講談社マンガの感想・レビュー6230件<<194195196197198>>無料で1巻読んだ水曜日のシネマ 野原多央やむちゃ「シネマ」という響きが好きで、無料だったので読みました。 なんか…思ってたよりキュンとするラブストーリーで、すごく良かったですねぇ…。これは絶対に完結まで買って読んじゃうやつ…。 女子大生と中年男性っていう年の差も、あんまりなさそうでいて世の中的には溢れてるカップルだと思うんですよね。あと「店長」っていう肩書はやっぱりいいんですよ。惹きつけるものがあるんです。というわけで実はかなりリアリティのある話で、でも甘酸っぱさは適度にあって、男女ともに読んでほしい漫画です。果たしてダーリンの胃はもつのかメシマズ♥️新妻クッキング 神山彩名無し料理下手に限ってハンバーグとか餃子とか面倒なものを作りがち。(そんで無駄に羽とか付けたがりがち) あらずじにメシテロって書いてあるから、メシマズと矛盾するじゃないかと思ってたら、そっちのテロか〜 でも旦那さんの顔とか全く出てこないけど、めちゃめちゃ優しいお方でしょう絶対…優しさを学べる漫画ひとりぼっちで恋をしてみた 田川とまたmampuku一巻読了。 不器用でいわば「ちょっと足りない」女の子のもどかしい片思いと、友情と成長のお話。 新人さんかな?絵の完成度が非常に高い(博、成家慎一郎、オジロマコト、ゴトウユキコあたりを連想しましたが、そのどれともまた微妙に違う感じ) 頭の回転が鈍く、いつも上手く立ち回ることができず失敗してばかりの主人公。そんな彼女の人格を仲のいい親友たちは「天然」と称して可愛がってくれるが、本人にとっては死活問題で、ついには思いつめて家出してしまう。 極寒の北海道で野垂れ死にかけていたところを、水商売で生計を立てる一人の女性に拾われ、命を助けられるだけでなく「人生」において大切なことを教わる。一巻おわり。 主人公の少女はたしかに「足りない」がちではあるものの、それはこの社会に属する全ての人が多かれ少なかれかかえている普遍的なテーマだ。 「他人に好かれたい、良く思われたい。でもそのためにどう振る舞うべきかわからない。言葉選びが上手くいかない。なぜか傷つけたり怒らせたりしてしまう。」 逆説的だが、負のスパイラルから抜け出すためにはまず「他人によく思われるためにどうすべきか」と考える癖自体から脱却する必要がある。「言葉を発する自分」ばかり可哀想がり労るのをやめて、「言葉を受け取る相手」を慮る。それこそが、信頼関係の第一歩なのだ。 「ありがとう」、信頼関係の初歩の初歩、第一歩の言葉を一巻の最後で水商売のお姉さんから教えられ、感謝あるいは後悔か堪えきれず涙を流す主人公の少女。 とてもシンプルだが芯のある美しい話だ。2巻以降の展開にも期待したいワンオペ育児の大変さとその緩和策シェアファミ! 日下直子兎来栄寿『大正ガールズエクスプレス』など、男性でも読み易い少女/女性マンガの名手である日下直子さんの最新作。ワンオペ子育てに限界を感じている三人のシングルファザーが、ルームシェアして一つ屋根の下で助け合いながら育児をしていく物語です。 開始4ページで登場する、出産・育児に対する世間の無理解。嫌な「あるある」ですが、世の中にこういう人や臆見は多いよな、と思ってしまいます。 逆に、主人公がいが自分一人だけで双子の育児をせねばならぬとなった時の想像できなかった苦労、そして一杯一杯の時に自分以外の大人が家にただいてくれるだけで救われる心地など、子育てを経験した人にとって思わず共感してしまうであろう描写が多数。 誰にも頼れずに孤立してしまい一人で抱えて苦しむことがが子育てで最も辛い時であると思いますが、それを緩和するための一つのやり方として現実的にも有り得る選択肢だと感じます。勿論、条件は難しいですし赤の他人と突然暮らすことで生まれる問題なども生じます。その辺りにもしっかり手は入れられています。その中で出てくる「基本的に他人に期待するべきではない」「けれど他人はたまに期待を超えてくる」という件は正にその通りだなと。 読むと子供を育てることの大変さが解り、現在や未来のパートナーを労わる気持ちが生まれるかもしれません。その内実写化されそうな内容です。 デビュー作と大ヒット作を繋ぐもの泣くようぐいす 木多康昭あほえもんデビュー作の幕張から好きな作家。