KADOKAWAマンガの感想・レビュー2722件<<8788899091>>優しさと強さを感じさせる作品私の救世主さま 水無月すう名無し巻き込まれ型の異世界ファンタジー。滅びの危機に瀕した異世界を救う救世主として選ばれた主人公であるが、敵側の戦力は圧倒的で、序盤から自身の無力を嘆く展開が多い。様々な逆境に襲われながらも戦うべき敵に立ち向かう主人公たち。主人公は内向的で、いつも頼りになる幼馴染の陰に隠れて助けられているという設定だが、危機や悲劇に対して、自分が傷つくことも厭わず、周りの大切な人のために立ち上がる姿勢は一貫しており、その姿にヒロインや幼馴染など、周りの人間こそが救われている。芯のある強さを感じさせるキャラクターの魅力に溢れた作品。政治ファンタジーだった理想のヒモ生活 渡辺恒彦 日月ネコ 文倉十名無しタイトルを見た時はラブコメなのかと思いましたが、読んでみたら異世界政治モノでした。政治ものといってもライトなノリなので、気楽に読めるかと。特別な力も知識もない平凡なサラリーマン主人公でも異世界ならこれだけ活躍できると思うと勇気が湧いてくる…ある意味王道な作品八男って、それはないでしょう! 楠本弘樹 Y.A 藤ちょこ名無しタイトルの通り、転生した主人公が貴族の八男として生まれ、その立場ゆえに自身の才覚で冒険者として身を立てようという物語です。 チートな能力があることはほかの作品と変わらないが、その才覚を目覚めるのに【語り死人】という過去の偉人が主人公を鍛えたり、幼馴染だけでなく学校に入学して知り合った同年代の友達も含めた仲間とパーティーを組み一緒に成長していくという、ある意味王道な作品です。 まだ連載が続いていることもあり、主人公の【ヴェル君】と仲間たちがどのような成長をしていくか、今後も楽しみに見続けていきたいと思う作品です。 まだご覧になったことの無い方も是非読んでみてください^^組織が多い!とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 鎌池和馬 冬川基 はいむらきよたか名無しアニメが大ヒットして3期も続いている作品。 主人公、レベル5の超能力者でもある御坂美琴が学園都市を舞台に異能力者と戦う。 とにかく組織が多く、所属している組織がまたがっていたり、実はスパイだったり、読みながら理解しないと頭が混乱します笑 しっかり伏線を回収していたりするので、その辺がわかったりすると面白いです。 絵は安定していて、読…あめのちはれ びっけ名無し絵は安定していて、読みやすかったです。冒頭の水彩画風?の絵はとてもきれいで好きでした。ただ、ストーリーがかなり下の年齢向けなのでしょうか、アラサーのわたしは楽しめなかったです。もうすこし若い頃に出会えたら夢中になっていたかもしれませんね。少し物足りなく感じました。散歩で前進する人生かりん歩 柳原望名無し名古屋には何年も住んでいたので、 名古屋を舞台にしたお散歩漫画と知って読んでみた。 予想とは全く違う面白さが数倍詰まっている漫画だった。 かりん(主人公)は妹が大好きで、大学4年生になるまで 妹のお世話ばかりで生きてきた。 だが妹の高校進学や、かりんの就職活動の不調、 喫茶店を営む祖父が倒れたことなどから、 妹離れや自身の自立を目指し喫茶店経営を継ぐことにする。 だが、成長しつつもトラウマも抱えている妹、 けして楽な経営状態ではない喫茶店など、 かりんの前に、そしてかりん自身に問題点が山積み。 それでも前進しようと踏み出したかりんの一歩は、 なぜか散歩としての歩みとなっていった(笑)。 かりんは散歩をすることで、自身や周囲の問題解決への道を 見つけていくことになる。 散歩は普通は、気晴らしとか暇つぶしに行うもので、 癒し的な効果はあると思う。 問題解決策を得る手段としては決して積極的で合理的ではない。 そもそもそういった目的での散歩は野暮だと思っていた。 かりんは、喫茶店経営のために地理学を活かした リサーチ手段として散歩を始める。 