芳文社マンガの感想・レビュー415件<<1314151617>>のしあがっていくところが快感女帝 倉科遼 和気一作名無し最初は地味だった女性が、ホステストして成功していく一代記を描いた作品ですが、その過程に爽快感があって大好きです。水商売の世界なので、女性同士の足の引っ張り合いや、裏社会との駆け引きも多いのでハラハラするところが多く飽きることがありません。しかもただてっぺんを目指すのではなく、その過程で裏方の男性との恋に迷うなど、主人公が女性としての幸せを得てほしいと願ってしまうくらいキャラクターが魅力的です。女将さんがひたすらカッコいい人情暖簾 倉科遼 杉浦要之介名無しフツーの居酒屋の綺麗な女将さんだと思いきや、実は元極道の妻。 どんな強面の相手にも怯まず立ち向かっていく女将さんの姿がとにかくカッコ良いです。 居酒屋さんの描写がリアルなので、自分も客の一人になった気分になれます。 人情ののれんをくぐった先には良いドラマがあるものですね。ガチオタに布教される同居生活、からの… #1巻応援こいくちルームシェア ハルミチヒロあうしぃ@カワイイマンガ海外赴任する親についていくのが嫌で、実家を他人に貸して大家業をすることにした19歳の今野ゆめ。同居人のお姉さん達はいずれも重度の「ガチオタ」だった! 大家業に悪戦苦闘しつつ、お姉さん達に触発される無気力なゆめに、何か変化は訪れるか?発見の日々、始まる! ▼▼▼▼▼ 「マンバ」に集まる皆さんは、漫画オタクだったり、他にも何らかの濃い趣味をお持ちかと思う。 そういう人であれば、自分の趣味を誰かと共有したい……つまりは「布教」したいと思う一方で、あまり趣味を他人に押し付けて、相手に引かれるのが怖い、という引き裂かれた思いに悩んだ経験がおありではないだろうか? 主人公・ゆめとルームシェアする社会人の2人の女性は、それぞれ何らかのジャンルの「ガチオタ」である。そして、大家のゆめに対して最初は、その事を告げてはいなかった。 しかし、少しずつそれぞれの「推し」がバレていくと、オタクの彼女達はオタク語りが止まらなくなり、その勢いで布教活動を始めてしまう。強く推したいけど、反応が怖くて腰が引ける2人の布教の様子は、きっと多くの人が共感するだろう。 私はとても共感した! 主人公・ゆめは無気力で面倒臭がり。好きなものもなく漫然と生きてきたが、2人との同居で、まずアクティブな2人に惹かれ、関心を持つ。 今まで面倒臭いと切り捨ててきた、目の前の人への関心・共感。それを取り戻すために、興味を持とうという気になったゆめは、努力するうちに、ガチオタ2人が思いもよらなかった方向へ、足を踏み出す。 意外だけれどもしっくりくる、ゆめの「発見」に、読んでいて思わず「そうきたか!」と膝を打ってしまった。 自分で見つけたものほど、強く思い入れてしまうもの。巻末、ゆめが「自分で」見つける瞬間を見てしまうと、もう次巻の展開が楽しみで仕方ない!夜の世界ネオン蝶 倉科遼 和気一作 東克美名無し普通の女の子だった桜子が、ホステスとして成長していく姿を応援する気持ちで読んでました。夜の仕事はただキラキラした憧れの世界ではなくて、とても辛いことや悲しいことがあるけれど、何事にも挫けずに、前を向いて進む桜子がたくまましくて、自分も頑張らなければ思えます。 サンリオ的カワイイ姉妹を見守る会さかさまロリポップ 春日沙生あうしぃ@カワイイマンガ表紙と冒頭カラーの、パステルカラーよりももっと淡い色調のふわふわした感触に、暫しボーッとしてしまう。余りに目が慣れていなくて……でもカワイイ! 本編に入っても、丸い目の女の子達、お菓子、花模様にドットのトーン、そして主人公の父母のあしらい……この可愛さ、サンリオ的。 ♡♡♡♡♡ 主人公は有名子供タレントを妹に持つ女子高生。妹が可愛くて可愛くてたまらない彼女は、妹のために色々頑張るが、料理以外はいまいち不器用。 そんな彼女を妹は頼りなくは思うが、それで全然構わないとも思っているし、しっかりした妹はむしろ姉をリードしていく。 ポヤンとした姉を励まし、操縦し、慰め、それでも結局甘えてくっつく時の、損得抜きの信頼感が微笑ましい。 そしてそんな信頼に応えるべく、妹の無茶振りに奮闘する姉の懸命さ。 うーんこの二人、いつまでも眺めていたい……。 直接的な恋愛表現はほぼ無いが、姉妹の日々の触れ合いの中ではちょっとドキッとする場面もある。それでもいやらしさは無く、ただただ深く想い合う姉妹のやり取りが可愛らしく描かれていて、優しい気持ちになる。 その微笑ましさは周囲に伝わってゆく。妹のマネージャーは「キモい」と言われながらも姉妹を愛で、姉の親友は妹のファンだが、騒ぎ立てずに二人を大切に見守る。 マネージャーや姉の親友の言動に「わかる」と同意しながら、一緒になってファンシーでカワイイ仲良し姉妹を見守っていたい!思い出が詰まった“忘れ物”を売るお店 #読切応援面影橋忘れ物堂(読切) 相澤亮名無し最初に読んだ時に「これは連載化するだろう」と思っていたら、本当に週刊漫画TIMESで連載が決まったようで嬉しいです。なので祝福の意味で読切応援をさせていただきます。 それにしても、このレベルのお話が今後も読めるかと思うと楽しみで仕方ない!そして舞台も西早稲田の面影橋という実在する場所。本当にそこに行くとお店があるんじゃないかという期待をしてしまいます。 連載ではきっとどこかで、ちょっとクセの強い店長さんや、主人公のサクラちゃんの人となりが見えてくるような話が読めるのを期待しています!楽しんだもん勝ち、サバイバルゲームこれからコンバット 森尾正博名無し普通のOL・小西は、同僚OLで才色兼備だが謎の多い 千石が拳銃を所持している?ことを知り、 気になってしょうがなくなり尾行する。 実は千石はサバゲーの超A級ソルジャーだった。 これをキッカケに小西はサバゲーに嵌っていくが、 千石は小西にはつれない態度しか取らない。 そんなことやなんやからからで、 小西は千石にサバゲーでの挑戦状を叩きつけてしまって・・ 趣味の世界は本気でやるほど楽しいが、 その趣味を理解しない人からは、 本気度が強ければ強いほど疎まれたりする。 ましてそれが世間があまり好意的でない趣味ならなおさら。 かつてモデルガンが趣味というだけで親が怒り、 モデルガンショップから出てきただけで補導され、 友人にあげたモデルガンを知らないうちに高値で転売され、 中学校で「モデルガン転売事件の首謀者」として 職員室で正座させられ説教された自分としては、 普通のOLが、趣味であるサバゲーを通して 明るく楽しく満喫しながら自分の世界を広げていく姿を 羨ましくもねたんでしまう。 自分の青春時代にサバゲーが存在していたら嵌っただろうなあ。 残念ながらサバゲーにはまったく関わったことがないので この漫画がサバゲーの醍醐味とかリアルな現状とかを 正確に伝えているかは判らないけれど、 楽しいのだろうなあ、というのは物凄く感じました。 この漫画でとくに気に入った話は 実は隠れガンマニアだった霧島さん(♂48歳)を誘って サバゲーの世界に引きずり込んじゃう話ですね。 私はコルトパイソンよりも S&Wのマグナム44のほうが好きだが(笑)。 抜群の面白さ信長のシェフ 西村ミツル 梶川卓郎ねこうさぎいわゆるタイムスリップものだが、史実、実在のキャラクターとフィクションが料理を介して絡み合う面白さが抜群。