集英社マンガの感想・レビュー4975件<<104105106107108>>青春時代の思い出るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― モノクロ版 和月伸宏六文銭続編の北海道編もある程度巻数たまってきたので、いっちょ全編通しで読んでみようかと改めて読みなおしてみました。 連載開始がもう28年かと思うとビビるのですが、それでも色褪せない魅力と、絵も古く感じないのは圧巻の一言。 名作中の名作なので内容というよりは、好きな点をいくつか。 全28巻のうち大きくは以下の構成。 ーーー 東京編 (1~6巻) 京都編 (7巻~17巻) 人誅編 (18巻~28巻) ーーー こうして通して読むと、剣心は常に人斬りだった過去の何かと闘っていますね。 東京編では、エピソード的に過去の敵だった人間たちと、京都編は人斬りの後継者だった志々雄、人誅編は過去の因縁。 幕末から明治にかけての激動の時代は、その後自分自身何冊か時代小説を読んでから、改めてるろ剣を読むとまた違った印象をうけます。 過去に囚われた敵キャラたちに、小学生時代では なんでこんな昔のことにこだわっているんだろ? ぐらいだったのですが、今だったらよくわかる。そういう時代だったんだなと敵キャラにも未練を超えた執念を感じさせてくれる。(しかし、縁、おめーはダメだ。あと雷十太。) 大人になった今、もう一度読み直すと、そういう面で敵の魅力がグッとまして見えます。 土方歳三的な負けても生き様をみせてくれる感じ。 ここがスゴク素敵です。 次に、これは内容というよりは本編のおまけである制作秘話。 本作には話と話の幕間に、さらっと登場人物の制作秘話がのっていて(電子版では割愛されるかと思ったが載ってて良かった!)これがすっごい面白いんです! 「〇〇のキャラにインスパイアうけて」 (たいてい、ゲームのサムライスピリッツ) とか、言うわなければ気づかないことまで言ってくれるし、あまつさえ 「もろパクリです」 という暴露とともに、謝罪までする始末。 小さい頃は、あ、そんなことまで言うんだと妙な新規感を覚えていたのですが、この歳になると更に尊敬の念がでる。 仮に影響うけたとしても、自分のものとしちゃうズルさが大人にあると思うのですが、それをしない潔さ。 これも本作、というか著者さんの魅力ですね。 いずれにせよ、王道なバトル展開は、昔と変わらず面白く青春時代を思い出させてくれます。めちゃクソ川柳バトルギャグ漫画絶記爆筆バトルセンリュー 水永潔野愛部長オブザデッドが最高だったのでこっちも読んでみたら最高でした。最高のクソ川柳漫画。 ごく普通の女子高生・ナナがクソ川柳を読んだら、100年前に死んだ川柳バトラー・センリが呼び出されてしまった! ナナも強制的に川柳バトラーにさせられ、激しい川柳バトルの渦に巻き込まれていく……というお話。 ナナの読んだクソ川柳がクソすぎて絶対笑っちゃう。クオリティがクソなのではなくて(クソだけど)ちゃんと排泄物としてのクソです。でんぢゃらすじーさんの笑いを女子高生がやることで素敵なシナジーが生まれてます。 うんこ以外の部分でも笑わせてくれるのに、決めるとこはちゃんと決めてくる(うんこで)感じ最高です。 でもオチは綺麗なところも最高です。川柳と言えばこの人だもんね。 ハイテンションノンストップパニックギャグ部長オブザデッド 水永潔野愛映画部×ゾンビ×学校という食い合わせ最強布陣のノンストップパニックギャグ。めちゃくちゃ面白い。 独特の死生観、知性を感じさせるパワーワード、そこにうんことかゾンビとかがバチっとハマって全ページ面白いから好き。 映画部の面々がゾンビ映画見てたらゾンビに囲まれて部長もゾンビになっちゃった!というお話ですが、そこは割とどうでもよくなるほど面白いです。 最後まで部長を信じ続けるヒロイン・佐田ちゃんがクレイジーで好きです。 