だが少年ジャンプという雑誌ではアンコントローラブルな存在になってしまったのが木多康昭という漫画家だった。だから今も活躍している講談社に移籍したときは結構嬉しかったのを覚えてる。 週刊少年マガジンでスタートした「泣くようぐいす」も幕張と同じく野球部を舞台とした設定だった。また同じようなノリでいくのか?と思いきや、何かが違う!下ネタとブラックジョーク中心だったのが、なんと次第に真剣に野球し始めるのである。かと思ったら麻雀勝負に移行し、いつものブラックなネタをおり混ぜてくる。その後は、またシリアスな野球活動に戻る。そしてラストはいつものちゃぶ台返し的なオチだ。この構成はのちに生まれる喧嘩商売に受け継がれている。もし最初から真面目な野球マンガとして描き続けてたらその後の作風はどうなってただろう。おそるべし極限のブリッ子おそるべしっっ!!!音無可憐さん 鈴木由美子無用ノスケ子愛しの軍司くんのためならなんでもするブリッ子・音無可憐。 過剰なまでのブリッ子が笑いを誘います。 「グンジィ〜」 「浮気したら、ゆ・る・さ・な・い・・・・・ぞっ」 このゾクゾクするような異様な喋り方、一度知ったら忘れられない強烈な主人公です。その辺の生きモノ(アリ)やぬいぐるみとお喋りしたり、ちょっと当たっただけで大げさに倒れ込んだりと、一見弱々しそうな姿を見せといて、イザという時は超人的な行動ができる子だから油断ならない。 鈴木由美子先生のコメディものの中では一番スキな作品でした。 最強のブリッ子顔↓完結してから読みましたレッド 1969~1972 山本直樹大トロ読んでいて辛くなりますが、読んでよかったと思える漫画です。 面白いです。 話題の娘の友達 萩原あさ美mampuku話題になっていたので読みました。 まず第一に、これに目くじら立てて喚いてる自称フェミニストたちは読解力が低く、了見も狭く、想像力が乏しいと言わざるを得ない。 オジサンの悲しい性(さが)や、強固と思われた理性の壁にいともたやすく浸潤してくる「娘の友達」の魔性の迫力がよく描かれていると感じる。女性の作者らしいですね。いやーすげー怖いw 同じおっさんと少女の話でも、ピュアな30歳児が主人公のロッタレインとは真逆ですねおねショタ×怪異×食!こんなの見たことない!あの人の胃には僕が足りない チョモランstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ずっと気になってて、まだ2巻までしか読んでないんだけど、なんだこのマンガ!激おもろいんだけど!!! すぐ3巻買わなきゃ! こんなジャンル見たことないよ! 読み終わって良すぎてかーっとして何も考えられなかったよ! Twitterの載せられたマンガに対してよく「尊い」って書かれてて言いすぎじゃない?って思ってたけどこれは完全にそれでした! 「尊い」のやつでした! もし読んでない人いたら読んでほしいし、最初のリアクションは大切にしてほしいからできるだけネタバレは避けたいんだけど、ほんと作者さんめちゃくちゃセンスいいなー。 まず、おねショタの時点でめちゃくちゃいいんですけど、身長差は当然のこと、力関係とか経験の差とか、中等部の年下男子的には高校生の年上のお姉さんにはもじもじしてしまうわけで、もじもじしながらも頑張ってアプローチしてるのかわいいし、すぐお腹すいちゃうお姉さんの健康的でいろいろでっかいかわいさ最高だし、なんだか思わせぶりな感じも最高! まず、ここまでが第一段階の最高さ。でもここまではまだギリギリ想定内の良さ。 だけど、その最高の皿の上に「怪異」が乗っかってたら、ほら、もうめっっちゃいいじゃん・・!ってなる! グッと来すぎる!! おねショタのラブコメ見てニヨニヨしてたら突然、後頭部を丸太で殴られた感じ! 語彙力失うってこれか! 物語に急に広がりが出てきて、ストーリー的な展開も気になるし、この二人の進展も気になるし、怪異の謎とか、どうやら普通ではない主人公の出生の秘密的な部分もいよいよ気になってくるしで、むちゃくちゃのめり込んじゃう!! 普通じゃないきっかけで二人は近づくし、普通じゃないきっかけで距離を取ることにもなりそうで、簡単に言うと、この恋は全く予想がつかないし違う意味でもハラハラする!! あ、ラブコメ(ラノベ?)