それを見て自分は、そういうストーリーもありだろうけれど、 随分と野暮な散歩話だな、と好感は感じなかった。 これでこの先の話が 「街並みの中に商売繁盛のヒントを見つけた」とか 「散歩の途中で迷子の子供を助けたら親が喫茶店の 常連になってくれた」とか 「老人ホームを発見して、そこの集会に喫茶店を 使ってもらえるようになった」とか 都合が良すぎる展開で進んだらつまらんなあ、とか思った。 そんな薄っぺらい話になったら散歩も地理学リサーチも 舐めているとしかいえないな、と。 だがそういったベタな展開は、ほぼなかった。 勿論なかには都合よく人や物と出会う話もあったが、 それはワザとらしいものではなく、そしてその出会いが導く 話の流れはごく自然で面白い展開になっていった。 このへんはホントに作者は上手いなあ、と思った。 なにせ、どちらかというと察しが悪く、 むしろ人間関係を破壊しかねない、かりんを 嫌味がないので「教えてあげたくなる娘」に描いているし。 こういう娘ならば、道や史跡について話をしてあげたくなる。 そしてそういう展開なので、街や史跡に関する説明シーンも 唐突だったり無理矢理だとか感じない。 その名古屋の歴史的な薀蓄もハイレベルみたいだし (自分はそもそも歴史知識が多いほうでもないが この漫画の名古屋学的な知識の量と深さには恐れ入った) 勿論、漫画としての絵もとても上手い。 人間関係も深く描いている。 なにより散歩は楽しむものだ、という点が揺らいでいない。 自分に馴染みがある場所を舞台にした漫画らしいから、 当初はそれだけの理由で読んでみたのだが、 なんだか自分が好きな漫画の要素が ほぼ全方位的に想像を上回っていて、 とても面白かった。 焦らなくてもいいのかなと考え直させてくれる34歳無職さん いけだたかし名無し34歳無職と言うだけで、何だか人生絶望というか焦らないといけないイメージ。 しかし毎日何気なくのんびりと過ごしている主人公の姿を見て、忙し過ぎて常にセカセカしている自分は人生を本当に満喫でいているのかなと改めて考えさせられました。 多忙な現代社会に疲れた人々へ、息抜きするつもりで読んで欲しいと感じました。 ブラックユーモアいきのこれ! 社畜ちゃん ビタワン 結うき。名無しブラックなIT企業に勤める女の子が主人公。ブラック企業あるあるネタを、自虐的なコメディとして描いています。休日出勤や慢性的な残業など、IT企業以外に勤める人にも共感できるネタが多くて、思わず「あるな〜」と呟いてしまいます。絵柄は可愛いのに中身はブラックという点も面白いです。すげえジャンル将棋めし 松本渚名無しなんというか、日本のグルメ漫画の先進っぷりを実感します。こんなジャンルにまで触手を伸ばしてんの?って感じ。だって、将棋がメインじゃなくて、その合間に食べるご飯がメインなんですよ。目の付け所が斬新すぎるというか、なんというか。ただまあ、自分、将棋それなりに指せるので、合間合間で出てくる将棋の盤面を見て、自分ならこういくなあ、とか考えながら、楽しく読ませてもらってます。探そうぜ!石油王#1巻応援このなかに石油王がいます 竹葉久美子六文銭原油価格が下落している昨今(2020年4月時点) それとは全く関係ないが、石油王のマンガが探していたら出会った本作。 しかも、石油王から言い寄られるとか、愛した彼が実は石油王だったとか、某ハーレクイン的展開とは違って、会社の中にいる石油王を【探す】という話。 あ、自分から行っちゃうんだという、この新鮮さ。 しかも、主人公は重度の2.5次元オタクで借金100万円ほどこさえているという、なんともリアリティ溢れた切羽詰まった感じもあって、 なんといいますか、恋愛系では女性は追われる立場が多いなかで、この焦って捕獲しようとする肉食具合が見てて心地よいのです。 もはや、 探さない、待つの(ブルゾンちえみ) じゃないのだ。 会社の中にいる候補として、チャラそうな営業のイケメン、仕事に厳しい直属の上司、推しのアイドルに似ているイケメンなどがおり、いったい誰が石油王なのか仕事をしつつ探っていくラブコメ展開。 