かのこ
「だっ…だ…だいて」こわく…ないわ、加乃。こわく…―― 母の入院で、甘味喫茶をしている叔母夫婦の家にあずけられることになった、小学生のみずき。そこには、同じようにみずきの前からあずけられていた、加乃子というドキドキするほど美しい少女がいた。でも加乃子はみずきにイジワルばかりしてきて…ケンカのたえない二人はそのまま中学生になった。――が!? 中学校の入学式の日、みずきは可乃子の制服姿を見てビックリ! 可乃子が着ていたのはなんと男の制服で!?実は可乃子はある事情で女として育てられた、加乃という男の子だった―― 同じ家に住む加乃とみずき。高校生に成長した二人は、いつしか意識しあう仲となり、そして………
ちょっぴり派手な女子高生・咲菜には一輝という年下の幼なじみがいる。金髪にピアス、喧嘩も無敗のヤンキー派閥のヘッド! でもそれは彼の勘違いしたファッションと持ち前の強運のせいで…実は咲菜に甘えるただの弱気な男の子だった。しかし運は尽き、ヤクザと繋がりのある上級生に喧嘩を吹っかけられてしまう。絶体絶命の大ピンチ! そんな緊急事態を助けてくれたのは同クラの“女子生徒”。でもまさかその子との出会いがキッカケで、彼がヤクザ街道まっしぐらになるなんて…カワイイ幼なじみは一体どうなっちゃうの!? ――勝気で素直になれない女の子×一途な弱虫ヤンキーが織りなす、応援したくなっちゃう学園ラブコメ。
彼は私のことが『見えない』。それは私が“神様”だから。――椎名さんは同級生の佐竹くんを徹底的に避けている。彼女の家に古くからある言い伝えでは、佐竹くんのご先祖は椎名さんのご先祖を神のように崇め、いつしかその姿が見えなくなったらしい。なんとも胡散臭い話…そんなふたりが、お節介な友人によって引き合わされた。椎名さんを目の前にして佐竹くんはひと言「誰も居ないじゃん」――言い伝えは、本当だった…佐竹くんと関わろうとしなかった椎名さんと、椎名さんを見ることができない佐竹くん。“運命”によって導かれた男女が、友達になる物語。
「返事くらいしろよ、ブス」「うるさい、カス」高校生の徳永くんと吉田さんは登校中にまた口喧嘩。そんな一見仲が悪そうなふたりは…実は両思いでした! ――徳永くんと吉田さんは、家がお隣り同士で幼稚園の頃からずっと一緒。中学ではお互いを意識し始めたのに、どちらも素直になれずこじらせてしまい…なぜか険悪な関係になってしまう。そんな喧嘩しながらも一緒に登校するふたりは、クラス公認の名カップル。この状況を打開するために徳永くんはクリスマス当日、サプライズを実行することに…無事付き合えることになるの!? 究極のこじらせ両思いの高校生が織りなす、ピュアラブコメディ。
「えっ…目の前に俺がいる!?」階段から転落しそうな同僚のOLを庇ったら…体が入れ替わっちゃった! ――日下部 由紀(くさかべ ゆき)は営業マンなのに強面な風貌…だから仕事も失敗続き。しかも入れ替わり事件まで起こしちゃって…お相手は性格が正反対な同僚のOL・星野 かずさ(ほしの かずさ)。「これも良い経験と思いましょう」天然な彼女にペースを握られ、気づけば新生活にも馴染んできちゃった! そしてふたりの距離も急接近し始めて…いったいふたりは戻る方法を見つけられるの? ――新感覚☆入れ替わり4コマ・ラブコメ!
「本性バレたついでに、俺と付き合ってるフリしろよ」私だけに見せる、王子の表情に…思わず、うなずいちゃった!? ――テストで万年2位の高校生・平野亜衣は、いつもトップで優しくてイケメンな王子こと、椎名柊平の成績のひみつを探るべく彼に接近。すると、みんなが憧れるのイメージとは真逆の二重人格であることが判明! しかも本性を知ったついでに、彼の『女よけ』のため彼女のフリをする事になってしまった。付き合ってるフリだけど、他の人には見せない彼の一面を知るたびに、次第に亜衣は惹かれてゆき…。こんな気持ちが知りたくて近付いたわけじゃなかったのに。本当の椎名くんはどっち?
あの頃みたいに先輩の笑顔…騙されない! 口下手で根暗な編集者・渡辺つかさは、雑用ばかり任されていた。そんなある日、廃刊の危機を救うべく、敏腕編集長・藤本がやってきて…彼はナント、高校の先輩で初恋の人! 高校の頃、彼に優しい物腰に惹かれ、それを利用されこっぴどく振らているつかさは、必死に避けようとするけど!? 新しい企画を任されることになり、藤本に「俺にはお前が必要だ」と言われ、気持ちがまた揺らぎ始め…
平穏な日常を好む、ごく普通の男子高校生・辻 陽加。だが、ある日俺の前にイヌの姿をした魔法の国のハチ王子が空から降ってきて、俺の日常は一変。王子の落としたブローチに反応して…ナント俺が魔法少女に変身☆ …って俺、女になってる!? しかも、王子のブローチを狙ってやってきた魔王・サタンは変身した俺を本当の女だと勘違い「花嫁にする」と言い出して!? 男の姿に戻れないし…一体どうなっちゃうんだ!?
妖たちは、時間も場所も構わず、祓い屋・高校生を襲う。――薄気味悪いと生徒達から避けられるサガン。唯一の話し相手は、眼帯の下、右目に宿る「百目(ひゃくめ)」だけ。……のはずだったが、いきなり転校生・ツムグが、「友達になろう!」と言い出し、さらに自分に憑いてるモノを退治してほしいと依頼してきた! ……いいように利用するつもりか? まあ、僕にかかわるとろくな事にならないのに…。
「くそったれ!」月夜に中指をたて、苦痛に耐えながらロイドは…男に抱かれていた―― そんなロイドの前に、突然『spokey dokey』―薄気味悪い―と名乗る少年が現れた。それからたびたび現れる『スポッティ』。しかし彼が現れるのは、決まってロイドが不幸に見舞われるとき…ある日、ロイドがささやかな幸せを見つけかけたころ、スポッティから「僕の姿を見た人は、必ず不幸になって、死んだ」そう告げられ…!?
「アキと花織は」
「お母さん! オレ、彼女できるかもしれん!」デブでブサイクのイジメられっこが、学年一の美少女に一目ぼれ! ――初めて机をくっつけてもらった…その瞬間、アキは恋に落ちた。相手は秀才美少女の花織。彼女の好きなタイプが“秀才でスポーツ万能、お金持ちでカッコいい人”だと知ったアキは、なぜか「オレにもチャンスがある」と思い込み…努力と妄想で変身していく彼が取った、究極の手段とは!? 【表紙素材:PIXTA】
僕はいつもあの黒猫を探していた──。黒猫に導かれるように雑貨店へ迷い込んだ少年、神谷融。そこで黒ずくめの和装の店主から、鈴つきの迷子札を貰ったのだが…それ以来、融は不思議な体験をする。“黒猫は必ず、ある女性のところに僕を連れていく。でも会うたび彼女の年齢が違う…もしかして僕は、時間を飛び越えているのか――?” やがて融が知ることになる『未来』とは。思わず読み返したくなるタイムリープ・ロマンス!