講談社マンガの感想・レビュー6230件<<200201202203204>>ニヤニヤ必至凸凹カップルのショートラブコメポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話 横田卓馬nyaeカタブツくそ真面目の風紀委員、桜大門統悟(さくらだいもんとうご)に、スカート丈と髪の色が不適切だと目をつけられたギャルの小日向微笑(こひなたぽえむ)。2人は、統悟が補習授業で微笑から数学を教わってから少し仲良しに。 微笑のキラキラネームをバカにしなかったり、下校が遅くなったときには文句1つ言わずに家に送ってくれたり(その時めちゃめちゃご近所さんであることが判明)、突然かわいいと言ってきたりと微笑は少々心乱され気味。 微笑は見た目は少し派手だけど普通の子なんだなとわかる、お母さんとの電話の一コマでニヤニヤが止まらんです。対人コミュニケーションが苦手なふたりのエロティック読切水声に消えないよう モモヤマハト名無し久しぶりに再会した教師と元教え子の短くて少し切ない逢瀬のはなし。 上手に生きることが苦手な者同士、どうしようもない苦い思いを抱えたまま海辺の街へ辿りつく。 どんな終わり方をするのかとヒヤヒヤしてたが、先生の笑顔で終わってホッとした。のめり込むように読んでしまった傑作北京的夏 松本剛 ファンキー末吉名無し※ネタバレを含むクチコミです。「今だけ」に生きている少年少女の青春譚すみれの花咲く頃 松本剛名無し表題作を始めに「ヒューストンと女の子」「もんくのある気持ち」「教科書のタイムマシン」「呼べない名前」「ハッカのびろおど」「なかない渚」「すこしときどき」の収録された短編集。 青春期の「今だけ」が、時代性に則した題材と共に描かれており、どの短編もこの作者にしか描けないものに違いないなと、読み終えるたびに思わされた。キャラの表情やデフォルメの使い分けも上手く、するりと物語に入れた。 ファンから長年愛され続ける理由の分かる、名作青春漫画だった。 読む人を選ぶ作品THE END 真鍋昌平マウナケア同著者の『闇金ウシジマくん』よりもさらに息苦しく感じますね。何もかもに意味を見いだせず、イラついてばかりの青年が主人公のSF。暴力表現は『闇金』の現実的描写に対して、SF作品であるためにより過激。心理面でもそれに比例して深い部分までえぐらざるおえない。では、重く過ぎてつまらないのかというとそうではないのですね。ストーリーはむしろ好きな部類であるロードムービーふう。無為な日々をすごすシロウ。空から降ってくる少女。ルーシーと名乗る少女との生活と突然の終焉。謎の敵とシロウの消された過去。そしてかつての仲間を探す旅…、と矢継ぎ早でテンポ良い。キャラも個性的でぶっ飛んでいる。じゃあなんで息苦しいんだろう?と考えて見つけた答えは、過激描写のせいではなくて、短いページでシロウの救いのない閉塞感を感じてしまった、これじゃないかと。この辺のシロウの心中を素直に受け止められると、エピローグの全員寝そべるシーンが心に染みてくる思うんですが、どうでしょうか。う~ん、この作品もやっぱり『闇金』同様、読む人を選んでしまうかな。神戸在住神戸在住 木村紺マウナケア海と山の間のわずかばかりの平地で18年間育った私にとって、神戸は好きな街、というよりは憧れに近い街。神戸初体験は受験のときで、海はあるわ、丘はあるわ、繁華街に異人街に大学に、そして食べ物もおいしいと、ほんの少しの滞在経験で街にひと目ぼれしたような感覚になり、住んでみたいと思いました。この作品を読むと、その時の気持ちがよみがえります。神戸の大学に通う主人公の女性のモノローグで話が進むエッセイ風漫画。神戸の紹介的な部分だけがクローズアップされてるわけではなく、そこに暮らす人々のようすや友達のこと、お祭りなどのイベント、出会いと別れ、そして震災と、街のさまざまな側面を描いていて、タイトル通りの在住疑似体験ができます。コマの間に入る手書き文字や、トーンを使わない画風などもあって、全体としてほんわかとした雰囲気。ですがドキッとするセリフも出てきて、作者の土地に対する誇りやこだわりがいいアクセントにもなっているよう。う~ん、やっぱりいつかは住んでみたいと思ってしまいますね。けれどもうしばらくはこの作品で我慢します。フラジャイル雑談板フラジャイル 草水敏 恵三朗名無しなかったので。