推しに似てるイケメンが石油王じゃなかったことに安心するシーンがあり、オタクにありがちな複雑な信仰心が描かれていて、この点も味わい深い。 (ただ、これも決定的な証拠があるわけではなく、ミスリードかもしれないので、依然として誰が石油王かわからない感じ。) 石油王を探すだけでなく、漫然とやりすごしていた仕事にも、趣味の知識を生かしてやりがいを感じ初め周囲にも認められて…と面白くなってきたところで1巻終了。 うーん、今後どう展開するんだろ。 仕事で順風満帆になって、石油王なんて必要なくなるENDかな? セリフや表情でピンボールしている俳句漫画ほしとんで 本田名無し絶妙に面白かった。 「ガイコツ書店員 本田さん」を読んだときから 絵もセリフも面白いなあ、とは思っていた。 「ガイコツ~」では主人公がガイコツキャラだったからか、 基本的な表情は一定で、なのに感情の機微がすごく 伝わってくるのが印象的だったが、 今回は普通の顔のキャラなので、当たり前だが 表情が物凄く豊か。 なので感情というか心境がさらに伝わってくる。 全体的な絵も独特だし、セリフはあいかわらず秀逸。 「だれがそんなうまいこと言えと」 と思ってしまう面白セリフが連発で出てくる。 上手い会話のやり取りを「会話のキャッチボール」とか 言ったりする。 この漫画も会話を主にストーリーが進んでいくような漫画だし、 上手い会話をしているな、とは思ったが けしてキャッチボールはしていないなと思った。 言葉をキャッチボールのように互いに相手の胸元に正確に投げ、 聞くほうは脇をしめてガッチリとキャッチして、とかしていない。 各キャラが皆でピンボールをしている感じだ。 かつてゲームセンターに必ずあった、 パチンコのように鉄球を弾いて派手な音や光を楽しむゲーム。 言葉をピンボールのように結構な固くて重い弾と化して 色んな角度から緩急をつけて互いにあらぬ方向に 弾き飛ばしあいながらストーリーが進んでいく。 その様からはまさにピンボールゲームを眺めているような 楽しさを感じてしまった。 扱っているテーマは、地味の代表のような 「俳句」なんですけれどね。 で、そんなピンボールみたいな感じの、 読んでいて頭がグワングワンしてしまうような 振幅の激しいセリフのやり取りに翻ろうされるのだけれども 読み終えると俳句について「ああなるほど」と なんだか理解出来たような気になってしまう。 ほんとに妙な、凄く面白い漫画だ。 ていねいに紡ぐ、雑な生活 #1巻応援雑な生活 中憲人nyae主人公・ゆう子の生活はたしかに雑ではあるんですが、個人的には親しみがわきます。自分が快適に暮らすためにたどり着いた結果だと思えば、雑でも彼女が幸せならそれでいいんじゃない?という気持ちに。 友人の佐々木(雑じゃない)も、ゆう子の雑さに文句を言ったりもするけど、楽しそうに雑な生活を送るゆう子を全否定したりしないし、それなりに尊重しているバランスの良い関係が読んでいてほっこり。 ハロウィンの仮装で、何かしらのキャラになるだろうといってパーカーを雑に重ね着するアイデアは、普通にいいなと思いました。シリアスにもかけるネ…実は私セックスレスで悩んでました とがめaicoシリアスにもかけるネタをコメディ調でテンポよく、ボケつつつっこみつつ進んでいく主人公が好き! おべんとうと家族のできたことやできること高杉さん家(ち)のおべんとう 柳原望名無しかなり特殊な境遇の年の差の男女が 主にお弁当を通じて互いの気持ちを確認し成長し、 家族が出来ていく物語。 高杉温巳・31歳。地理学の研究者で独身。 突然の叔母の死で、姪っ子の保護者になり共同生活をする事に。 それまで存在すらはっきり知らなかった姪っ子、 高杉久留里・12歳。中学生の美少女。 学者バカ気味な温巳と、 無口で趣味が食品スーパーの特売品ゲット、の久留里。 どちらもややコミュ症気味。 「家族なんて無理かも」と思い悩む温巳に、 久留里が初めて作って持たせてくれた弁当は・・ この漫画の面白い点の一つに、 温巳のいかにも研究者なキャラがある。 お弁当漫画だが、料理研究者ではない。 