この作者さん他作品も読んでみたけどやっぱりハイテンションギャグで気持ちがいいですね。 短編集で一気に読みたい。脳汁出そう。原作ファンでしたが良かったかがみの孤城 武富智 辻村深月六文銭元々作家さんのファンだったこともあり、約4年前に本屋大賞受賞と同時に読んだ本作。 久しぶりに読んだこのコミカライズも、当時の思い出がよみがえり、とても丁寧かつキレイに表現されて大満足でした。 内容は、何らかの理由で不登校になった中学生7人が、部屋の鏡から通じる異世界のような謎のお城で出会い、あるゲームをするという流れ。 そのゲームとは、城の中にある「開かずの部屋」があって、その鍵をみつけるというもの。 しかも、鍵をみつけた人は何でも願いがかなうという。 城にいる狼姿の少女に招かれ、7人の冒険が始まる・・・と思っていましたが、「冒険」というか「人間模様」を描いた感じが本作のポイント。 上述のとおり、皆なんらかの理由で学校にいけず、城内でも似たような境遇から、時にこじれたり、時に支えあったり、ファンタジー要素がありながら、どちらかというと思春期の苦労を描いたヒューマンドラマの要素が強くて、ここが面白かったんですよね。 特に、いじめなどを苦に学校に行けなくなってしまった人が、城の中でできた人間関係(友人)を、自信や勇気に変えて、再出発する姿はグッときました。 また、ミステリー的な仕掛けも色々あって、例えば 7人同じ中学に通っていながら現実で出会うことができない とか 全員不登校だと思ったら実は1人、別に不登校ではない人がいた とか これらの、秘密が徐々に明らかになっていくストーリー展開は純粋に面白いです。 ネタバレされれば、すごくシンプルな展開なんですけど、 キャラクターがすごく魅力的だったからか、すんなり感情移入できてあっというまに読めてしまいます。 『この話が誰かの「城」のような居場所になればいい』https://booklog.jp/award/2018/winner/book という思いで、書いた本作ですが、 学校を行くことに悩んでいる人、またはその親はもちろんですが、それだけでなく人間関係に全般に不安を抱えている人に、希望を与えてくれる内容だと思います。 余談ですが、コミカライズの風花の設定が、現代風に変えたんでしょうかね。ここらへんが原作と少し違うかもです。 アームレスリングの読切おもしれえあーむずがーるず 有村雨 胤馬ゲンキ名無し覇筋…?ストーリーは王道スポ根なのに次々とおかしな描写が出てきてクセになる面白さだった。くらもちふさこ先生の最新作「空を歩く」空を歩く くらもちふさこstarstarstarstarstar_borderかしこ弥生美術館で開催しているくらもちふさこ展とてもよかったです。展示の最後で6年ぶりの新作「空を歩く」の紹介もあったのですが、展示内容が充実しすぎて素通りしてしまった方も多いのでは?電子なら今からでも買えますよー! 脚本家を目指している女の子が電車に飛び乗ります。クラスメイトから「品行方正のあなたらしくて型通りなのよね」と言われたシナリオをコンクールに出す為に、目的の駅に到着する17分の間に直さなければなりません。しかし同じ車両の乗客の挙動や関係性が気になってる内に余計な妄想が広がっていきます。そこに例のクラスメイトが「私の良き人」と紹介した男性に似ている人が現れて… くらもち先生の過去作でもインターネットの仮想空間や花染町の住人など、限られた空間の中での自由自在な関係性が見られましたが、今回はたった数分の電車の中。しかし主人公の脳内では物語が飛躍していくし、主人公に元気がないことを見抜いていた男の子がいるなど、短編という枠を感じさせない広がりがありました。 展覧会でのお言葉で「自分にとって漫画を描くことはツール探しの旅だった」とあったのが印象的でした。くらもち先生ならでは世界が生まれたきっかけを少しだけでも知ることが出来たような気がします。トリガーについて語ろうよ!