KADOKAWAマンガの感想・レビュー2721件<<108109110111112>>祝完結!血まみれの思い出を語ろう血まみれスケバンチェーンソー 三家本礼地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。おバカな部員たちが大好きに! まさかの熱血青春モノ!青高チア部はかわいくない! conixソンミモテるため、ほどよい運動のため、野球部のマネージャーをクビになったため、アニソンで踊ってダイエットをするためなどなど、不純な理由で集まった女子たちが集結した青高チア部だけど、思いの外熱血で、読んでるこっちも熱くなった! 読んだ人の推しを聞いて回りたいくらい、とにかくどのキャラもかわいいよー!身長9センチの小人と動物やら虫やらとのゆかいな生活ハクメイとミコチ 樫木祐人名無し身長9センチの小人ハクメイとミコチの生活を描いている。2人が喋れるのはもちろん小動物や虫とかも普通に話していて、街で生活を営んでいる。ハルタで1番好きな漫画。 シリアスな展開はあまりなくスイカみたいに大きなブルーベリーを食べたり、雨が降ったら川(我々にとっては水たまりだけど)ができたりして、それこそジブリ映画のように小人の生活が細かく描かれている。 ブルーベリー一粒があんなに大きいところとか、基本的に1話完結で、大工仕事をするハクメイと料理とか裁縫とかをするミコチが、ジャムとかを作ったりどこか旅をしに行ったり、あるいはみんな(仲間の小動物たち)で大きい仕事をしたりする生活が描かれている。 「もしも小人がいて動物たちと一緒に仲良く生活をしていたら」というコンセプト?を膨らませた作品だけどその膨らませ方がとても緻密で可愛く素晴らしい漫画これが欲しかった感Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 長月達平 マツセダイチ 大塚真一郎mampuku※ネタバレを含むクチコミです。 青高チア部はかわいくない!青高チア部はかわいくない! conixpark世界で話題のCAWAIIとは、これか! conixさんはポップアーティストとしてひっぱりだこの新進イラストレーターさん。(中原昌也の著書のイラストも!) その初めてのマンガ? 王道部活もの!? いやあ、面白い面白い。そしてもちろんsuperかわいい。 すでに今作のフィギュアを海洋堂が制作中らしいし、新しいマンガ、です。クレヨンと鉛筆の跡があるマンガ春山町サーバンツ 朝倉世界一南 光裕ひとりで、アナログで描いたことが大事な漫画。 子供が画用紙にひいたような地平線。テクニックをあえて無視したゆがんだ背景。 技術をあえて封印して、苦労の末に手書き風に描いたのかもしれないけど、読者の目には楽しく自由な感じしかしない。 子供のときノートに描いて友達に見せたマンガ。がそのまま凄くなった。 主人公のつるこが公務員として、さまざまな職業の人と出会っていくストーリーだけど、話の展開よりも次々出てくる登場人物、会話のふわっとした感じがいい。恋愛の表現とか連発されるダジャレが、子供の感性。 同僚はタヌキさんで、お父さんは挫折した小説家で、イタリア人のすし職人は店を出す。 いちおうテーマは仕事。 仕事に夢中になっている人はりりしくなる。 息詰まったら、やつれて幽霊みたいになる。 この漫画自体も、漫画家という職業の人が仕事で描いたものだ。 全部きっちり緻密に描かれると、働くことの楽しさを描いた作品なのに、やっぱり苦労が伝わってしまう。 楽しそうに描かれた漫画で、働くことのポジティブな面を描いているから納得できる。この描き方だから伝わる。 2017年7月よりアニメ開始はじめてのギャル 植野メグル熱盛アニメ化帯に釣られて読了。主人公をあの手この手(性的な意味で)振り回さすギャルを可愛い可愛いと思いながら読むマンガ。ただそれだけなのだけれどそれが良い。からかい上手の高木さんをギャル版にしてエッチな感じにした作品でした。巻が進むにつれてギャルが増えていくので5,6巻に到達する頃にはToLoveる並になってそうです いい感じの終末SF終末のマリステラ 高野千春mampuku 行き過ぎた発展の果てに世界が崩壊してからさらに1000年経った遠い未来のSF。 荒廃した終末の世界で表面上は和気あいあいと暮らす第六天使団の少女たちだが、ひとたび怪物たちによる襲撃が始まると結構容赦なく血が流れる。 希少かつ替えの効かないの戦力である天使たちが一人また一人と命を落としていくジリ貧感と悲しさ、キリスト的世界観と宇宙規模の壮大さと、少女たちの日常とのギャップに心揺さぶられまくる。あと敵がどいつもこいつも不気味で最高。