小学館マンガの感想・レビュー4596件<<6869707172>>80年代ポップカルチャーの!!ストップ!! ひばりくん! コンプリート・エディション 江口寿史starstarstarstarstar_border酒チャビン最近、80年代リバイバルというか、江口先生風な女子のイラストが世間を賑わせております。わたしがジャンプを定期購読してるときも、確か連載していたはずなのですが、実はちゃんと読んだことがなく、今回初めて読んでみました! 表紙等の絵柄などをみていた印象だと、オシャレめなラブコメなのかな、と40年近くも誤解していたのですが、完全なるギャグマンガでした!!! 表紙や扉絵は、現代でも通用しそうなモダンな感じなのですが、内容は完全にギャグマンガで、しかもかなり面白かったです!実はひばりくんが男子というところも良かったです。 ちょっとテイストが奇面組に似てますね。ジャストミートの番外編!!ふぁうるちっぷ 原秀則starstarstarstarstar_border酒チャビン大人気野球マンガのジャストミートの番外編です!本編を読んでいないと十分に楽しめないかもしれませんが、本編を読んだ方であれば、かなり楽しめる内容だと思います! 星高野球部の結成秘話から各メンバーの知られざるエピソードまで!個人的には田中選手の入部に至るエピソードが心にじわりと来ました!本編を読んでいるときは、田中選手はそこまで魅力的に感じていなかったのですが、このエピソードで好きになりました!読んだ感想帰ってきた殺し屋 けいぞー名無し戦闘シーンいいね!これからの活躍に期待。新人コミック大賞青年部門の大賞作君の笑顔にそう誓う。 畠本レモン名無し大賞作ですけど、審査員のコメントが意外と厳しめですね。 https://shincomi.shogakukan.co.jp/winner/ 確かに読み終わったあと「いい話だな」とは思いましたけど、全体を通して心に残り続ける強い何かはなかったかも知れません。審査員コメントにもあるように、主人公とアイドル志望の少女の出会いが必然的だったらもっと良かったなと思います。 切なくも爽やかな気持ちになる物語。恋は雨上がりのように 眉月じゅんstarstarstarstar_borderstar_borderママ子冴えないおじさん店長に恋をする高校生あきらの、切なくも爽やかな気持ちになる物語。 高校生の恋愛の感覚と40代のバツイチ男性の恋愛の感覚って違うだろうなと思いながら読みましたが、どちらの気持ちも分かるし応援したくなりました。 あきらのキラキラ輝く未来へ旅立つ感じが、「雨宿り」と表現されたこの恋の結果で、なんだか胸が締め付けられました。 恋の結末もそうですが、同時に、登場人物それぞれの生き方や人との出会いを通して前へ進んでいく姿に元気をもらえる作品でした。近くにこんなお店が欲しいなと思うお話です!深夜食堂 安倍夜郎starstarstarstar_borderstar_borderママ子マスターとお客さんの関係性が心地よく、温かい気持ちになります。 みなさん人柄が良いですね。ドラマも見ましたが漫画の雰囲気を壊さず再現されているように感じました。 ご飯も特段凝っているようなものはないのですが、そのメニューにまつわるそれぞれのエピソードとともに描かれていますので、こちらも思いが入ってしまいます。 読みやすいのでズルズル読んでしまうと深夜におなかが減るので要注意。本当にこんなお店があればぜひ行ってみたいです。ほのぼの癒される!ストレス抜きに読みたいオススメ漫画です。ひらやすみ 真造圭伍starstarstarstarstar_borderママ子ほのぼのした日常が描かれています。 主人公のヒロトは縛りのない自由な生活をしているからか?29歳には見えずピュアで癒されます。 はなえばあちゃんと毎週木曜日に夕飯をともにするシーンは本当にほのぼのとしますし小さな幸せを感じながら生きているのが伝わります。 ちょこちょこナレーターのような第三者の解説が入るのも面白いし読みやすいです。 従妹のなつみちゃんはちょっと不器用だけど純粋な女の子。 そのほかの登場人物も、いい意味でその辺にいそうな愛着がわくようなキャラです。 