学年一の秀才の座を転校生に奪われた、やんちゃな堂本はその転校生・諏訪がシャクにさわって仕方がない!負けず嫌いな堂本はケンカを売りに屋上で寝ている諏訪に襲いかかるが…!!なぜかスッ転んでチューしてしまう!?エスカレートしていく二人の屋上の決闘の結末は!?
真っ当じゃねえ俺に、真っ当じゃねえやり方で残してくれたもの…。それは……!!運び屋・周平が飼う男娼・坂上。孤児として育ち、いつしか街に立った坂上を庇護した大須賀。初めて人を愛した坂上は、しかし、初めて失恋をする。大須賀が口にする男・周平。似ている俺で満足する人じゃない。だが、周平と暮らすようになった坂上は……!?
蓮次
取り立て屋の氷川蓮次は極道顔負けの荒っぽい仕事をすることで有名。ある日、蓮次に好意を寄せていた女性が結婚することに。だが相手の男には借金が…。麻雀などのギャンブルで借金をつくらないこと。もし借りたら、すぐに返すこと。麻雀で借金を取り返そうなどと絶対に思わないこと。ハードでオシャレな蓮次が取り立てにやって来ます。
九州・博多にある叔母の家で暮らす少年・ゆずるは、叔母からその存在を疎まれていた。そんなある日、北海道の網走にいるという父に会いに行く決心をしたゆずるは、わずかな金を握りしめ、貨物列車へと忍び込む。しかし、大阪まで来たところで無賃乗車がばれ、降ろされてしまった。だが、そこに居合わせた源さんという中年の男はゆずるを庇い、自分が運転する夜行便のトラックで東京まで送ってくれるという。父は網走で社長をしていると思い込むゆずるは、そうして少しずつ北海道へと近づいて行くが…!?
テロルの箱船
文久三年、春。京都四条堀川で、新撰組の沖田総司が人を斬る瞬間を目撃してしまった横溝獏は、沖田の闇を切り裂くような凍てつく太刀筋に魅入られ、新選組の隊士へ志願する。だが、赴いた屯営で待ち受けていたのは、土方歳三、山南敬助、藤堂平助、沖田総司ら、新選組の四天王と呼ばれる面々との壮絶な立合いであった……。しかし、そこに突如現れた芹沢鴨は、局注法度に背いた隊士を斬らせることを提案。局長である近藤はその案を受け入れ、刀を渡された横溝は…!? そしてこの時から、横溝はテロルの闇に魅せられて行き……。