甘味+和雑貨、究極の癒しスポット。 #1巻応援雑貨店とある 上村五十鈴あうしぃ@カワイイマンガああ、心がささくれ立っている。気が滅入る。心を手っ取り早く立て直したい、口角を上げて笑いたい……私はそんな時に、甘味が食べたくなる。 まずは一口、ほんの少しでいい、甘味を口に入れた瞬間の、脳がすうっとして、幸せな気持ちになるあの瞬間。 形は可愛く。目でも楽しんでから、少しずつ形を崩して、口の中に運んでいく。 そして食べる場所も、素敵な方がいい。あのいい感じの店に行く、という高揚感が、甘味の浪漫を倍増させる。 そんな素敵な甘味処を夢見る私の理想郷が、この作品にはあった。 ★★★★★ 場所は東京、「雑貨店とある」と看板が出ているお店。中には和雑貨が並び、落ち着いた雰囲気。店内には飲食スペースが設けられ、店主の手による飲料や甘味が提供される。 その店には何かに躓いたり、落ち込んだりする人が引き寄せられる。彼らは店の雰囲気と、何よりも提供される甘味に驚き、癒されていく。 季節のメニューが響いたり、懐かしの味に感涙したり、食材の意味に感動したり……という「メニューの小粋さ」も素晴らしい。しかしそれ以上に、どのメニューも甘さが脳天に響きそう! 店主の甘味は、自分のこだわりよりも食材や食べるお客の事を考えて作られていて、甘味好きのツボを徹底して突いてくる。お客と甘味の話をする、どこか呑気な店主は楽しそうだ。 そんな「雑貨店とある」は素晴らしい癒しスポットなのだが……店主もバイト君も暇そうなのが、ちょっと心配。 お客を立てて損をする店主と、店を心配するバイト君、そして大量の柚子の行方は……次巻も、大切な癒しスポットがつぶれてしまわない様に祈りながら、出てくる甘味の味を空想して愉しみたい。あド真ん中ですね〜やっぱり顔が好き? タケチイチコ名無し見た目が美しい女性がちょっとブサイクで自身がない男性にどハマリする設定、いちばん好きな設定です。「現代版身分違いの恋」的なやつです。 しかも出てくる梶くんも吃音でありながらも意思表示ちゃんとできるところが好き。室さんも偉そうじゃないし距離感も程々なところがいい。 こういう、はやくくっつけよ!でも微妙な距離感のまま末永く見ていたい…な漫画もっと読みたい。 今ではわりと普通にな…カラーレスガール 白野ほなみaico今ではわりと普通になってるジェンダーレス。素朴な絵で見やすいけど、いろんな心情考えさせられる漫画。#1巻応援 女性の悩みが詰まってるケムリが目にしみる 飯田ヨネPom かすみの気持ちも、牧村さんの気持ちも、わかるところある。 社会生活においてストレスを感じると、かすみはタバコで発散だけど、もやもやした気持ちとか苛立ちなりを緩和するものを求めてしまう感覚はとても共感できる。 かすみの場合は、バレないようにしているから大変そうに見えるけど。 そして、かすみと牧村さんは、相反してるからこそ、お互い気になってしまうのだろう。 だからといって、相手そのものにはなれないわけで、、私って何だろうって考えて。 そうゆうことの繰り返しで、この2人それぞれどのように着地するのか興味深い。フライフィッシングと女子の友情問題スローループ うちのまいこあうしぃ@カワイイマンガ近年数多い「釣り女子漫画」。大抵の作品は様々な釣法を紹介してくれるが、この『スローループ』という作品が他と違うのは、 「フライフィッシング」 これがメインである点だ。 しかも最初が「海フライ」。 マニアックすぎる……。 そんなマニアックな釣りを亡き父に教わった女子・ひよりは、突堤で料理が得意な女子・小春と出会う。互いの親の再婚で姉妹となった二人は、釣りと料理を通じて仲を深める。 ★★★★★ この作品では、「釣り」と「女子の友情」の微妙な問題が描かれている。 ひよりは人見知り故、孤独に釣行していた。 また、ひよりの親友の恋は、ひよりの父が亡くなった時、海に独り居るひよりの側にいなかった事に後悔を残す。 彼女達は小春の積極性に触れ、変化していく。そのストーリーは確かに「小さな春」のような暖かさだ。 そして釣り船屋の次女・小学生の二葉の悩みに、前向きになったお姉さん達が力を貸す。 二葉は釣りや外遊びが好きだが、そのせいで周囲の女子との関係に悩み、自分らしさを押し殺してしまう。それに対してひよりと恋が提示した解決法は、彼女達の変化と優しさを感じさせ、胸熱くなる。 女子には理解されにくい「釣り」という趣味を女子が続けるには、孤独に極めるのも良いだろう。だがもし、同性の「釣り仲間」がいたら……それは意外と楽しいかも。だからちょっと声かけてみようよ、と明るく誘うこの作品、とても優しく心に響く。 それにしてもフライフィッシング、女子の釣りとしては合っているかもしれない。 何と言っても生き餌が要らないのが大きい!毛針を色々揃えたり、自作するのも楽しいだろう。釣れなくてもじっと待つことはなく、常に考えポイントを変えて動き回るのも、飽きが来なくていい。(尤もサビキ釣りなどの爆釣の興奮には敵わないかも……と作中でもあったけれど) 2巻までに突堤、管理釣り場、キャンプ場、釣り船、ときて、3巻いよいよ渓流へ……ここからが本番!? キャンプ愛に満ちたアンソロゆるキャン△アンソロジーコミック アンソロジー名無しそれぞれの作者がゆるキャン△はもちろんのことキャンプ愛を強く持ってるのが伝わってよかった。 スローループを描いている、うちのまいこ先生の『ドリンクバー』は楽しそうだから一度はやってみたい。あとは絵が上手くって旅慣れ感っていうのに着目した凡竜先生の作品とかも好きだった。でもやっぱkashmir先生が流石だなぁ……。最後まで楽しめました!人はなぜ絵を描くのか #1巻応援SA07 津留崎優ANAGUMAそれは絵上手くなってちやほやされて承認欲求を満たしたいから!!!(ドン!!!) 本書1巻の帯には堂々たるフォントで核心を突く答えが刻まれておりました。わかるみんなそうだよな。 身近に絵を描く人間が多い環境で育った人なら1巻を読むだけでも「あっ、あぁ〜〜〜〜!!」というシーンが無限に続くこと請負い!共感と羞恥と熱量がすごい勢いで押し寄せてくるぞ! キャラもみんなすげ〜〜〜〜「っぽい」んですよ…。 アニメーター志望のガチムチ伊藤くん、抜群にうまいけど人付き合いが苦手な宮田くん、すべてを兼ね備えた美少女絵描きカガリさん、絵よりも設定考えたりが得意なグラサンの田町くん…。居ますこういう濃いひとたちがリアルにも割と(※個人の環境です)。 ラブコメ的にも矢印の方向がしっちゃかめっちゃかになっているのが読んでて笑えます。現実だったら笑えないかもしれない(怖い)。 漫画家マンガや画家マンガ、アニメーターマンガに美大マンガ…世の中さまざまな「お絵描きマンガ」があるわけですが、ある意味本作ほど「絵を描く人間」の本質(生態?)を捉えた作品もないような気がします。 人間としての絵描きの姿が『SA07』にはまさに息づいていますよ!魔球も、百合も、あるんだよ。球詠 マウンテンプクイチあうしぃ@カワイイマンガカラーボール野球で「魔球」を開発した二人の少女。別々のチームで、一人は投手として硬球で魔球を完成させ、もう一人は捕手として全国レベルの実力をつける。 二人は高校で再び出会う。不祥事で廃れた野球部に十人の仲間が集った時、一人が言う。 