なんでも思ったこととか、気づいたこと書いてネ 今月も超面白かった。特にメッタメタの榊野くんに笑った 激烈バカの方が好きあたまがビッグバン 斉藤富士夫マンガトリツカレ男連載中以来に読んでみたけど、面白いとか面白くないとか言う話ではなく、「斉藤富士夫」のマンガのノリを楽しめるかどうかにかかってるマンガだ。 激烈バカと同様に同時期に連載していたマンガをパロディ化したキャラが出てきたけど、途中まで全く気づかなかった... 一家全員がワダベンのページは夢に出そうなくらい不気味だった 成田闘争の話ぼくの村の話 尾瀬あきらマウナケア頭ごなしにやっても、いい結果にはならないですね。普天間にしても八ツ場ダムにしても周りは振り回されるだけで、結局残ったのは自然の破壊とやりきれない気持ち。日本人は過去から学ぶことができないのでしょうか。本作では成田空港開港に伴う顛末、いわゆる「成田闘争」が描かれていますけど、これなんかは私が生まれたころの話ですから、ほんの40〜50年ほど前の出来事。空港が建設されることが決まり、長い年月をかけて開墾してきた土地を奪われることになった農民たちの必死の闘争が、限りなく実話に近い形で描かれていて、現代に生きる私でも身につまされます。どこかで聞いたような「決めたから従え」という暴挙の果て…。土地とは何か。国との対立や利権がらみの大人の葛藤など、複雑な環境で育つ子供はどんな夢を見るのか。時代背景も違うしスケールや立場も違うけれど、投げかけられるテーマは今でこそ考えるに値する意味を持っていると思います。わかる(わかる)アンラッキーガール 中村はなたか主人公の加藤さんと前の席の大野くんのお話。加藤さんが大野くんを見る視点がすごく丁寧に描かれていて共感できる良い読切でした。 **「ろくに話したこともないけど、プリントを後ろに回すときの癖や顔のラインは毎日見ていて知っている」という2人の微妙な関係が、すごくリアルに日常を切り取っていてエモかったです。** https://i.imgur.com/U34NagT.png その大野くんが放課後の仕事をわざわざ手伝いに来てくれて、自分の前で笑ってくれて、『不運』なのを覚えていてプレゼントをくれて…! も〜〜〜!!そういうの好き…良い…。 話の構成や着眼点が素晴らしい一方で、絵はまだまだ伸びしろがあるなと思いました。個人的に、顔と体のバランスや、見せゴマとそれ以外のメリハリが少し気になりましたが、ほんとお話に光るものを感じます…! 中村はな先生の次回作を楽しみにしています。 不思議が育む少女たちの絆不思議なゆうなぎ 大庭直仁ニワカ※ネタバレを含むクチコミです。キホと慧の物語運命とか信じるきみだから 売野機子名無し恋人・キホのことならなんでもわかっていると思っていたけれど、たったひとつだけ予想が外れてしまい、少年・慧の運命が傾いてゆく… お洒落で都会的、夢を見てるかのようにふわっと軽い、自由奔放な彼女に振り回されながらも一途な愛を貫くひとりの少年の人生のはなしでした。短いけど壮大。マンバがクチコミマンガ描きました!ザ・ファブル 南勝久マンバこんにちはマンバでっす!!いよいよ映画「ザ・ファブル」が来週公開ということで、「ファブルのここが好き!!!!」をまとめてみました。 http://the-fable-movie.jp/ ちなみにドランククイーンヨウコ姉さんの「チュッ😘🍋」は、8巻85話に収録されています。 「ザ・ファブル」クチコミマンガ〜これだけは抑えておけ編〜(1/2) まだ読む勇気が出ない大丈夫。世界は、まだ美しい。 荒井瑞貴たか第8回THE GATE大賞受賞作で、4月にモーニングに掲載された読切を読みんで立ち直れないほどの衝撃を受けた作品。8月23日に単行本が発売され、当日に電子書籍で購入したのはいいものの、ページを捲る勇気が出ないまま1カ月が経ってしまった。 モアイの作品掲載ページのURLでTwitter検索してみれば、たくさんの人々が同じように衝撃を受け打ちのめされているのがわかって少し安心した。 素晴らしい作品だから「また読みたい」をしたけれど、「また読んでもみようかな…」と思えるようになるまでたぶん4、5年はかかると思う。 ↓読切を読んだその日に書いた感想 http://bit.ly/2kSI52S濃ゆい短編集ユー ガッタ ラブソング 鳥飼茜短編集 鳥飼茜名無し本編読んでからあらすじの“男と女の間に横たわる深い溝に横たわる真実の物語。”(文章変だけど)を読んで、あ〜なるほど…と。何の共通点のない四篇だと思って読んでいたけれど、そう言われるとたしかにそうだなと思える。 思考が読めない目とか、どん底じゃないけどままならない生活とか、どっちつかずの気分とかを描くのが上手いので流石だなと思います。 ただ描いたものを並べて終わりではなく、描いた経緯や、どんな曲を聞きながら描いたかなどあとがきが添えられている。そういうのがあると漫画家自身の趣味趣向や好きなものの一部を垣間見れるような気がして嬉しい。こんなサプライズは初めて見たサプライズ 大友克洋 中川いさみ名無しプロポーズでサプライズを仕掛けるはずが、指輪を巡ってとんでもない事態に巻き込まれるカップルの話。 大友克洋×中川いさみという大ベテラン同士がタッグを組んだ読切。中川氏のストーリー漫画が描きたい!という願いが漫画家入門という連載になり、それをきっかけにこの読切が生まれたらしい。 タイトル通り、いろんなサプライズが起こる話なので詳細は避けますが、キーワードは「たらこおにぎり」と「ゴミ屋敷」。 誰も予想できない展開が待ってるのでぜひ読んでほしい。 モーニング・ツー2018年6月号掲載です。 三橋くんの未来を見たかのような林優樹くんおおきく振りかぶって ひぐちアサ影絵が趣味9月も半ばを過ぎて、いつしか心身に沁みる涼しい風が吹いてくるようになりました。はなしは数ヶ月前にさかのぼり、夏の甲子園の県予選が始まるよりも前。U18侍ジャパンの一次選考合宿の記事に、かの有名な佐々木朗希くんと並んで、U15の選手が間違えて紛れ込んだかのような体格の林優樹くんが写っていたのに心をときめかせたものでした。 彼こそが去年の夏の甲子園の準々決勝で、近江が金足農にツーランスクイズを決められたまさにその時、マウンドにいて泣き崩れていた投手でした。この時バッテリーを組む有馬くん共にまだ2年生。甲子園球場が金農旋風に沸くなか、TV中継で祈るように林くんを応援していたのは、近江の甲子園初戦を偶然みて一目惚れしたからでした。優勝候補にも数えられる智辯和歌山の強力打線を相手に、林くんは小さな身体から「おおきく足を振りあげて」淡々と飄々と投げ込んでアウトを重ねてゆく。そして2回戦の対前橋育英では、2点のビハインドを背負う3回からリリーフして残りの9回までを無失点で切り抜け、近江は9回にサヨナラの一打で勝利。そして3回戦の対常葉大菊川では先発し、8回まで投げて3安打11奪三振の大好投。奪った三振のほとんどは、のちに魔球と言われダルビッシュ選手にも凄いと称賛される右打者の外に大きく逃げながら落ちるチェンジアップでした。球速は130前後ながら、内外高低の制球がすばらしく、とくに右打者の内角をクロスファイアで深くえぐってから外角低めに落とすチェンジアップは芸術的とさえ言いたくなる出来栄えでした。チェンジアップだけではなく、伏線のまっすぐも余程コントロールに自信がなければあれほど内角いっぱいには投げられないし、クロスステップでかなり角度があるからなのか、膝もとに向かってくるまっすぐに打者が驚いて避けていながらもストライクを取られている場面も多々ありました。ほとんど無名のノーマークでありながら蓋を開けてみれば、まだ2年生ながら大会屈指の左腕として取り沙汰されていました。 大会後に色々調べてみると、1年時には秋季近畿大会の準決で黄金世代(根尾・藤原・柿木・横川の4人が高卒ドラフト、ドカベンか!)の大阪桐蔭を相手に先発したり、その後のセンバツでは同じく1年の奥川がいる星稜を相手にも先発していたらしい。その頃から足を高く上げるフォームではあったものの、まだ「おおきく足を振りあげて」というほどではなく、それからひと冬を経て、振りあげた膝を肩にまでぶつける勢いのあるフォームに変化していったらしいのです。 そして女房役の有馬くんは、かなり早い段階からドラフト候補にも名前の挙がっていた、これまた非常にクレバーなタイプの捕手で、インタビューを読んでみると、小学生の頃から父親と野球中継をみては配球について語り合っていたという生え抜きの配球オタクであり、対戦相手の監督からも「試合の状況や展開をみて目まぐるしく配球を変えてくる非常にデータの取りにくい捕手」だと嫌がられていました。