ワールドトリガー 葦原大介ぺこ※ネタバレを含むクチコミです。 面白かったですバレットマーチ 越田拳司名無しアクション部分、動きがあって、力が入っている感じ(剛腕?)でよかったです。 バカ宇宙人のかけあいも小気味いいし、読み終わった後も気分がスッとしました。 他の漫画も読んでみたいですね。 ただ、漫画紹介に「無鉄砲ニートのヒーローライジング譚」ってあるけど、フリーターは"ニート"ではないですよね??全部乗せなのに無駄がない面白さデス鮭ハンター 有波野愛※ネタバレを含むクチコミです。麻生周一作品のギャグの安定感問題の多い料理店 麻生周一名無し※ネタバレを含むクチコミです。 シン・ゴジラmeets林田球feat.藤本タツキ!!!!!!デス鮭ハンター 有波名無し定期的にめっちゃでっかい「デス鮭」(もうこのネーミングでこの漫画は最高だとわかる)がダムなどめがけて日本各地の川を遡上してくるようになったので、それを退治するハンターという職業が出てくるようになった世界の漫画です。 めっちゃ上手い絵でシンゴジラっぽいノリをやってて、基本ギャグ漫画なんですが人は普通に死んでくし、シリアスにも振れるだろうけど、そうしない。ふざけ倒してるけど、決めるシーンはしっかり決めていく。このへんのバランスが大変上手くて唸ることしきりなのです。林田球のドロヘドロや藤本タツキのチェンソーマンが好きな人にはたまらんと思うっス。 今後が楽しみな新人!愚鈍な少女が空手で強くなる!!瞬きより迅く!! ふなつ一輝 ふなつかずき名無し主人公の日葵(ひまり)が、空手を始めるきっかけになった憧れの人とのエピソードがもう感動的。 コンビニで缶を蹴っただけといえばそうなんですけど、目の前で傘を盗まれても何も言えない子にとってあの対応と行動はまさに正義のヒーローだと思います。 日葵はぐーどんというあだ名が付くほどドジでマヌケで内気な子なんですけど、その憧れの人と同じ高校に入るためにかなり努力したようなので、頭の悪い子ではないと思います。 あとふなつかずき先生の新連載にしてはパンチラすら全く無いのは意外でした。そのくらい「空手」に真剣に取り組むんだと受け止めます!!地獄のタワマンで黄泉帰りメイド道!(?)黄泉比良坂レジデンス 川西ノブヒロ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 まきますか まきませんかローゼンメイデン 愛蔵版 PEACH-PITstarstarstarstarstarNano引きこもりの中学生桜田ジュンは、怪しげな通販サイトで様々なものを買っては期限ぎりぎりにクーリングオフをするというちょっと暗い趣味を持ちつつ日々を過ごしていた。 ある日、大きな鞄が届く。 こんなもの頼んだ覚えはないと思いつつ開けてみると、そこには美しい少女人形が入っていた。 薇を回してみると、なんとその人形はまるで生きているかのように喋り動き出すのだった。 彼女は真紅と名乗り、そしてジュンに問う。 「死にたくなければ、誓いなさい。薔薇の指輪にかけて」 20周年&愛蔵版発売おめでとうございます!!! ずっと昔から大好きな作品です。人生のバイブルです。 まず画がずっと美しい。書き込みすごい。 小学生時代めちゃくちゃ模写したのを覚えています。大変だった。 そして個性豊かなキャラクター。 7体のドールズと人間たち。みんな魅力的。 特に蒼星石が本当にマジで大好きです。愛してます。 彼女の事を語り出すとキリがないので割愛させていただきます。 それとローゼンメイデンには数々の名言があると思います。 帯にも書かれている真紅の「闘うことって生きるってことでしょう?」はすごく印象深いし、とてもいい言葉だと思います。 アニメもすごくいいです。声優さんが合いすぎてる。 旧アニメも新アニメも何週もしました。 私の人生で最も影響を受けた作品といっても過言ではないくらい、今までずっと触れてきた作品です。 