小学館マンガの感想・レビュー4596件<<105106107108109>>タイトルから想像できないほど真面目な作品先生で○○しちゃいけません! 武者サブ六文銭ちょっとHな漫画かしら?と興味津々ザムライで読んだが、襟元正すほど真面目な話だってござるの巻。 艶めかしい美人の保健体育の先生が、真面目に性について教えてくれ、 聞いている生徒たちは、矢も盾もたまらず色々想像しちゃう、けしからん展開です。 ただ、男子、女子関係なく、それぞれが抱えている悩みだけでなく、男女の付き合いの話まで親身に聞く姿は性職者、もとい聖職者そのもの。 正しい知識と思いやりをもって相手の立場にたってするアドバイスは、大人の自分でも純粋にためになります。 日本の性教育って先進国のなかでも教えるのが遅い(ドイツやフランスは10代より前)かつ、あまり深堀りして教えないというのをどこかで聞いたことありますが、この漫画は高校生に教えているので、もっと低学年、それこそ小学生とかにむけてもよいのかもなぁと、最後はクソ真面目に思ってしまいました。 なんにせよ、一生懸命で可愛い由井ちゃん先生に眼福です。 タイトルが 先生で、眼福しちゃいけません! だったらどうしよう。漫画界に現れた16歳の鬼才 #読切応援独善的人生 剛田洋たか※ネタバレを含むクチコミです。みんな早くこのキラキラを味わってくれ!!! #読切応援ユメノハズキ 高口うに天沢聖司月スピ読みながら「ふーん読み切りかぁ〜」とページ捲ったらたくさんの観葉植物に囲まれた部室で女子高生2人がネイルを塗っているという扉絵がバーーーンと飛び込んできてマ〜〜ジでたまげました…すごい🥺 「ゆめのん」こと水泳部の夢野と、ダブってる園芸部の葉月。 柔らかくてふわふわしてそうな線と、水墨画のようなやさしい塗りで描かれる2人の女子高生の日常が美しい…! 4つのエピソードが描かれるのですが、各話のページ数がバラバラ(11p, 1p, 4p, 10p)なのが本当にランダムに2人の学校生活を切り取って垣間見ているようで素敵でした。 マジでホントたくさんの人によんでほしい…無茶苦茶いい…表紙とは全く違ったナゾ野菜 カレー沢薫starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男名前だけでもオシャレな雰囲気の野菜を調理してめんつゆやマヨネーズで食っていくマンガ。「ルバーブ」「ロマネスコ」「アーティチョーク」あたりはみかけるたびにこんなの誰が食うんだと思ってたけど凝った調理をしないレポートして大変参考になった。初期はちゃんとナゾ野菜の話がメインだけど後半になればなるほど他の話が多い気もした。 鹿児島が舞台のフルカラー家族8コマ漫画!のこのこ! 西炯子ぺそマンバの配信で「ご当地マンガ」の回を観たあとに自分でもいろいろ日本全国のマンガを調べていて見つけたのが、この鹿児島県に住む南ファミリー描いた「のこのこ!」でした。 https://twitter.com/manba_co/status/1326132503787278337?s=20 西炯子先生が故郷・鹿児島県の南日本新聞日曜版で2010年4月から2015年3月まで連載していたフルカラー8コマ漫画です。 先日漫勉neoでカラーイラストの作画風景を拝見しましたが、本当に西先生のカラー絵って美しいですよね…!うっとりしてしまいます。 南ファミリーのほのぼのした日常の中に、鹿児島ならではの方言や銘菓などが垣間見える素敵な作品でした。 各ページの下に、西先生の当時のコメントがついていてそれを読むのも楽しかったです。 「きゃりーぱみゅぱみゅを初めて見たときなんじゃこりゃって思ったけど、おばあちゃん家が鹿児島で毎年帰ってたと知って好きになり応援してる」みたいなコメントで笑いました。 「あくまき」ってお菓子初めて知ったので、ぜひ鹿児島に行った際は食べようと思います! https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akumaki_kagoshima.html絶妙な距離感深夜食堂 安倍夜郎野愛この距離感がいいんですよね。 好きな食べ物も酒の飲み方も家庭事情も知ってはいるけど、あくまでもマスターと客の距離感。だから通いたくなるんだろうなあ。 ドラマもよかったけど、漫画もよいね。 いちばん美味しそうだったのはバターご飯かなあ。繊細で力強い中華風後宮物語天翔ける狼―煌国異聞録― 江平洋巳名無し※ネタバレを含むクチコミです。 絵がすごくいいトリックスター 日々曜名無しキャラもだけど、背景に描かれる世界がすごくいい!描かなきゃいけないから描いてるんじゃなくて、描きたいから描いてるって感じ。この読み切りは、童貞の大学生が変な女に引っかかって痛い目見るという話だったので、この細かい書き込みの背景が存分に生きてくる話をもっと読んでみたいです。