃんの日々を覗いてみたい。続刊が出ることを、気長に待っています。気持ち悪さから目が離せないシジジー、シジジー 雪魚starstarstarstarstar野愛読みながらずっと苦しかった。長谷先生もセロ君も救われてほしいとは思うものの、正直どちらも気持ち悪い。 お気に入りの生徒の写真をこっそり収集するショタコンの小学校教師・長谷先生。 長谷先生の秘密を握り「俺専属の奴隷先生になれ」と命令するセロ君。 教師と生徒の秘密めいた関係なんて甘美なもんじゃない。自己保身とか復讐とか憎悪とか、2人の関係から浮かび上がるのはどこまでも醜い感情。 それぞれの背景を知り、同情こそするけれど気持ち悪いものは気持ち悪い。 美しい女教師と可愛らしい少年として描かれていないからこそ、人間の気持ち悪さが感じられてよかった。 女教師×ショタみたいにカテゴライズできてしまったら、2人を歪めたものの醜さも、2人の歪みの醜さも見えにくくなってしまう。 気持ち悪さから目を離させてくれないのは、この作品の魅力だと思う。 甲斐先生とトミーも救われてほしかったな。超絶美麗筆致で描かれる友情ストーリーあやしあやかしあけみちゃん あおたゆきこ名無し絵も素晴らしければ内容も素晴らしい。怖いけど一緒にいたい…尊いです。 まんまと茨城行きたくなる茨城ごじゃっぺカルテット 豚もう野愛魅力度ランキング下位常連でヤンキーが多め。 茨城に来たからには赤髪&眉毛全剃りくらいしないと転校生はナメられる!? そんなことないです。茨城はいいとこです。行ったことないけど。 東京から茨城にやってきた転校生ノブエと地元民のカホちゃん、ミノリン、スズが郷土研究部の活動でいろんなところにお出かけするお話。 ゆるくてかわいくて平和で楽しいです。まんまと茨城に行きたくなりました。 でっかい大仏と恐竜と滝見たい。わんわんランド行きたい。しょぼろ納豆食べたい。 こういう漫画、全都道府県でやるべき。でも根底に郷土愛があるから面白いんだろうな。 原稿終わって運動不足だから筑波山登る豚もう先生好き。いずみ君が可愛い…あざかわ男子と高嶺の花 詩瀬はるなRingo※ネタバレを含むクチコミです。「月曜日の友達」感想月曜日の友達 阿部共実ニーナ出会えて良かったと思える、宝物にしたい一冊。瑞々しくて脆くて力強くて眩しい思春期の心情を、丁寧かつ大胆な表現で描いている。物語の後半に気づいたら号泣していたのだが、なんで泣いたのか未だによくわからない…きっと何かが心に沁みたのでしょう(笑) 車の輝きが見える人達銀灰のスピードスター 楠みちはる名無し車とかメカニックなものには全く詳しくないし それほど興味があるわけでもない。 四輪車に熱を上げたり自らハンドルを握ってバトルを しようとかしたいとか思ったこともない。 それでもまあ「湾岸MIDNIGT」は面白いと感じて全巻読んだ。 自分とは縁のない、ハイレベルで車を楽しんでいる 人達の世界の漫画なんだな、と。 ただそこで満足してしまったというか、続編らしい 「C1ランナー」は、そのうち読もう、くらいに思っていて 手を出していない。 「湾岸~」で満足してしまったというか、 お腹一杯になってしまったというか。 そんな状態で、湾岸シリーズの3部作目というか最終章 という作品の「銀灰のスピードスター」という二巻物の 作品があると知って読んでみることにした。 「C1~」を全部読むほど集中力はないが ちょっと手ごろなところで楠先生の車漫画の世界を 久々に少し味わおうくらいに思って。 あいかわらずの楠漫画というかんじで面白かった。 メカニカルな話が多いわりにじつはそれ程絵にしていない。 車体や車内を描いていたりモノローグ的な説明シーンが多い。 エンジンルームとかわりと描かれていない。 個々のパーツとか取付工程の実際とか殆ど描いていない。 それでも登場してくる車が高性能らしいことや 高性能であると判り語り乗りこなすキャラたちを カッコイイと思ってしまう。 四輪やメカに詳しくない自分だからこそ 高評価しているだけかもしれないし、さらに言ってしまえば メカに詳しい人が見たらいくつもツッコミどころのある 内容かもしれないと思ったりもする。 でも面白くて、この漫画の世界に世界観に浸っていたくなる。 ハンドルを握りたくなるわけではないが、 ハンドルを握ることで判る世界があり、 その世界を味わっている人達をカッコイイと感じてしまう。 自分には縁遠い世界だと思うし、もしかしたら 単なる虚像かもしれないとも思いつつも。 なつかしいまことちゃん 楳図かずお三井小さい頃によく読んでいたな… とくにあらすじらしいあらすじはなく、まことちゃんがありとあらゆる汚いことをするマンガ。鼻水が常に出ており、うんちなども頻繁に出てきます。渡辺多恵子先生の新作読切早春賦【マイクロ】 渡辺多恵子名無し舞台は明治時代。妹の縁談がなかなか決まらないことに焦っている兄がいました。実は兄は養子なので2人に血の繋がりはなく、妹は兄のことが好きだったのですが、兄はそんな妹の気持ちに全く気づいていません。 よくある少女漫画らしい設定ですが、さすがベテラン。最初から最後まで面白く読みました。見た目に反して兄の友人の芹川がいいヤツだったおかげでハッピーエンドでしたね。面白い読切って続きが読みたくなるので困る〜! 色んな意味でクセの強い読切鳩使いと秘密基地 木村れい名無しホームレスの親子と人を殺したい警察官、鳩とグータッチ…突っ込みどころといっていいのか、独特なクセと言っていいのか、これは一体…?と思っているうちに読み終わってしまった。ハッピーエンドではあった。ケイが魅力的すぎる🎵バイオレンスアクション 浅井蓮次 沢田新starstarstarstarstar干し芋主人公のケイが、本当に素直で可愛くて、表情豊かでキュート。 なのに、凄腕の殺し屋って違和感ありありだけど、読んでいるとそれも感じさせないスピード感ですぐにファンになってしまう。 一発で決めるアクションシーンは、気持ちいい!!って感じる。 プライベートと仕事の時があまりに違ってギャップ萌え。 依頼に対して忠実だが、途中で依頼者が変わった時の気持ちの流れ、優しさも垣間見えて好き。 実写映画化されるみたいだけど、アニメをそのまま映画化してほしい💓<<6970717273>>
自伝小説の「邪宗まんが道」を読んで執筆中に色々あったことを知った上で読んだので「あ、ちゃんと完結してる…」と安堵しました。でも、やっぱり大阪城に篭城している辺りの描き込み具合がすごくて一番印象に残るのはそこですね。このままの勢いで最後まで描くことが出来てたら、みんな「ワールドイズマイン」じゃなくて「バクネヤング」を読んでいたんじゃなかろうか。「邪宗まんが道」を読んで「こんなにブチギレてる人を今まで見たことない」と思ったんだけど、作者本人と主人公の馬久根昭一は何だか似てますね。バクネの最期と「邪宗まんが道」のラストもダブって見えました。