特有の、両親ともいなくて謎にヒロインと同居するっていう部分もあるじゃん・・。 主人公の料理上手なところとか健気で一生懸命な部分もめちゃめちゃかわいいんだけど、ヒロインもめちゃくちゃよくって、『富士山さんは思春期』みたいにおっきい女の子が、大食いなところともマッチしてて最高。 さらに言うと、食べる行為のエロさったらない。 なんの映画だったか忘れたけど、男女がテーブルいっぱいに広がった料理を挟んで、ひたすらに互いの目を見てひたすらに食べるシーンがあってもはやセックスみたいなエロさがあった。 『盲獣』という映画では快楽を求めた先にお互いの体を食べるという結末が待っていて衝撃だったけど痺れるエロさがあった。(映画のネタバレすいません) 個人的にはこの作者さんは漫画が上手なんだなーと思う部分がたくさんあって、なによりコマ割りがめちゃくちゃ読みやすい! 気づいてないだけで読みやすいってめちゃくちゃ重要で、ノンストレスでテンポよく読めるのって最高ですからね。 ニヤニヤしちゃうやりとりとゾッとする何かを描ける振り幅もたまらない~。 このままいけば早い内にアニメ化するんだろうなーと思った!宇宙人の〇はメロン味🍈ドS少年×宇宙人少女のドタバタ劇!少女Aの悲劇 あさの 中村力斗たか先週のヤンジャンに掲載されていた中村力斗先生の読切『天子ちゃんの天界道具』を読んで思い出した作品。『少女Aの悲劇』というタイトルの意味は、表紙の頭を鷲掴みにされてる少女が結真ちゃん(宇宙人)で後ろにいる少年が林(地球人)なので、2人の力関係はつまりそういうことです。 https://manba.co.jp/boards/74128 素性を隠し地球に暮らしていた宇宙人の結真ちゃんですが、クラスメイトの林くんに正体がバレてしまったため、秘密を守ってもらうため何でも彼の言うことを聞くはめに…というあらすじ。 というか1話の2人の出会いからしてブッ飛んでて最高なんですよ…!(試し読みで読めばわかります) 林の結真ちゃんの扱いは、まあ〜〜酷い! 青春や部活など無駄なことに価値を感じない林は、宇宙人に路傍の石より興味を持たない。夜中に林の部屋(※2階)の窓を叩く女の子をいったん窓を開けたうえで突き落とす。 https://i.imgur.com/ZcbswQN.png (『少女Aの悲劇』あさの/中村力斗 第1巻より) だがそこがいい…! 行き過ぎた塩対応は…ラブコメの醍醐味「デレ」までの助走ッ…!!そのハッピーエンドがちゃんと想像できるので安心して読めます。 さらに言えば、理不尽な暴力や事故に遭うために読むのがキツい作品もありますが、この少女Aでは『ちゃんとギャグですよ〜〜』とわかるようにデフォルメがされているので、安心して結真ちゃんが酷い目に遭うところを楽しめます(※個人の感想です) 単行本で初めてこの作品を読んだのですが、全2巻でかなり巻いて終わった感じがありました。もっと2人がギャーギャーするところが見てみたかった…。 銀魂みたいに女の子がギャグシーンで大変なことになる話が好きな人におすすめしたいラブコメです! 物件探しは人生の再スタート点。吉祥寺だけが住みたい街ですか? マキヒロチPom 不動産会社で働くファンキーな双子女子が物件探しに来たお客さんに吉祥寺だけでない家を紹介していき地域の魅力、部屋の良さなどを伝えていく。 そして家探しを一緒にしながら、お客さんの人生観も変えてしまう。 いつかティファニーで朝食をもそうだが、今作も面白スポットの紹介があったり、家探しは人生の再スタート。のような奥深さを感じたり、話も1話1話で場所、訪れる人も変わるので、飽きることなく面白かった。6巻ブルーピリオド 山口つばさとある少女漫画スキー美大だけでなく、物を生み出す苦しさや嬉しさや取り巻く環境の大切さがごちゃまぜになって夢中になって読んでしまう。受験って当時は絶対的なものでそれに通らなければ敷かれたレールからぽいと投げ出されてしまうような気がしていた。生み出すクリエイターは永遠にそれの繰り返しと思うとしんどい、生と死の境界が曖昧になった世界で"生きる"ということ四ノ宮小唄はまだ死ねない ‐BORDER OF THE DEAD‐ りいちゅ モンスターラウンジ 大槻涼樹sogor25"生"同一性障害、通称「ボーダー」。