ハっと気づいた時のバッサリ切る感じがたまらない。深夜のダメ恋図鑑 尾崎衣良starstarstarstarstarmotomi「私がいなきゃこの人はダメなんだから〜」とか言ってどんどん沼にハマっていくんだよねぇ。ハッと気づいた時のバッサリ切る感じがたまらない。 いろんなタイプのダメンズと関わっていく3人。 男どもは上手いこと言っても内容はクズな発言ばかり、言われた本人たちは大変だろうけど他人事だから面白かったです! 乙女集まれば恋バナはじまる。お茶でも酒でも盛り上がるし、話は尽きない。 そしてどんなに話してもダメンズ好きはなかなかなおらないね。矢野と髙橋の純愛から始まるも、どうしようもない苦しみが重なる思い展開や、最終話に向かう二人の展開に何度も泣きました。僕等がいた 小畑友紀starstarstarstarstarママ子※ネタバレを含むクチコミです。ドロドロ具合が沼です(笑)罪に濡れたふたり 北川みゆきstarstarstarstarstar_borderママ子好きになった相手が実は生き別れた弟だった?!なんとも危険な香りがプンプンしますが、期待を裏切らないドロドロ具合が沼です!香澄は可愛くてちょっと隙があるようないわゆるモテ女子で、幼馴染の和樹が自分に気持ちがあるのに気づかないふりをして仲良くしている自分のズルさも感じている。弟を好きになるなんていけないことだ、と分かっているのに自分でも制御不能なほど惹かれてしまう、それくらい弟の由貴も魅力的です。漫画ならではの世界観をリアルに感じすぎて、どっぷり浸かってしまいました。次は?次は?と展開が気になりすぎて止まらなくなる作品です! ほたるさんのキャラが濃い(笑)だがしかし コトヤマstarstarstarstarstar_borderママ子田舎にある駄菓子屋さんの息子、ココノツくんの店番から日常まで描かれる。 登場する駄菓子たちは、地域性もあって小さい頃食べていたものから全く知らないものまであって面白いです。 美人のほたるさんは駄菓子に対する愛情と知識が半端ない!主人公より濃い味キャラ、押しも強いしぶっ飛んでる方だなぁと思う。それに付き合わせさせるココノツくんのドキドキは、恋ではなく吊り橋効果なのでは? 時代の流れで販売終了してしまっている物もあったりして、思い出したら駄菓子がとっても食べたくなりました。やっぱり最高✨ふしぎ遊戯 特別編 渡瀬悠宇名無し※ネタバレを含むクチコミです。初めて買ってもらったマンガ本!!あさりちゃん 室山まゆみstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンちなみにわたし男子なのですが、初めて買ってもらったマンガ本があさりちゃんでした!!近所のヨーカドーの1階に入ってた本屋さんで買ってもらったのを覚えています!!! ジャンル的には日常ギャグ?とかになるのですかね。家族もので、厳しすぎるお母さん&お姉ちゃんに、ちょっと弱腰だけど優しいお父さん。わりに設定としてはよくありがちともいえますが、私のうちも母親がきびしく、父がお土産を買ってくるなど優しめでしたので、なんとなく親近感がありました。 ギャグパートではお母さんやお姉ちゃんにきびしく責められて楽しいのですが、それだけでなく、心の根っこのところはお母さんやお姉ちゃんもすごく優しいので、そのギャップにホロリとしていたような気がします。 アニメのOPの歌詞にもあるように「明るい笑顔があれば良い」。わたしも、いついかなるときも笑顔を絶やさず、明るく朗らかに生きていたいと思います。 久々のときめきをくれたのは、彼氏の"弟"でした愛するあなたと恋するきみが 森マシミ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ゼロ年代SFの金字塔バルバラ異界 萩尾望都名無し7年間眠り続けている少女の夢と100年後の未来がリンクするなど展開が縦横無尽でレジェンド作家の力量に圧倒されながら読みました。しかも文庫版の大森望氏の解説に当初の予定ではバルバラ内で終わる話だったのが締切直前に変更して、以降は毎回辻褄合わせに苦労しながら描いていたらしいとあり更に驚き。