ほんわかするサイレントストーリーうらがえし 新井隆広名無し※ネタバレを含むクチコミです。変わらない絵柄とセンス眠れぬ真珠 石田衣良 吉田まゆみかしこアイドルを探せを読んですっかり吉田まゆみ先生に魅了されたので、今はどんな作品を描かれているのか調べてみところ、ちょうど1巻無料だったので読んでみました。原作が石田衣良さんなのと掲載誌が女性セブンということでエロティックなシーンもありますが、全然下品な感じもないし絵柄もセンスも変わらなくて素敵だなと思いました。これ以降は漫画を描かれていないのでしょうか…? 主人公はロック好きのヤメ検弁護士! 北原雅紀&若狭星が再タッグアンチリーガル ROCK AND LAW 北原雅紀 若狭星名無し※ネタバレを含むクチコミです。警眼を読んで警眼ーケイガンー 早坂ガブ名無し※ネタバレを含むクチコミです。TVアニメ機動戦士ガンダムの外伝機動戦士ガンダム サンダーボルト 太田垣康男 矢立肇 富野由悠季名無しガンダムのシリーズで新しく新作漫画が始まってると知って読んでみました。アニメと比べると、メカが重武装すぎるところが良いですね! 命より真実の追求を取った者チ。―地球の運動について― 魚豊さいろく地動説・天動説というのがある。 これは地動説を考え、研究し、唱えた者たちの物語(たぶん) 宇宙の中心は地球である、何故なら全てが地球の中心に向かって引っ張られている(重力の解釈が間違ってる頃なんだなと推察)し、最も低い地点にあるのが地球だからである。 というのが当時は宗教上の教えだったものの、真実は異なるのではないか?と研究した者たちは異端思想として罰せられる世の中だった。 実際にそういった時代があったと聞くし、どのぐらい真実に基づいているかわからないけど(この登場人物達は実在しないと思うけど)とにかく異端思想への処罰が酷い。 拷問からの処刑までほぼ確定で、全て捨てると誓えば一度だけ見逃してもらえる(2度目は火炙り)という恐ろしい世で、本作も拷問のシーンから始まる。 最初から痛々しすぎて見てられん!というとこもちょっとあるけど、表紙の彼は一体どのような人間で、どういった話を見せてくれるのか。 読んだらわかるんですが、良かったです。ネタバレしないのが難しいw 続きが気になる作品でした。漫画家の卵がデビューするまでッ!!デビュー とよ田みのる名無しスピリッツ40周年にふさわしい読切ではないでしょうか。 漫画が雑誌に掲載されるのに、意外とかんたんにいったものも無きにしもあらずでしょうが、この40年間スピリッツに載るために、この読切の主人公のように読者を"いい意味で殺す"という「殺意」をもって命がけで受賞、そして掲載へこぎつけた人が大勢いるんだろうと、ここに描かれていることは大げさでもなんでもないんだろうと思います。拍手。 しかし編集者は何度漫画家に脳内で殺されたんだろうな。大変な仕事ですよほんと。意欲作であり問題作本気のしるし 星里もちるナベテツ以前読んだ本谷有希子さんの「イママン」で、星里もちる先生が賛否両論の激しい作品だったと答えていて、そうだろうなあと納得したものでした。 正直、もちる先生のファンが望むハッピーさよりもビターな感情を与えることが多く、連載当時に読んでいて自分もほろ苦い気持ちになることが多かった記憶があります。 数年前、自分が腑抜けてるなあと思い、いっちょ喝を入れようかと思い久々に読み返しました。記憶にあるよりは、登場人物達に対して受け入れられる気持ちになっている自分がいて、それは20歳くらいの頃の自分よりも成熟した証なのか、それとも中年になってくたびれたせいなのか、判断がつきませんでした。 この作品を読んで何を感じるか、それは読み手の年齢や人生経験に左右されるかもしれません。嫌悪感を覚える人のことも、理解出来る作品ではあります。ただ、ラブコメの名手が紡ぐ必要があったと記憶されるべき作品であることは、記しておきたいと思っています。 来春単行本化!コットリコトコ おくやまゆかnyae来春に単行本が出るとのことで良かったです…早くまとめて読みたいと思っていたのでほんと嬉しい!どのくらい連載してたんだろうと思って調べたら約2年だそう。実は全120ページの短い作品11人いる! 萩尾望都かしこ読まねば…読まねば…と思いつつ未読だった名作「11人いる!」ですが、実は全部で120ページの短い作品だったんですね!なんと手に取りやすい。 舞台は宇宙大学受験での最終テスト。10人一組で宇宙船に乗り込み53日間、誰一人として欠けることなく生き延びること。しかし船の中には…11人いる!!という話。密室に招かれざる人物がいるなんてハラハラドキドキの最高にサスペンスな始まりで一気に引き込まれました。 他の方もクチコミを書かれていましたがフロルが可愛いですね。