今回20周年ということで刊行された愛蔵版、これさえ読めば漫画ローゼンメイデンのこと丸わかりです。 今まで触れてこられなかった方も、この機会にぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか!渋谷の地下が怖すぎる!!最後の不良 山本隆一郎starstarstarstarstar干し芋2巻読了。 小笠原諸島でじっちゃんとふたり暮らしをしていた桐ケ谷完。 ものごころつく前に母親には捨てられ、父親は、4歳の時にクマに襲われ死んでしまった。 完の父親は不良で有名で、島の人たちからは、総スカンをくっていた。 しかし、じっちゃんは、家に父親の残した学ランをずっと飾っていた。 それを、毎日目にしている完は、『不良とは何か?を考えはじめる。 そして、東京から来ていたラッパーに出会い、父親が東京の渋谷の不遼だったと聞き、中学校を卒業したら渋谷で不良になると決め、島を出ていく。 地上の渋谷は、以前とは全く違い穏やか過ぎる街に変わっていた。 しかし、地下では・・・。理想のリアルダメ男・本宮くん隣の男はよく食べる 美波はるこ野愛本宮くんいいですねえ…でも、よくないんですよねえ… 食欲と性欲がめちゃくちゃ強いけど、ふわっとしてて掴みどころがない。 至るところに女の影を漂わせ、手練れのくせに不器用なデートをする。 嫉妬するし、嫉妬されると喜ぶ。 そんな男・本宮くん。 こんな男が隣に住んでいて、麻紀ちゃんのご飯食べたいと懐いてきたら幸か不幸か好きになっちゃうよなあ。 とてもいいけど、とてもよくない。読者として客観的に見ていると絶対よくないと思う。でも客観的に見ているからこそ不器用だったり嫉妬してたり焦ったりしているのもわかるので可愛げも感じる。 直ちに影響はないが、長期的に見て取り返しのつかないダメージ負いそうな感じのダメさがあって、こういうの好きになっちゃうんだよなあ。 いやあ麻紀ちゃんがんばれ、流されずに話し合いをした方がいいぞ!と思った。 いい話〜!漫画家の猫である。 筒井大志名無し誘惑に弱かったり、なにかと注意力が散漫な漫画家に飼われているネコ・まゆげはそんな飼い主が無事に原稿をあげられるように陰ながら、かつわりと命がけでサポートする日々。強い愛を感じる読切でした。まゆげ、どこかじゃりン子チエに出てきそうな渋めのネコなのがまたいい。フードンビの感想 #推しを3行で推すフードンビ 栗原正尚starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 怨み屋本舗にも登場しそうなクズな上司やゾンビ騒ぎでパニックになりつつも自分の立ち位置などの計算をしながら人間同士の読み合いもあって面白い ・特に好きなところは? 舞台が流通の倉庫でなので商品として定期的に「怨み屋本舗」が出てくるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ここ最近読んだ中で全2巻でおもしろいマンガは何かと聞かれたら「フードンビ」って答えるね 宇宙VS心霊ダンダダン 龍幸伸starstarstarstar_borderstar_borderNano幽霊を信じない男と、宇宙人を信じない女の話。 バトル漫画なのかな?と思ってたらそうでもないのかな?と思いきやバトルもあった。 絵が綺麗。魅せられるし読みやすい。 ジャンプラで無料で読めてしまうのがやばい。 少女漫画家と美容整形医スパイシーピンク 吉住渉名無し少女漫画家と美容整形医の恋愛という異色さに惹かれて読んでみました。なんとなく西原理恵子先生と高須院長が思い浮かんでしまうのは私だけではないはず(笑)。でも美容整形医ならではのエピソードはあんまりなかったなぁ…。少女漫画家の方は割りとありましたが、吉住渉先生の作品らしくそれを全面に出してくる感じではなかったです。ちなみにモデルにした漫画家はいないそう。