本人の主観では普通の人間と同じように"生きて"いるのだけど、客観的、つまり生物学上その身体は"死んで"いる。10年前に突如そのような疾患が発生したために"生"と"死"の概念の境界線が揺らいでしまった世界。殺人事件が起こっても、それが「ボーダー」であれば"殺された本人"への聴取で事件が解決してしまう。一方、"死んだ"後の身体は、たとえそれ日常生活を送っていたとしても法律上は"モノ"扱いであり、「ボーダー」が死後も"生きて"いくためには相応の困難が待ち受ける。そんな世界で探偵助手として"生きる"少女、四ノ宮小唄の物語。 こんな感じであらすじを説明するとすごくSFチックな作品に見えるけど、実際の内容は表紙の印象に近いポップな仕上がり。でも押さえるところはしっかり押さえていて、"生"同一性障害という素晴らしい着想から、実際に「ボーダー」という存在がいたら起こり得そうな出来事がよく考察されていて、細かいところにもネタとして散りばめられている。そして物語全体に関わる伏線らしきものも見え隠れして、ここからどう物語が展開していくか楽しみな作品。 1巻まで読了 ある高校生の男女が出会い、結ばれ、そして幸せに死ぬまでの物語学び生きるは夫婦のつとめ 小雨大豆sogor25昔気質の硬派な高校3年生・鬼城御伽。彼の幼馴染でロシア生まれの女の子・ポーニャ。実は2人は結婚していて、同級生の間でもそれは周知の事実。この作品は、高校生2人が結婚生活にカチコミを入れ、家族や仲間と共に生き、そして"幸せに死ぬ"までの物語。 というとちょっと物騒に聞こえるかもしれないけど、元々ツイ4で連載されていた4コマ作品なだけあって作品全体が持つオーラはとても明るい。ただその中で、御伽とポーニャ、そして彼らを支える仲間それぞれにフォーカスされる瞬間があって、各々が内に秘める思いや感情がモノローグのような形で語られ、それを読むと毎話ごとに強い確かなメッセージを持ってこの作品が描かれていることが感じられる。モノローグなだけにその思いが言葉となってキャラクターから他の誰かに伝えられることはないのだけど、1人ひとりが熱い思いを抱えながら生きているからこそこの楽しい物語が成立しているのだと思うと、読んでいるこちらも自然と胸が熱くなる。コメディの中に高い熱量とメッセージを忍ばせた、つい見逃されてしまいそうだけど素晴らしい作品。 全3巻読了想い込め、花生ける日々。華物語 埜納タオ 槙佑子あうしぃ@カワイイマンガ中途半端に終わった恋を引き摺る、OLの菊池。ふといざなわれた華道教室で、様々な想いを込めて花を生けることを学ぶ。折々に自分と向き合うように、季節を愛で、花に向かう一年の物語。 ----- 菊池は元気な女性だが、長く秘めた恋には、勇気を出せず身を引いてしまう。そんな彼女は華道に、自分を表現することや、誰かを思っての行為が相手に伝わる喜びを教わる。 大人になっても、傷ついていたり、精一杯な時にはつい、おろそかにしてしまう「自己表現」や「思いやり」の心は、お花の季節感や彩りに乗せて先生に教えられる。 そこから自分の気持ちに気付かされたり、懸念事項がスルリと解決するのが、とても心地よい。 派手な事件はないけれど、季節の風に日々の澱が洗われるような、清しい短編。 現在(2019年)『夜明けの図書館』という図書館司書の漫画を連載中の埜納タオ先生。美しいペンタッチと白場を活かしたレイアウトで生み出される、見開き単位の画面の美しさは、心に沁みる。学園ものらしい物語。ピーチガール 新装版 上田美和Pom もも、サエ、とーじ、カイリを中心とした学園ライフストーリー。 恋愛あり、ハラハラしたり、ホロリと涙したり、とにかく面白くて続きも気になるのでサラッと最終巻まで読んでしまう。 ももが最後に選ぶのは誰なのか。。?! とゆうところも見どころの一つかも。 宝もの。ガケップチ・カッフェー 大前田りん(とりあえず)名無し『ガケップチ・カッフェー』は2巻まで出ていた…とずっと記憶していたのだが、どうも違うようだ。 1巻を愛読し、週刊モーニングでの連載再開以降も追っていたので、それで2巻を読んだ気になっていたのだろうか。 