「続・11人いる!東の地平・西の永遠」、番外編「タダとフロルのスペースストリート」と可愛さがどんどん増していくのも見どころでした。人生の最後の1ページを考えるはっぴーえんど 魚戸おさむ 大津秀一starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男臨終の場に自宅を選んだ患者と向き合う看取りの医師の漫画で、どうせ一回は死ぬのだったらいい最後を迎えるのはどうしたらいいかを考える機会になった漫画だった。連載中もずっと楽しみに読んでいたが、最終エピソードに関してはそんな面白さはとんでしまい、現実世界とのリンクがあるのかとすごい不安になってしまった。 ちなみに俺の理想の最後としては松本零士の「古本屋古本堂」の主人公のように臨終の際に夢の中で自分の探している漫画を見つけた喜んでいる状態で死にたいもんだな。 その後諸星大二郎「栞と紙魚子と夜の魚」の「古本地獄屋敷」にいる”古本マニアの怨霊”として復活したいね 男子校の生徒を女装で強制的に淑女にする話男子の品格 星野真天沢聖司異性装(女装)という一見ギャグに思えるテーマですが、笑いがありながらも性別に関わらず好きな服を着れば良いという大切なメッセージがしっかり伝わるすごい漫画。 ギャグのキレが良くて、でも人を傷つけるような笑いやモヤモヤするような表現はないという、絶妙なバランス感覚で描かれた作品でした。 うぇぶりの連載で楽しみにしてた作品ですが、あらためて単行本で読んでみても良かったです! 主人公の辰祈ちゃんの品格は本当に素晴らしく、「もしみんなが男の強さと淑女の優しさを身につけることができたらいい人間になれるなぁー!」と思わされました。 ちなみにこの次作がノケモノたちの夜だったので新連載が始まったときは「え!男子の品格の人が!?」とギャップに驚きました。その違和感を大事にしてほしいロストネーム 大島智子名無し経験がないことをとやかくいう権利はないけれど、結婚によって妻が夫の姓に変わることを当然のことだと思いたくない。手続きが手間であることを軽く見たくない。少しずつ、自分のアイデンティティが他人のものに差し替わっていく様を見て、自分がこぼれていってしまう感覚を覚えたこの漫画の主人公と、同じような人がこの世にたくさんいることを知っておきたい。その違和感は間違ってない。 そして願わくば、姓を揃えるか揃えないかを自由に選べる未来が来てほしい。作者の漫画家引退作 #完結応援ふたりぼっち 吉村明美nyae薔薇のためにが本当に面白かったので次なに読もうか迷ったんですけど、とりあえず最新作をと思い読んだら、最終巻に「これにて引退」との旨が書かれていてショック。しかし病気などいろんなものを抱えて漫画家を続けるよりも無理をしないと決断されたことは素晴らしい。 本作もこれ以上ない多幸感に溢れた作品で(猫愛も多分に溢れてダダ漏れしてます)、薔薇のためにを読んでも思いましたが、思ったことを思いだけにとどめずそのまま口から出すキャラが多くて、それがストレスなく読める理由だと思ってます。敷島くんの同僚の女とか、やちよの親兄弟とか、ほんと最悪な連中なんですけど、そいつらに何を言われても同じくらいの勢いでみんな言い返すから、なんかもう面白くなっちゃう。これから過去作を読むのが楽しみです。 吉村先生、お疲れ様でした。 騙しているのか?騙されているのか?夏目アラタの結婚 乃木坂太郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。紙版と電子版で、表紙の印象が全然違う…僕はお肉じゃない 伊藤一角名無し紙版と電子版で、表紙の印象が違いすぎてビックリした…周りの目が気になるなら紙版をおすすめする。<<105106107108109>>
ちょっとHな漫画かしら?と興味津々ザムライで読んだが、襟元正すほど真面目な話だってござるの巻。 艶めかしい美人の保健体育の先生が、真面目に性について教えてくれ、 聞いている生徒たちは、矢も盾もたまらず色々想像しちゃう、けしからん展開です。 ただ、男子、女子関係なく、それぞれが抱えている悩みだけでなく、男女の付き合いの話まで親身に聞く姿は性職者、もとい聖職者そのもの。 正しい知識と思いやりをもって相手の立場にたってするアドバイスは、大人の自分でも純粋にためになります。 日本の性教育って先進国のなかでも教えるのが遅い(ドイツやフランスは10代より前)かつ、あまり深堀りして教えないというのをどこかで聞いたことありますが、この漫画は高校生に教えているので、もっと低学年、それこそ小学生とかにむけてもよいのかもなぁと、最後はクソ真面目に思ってしまいました。 なんにせよ、一生懸命で可愛い由井ちゃん先生に眼福です。 タイトルが 先生で、眼福しちゃいけません! だったらどうしよう。