自分はSFを読み慣れていないのもあって着いていくのに必死なところもありましたが、渡会先生とキリヤの父子の物語としても純粋に感動しました。名作を知る道標に金魚屋古書店 芳崎せいむナベテツタイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした) メディア化も!THE3名様 石原まこちんstarstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンメディア化もされてる人気作のようですが、わたしはイマイチあいませんでした!日常のゆるゆる会話??みたいので一話4ページで進行していきますが、ギャグでもなく、ドラマでもなく、新しい表現形式なのかもしれません!こわかびんのつま あきやまひでき名無しまぁなんというか…この作品に啓蒙された方には不快だろうけど、奥様が行くべきは精神科だとしか思えなかった。 エッセイ漫画だし画力はそこまで求めていないが、内容の気持ち悪さと併せて絵の不快感が凄い。 最初の内は「はー大変だな」と思えるのだが、話が進む毎に過敏なのは化学物質ではなく文明への拒否感、認識によるヒステリーやプラシーボ効果としか思えない強烈さが出てくる。 これを読んで反ワクチンや反化学療法を受け入れる人が尽きないのは、まさに「病気」なのだと理解したが、本人に治すつもりが無い(=治せない)というのがまた厄介この上ない。 内容から何となく感じるのだが、作者も奥さんも無意識に精神病に対する差別意識があるのではないかと感じる、だから精神病ではないと言い張るのだろうが、アレルギー反応としても対象アレルゲン(=奥さんが認識する化学物質)に疑問が尽きない。 正直人体が普段肝臓でどれだけ化学反応起こしてるのか知ったら、この方肝臓を切り取りかねないんじゃないかってくらい、化学という言葉に忌避感を感じる。 この内容を載せた当時の編集部も相当危ない感じがするが、ある意味現代の反ワクチンに感じる宗教臭というか狂信的な物に通じるものがあり、作者が意図したのとは全く別の恐怖を感じた。熱血漫画家の「挑戦」挑戦者(チャレンジャー) 島本和彦ナベテツボクシングマンガの名作は数多ありますし、その中で敢えてこの作品を挙げるのは恐らく島本先生のファンだけだろうとも、思います。 ただ、この作品は本当に数少ない、島本作品の中における「ギャグ」のない漫画であり、貴重な作品としてファンの脳裏に深く刻まれている作品です。 この時期の島本先生の作風は、デビュー当時の少年漫画のテイストから変わっており、今見ると懐かしい、劇画調の絵柄でした。そしてその絵柄が、この作品の「熱さ」と非常にマッチしていたなあと今更ながらに思います(丁度自分が島本作品を読み始めた時期でもあり、懐かしさもあります)。 島本先生の作品には、数多の傑作が数多ありますが、笑いを排した作品は本当に少ないです(それは先生本人の照れであったりファンへのサービスなど要因は幾つか挙げられると思います)。 同時期の傑作、「バトル・フィールド」と併せ、是非読んでみて欲しい作品です。 友達を大切にしたくなるマンガ岡崎に捧ぐ 山本さほstarstarstarstarstar_border酒チャビン作品の紹介文に「新しい世代の『ちびまる子ちゃん』だと評する人も」とのことですが、確かに主人公の幼馴染の岡崎さんはぐるぐるメガネでたまちゃんを思わせるし、絵柄などもなんとなく近しい雰囲気も感じさせるのですが、こちらはもう少し現実の厳しさも描かれています。 ちびまる子ちゃんは毒はありながらも、何処か一線は超えないというか、やはり子供向けってのがあるんだと思いますが、こちらは結構切実なエピソードもあるという違いがあるように感じました。 ちびまる子ちゃんが好きな小さいお友達がこの本を手に取ったら多分泣くと思います。 が、私は大人なのですごく楽しめました!!!うまくいくだけではない青春時代のほろ苦さなどもあり、綺麗事一辺倒では全然ないのですが、そんな時、時に支え合い、時に励まし合い、時に衝突してしまう友達! 自分を振り返ってみても、そんなにたくさんはいないよなと思いつつも、何人か心に浮かんだ私の友達。