「一緒に全国を目指して欲しい」 ……可愛い女子高生達が主役の、この「きらら系」作品だが、野球漫画としてかなり力が入っている。本気だ。 個性的なチームメイトも対戦相手にも、設定が沢山あり面白い。 例えば主人公の「魔球」は、ストレートと同じ球速で大きく縦に割れるカーブっぽい球。鋭い変化の割に球速が落ちない魔球で、県内の強豪校と渡り合う。 他にも人のプレイのコピーが上手い選手のトリッキーな作戦や、試合自体をクイックに進める相手に翻弄されるなど、実際に出来るかどうかのギリギリの発想が楽しい。 水島新司先生のロマンもある一方、試合の緻密な駆け引き・戦略などは『おおきく振りかぶって』を思わせる。更に洗練されたプレイを大胆に魅せる絵で『ダイヤのA』のように興奮させる。 様々な野球漫画の楽しみを「女子」で魅せてくれる、贅沢な作品。バッテリーや上級生のロマンシスや、進行形の百合的関係性も生まれ、これからが楽しみ。(ロマンシス=女子の強固な友情、バディ関係。恋愛に近い程の親しい関係。日本人による造語) 大会序盤、早速優勝候補に挑む彼女達。ジャイアントキリングなるか!? 新刊出てた(11巻)キルミーベイベー カヅホさいろく久しぶりな気がすると思ったけど新刊は1年3ヶ月ぶり?ぐらいでした。 例のあぎりさん声優騒動で(大麻所持)影を潜めてしまっていたし、その前から不人気が逆にネタになり同情を買うとか色々伝説を持つ作品なのだが漫画は至って変わらず良かった。 4コマってあんまり読まないと思ってたんですが気づけば結構最近は読んでいる。。。 ページ数普通なのに読むのに普通より時間がかかるんである意味コスパが良いのも4コマの特徴か。二人の絆が、ボールを繋ぐよ!はるかなレシーブ 如意自在あうしぃ@カワイイマンガとかくマスコミやカメラ小僧の下衆な視線に晒されがちな、ビーチバレーという競技。本当はこんなにも魅せるスポーツなのかと、本作を読むと驚かされる。 沖縄の青い空、白い砂浜。 そこを躍動する若い身体! 柔らかい砂地のおかげで、ハードに転がれる特性を活かして、とにかく女子高生達のプレイが伸びやかで、大胆だ。 様々なアングルで、プレイの迫力と勢いを描き、試合をグイグイと読ませる。線が細い事を除けば、マガジン等で連載でもおかしくない、勢いのある表現だ。 一方で、例えば試合用の水着を買うのに、機能性も重要だけど可愛さも大事だよね、という感覚はスポ根的感覚を和らげてくれる。 一度は挫折したかなたの復帰を、元気に後押しするはるかと、それに応えるかなた。二人の息の合ったプレイと、醸成される信頼関係に胸が熱くなる。見ているこちらが照れ臭い二人のやり取りは、明るく真っ直ぐなロマンシス。 (ロマンシス=女子の強固な友情、恋愛に見える程の親しい関係。日本人による造語) 戦略的な部分もかなり緻密で、ビーチバレーの面白さに溢れているこの作品。見開きがド迫力なので、大きめのタブレットで見ると最高!キルがミーしてベイベするキルミーベイベー カヅホ名無し名作。やすなの煽りとソーニャちゃんの殺意のこもったツッコミの掛け合いが癖になる。ぜひ読んでみてほしい。面白くなかったら木の下に埋めてもらっても構わないよ!!! カエルDX、驚愕の百合マンガ観音寺睡蓮の苦悩(読切) カエルDXオタクカエルDX氏といえばTwitterなんかでのオタクレポ漫画で人気の、ある種「ネタ漫画家」として半端ない腕前を発揮しているイメージの人だった。 のだが…。 なにこの普通にレベル高い漫画???女の子めっちゃかわいい。 いつもカエルの絵しか見てないから圧倒的な違和感がある…。絵うま…。 とはいえ、実は氏の画力の高さ自体はちょいちょい小出しにされていて、例えばこのポケモンのイラストとか。 