地理学の研究者。 なので久留里の気持ちに配慮しようとしたり、 お弁当のレシピを考えたりする、 その思考方法がいかにも研究者的。 だが料理ではなく地理学の研究者なので、 さらに女心にはそうとうに鈍感なので、 なんだか分析や結論が正しいような間違っているような(笑)。 ときに論理的過ぎて感情が欠けていると感じそうなその思考が、 実は純粋な家族愛から生まれているのも、なんとも独特。 そしてその家族愛もお弁当作りの日々を経て、 少しづつだが色々な成長や変化が生じてくる。 久留里は久留里で、セールとか特売とかへの執着心は ケチといわざるをえないレベルではある。 だが、それは自分への厳しさであり、それが 自分を抑える性格にならざるを得ない育ちに由来することが 徐々にわかってくる。 そして二人は少しづつ互いを理解し、家族になっていく。 家族が出来たからお弁当を作ったような、 お弁当を作ったから家族が出来たような、 ハートフルなお弁当漫画。 男4人と女の子、山あり谷ありなシェアハウス物語 #1巻応援4LDK 蛭塚都sogor25家出状態の18歳無職、エリート営業マン、夜の仕事のスカウト、ミステリー作家という4人の男、そして作家の小学生の娘の5人で暮らすシェアハウス。いろんなドタバタが巻き起こるアットホームなコメディ。…かと思いきや、登場人物の不穏な動きが少しずつ見えてくる。シェアハウスで暮らしているといえども人間である以上は何かしら人には言えない秘密を抱えているものだとは思う。だけど、どうも彼らの抱えている秘密は普通とは違うようである。 この一筋縄ではいかない物語を、硬軟自在の巧みな画力で描かれている作品。どのキャラも表情豊かで、コメディな場面では画面全体から明るさが感じられ、逆にシリアスな雰囲気のときはキャラの表情に一気に引き込まれる。個人的にはハルタ系の作品が好きな人には刺さりそうな気がしてる。 ちなみにタイトルには"シェアハウスの物語"という以外にちゃんと意味があって、実はヒントが表紙に隠されていたりする。表紙の上のほう、よく見てみると… 自己肯定感とは何ぞや。自己肯定感の低いワタシちゃん うさぎのみみちゃんPom #1巻応援 4コマで自己肯定感の高い人と低い人が比較されながら描かれていたので分かりやすかったし、最後の最後に自分が何故、この四コマを読んだのか納得できた。スッキリした! 自己肯定感って言葉はどこから出てきたのだろう。高い低いも、うーん。謎。って思う。 私はこのマンガを読んで自分のそのまま、ありのままを受け止めるってことが大事なのかなと思いました。 現代をベースにした感じの異世界系世界を救うために亜人と朝チュンできますか? 音井れこ丸さいろくこれもなろう系? 全身勃起症とかいう勃起したら全身が固まってしまい気絶してしまう体質の主人公がいて、彼は「魔王を倒す勇者の父」であることが遺伝子的に判明したため、勇者の母候補(降臨乙女)達と子作りしなければならず、降臨乙女に選ばれた亜人女子たちと「興奮して気絶。気づいたら中○しセッ○スされまくって朝を迎えていた」というオチを毎回迎えるテンプレ的ストーリー。 ひどく雑なんだがそこが おトイレ困る こと 音井れこ丸 先生のいいところでもある。 あんまり深く考えちゃダメだ。 ただ、これはほぼエロマンガだと思う。8巻発売!乙嫁語り 森薫zorohttp://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4047307823/ 今から読みます!筋トレで世界を救う話(なのか?)この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる とよた瑣織 土日月 こゆきレディ・パーフェクトリー!※ネタバレを含むクチコミです。 決断できて偉かった。母親に捨てられて残された子どもの話 菊屋きく子名無しどんなに酷いことをされても、血のつながった親と縁を切れなくてつらい思いをしている人もいるなかで、この主人公はよく自分の力で家を出ることを決断できて偉いなと。