スピリチュアルでスプラッタなニューヒロインが誕生!三家本礼新連載アイアン・ゴーストの少女 三家本礼地獄の田中コミックビームで新連載がスタートした。最初のカラーページからさっそく不気味すぎる儀式&スプラッタな展開で三家本ファンとしては最高。どんな話になるのかはたぶん次の話くらいではっきりわかると思うが、表紙にもなっている人形が敵をなぎ倒していく話になるんだろう、きっと。 世界観的にはサバト・悪魔崇拝・降霊術っていう要素があったので、「ゾンビ屋れい子」よりももっとスピリチュアルに方面に行った設定になりそう。「血まみれスケバンチェーンソー」は、改造死体っていうやや科学的だったから結構ギャップを感じる。 また、これまでの三家本ヒロインは、爽快なスプラッタ展開を支えるだけのサバサバしていてやや男勝りなヒロインが多かったけど、「アイアン・ゴーストの少女」の甘里ミオはどこか妖しい雰囲気のある感じ。これまでにないヒロイン像になりそうなところも注目したい。一番アホらしいグルメ漫画目玉焼きの黄身 いつつぶす? おおひなたごう冷やしタンタン誰かと一緒に食事をして、こいつ育ちわるいなぁっておもったことありませんか?僕は細かい性格のせいか、自分と違う食べ方をしていたら、こいつ育ち悪いなーとすごく思ってしまいます。というような自分と食べ方が違うことで主人公がめちゃくちゃショック受ける漫画です。 目玉焼きの黄身をいつつぶすかに始まり、ショートケーキの苺いつ食べるかや、カレーをぐちゃぐちゃにして食べるとか、いろんなことにショック受けて、彼女と別れたりもしてアホやなぁ、、、クスッと笑えるとこも好きです。 メイドっていいですね。シャーリー 森薫やむちゃ13歳のメイドシャーリーと、カフェを営む女主人ベネットのお話。 ほのぼのとした日常を描いた漫画ですが、二人の掛け合いが自然で読みやすいです。 主人の身の回りのこと。炊事洗濯掃除庭の手入れ…仕事は同じように聞こえますが、メイドと家政婦は違うみたいですね。 最近英国貴族のドラマや古い洋画をよく見るのもあって、メイドや執事という職業について興味がわきました。人生ごと主人に捧げているというか、あえて自分以外を最優先にして生きるのも選択肢の一つなのかなぁと視野が広がりました。三家本礼を知るならうってつけの1冊マジョンナ 三家本礼 Extra Works 三家本礼地獄の田中三家本礼ってどんなマンガを描くの?っていうのを知りたければこの1冊がおすすめ。 自殺をした娘のためにいじめっ子家族を懲らしめる「クレイジーママ」や給食費を払わない家族を懲らしめる「給食の飯田さん」なんかは、世間でまかり通ってしまっている不条理や不義理に行きすぎた制裁を加える三家本作品的な勧善懲悪具合がよく現れている。 単なるスプラッタホラーではなく、独特の価値観のもとにスプラッタが展開されるのが三家本礼作品の魅力で、三家本作品に出てくるヒロインたちの魅力だと思うので、これを読んで気になったら、「ゾンビ屋れい子」とか「血まみれスケバンチェーンソー」とか「サタニスター」とかを読んでもらいたい。ずっしりとした読後感の作品集伊図透作品集 伊図透なまこデラックス『銃座のウルナ』『エイス』『おんさのひびき』などの伊図透の作品集。 短編ながらどれもずっしりとした読み応えがあってとてもいい。全面に押し出しているわけではないんだけど、抑圧や不条理に押さえつけられている人間の姿が自然と描かれていて、じっくり読ませる力がある。 特に表題作にもなっている『辺境で』は重たい話が続いた最後に諦めに似た救いが用意されていてとても素晴らしいと思った。 pixivの絵発の絵本風サスペンス漫画(今の所は・・・)おとぎ話バトルロワイヤル 稲空穂名無し※ネタバレを含むクチコミです。夜明けを取り戻す冒険夜よる傍に 森泉岳土名前はまだない森泉岳土先生の作品で初めて読んだ長編です。どの作品でも日常と空想世界の行き来がすごく素敵ですが、「夜よる傍に」もその行き来がすごくよかったです。 夜だけ視力が元に戻る女の子とトラウマ?で夜眠れない男が、絵本の世界を通じて夜明けを取り戻す話です。 絵に味わいがあるし、ストーリーもじんわりと染み入るものがあってオススメです。グラフィックとドラッグ要素が話題になりがちだけどウルトラヘヴン 小池桂一名無し近未来SFとしても十分面白い。複数人で共同幻想を作り出す共感覚トランスとかはVRの先の世界だし、スピリチュアルな要素が多いのも好み。現実なのか妄想の中なのかわからなくなる感覚はマンガならでは。 20年くらい前の作品なんだな。。ワガランナァー 羽生生純名無し4人のホームレスが毎回くだらないことをする話。