本人も「自分は相手の嫌がりそうなところを徹底的に突くタイプの捕手」だと自己分析しています。もう、林くんが三橋くんならば、有馬くんは阿部くんなのかと問い詰めたくなってしまいます。ちなみに林くんのインタビューによるとツーランスクイズを決められたときに投げたのはストレート、有馬くんのサインのスライダーに首を振って投げたそうです。それ以来、首を振ったことを後悔して、有馬くんのサインを信じて投げ抜くことに決めたんだとか。 2年生バッテリーはチームの中心として最上級生になり、秋は滋賀大会優勝で乗りこんだ近畿大会の初戦で同じく左腕エースの林投手が率いる報徳とのダブル林対決にまさかの敗退、センバツ出場を逃します。この日の林くんは自身MAXの136キロを計測しているのだけれど、これがおそらく敗因に繋がっている。夏に吉田輝星のまっすぐを目のまえで目のあたりして以来、まっすぐの球質を上げる特訓に励んだそうで、この日はまさに球の走りがよく絶好調だったとか。ただ阪急ーオリックスの星野伸之(スローカーブが有名の!)がそうだったように球が走っている日は、自分の本来の持ち味を忘れて、まっすぐで押してしまい、かえって打ち込まれることが多かったと言います。 この惜敗からチームは夏の甲子園までいっさいの負けなしで突き進みます。冬明けのシーズン開幕すぐに組んでいた奥川率いる星稜との練習試合では林vs奥川の投手戦で1-1の同点、これを先駆けに春の滋賀大会、近畿大会をそれぞれ優勝で飾り、このままの勢いでマークのかなり厳しいなか、林くんは夏の滋賀大会すべてを無失点で切り抜き2季連続の甲子園に導きます。滋賀大会決勝の光泉戦はほんとうにヒリヒリする投手戦(1-0)で、相手ピッチャーはドラフト候補の吉田くん(また吉田かい!)。9回に林くんはとうとう二死一三塁にまで追い込まれ、打者は去年のトラウマを思い起こさせたいのか二死なのに何故かバントの構えで威嚇する。値千金の1点を完封で守り切った林くんはベンチで号泣、1年間ずっと応援していたわたしも中継をみて泣いてしまった。 夏の甲子園ではバッテリーをみっちり研究してきた東海大相模のアグレッシブベースボールに敗退するものの、林くんは早くから評価の高かった女房役の有馬くんをさしおいてU18侍ジャパンのメンバーに選出される。アメリカの屈強な打者に対しても、コースいっぱいを突いた見逃しや伝家の宝刀チェンジアップで三振を奪っていました。高校野球引退後、有馬くんはインタビューで「林には本当に感謝している、林に出会えて良かった。林のコントロールのおかげで自分は配球というそこだけは誰にも負けない力を発揮することができた。またいつかバッテリーを組みたい」というようなことを言っていました。これはもう、三橋くんと阿部くんに聞かせてあげたいセリフですね。 さわやか!春待つ僕ら あなしん大トロ青春を感じる王道少女漫画という感じで癒されました。ビンボーを満喫している大東京ビンボー生活マニュアル 前川つかさマウナケア住宅ローンで苦しむ私にとって、何か参考になるのではと思ってましたが、いい意味で裏切られたのがこの作品です。時代背景は、昭和と平成の境目あたり。上京して8年目の主人公・耕助は、特に定職につくわけでもなく、ビンボーな生活を送っている。今風にいえば、典型的な負け組。古新聞を机代わりにし、パンの耳をかじり、自転車やフライパンなどは隣の学生から借りる。この部分だけを取り上げると、彼が日々をいかに生き抜くか、という話のようですが、これが受ける印象はまったく違うのですね。耕助は意外に快適に暮らしているのです。そう、ビンボーを満喫しているとでもいいましょうか。そこに悲壮感はまったく無し。我慢はするが必要なときにはお金を使うし、人徳はあるからしょっちゅうバイトの引きはあるし。そうなんですよね、ちょっと工夫するだけで、お金なんかそれほどなくても楽しく暮らせるものなのですよ。ひと昔前に「銭形金太郎」というビンボー生活を紹介する番組がありました。あの手の漫画かな?と思って読んだら大間違いです。 短編のラインナップがエロすぎ山風短 せがわまさき 山田風太郎マウナケア『バジリスク~甲賀忍法帖~』『Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~』に続く、せがわまさき作画の山田風太郎の忍法帖シリーズで、短編作品の漫画化。