大人になってからではなく、あの年齢でというのが大きかったと思います。 父親に無視されて、三者面談の約束も破られて、祖母にも暴言、暴力を受けて…はたからみれば立派な虐待なんだけど、食事を与えないとか、教育を受けさせないとかはないので最低限の権利?は(ギリギリアウトだとも思うけど)侵害してないところが難しいところだなと思いました。 スピンオフとある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 鎌池和馬 冬川基 はいむらきよたか名無しこの作品の面白さはラストオーダーとアクセラレータの絆です。スピンオフ作品なので、やはり禁書やレールガンの本編を見てからみるべきです。本編では語られない掘り下げがあり、キャラクターについてより深く知ることができます。あと、ほのぼの4コマ漫画のおまけが良いですね。妹は、変態百合になびかない。シスコンお姉ちゃんと気にしない妹 桐灰きねそあうしぃ@カワイイマンガ妹大好きなシスコン姉は、今日も妹の部屋に侵入する。妹のベッドをクンカクンカし、下着をスーハーし、私物を漁る……。 \おまわりさんこの人ですー/ と、非常に危険なシスコン姉。しかし妹はそんな姉を見ても、何故か姉のヤバさに気付かない。そして姉を大変信頼している……そんな感じの、スリルと姉妹の感情のすれ違いが可笑しなこの作品。 周囲の人もなかなかの百合逸材。 姉の親友は実は姉に恋していて、初めて呼ばれた姉の部屋で……。 また妹の後輩は、妹に告白して一度振られたにも関わらず心を奪うチャンスを伺い、あの手この手を画策する。 彼女達はやがて不思議な縁で交わっていく。その際の姉・親友・後輩の思惑の錯綜、ドタバタの面白さ。それに反しての妹の鈍感さ。さらに彼女達を見守る、姉妹の母親にも思惑が……。 妹は姉を信頼しているので普通にスキンシップするが、その度に姉は鼻血を吹き、母はあらあらまあまあと見守りそれから……というギャグがテンポ良く繰り広げられ、たいへん、いや、変態楽しい! 全ての男の人に、2話だけでもいいから読んでほしい服を着るならこんなふうに 縞野やえ MB名無しメンズ向けファッションマンガです。しかし内容は侮れず、男の人全員にとりあえず2話でいいので読んでほしいと思います。服の着方の基本の「き」を分かりやすく、取り入れやすく説明してくれています。女性にも学ぶ点が多いので、オススメです。はじめて読んだ桜玉吉漫喫漫玉日記 深夜便 桜玉吉名無しなんとなくジャケ買いをしてみたのですが面白かったです。他にも色々買ったのですが自分的に一番いい買い物はこれだったなと思いました。タイトル通りこの著者の漫画を読んだのは初めてだったのですが、読んでて違和感がなかった。ノーストレスだった。性別も世代も違うけどこんなに気持ちよく読めるのかと驚きましたね。逆の場合もたくさんあるから漫画の相性って面白いですよね。 とくに好きな話は「3・11金曜日」と「銀河追想」ですね。大地震の日の出来事を描いた話と渋谷のラブホテルに女の子を呼んだ話です。「3・11金曜日」ノンフィクションの面白さがあります。「銀河追想」は呼んだ女の子が声優志望の子でバカボンのママやメーテルの声マネをさせたという話なのですが、絵が丁寧な訳じゃないのにやけにエロくてびっくりしました。こっちはどこまで本当の話か分かりません…。他の作品も読んでみようと思います。<<8788899091>>
巻き込まれ型の異世界ファンタジー。滅びの危機に瀕した異世界を救う救世主として選ばれた主人公であるが、敵側の戦力は圧倒的で、序盤から自身の無力を嘆く展開が多い。様々な逆境に襲われながらも戦うべき敵に立ち向かう主人公たち。主人公は内向的で、いつも頼りになる幼馴染の陰に隠れて助けられているという設定だが、危機や悲劇に対して、自分が傷つくことも厭わず、周りの大切な人のために立ち上がる姿勢は一貫しており、その姿にヒロインや幼馴染など、周りの人間こそが救われている。芯のある強さを感じさせるキャラクターの魅力に溢れた作品。