でもなあ、「2巻のカバーは、1巻よりずっと良いなあ」と思った記憶があるんだよなあ。2巻を買った夢でも見たのかなあ。 本作は、大前田りんという才能が生んだ、宝石ような佳品である。 難しいところがなにもないのに、とても微妙で壊れやすい男女の関係を繊細かつ絶妙に描き出して、いつまでも心の柔らかいところを刺激しつづける、絶品のラヴ・ストーリーだ。 日本でなぜかやたらと人気の高いドイツ映画『バグダッド・カフェ』の影響があるというのは、物語的にはあまり重要ではない。 だが、まさに映画の主題歌、ジェヴェッタ・スティールが歌う「コーリング・ユー」のような、メロウでウェルメイドなミディアム・ポップ・ソングを聴いている時に感じる「あのムズムズする気持ちよさ」を、読んでいる間ずっと感じられる、そんな漫画なのである。 (ちなみに、映画本編に比べて、この曲は本当に世界中で人気で、呆れるほど多くのミュージシャンがカバーしてます。興味がある人は、英語版のWikiの"Calling You"をチェックしてください) しかし、未完なのだ。 著者の精神的不調から連載が休止し、そのままに終わった…と、どこかで聞いた気がするが、本当のところは分からない。 未完に終わった漫画はそれこそ数え切れないくらい存在するし、この作品も既に四半世紀が経過してしまった。今さら、著者に続きを描いて欲しいとは、もう思わない。未完に終わったことは、誰よりも著者が無念だろうし。 とりあえず古本で良いので、1巻を読んでください。 すごく「ムズムズして気持ちいい」から。 「1巻だけでも充分だ、この作品を描いてくれてありがとう」と思うから。 でもね、やっぱり心の奥で、少し恨んでいるのです。 「こんなに俺を夢中にさせといて」…って。真島ヒロオールスター漫画がマガジンでスタート!Mashima HERO’S 真島ヒロ名無し10月16日(水)発売の「週刊少年マガジン」48号より、真島ヒロ3大作品『RAVE』『FAIRY TAIL』『EDENS ZERO』のキャラクターたちが、時空を越えて大集結‼ https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156698006351 【週刊少年マガジン公式サイト】 https://shonenmagazine.com/info/entry/20191016herosおめえの席ねえからライフ すえのぶけいこさいろくドラマの方のワンシーン「オメェの席、ねえから!」がとんでもないインパクトで、ニコニコ動画をはじめとしてネタ動画業界の一斉を風靡した元の作品。 イジメを題材にした作品でメジャー誌(?)で20巻まであるっていうのは類を見ないし、イジメ系マンガ?の火付け役ではないだろうか。 最近のイジメマンガに比べると「マンガ的なぶっ飛んだありえなさ」はあんまりないけどリアリティがあって恐ろしい。 ちょっとでも読んだら主人公のためにも最後まで読んで消化してあげてほしい。 これを見た人は全員買ってください(懇願)別式 TAGROsogor251巻の段階では「お江戸ガールズコメディ」ってコピーだったんですよ。これがたった4巻でこれだけ完成された人間ドラマを見せる時代劇に変容しようとは。3巻の終わりから続くこの展開の盛り上がりはただただ圧巻と言うしかない。1巻でも若干布石っぽいのはあったけど基本コメディ路線、巻が進む毎にドラマ性が強くなってくる、色んな要素が入りすぎてTAGROさんがこれまで培った手法やアイデアを全部ぶつけて描いてらっしゃるのではと思うほど。 3巻発売の辺りからか、売り上げが芳しくないのかTAGROさんがtwitter上で全力の広報活動を行なってらっしゃいました。正直、この作品が売れないと、作者側からのSNSを使った宣伝活動の努力の限界を見せつけられてしまっているような気がするので、何とかして売れてほしいのです。読めばわかります。完結しちゃった学び生きるは夫婦のつとめ 小雨大豆さいろくWEBで追っかけてたマンガの一つ。 毎日の楽しみだったのだけど後半は数日でまとめて数話投稿みたいな感じになって少し不安を感じていたが案の定、締めくくられてしまいました。 日課として楽しみだったから残念という気持ちは強いんだけど、締め方はまぁまぁよかったのかなぁと。