友達から借りて読んで面白かった記憶があったんだけど、改めて読むと当時を知らないと笑えないネタとか、今は陳腐化してしまったネタがあり、時の試練を感じた。まぁでもそんなことは気にせずに楽しめるし「わがらんなぁー」て言いたくなるよ。ダメを直すより認めてしまうという新手法ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました わたなべぽんふとやまでぶごろう片付けの魔法とかそもそも10着しか持たないとか、なんとかしてオシャレな生活をしようとする本が多い中、「なぜ自分は片付けができないのか…?」という自問自答を繰り返し続ける姿が泥臭くて良かった。絵は可愛いけれど「自分の欠点を忘れるために物を買ってるみたい…」などわりとディープなところまで踏み込んでいて共感してしまう…。大正ロマンあふれる理髪師マンガ燕のはさみ 松本水星名無し時は大正、東京銀座の片隅でただ1人の女理髪師が主人公。ハルタで連載中。 いつもはぼーっとしているんだけどはさみを持った時と、道ゆく人の髪型を見るときだけは目が変わる。お客さんが一癖ある感じできつい注文もあるんだけど、実は名のある人だったりして目をかけあげているみたいな感じ。無茶に応えるために理髪師として成長して行く姿と、大正時代の街並みや文化、特に当時の流行の髪型などがみていて楽しい。 ドキュメンタリー形式で描かれる百野哲が主人公の漫画モキュメンタリーズ 百名哲地獄の田中百野哲が主人公というか狂言回しという立場で登場する。一応架空の漫画家百野哲ということらしい。1巻には極貧漫画家の百野哲がアダルトビデオをネットオークションで売りにだしたら、ある女優の作品だけを高額で落札している奴がいると気づく話とか、リンダ(三乗)っていうアイドルグループのライブに行くために、オーストラリア(実家)から徒歩でライブ会場まで詣るドルオタをビデオカメラ片手に密着取材をする話などがある。 意外なことに、完全に創作というわけではなく、どれも実話が基になっているらしい。(特定されないように配慮はされているが) 話の作りが上手くドキュメンタリー番組を見ているような感覚で読めて面白かった。 少し歪な愛の物語の作品集冬の熱 長野香子名無し長野香子初の作品集。恋愛を題材にしている。表題作の「冬の熱」は画家とその嫁、そして弟子の話で、落ち目と言われている画家の男が再び良い絵をかけるようになるために嫁と弟子が画家の業を身を切りながら受け止める。そんな愛の形。 そういうちょっと歪だったりすれ違っていたりする愛にまつわる話が多い。短いストーリーで単行本を結構出して行っているが、最近ハルタに掲載されている読み切りとかも面白いので、これからが楽しみな漫画家さんの1人。神は我らの内にあり祝福王 たかもちげんstarstarstarstarstarひさぴよ故たかもちげん氏による「神とは何か」というテーマを、信仰や宗教の枠を超えて描き出そうとした意欲作。 正真正銘の「神」として生まれた主人公が成長するにつれ、神の自覚を持ち、悩みながらも人間社会への影響力を増してゆくのが前半部。後半は、核心に近づくとともに宗教的な抽象表現が多くなる。 前半は、神が生まれる瞬間を見ているようで面白く読み進められたのだが、後半については大いなる話すぎて、自分の中で意味をどれだけ理解できているのか正直なところわからない。 ただ、「全てのものに従うのが神だ」という言葉は腑に落ちたように思う。 あまり言葉で考えすぎず、とてつもないスケールの作画を見て何かを感じ取れればそれでいいかもしれない。 煉獄の狂気的な描き込みも良かったが、それ以上に序盤の主人公が踊る舞の描写が素晴らしく、あの舞にはとてつもない神々しさを感じた…。 内なる神を感じよ! コミックビームで集中連載スタート甘木唯子のツノと愛 久野遥子りょー1ツノのある妹とツノのない兄の話。 お母さんがいなくて家族の方でもちょっとしたものを抱えてて、妹はなんでかツノが生えてて周りからバカにされたりするようで、その不安を兄妹が向き合っていくようなストーリーになるのかな? アニメーターとして活躍しているようで、絵も綺麗で間の取り方も上手で、面白かった。自身の性について考えさせられる一冊放浪息子 志村貴子さかえ「女になりたい」「男になりたい」 生きてきて一度は思ったことがあるそんな気持ちを、小学生のころから燻らせるふたりの男女が主人公。 またふたりの周囲の人たちもひとくせふたくせもある個性的なキャラクターが多いのに、登場人物の生活感や現実味が、隣町にいるのではないかと考えてしまうほどリアル。 題材としてはすこし特殊だけれども、こんな子いるよね、と思えるような作品でした。<<108109110111112>>
※ネタバレを含むクチコミです。