ぬるめた

ありとあらゆる『萌え』の末で待つ者

ぬるめた こかむも
名無し
名無し

久しぶりにマンバに帰ったらコイツの事は絶対に話さなければならないと胸に決めていた それほどまでに脳を焼かれた作品である 何ですかこれは 多種多様な工夫に満ちている事が読んでいてひしひしと伝わってくる まず第一にキャラが全員濃い上にシルエットで全員見分けがつくのでめちゃくちゃ読みやすい セリフの文字数が多いと最初ら辺で作者さんが嘆いていたらしいが全然気にならないレベルで読みやすい きらら初心者にも全然おすすめできる その上で脳に叩き込まれるのは破壊力高めのシュールギャグときらららしい緻密な日常、キャラ描写である いやなんで両立できるの?これを両立するのはキルミーベイベーとゆゆ式を同時にやれと言ってるような物だし実際この漫画は大体そういう漫画だ 普通なら両立できない物が何故か両立できてしまっているので「ああやっぱコイツはギャグ漫画だ」と思うこともあれば「ああやっぱコイツはきららの百合漫画だ」と思うこともある 片方気に食わなくとももう片方が全力で食い下がって結局沼に呑まれるのだ あずまんが、日常、ゆゆ式、少女終末旅行、CITYなどなど この令和において『萌え×ギャグ』の最先端に居るのは彼女たちで間違いないだろう

てくてくっ!秘密リサーチ

暗渠! トマソン! 城址! #1巻応援

てくてくっ!秘密リサーチ さいにゃん
兎来栄寿
兎来栄寿

弊社のCEOは暗渠が好きなのですが、伴侶の方も暗渠が好きで暗渠デートをして絆を深めたと聞いて、とても良い話だなあと思いました。私も遺跡や遺構などは大好きですし、古地図を見るのも好きなので。 そんなタイプの人間としては注目せざるを得ない作品がきららから誕生しました。 この『てくてくっ!秘密リサーチ』は、第1話の1版最初のナレーションがまさに「暗渠」から始まる濃厚な作品となっています。マンガイントロクイズで「暗渠……」と聞こえてきたら「『てくてくっ!秘密リサーチ』」と答えましょう。 主人公の日出(ひので)ひぐれは、「ひぐれウォークちゃんねる」というチャンネルでさまざまなテーマでいろいろな場所を訪れ動画化して投稿するという活動をしている女の子。探訪先でさまざまな出逢いもありつつ、楽しいフィールドワークをしていく作品です。 具体的には2話目が「超芸術トマソン」、3話目が「城址」といった具合で、それぞれ単体でもマンガになるようなテーマであり好きな人にはたまらないものでしょう。すかい、マリン、たからなど、賑やかでかわいいメンバーも交えて、楽しみながらさまざまな知識が身についていきます。 現在、虎杖や宿儺たちが死闘を繰り広げ破壊の限りを尽くしている都庁周辺はどのような成り立ちで、どんなものの跡地に作られたのかや、都心の未成道や大阪梅田の世界初の連結超高層ビルについてなどなど。 鉄道好きの方は、原初の新橋が描かれる「鉄道の日」のエピソードなども楽しいでしょう。 巻末には「令和年間 舞臺探訪地圖(舞台探訪地図)」というおまけまであり、聖地巡礼をしたい方にはぴったりです。実際、作中で描かれる背景やオブジェクトなどは4コマでありながら非常に写実的でリアルに描かれているので、聖地就労者から見ても聖地巡礼欲を喚起してくれるものとなっています。 歴史や地理の勉強をするときも、こうした身近なところと結びつくものを絡めて学ぶとより楽しめて良いと思います。フィールドワークの楽しさに触れてみたい方、上記に出てくる単語郡にピンとくる方にお薦めです。