綺麗にまとまっている全2巻でした。15ページとは思えない読み応えの海洋オカルトINVADE カムラコウ名無し画力がすごいしタコの生態を活かしたホラー展開が上手い。なにより最後のオチが素晴らしい…!! 漢字っぽい独自の文字と、二つの言語がダブってるフキダシの演出が最高にカッコよかった。どこかでなんらかの形で連載してほしい!エッッグい可愛い最高ラブコメ正反対な君と僕 阿賀沢紅茶野愛可愛すぎる!!可愛すぎてニヤニヤが止まらないし変な声出ちゃう。 毎週この2人のイチャイチャが見れるなんて幸せです。 明るくて元気な鈴木さんと物静かな谷くん。タイトル通り正反対に見えるけど、溢れだす「好き」をどう表現したらいいかわからなくて悩んだりググったりするのは一緒なんですね。 谷くんの検索履歴は確かにエッッグい可愛い。鈴木さんじゃなくてもクソデカボイス出ちゃう。 これから喧嘩したりすれ違ったりするかもだけど(できればしないでほしい)、末永くお幸せでいてほしい! 氷の城壁が完結して寂しくなった心の隙間に可愛さと尊みが染み入りました。 (鈴木さんウッピーのTシャツ着てて嬉しくなっちゃった) 中華風アウトローミステリアップサイド・ダウンタウン 青崎有吾 群青ピズ名無し連載途中の話を読んだのかと思ったくらい出来上がってる話だっった。主人公の「(物事が)ひっくり返るのが好き」というのはミステリ好きに共通の癖だよなと読んでて思った。中華風の治安の悪い街が舞台のミステリというのが新しくていい。再読したので感想チェンソーマン 藤本タツキ名無しとにかくめちゃくちゃでクールな漫画。活き活きと狂ってるキャラクター達と衝撃的な展開の数々が面白い。2部も楽しみ。<<104105106107108>>
続編の北海道編もある程度巻数たまってきたので、いっちょ全編通しで読んでみようかと改めて読みなおしてみました。 連載開始がもう28年かと思うとビビるのですが、それでも色褪せない魅力と、絵も古く感じないのは圧巻の一言。 名作中の名作なので内容というよりは、好きな点をいくつか。 全28巻のうち大きくは以下の構成。 ーーー 東京編 (1~6巻) 京都編 (7巻~17巻) 人誅編 (18巻~28巻) ーーー こうして通して読むと、剣心は常に人斬りだった過去の何かと闘っていますね。 東京編では、エピソード的に過去の敵だった人間たちと、京都編は人斬りの後継者だった志々雄、人誅編は過去の因縁。 幕末から明治にかけての激動の時代は、その後自分自身何冊か時代小説を読んでから、改めてるろ剣を読むとまた違った印象をうけます。 過去に囚われた敵キャラたちに、小学生時代では なんでこんな昔のことにこだわっているんだろ? ぐらいだったのですが、今だったらよくわかる。そういう時代だったんだなと敵キャラにも未練を超えた執念を感じさせてくれる。(しかし、縁、おめーはダメだ。あと雷十太。) 大人になった今、もう一度読み直すと、そういう面で敵の魅力がグッとまして見えます。 土方歳三的な負けても生き様をみせてくれる感じ。 ここがスゴク素敵です。 次に、これは内容というよりは本編のおまけである制作秘話。 本作には話と話の幕間に、さらっと登場人物の制作秘話がのっていて(電子版では割愛されるかと思ったが載ってて良かった!)これがすっごい面白いんです! 「〇〇のキャラにインスパイアうけて」 (たいてい、ゲームのサムライスピリッツ) とか、言うわなければ気づかないことまで言ってくれるし、あまつさえ 「もろパクリです」 という暴露とともに、謝罪までする始末。 小さい頃は、あ、そんなことまで言うんだと妙な新規感を覚えていたのですが、この歳になると更に尊敬の念がでる。 仮に影響うけたとしても、自分のものとしちゃうズルさが大人にあると思うのですが、それをしない潔さ。 これも本作、というか著者さんの魅力ですね。 いずれにせよ、王道なバトル展開は、昔と変わらず面白く青春時代を思い出させてくれます。