こいやくどくやくこつるどうこころなやみにどくやくを
恋薬毒薬小鶴堂~ココロナヤミに毒薬を~
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恋薬毒薬小鶴堂~ココロナ...
恋薬毒薬小鶴堂~ココロナヤミに毒薬を~
菊屋きく子
菊屋きく子
あらすじ
「毒薬をいただきに来ました…」って、ええっ!? どっ毒薬……!? ――近所に昔からあるナゾの漢方薬局店『小鶴堂』。ある日その小鶴堂にびっくりするほどの高時給の求人募集が出る…早速応募したもろ子は見事合格。しかし仕事先は『“夜の”小鶴堂』だった。そして…取り扱っているものは、なんと毒薬!! 「殺す相手は?」「…妹を」今日もワケアリの人達が毒薬を求め、次から次へと『夜の小鶴堂』へとやってくる…
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守り金魚

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その晩、私は夢を見た…部屋は昼間の様に明るく、私の足元には、少年が立っていた―― 不治の病に侵された、家元の跡取りの藤清。ある晩、彼は夢現のなか一人の少年と出会う。物ノ怪か? 座敷童か? 真赤に染めあがった着物の袖を翻すその少年は、おもむろに藤清の頬に手をかけ…くちづけをした。翌朝、藤清の身体に異変が!? あの晩、藤清の前に現れた少年は一体誰だったのか…その姿は、昔、弟の松清と夏祭りですくった金魚にも似て――