集英社マンガの感想・レビュー4975件<<107108109110111>>施設は私の家だった約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかstarstarstarstarstarNano母と慕う彼女は親ではない。 共に暮らす彼らは兄弟ではない。 ここはグレイス=フィールドハウス孤児院。 エマはそこに暮らす孤児だった。 同い年のノーマンとレイ、年下の兄弟たち、そしてママと幸せに暮らしていた、はずだった。 施設には、みんな12歳までには里親が決まり施設を出ていくという慣例があった。 コニーという幼い少女も、今日が施設で過ごす最後の日だった。 彼女をみんなで見送ったが、施設にコニーの大事にしているぬいぐるみが忘れ去られていた。 エマとノーマンはそれを届けに、「外」へ通じる門へと向かう。 しかしそこで見たコニーの姿は、あまりにも変わり果てたものだった。 施設とは?兄弟は?ママは?鬼とは? 少年少女たちの決死の脱出劇。 なんだこれ!?ってくらい面白い。 とにかく完成度が高い漫画だと思います。 原作者さんはかなり頭がいいし、作画担当さんはえげつない画力を持っています。 一種の芸術作品。 こんなに読んでて止まらなくなった作品は、久しぶりです。学校に住んでる美人妖怪が姉になる鵺ん家 川江康太名無しいくらなんでも妖怪6匹棲みついてる学校ってなんだよとかおもったけどら鵺が長身ナイスバディ美女でどうでもよくなった。配信で稼いでるの今どきでいいね。 愚弟呼ばわりしてくる姉欲しすぎる…化け物と人間の王道のやつ怪人ピアノ教室 片岡とんち名無し「化け物が目の見えない人間に出会う」というのは個人的には目あたらしくない設定。そこさっぴいて考えたとき、さくらいが化け物であることじゃなくて「嘘を付かれたことに」怒ったのがすごくキャラクターが現れてていいなと思った。このひとの漫画はいつも最高だな繭は破られた 家守真言名無しヤンジャンの増刊に載っていた読切。 作者の「運命よ其処を退け」という作品は"となジャン史上最も読まれた読切"らしいです。そんな作者の最新作。端的にいうと最高で、電車の中で読めないやつでした。ちなみにSUBWAYは怖くて自分も入ったことがありません。あれは田舎者の敵です。 なにこの漫画…Thisコミュニケーション 六内円栄名無し少年漫画は大抵少年漫画らしいはじまり方、一話で敵を倒し何をする(なんと戦う)漫画なのか見せるのが一般的だと思うのですが…。 この漫画始まり方から若干様子が違う! モンスターと戦う不死身超人人間とチームワークを組み、敵を薙ぎ払う、だけじゃない! こんな視点、設定で話を進められるのすごいと思いますね。なんというかいい意味で本当天邪鬼! 読んでてスルメのようにじわじわと面白いしどんどん面白さが広がっていくタイプだと思います。展開が、早い!!Dr.Eggs ドクターエッグス 三田紀房starstarstarstarstar干し芋一巻読了。 医者になることに消極的だった円が入学直後、いきなり熊の解体をすることになり、医者になるとはと考えはじめ、骨学から人の身体の構造を面白いと思い始めた。 これからの成長が楽しみ。 入学から始まり、一巻の終わりには、冬になっているので、とっても展開が早い‼ それにしても、民謡同好会に入部したのには、笑った。 花笠まつり、芋煮と山形を満喫しているなぁ。 コロナ禍、実習の多い医大生は、大変だなぁと感じた。『CHERRY TEACHER 佐倉直生』が卒業するまでCHERRY TEACHER 佐倉直生 立花和三みや『卒業までにお前ら全員と愛し合うことだ!』 と生徒に名言する熱血教師と、女子高生3人娘を中心に繰り広げられるエロコメディ。 まず、この作品 佐倉先生のキャラ設定が絶妙です。 コイツは基本熱血で生徒思いの教師ですが人並みにエロい。部屋にはジャンル偏ったエロ本もあるし。 でも、生徒に欲情なんてしたらアカンのや!って倫理観ももってる。 ヘタに聖人度100%だったりエロ脳100%だったりしない丁度良い人間らしさです。 あとはメインの女子高生キャラは3人 ・パンチラ担当 ・人妻のオーラを持つ魔王系百合 ・慎ましやかな胸部装甲の元気系空手娘 ストーリーは日常系の基本1話完結構成です。 画力の高さがあり、ギャグ調の絵柄とリアル寄りの絵柄を使い分け、要所要所でシッカリと画力の無駄遣いをしていくスタイル!良いゾもっとやれっと思えました。 『愛すべきバカ』とか『もっと評価されるべき』タグつけたい漫画でした。 女子高生 + ブリーフ 人妻女教師 + 鹿の剥製 新任教師 + 特注エロエロメイドビキニ このあたりのワードに可能性を感じる紳士にもオススメの漫画です! 以下、最終回についてのあさ~~いネタバレ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 最終回のタイトルは『卒業』です! しかしながら『○年後~』のような展開ではなく、生徒達が3年生になっていたりしない CHERRY TEACHERは 変わらず1年の担任である ではナニからの卒業なのか? それは実際に読んで確かめて欲しい 恐ろしくも可愛らしい人の欲望のお話ジュース 針川智也野愛新連載のステージSが面白いので過去作も読んでみました。 