最後におばさんが「犯人から娘さんの記憶を消しておくわね!」って言ってて、どこまでも配慮が行き届いてて素晴らしいと思った。
キャンプ場で行方不明になった娘を探し続けている母親の夢の中に、山の精霊のおばさんが現れて「娘さんはすでに殺されている」と告げられる。そして「このまま犯人を知らないで生きる未来を選ぶか?それとも犯人を知って生きる未来を選ぶか?あなたはどうする?」と迫られる。シリアスな話だけどラストには救いがあってよかった。オチで生まれ変わりましたって言われてもしっくりこないこともあるけどこれは納得できた。山の精霊のビジュアルが普通のおばさんなところもいい。
そこに救済はあるか。作者新境地、36P!(ビッグコミックスペリオール2022年19号)