単行本一冊に1話収録となっています。しかし…この短編のラインナップ、原作は前2作と比べ、いささか趣が異なるというか、ずばりエロすぎ。漫画化にあたりエンタメ忍術路線から本来の山田風太郎路線によくぞ舵を切ったものだとは思いますが、評価は分かれるかもしれませんね。私は好きですけど。1巻に収められているのは大島山十郎という小姓と上杉家の物語。直江兼続や前田咄然斎(慶次郎)も出てきて賑やかな中、山十郎にまつわる謎が関ヶ原前夜の情勢に関わってくる。発想の飛躍も独創的、忍術も淫靡。幻想的な読後感を与えてくれます。2巻は「剣鬼喇嘛仏」というお話で、宮本武蔵を追う剣豪・長岡与五郎が主人公。秘術にはまりナニがアレを離さなくなってしまい孕むまでその姿で闘うという、コメディ一歩寸前なのですが、ラストにオリジナルエピローグがあり、これが何とも切ない。本編では「小便はどうするのじゃ」なんて言ってたのに…。ちなみに3巻のみ普通の現代劇、と色々な面で不思議な選択です。毎日読んできた大好きなweb漫画その2トモちゃんは女の子! 柳田史太さいろくトモちゃんヤバ可愛い。 ジャンルでいうと富士山さんとか…かぼちゃワインとかに近いんだけどメスゴリラと言ったほうが近い。 純真無垢なメスゴリラはかわいい。全6巻で完結らしいんだけどデガウザー 渡辺潤さいろくテスラ・ファイルに記された超科学兵器(たぶん科学の方…)がデガウザー。 現代の日本でそれを巡る代紋Take2よりエゲツない残虐な争いがーーって渡辺先生ほんとにドンドンエグいシーンが増えてく気が… 今作はダブル主人公みたいなものかな?ヒロイン(女)はヒロインと言えるほど出番多くない これも原作者いるのかなーと思ったんだけどどうやらいないっぽい?? クダンみたいに少し短めの作品もピシッと締めてくれると思うので次の最終巻に期待して待つ。 ”安楽椅子”系の犯罪捜査モノリモート 天樹征丸 こしばてつやマウナケアいつの時代でも犯罪捜査という題材は受けがいいようです。加えて、時代によって人気になる捜査手法がでてくるのが、ジャンルとして廃れない理由かもしれません。この作品は”安楽椅子”系捜査官タイプで、動かないのではなく動けないのがミソ。自宅から外に出ない警視・氷室と、その手足となって動く婦人警官・くるみによる推理ドラマで、頭脳は氷室、行動はくるみという仕立てになっています。と、書くと、なあんだ、J・ディーヴァの「ボーン・コレクター」じゃん、と思う方もいるかもしれません。しかしこちらは、難しい科学捜査は省き、クールな氷室と、ふにゃふにゃ娘のくるみというキャラを生かし、より漫画らしく仕上げた作品。ドラマ化されたのも新鮮さとわかりやすさが同居してたからなのでしょう。さらに書くと、このドラマのキャストがはまっていたんですよね。氷室に堂本光一(テレビ誌によると警視を演じた最年少役者だそうです。警視って銭形のさらに上…)、くるみは深田恭子。漫画を読みながら当てはめてみると、わりと楽しめると思いますが、いかが?スキップとローファーの高松美咲さんがSFを描いていたとは知らなかったカナリアたちの舟 高松美咲名無し部活と進路に悩む普通の女子高生である主人公の日常が描かれていると思ったら、いきなり得体の知れない生命体が人類を襲ってきて、目が覚めると地球ではない場所にいた…から始まる物語。スケールはハリウッド並みに壮大ですが、一番の魅力は繊細な人物の心情表現です。あり得ない状況でも主人公に感情移入できるのはここにリアルがあるからだと思います。ある意味で期待を裏切る展開なのがいい!全1巻でまとまりも良くめちゃくちゃ面白いです。<<200201202203204>>
カタブツくそ真面目の風紀委員、桜大門統悟(さくらだいもんとうご)に、スカート丈と髪の色が不適切だと目をつけられたギャルの小日向微笑(こひなたぽえむ)。2人は、統悟が補習授業で微笑から数学を教わってから少し仲良しに。 微笑のキラキラネームをバカにしなかったり、下校が遅くなったときには文句1つ言わずに家に送ってくれたり(その時めちゃめちゃご近所さんであることが判明)、突然かわいいと言ってきたりと微笑は少々心乱され気味。 微笑は見た目は少し派手だけど普通の子なんだなとわかる、お母さんとの電話の一コマでニヤニヤが止まらんです。