閉じ込められていた人の欲望が逃げ出して、自由を手に入れるために暴れ出す……みたいなお話です。 黒くてドロドロの不気味な見た目で描かれた欲望ですが、モリモリ飯を食って眠って、痛いヤリたい死にたくないと騒ぎ出す姿は可愛らしくもあります。 人の欲望のために人の欲望が閉じ込められているという設定も面白いです。 最初から最後まで、欲望の愚かさ恐ろしさ可愛らしさがしっかり描かれています。 不気味さもありつつコミカルで面白い作品でした。読んでどうだった?レイルウェイ/ゲイトウェイ 逸茂エルク名無し※ネタバレを含むクチコミです。 tunralさん何でも描けるんだな勇者はHP1で生き残る パカチャン tunralnyae途中までは面白さがよくわかんなかったですけど最後まで読めば、あ〜!となる読切。tunralさんの可愛らしい日常ものしか読んだことがないから、バトルファンタジー系の作画もいけるんだとびっくりします。最終的にこの漫画が伝えたいことは、わかるようで、わからないようで、まあわかる。という感じ。 男性アイドル研修生ものスロースターター 遊馬爽天沢聖司旦くんが手こっちに出してるとこかっこいい!メッチャ迫力ある。 ちゃんとクライマックスでバク転がきてよかったなー。 そんで絵が1ページずつ読むように描かれてるっぽい感じがしてそれもいい演出だった。 ジャンプラで連載するメンズアイドル漫画はかなり読んでみたい!短くて優しくてわかりやすいヤマのカミ様 塩園エン野愛短いけどわかりやすくて優しくていい話。絵本代わりに子どもに読ませたい作品。 山の幸に恵まれているけれど、感謝を忘れたらヤマガミ様に食われてしまうという言い伝えの残る村。 老人だらけの村を襲う不届き者を退治した佐助は、山から帰ってこない五郎じいちゃんを探しに行くことに。 そこで佐助が出会ったのは……。 不当に占領して食い尽くすことと、感謝しながらいただくこと。 それらに優劣をつけるのは人間のエゴかもしれない。 でも感謝は忘れないほうがいいし、自然は守ったほうがいいし、恵みは分かち合うほうがいい。絶対そのほうがいい。 大切なことを理屈っぽくなく説教くさくなく優しく教えてくれる作品でした。絵もかわいい!元AV俳優同士がお見合いで出会うやつ!恋人以上友人未満 yatoyato天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたゴールデンカムイ 野田サトル名無し僕と同世代でゲームに夢中だった人間は、少しだけアイヌ語を知っているものです。「アムベヤトロ」とか「アンヌムツベ」とか、意味は全くわからなくてもなんとなく言えてしまうのは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の美少女・ナコルルのおかげなのです。このままでは一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたのが『ゴールデンカムイ』です。 『ゴールデンカムイ』の舞台は日露戦争直後の北海道。主人公である杉元は、一攫千金を狙って砂金掘りをしています。戦争中、鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれた杉元が、なぜそのようなことをしているかというと、戦死した親友の妻の病気を直すため、どうしても大金が必要になったのです。 そんな杉元に、酔っ払った男が北の大地のどこかに隠された「金塊」の話をします。そして、大金の隠し場所を示した暗号が、網走監獄から脱走した死刑囚の身体に刺青として掘られていることも…。酔が覚めた男は「しゃべりすぎた」と杉元を殺そうとします。そこで杉元はこの話が与太話ではなく真実であると確信し、謎を追うことになります。 杉元の相棒となるのがアイヌの少女アシリパ。彼女の父は「金塊」のために殺されていて、その仇を探しています。アシリパのアイヌ猟師としての知恵と知識と、杉元の不屈の精神で、彼らは北の大地を巡っていくのです それにしても『ゴールデンカムイ』の良い所は次から次に話が展開していくところですね。3巻の時点で杉元が戦った相手は熊→熊→囚人→屯田兵→集団屯田兵→熊→ベテラン猟師…大自然の脅威から新撰組まで次々と二人に襲いかかり、それを知恵と勇気で乗り越えていくのです。 『ゴールデンカムイ』にはサスペンスとド派手なアクション、異文化の知識と、面白い要素がたくさん詰まっています。中でも料理漫画としての要素を見逃してはいけません。戦い、追い、逃げる二人はとにかくよく食べます。鹿や熊はもちろん、兎やカワウソまで、捌き方から料理法まで詳しく書かれていて、なんだかとても美味しそうなのです。 脳みそから目玉までおいしく頂くアイヌの料理に戸惑う杉元や、味噌がうんこにしか見えないと拒否するアシリパさんの異文化交流ぶりも楽しく、料理が『ゴールデンカムイ』という作品の壮大さにもつながっているのです。 