ネタバレはしないようにしときますが。 高校生のうちにガンになってしまい、入院先で出会ったロシア人の同い年の少女ポーニャと結婚する事になったオトとその周りの日常生活を描く4コマ漫画でございます。 小雨大豆センセーは絵が可愛くて好きだけど、すごくマンガ的表現が古いとこがあるのでそこがちょっと残念。ギャグが古いとかなら全然いいんだけどちょっとおセンチなシーンとかへの導入が置いてけぼりにされる時があるのよね…華道に生きる「道」を見つける百花日和 埜納タオ 槙佑子あうしぃ@カワイイマンガ専門学校いけばな芸術コースの学生達は、2年間でそれぞれ、花に関する職を見つけて羽ばたいていく。そんな中、頑張り屋の南侑生だけは、何かに迷っていた。彼女の進む道とは……? ----- 全3巻のうち2巻を使って、クラスの面々が躓き、悩み、それでも前を向いて、花を生けることと進路に取り組んでいく、群像劇が繰り広げられる。 専門学校や大学に通ったことのある人なら、クラスメイトの描写は、こんな適当な奴もいたなぁ、などとリアルに感じられるだろう。 花の仕事のリアルも描かれて面白く、立ち向かう生徒達の、元気でわちゃわちゃした雰囲気で進行していく1、2巻。 3巻になり、南が皆とは違う進路を選ぶと、次第に雰囲気が変わる。 人に道を示し、体現してみせる立場を目指す南。いつもドタバタしていた彼女が、次第に迷いを捨て、凛とした雰囲気を醸し出すようになると、途端に画面が引き締まる。 更に高め合う存在に出会うと、交わす言葉の志の高さと共に、見開きがぐんぐん詩的になっていく。 感性はあれど不器用な人が、人より少し遠回りでも、確かな「道」を歩き出すまでを紡いでいくこの作品。 特に3巻は、見開きが平安絵巻のように流麗!その美しさは連載中(2019年現在)の『夜明けの図書館』でも健在! お嬢様スクールギャグが復刊笑える子羊<完全版> 岡本健太郎starstarstarstarstarひさぴよ「山賊ダイアリー」の作者・岡本健太郎氏が、猟師になる以前にヤンマガで連載していたギャグ漫画。お笑いに慣れてないお嬢様同士が漫才するというシュールなノリが好きでした。単行本もいまだに持っていて、1巻以降の続きがいくら待っても出なかったんですよね。ずっと復刊を望んでいた作品なので本当に嬉しい。表紙から①の数字が消えてなくなりましたが、未収録回が追加されページ数も増え、完全なる復刊がなされました。もう感謝しかありません。とりあえず未読の人は、一話試し読みしてみて、このノリが合うか確かめてから買うのが良いでしょう。神の御業きりひと讃歌 手塚治虫(とりあえず)名無し手塚治虫を初めて読むという人に、なにを薦めればいいだろう。 どう考えても最高傑作の『火の鳥』か、面白いってことなら抜群の『ブラック・ジャック』や『三つ目がとおる』か、そりゃあやっぱり『鉄腕アトム』か…。 まあ、どれでも良いんですけどね。 「天才といえるのはダ・ヴィンチと手塚治虫だけ」(立川談志)で、「手塚のほかに神はなし」(関川夏央)なんですから。 なんつっても「神」ですよ。 その全作品が漫画の「聖書」なんです。 とりあえず、ここでは神のダークサイドを薦めましょう。 だって、黙示録だって聖書ですからね。 『きりひと讃歌』。 ダークですよ。暗すぎです。すごいです。 『ばるぼら』『奇子』『MW』…ヤバいほどにダークな傑作がたくさんあるんですが、手塚本人が「自分で自慢できるものといえばアンハッピーエンドだ」と言っていたわけで、神が「暗い」漫画を指向していたことは、何度でも確認しておいたほうがいいです。 『きりひと讃歌』を読みましょう。 これが漫画の聖書ですよ。 忘れてはいけません。<<194195196197198>>
「シネマ」という響きが好きで、無料だったので読みました。 なんか…思ってたよりキュンとするラブストーリーで、すごく良かったですねぇ…。これは絶対に完結まで買って読んじゃうやつ…。 女子大生と中年男性っていう年の差も、あんまりなさそうでいて世の中的には溢れてるカップルだと思うんですよね。あと「店長」っていう肩書はやっぱりいいんですよ。惹きつけるものがあるんです。というわけで実はかなりリアリティのある話で、でも甘酸っぱさは適度にあって、男女ともに読んでほしい漫画です。