https://twitter.com/kaeru_dx/status/1195842501057236992 それ自体に驚きはないのだが、単純にここまでかわいい女の子の表情を描かれると普通に降参という感じです。 余談だがメディア欄からこのツイートを見つけ出すまでにめっちゃ時間かかった。(飯とアニメグッズの画像が多すぎる) キャラクターとしても、完璧超人の観音寺さんが百合観測オタクとして女の子たちのキャッキャウフフするサマを眺めるのはヒネリが効いていて面白い。 観音寺さんとともにその様子をもっと見ていたいと思わせる出来だ。 この「見守りオタク感」というか、そういうアイデアは氏ならではの視点のようにも感じる。 いちカエルファンのオタクとしては、オリジナルマンガ作品での氏のさらなる活躍を望んでやまない。きららは是非ともカエルDXを激推していってほしい。 腕組みながら後方彼氏面で新たな作品を待つこととする。 カラーもめっちゃいいぞ! https://twitter.com/kaeru_dx/status/1209307806555398147女子高生×キャンプ だけじゃないゆるキャン△ あfろさいろく一気にメジャーに行き過ぎたか…思ったよりマンバで話題になっていないなと思ってしまった。 久しぶりに新刊を読んで、やっぱり好きだなーと。 なでしこのお姉ちゃん推しなのだけど同志はいないものかと。 ゆるキャン△のいいとこは実際にキャンプ行くときに役に立つ情報が割とマジであるところと、線が細くて和やかで穏やかな空気で日本という土地の真の価値を教えてくれる(キャンパー向けに)ところ。 あと原付とかチャリとかでソロキャンプするのも簡単に出来るよーに見えるのでトライしてみようという気持ちにさせてくれるところも素晴らしい。 実際時期さえ間違わなければ楽しい経験としてハマる人は多いだろうし、私も複数回行ったしキャンプ興味ない人にこそ読んでほしいなー歳を重ねた大人の日常と恋。グランメゾンむらさきばし 南Q太Pom 一定の温度で話が進んでいく感じを受けた。低くも高くもならない、変に例えてみるならストーリーの速度、登場人物のテンションも36度の平熱。笑 青亀さんと美穂さんの恋も適度な距離感があって穏やかに進んでいくところがよかった。 むしろ、最後そうなったんだ!ってゆうくらい、私は美穂さんの気持ちが最後までわからなかった。 ゆるりごはん縁側ごはん 河内遙222ゆるりとした雰囲気が心地よい。思い思いに、好き好きに、自由に、たまに追憶を味わいながら、みんなで楽しくごはんが食べたくなってくる。 まさに「胃のまま」いのまま オカヤイヅミnyae必要以上の無理をしない、自分自身を満足させる術を知っている、そんな大人に憧れます。 子供の頃の制約が多くて狭かった世界と比べ、大人は良いぞ、自由だぞと語る著者。確かに子供の頃には得られなかった自由が大人にはあるけど、その自由を使いこなしている人間はどれだけいるだろうか。 この漫画はまさにそこが「意のまま」であり、「胃のまま」である。 それはそうと、坦々そうめんが超うまそうだった。 肉味噌を常備しておくだけで理想の生活に近づくような気がしないでもない。 <<1314151617>>
最初は地味だった女性が、ホステストして成功していく一代記を描いた作品ですが、その過程に爽快感があって大好きです。水商売の世界なので、女性同士の足の引っ張り合いや、裏社会との駆け引きも多いのでハラハラするところが多く飽きることがありません。しかもただてっぺんを目指すのではなく、その過程で裏方の男性との恋に迷うなど、主人公が女性としての幸せを得てほしいと願ってしまうくらいキャラクターが魅力的です。