これからもよろしくという思いを込めて、このレビューをそれら我が友に捧げます。GOLDEN★AGEの感想 #推しを3行で推すGOLDEN★AGE 寒川一之マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中にちょっと読んでいて楽しみにはしていたがこの時期にサンデーを読むのをやめていたので続きが気になってたので読んだが凄い良い少年漫画だった。 ・特に好きなところは? 浦田の白川とナリアと違い精神的に脆い部分を気づくとところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 可愛い絵柄だが内容は良い少年漫画だった。仲間を集めるところや自分のことだけではなくチームとして最適化していくのがいいしチームの雰囲気を変えていくかなどサッカーの個人技以外のところにも含めておもしろい。 次は「最後は?ストレート!!」を読むかな 自分らしく生きよう!トクサツガガガ 丹羽庭starstarstarstarstar_border酒チャビン私はそこまで何かに「オタク」というわけではないのですが、興味があり手に取りました!まだ途中までですが感想を書きます! 主人公は初め自分の趣味(20代女子で特撮オタク)を隠して生活しているのですが、分かり合える友達を見つけてすごくイキイキとしてきて、とても良いな!自分もやりたいことを見つけてイキイキ生きていこう!と思えました! 「周りと違う」とか、「変」とか、そんなの関係ない!自分の思った通りで良いんだ!という勇気をもらえるマンガでした! 淡々と読める闘病記断腸亭にちじょう ガンプ名無し前作の連載を休止するツイートはリアルタイムで見ていた。ちょうど単行本も出たばかりでノリに乗っている作家さんだと認識していたので、そのツイートにすごく驚いた記憶がある。その時の心情も作品に描かれていたけどセリフがひとつもなくて、それが本当は叫び出したいのに声が出ないような感覚をリアルに感じられてすごかった。ご自分や病気のことを俯瞰して観察されているので読みやすい。3年前のガン発覚から始まっているが今現在は漫画制作が出来るほど快復されたということだろうか。これからはサンデーうぇぶりの連載も追っていきたい。「ヘッショナル」になる前に七月の骨 𠮷田聡ナベテツ漫画家マンガというジャンルが広く描かれて久しいのですが、その描き方は十人十色であり、人柄やクリエイティブというものが色濃く反映されているところに、ファンは強く惹かれると思います。 湘南爆走族で鮮烈な連載デビューを飾った𠮷田聡先生が描いた本作では、まだ何者でもない青年のもがき苦しむ様がリアルに描かれています。 デビュー作が大ヒットし、様々な漫画家さんに影響を与え、映像化までしたという事実でもって、読者は順風満帆な漫画家生活なのだろうと思い込んでしまいがちなのですが、この作品で描かれているのは、明日の自分への不安を抱え、必死に「ヘッショナル」を目指す等身大の物語でした。 主人公の時田青年が𠮷田先生をどれだけ投影しているのかは、読者には正直分かりません。ただ、そこには「真実」というものもあるのだろうなと、中年の読者は過ぎ去った青春というものに思いを馳せます。 𠮷田先生のファンを公言している藤田和日郎先生が、本作を読んで涙を流したというツイートを以前みかけ、さにあらん、という感想を抱きました。夏の終わりに、過ぎ行く季節を感じる作品なのではないかなあと思います。<<6869707172>>
最近、80年代リバイバルというか、江口先生風な女子のイラストが世間を賑わせております。わたしがジャンプを定期購読してるときも、確か連載していたはずなのですが、実はちゃんと読んだことがなく、今回初めて読んでみました! 表紙等の絵柄などをみていた印象だと、オシャレめなラブコメなのかな、と40年近くも誤解していたのですが、完全なるギャグマンガでした!!! 表紙や扉絵は、現代でも通用しそうなモダンな感じなのですが、内容は完全にギャグマンガで、しかもかなり面白かったです!実はひばりくんが男子というところも良かったです。 ちょっとテイストが奇面組に似てますね。