厳しい自然との戦いや、骨太のサスペンス、それていて生活感があるという『ゴールデンカムイ』不思議なエンターテイメント巨編なのです。球磨川について(卒業するマンガ)めだかボックス 西尾維新 暁月あきらtoyoneko※ネタバレを含むクチコミです。【野球漫画です】おそらくこれもそのうち連載になりそうMr.Gのセレクト 三田紀房名無しアナリスト五城がAIを駆使して球児とその家族にアドバイスを与えるという内容の読み切りです。 徹底したデータ分析に基づいて上下関係や無駄な走り込みなどといった「昭和の野球」をdisるdisる、そのボロクソぶりが実に爽快! 五城自身も何やら訳ありな過去が仄めかされますが、具体的に語られることはなく、今後の展開に期待を持たせるような終わり方でした。 ドラゴン桜2が終わって、アルキメデスの大戦が佳境に入った今、おそらく次に連載化されるのはコレではないかと思われます 首を長くして待とう〜♪ 読んだようで読んでなかった少女漫画!ママレード・ボーイ 吉住渉名無しりぼん派だったにも関わらずママレードボーイは通ってこなかったんですよね。 まず主人公の両親と男の子の両親が離婚して、取り替えて再婚する!? そんな最悪な設定アリなんですか!? という始まり方…。 そんで幼馴染も主人公のことが好きという兄弟、幼馴染の三角関係! 色々な要素盛りだくさん。 面白いじゃないか…となってます。 時代は違えど恋愛もののキュンとくるポイントはきっとみんな同じなのだなと思います!キャラ付けがユニーク嘘喰い 迫稔雄名無しまずは一巻。 なるほど漫画的にも面白いし頭脳戦がかっこいい! しかし主人公、途中で梅を食べるんですが読んでて唾液が出るでるw 頭脳を使うから甘党なキャラはたくさんいる気がしますが梅を食べるキャラはあんまり見たことないような…! キャラ的にも面白いと思うのでおすすめしときます。いよいよ^^ヤクザのおべんとう~ときどきヤンキーを添えて~ 山本カエル名無し今月キターーーーーーー!! 早く読みたい(≧▽≦) 後半の展開が好きST&RS―スターズ― 竹内良輔 ミヨカワ将starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。予想の斜め上を行く面白さ!(ネタバレ&長文な注意報)エクソシストのキヨシ君 臼井彰一名無し※ネタバレを含むクチコミです。数多の作品があるのでキズナデパーティー 独楽京助名無し多少似通ったりはするけれど グッドナイトワールドやん、これ。 意外と青春友情ものでふぉる★ましおん ヨシカゲ名無し※ネタバレを含むクチコミです。孤独を癒す義姉妹の連帯ふたりのポラリス 柚原瑞香あうしぃ@カワイイマンガ誰も自分の事なんか見てくれない……そんな思いを抱えながら、人の輪の中で笑って相槌を打つ私は悲しい。そんな私の寂しさを、この『ふたりのポラリス』は、全力で肯定してくれる。 ----- 親の再婚で義姉となったクラスメイトは、クラスに馴染めず、パシリに使われる存在だった。そんな義姉の問題を解決しようと立ち回る主人公女子も、実は問題を抱えていた……という物語。 主人公が抱える問題……集団の中で自我を出せず、空気を読んで快適さを演出する心情は闇が深いのだが、実は誰でもよく分かるのではないか(勿論私もよく分かる)。 そんな主人公が不器用な義姉のまっすぐさに打たれ、手を引いていた筈の義姉に助けられ、新たな姉妹パートナーシップに力を貰って自分の問題に向き合う物語は、こちらの心を溶かす。 彼女の問題を生んだのが「親」である事は大きなポイントだろう。母親は一見感じが良いが、悪意無く娘を傷つけている。その「悪さ」を明確に描き、主人公の辛さを全面的に肯定するので、この作品は普段から「我慢をしている」孤独な人を癒す。 こんなに美しい姉妹パートナーシップや、寂しかさからの解放はなかなか得難く、現実は変わらない。それでもこの作品に触れた事で、私は自分の「我慢」が少しだけ、癒されたと感じた。 #マンバ読書会 #5巻くらいのマンガ<<107108109110111>>
母と慕う彼女は親ではない。 共に暮らす彼らは兄弟ではない。 ここはグレイス=フィールドハウス孤児院。 エマはそこに暮らす孤児だった。 同い年のノーマンとレイ、年下の兄弟たち、そしてママと幸せに暮らしていた、はずだった。 施設には、みんな12歳までには里親が決まり施設を出ていくという慣例があった。 コニーという幼い少女も、今日が施設で過ごす最後の日だった。 彼女をみんなで見送ったが、施設にコニーの大事にしているぬいぐるみが忘れ去られていた。 エマとノーマンはそれを届けに、「外」へ通じる門へと向かう。 しかしそこで見たコニーの姿は、あまりにも変わり果てたものだった。 施設とは?兄弟は?ママは?鬼とは? 少年少女たちの決死の脱出劇。 なんだこれ!?ってくらい面白い。 とにかく完成度が高い漫画だと思います。 原作者さんはかなり頭がいいし、作画担当さんはえげつない画力を持っています。 一種の芸術作品。 こんなに読んでて止まらなくなった作品は、久しぶりです。