講談社マンガの感想・レビュー6231件<<127128129130131>>うまくいかない!それが、青春だ…青春中! 栗原まもるnyae栗原まもる作品の中ではたぶん群を抜いてギャグが強くて下ネタが多いですが、同じくらいパロディ要素も多く、作者の漫画テクニックの高さを余すことなく実感でき、何回読み返したか分からないくらい大好きな作品です。 主人公はいわゆる高校デビューに失敗した地味系女子ですが、周りの強すぎるキャラたちにまったく負けてないのがいい。強いキャラの中でも、とくに姉の栄子。主人公の自己肯定感をドン底まで突き落とした張本人ですが、この人がいなければこの作品のファンにはなってないと言ってもいいくらいに大好きなキャラ。ある意味裏主人公。 そこそこ昔の漫画なので令和に読むと表現がキツイところもありますが。でも全2巻とは思えない内容の濃さと終始ハイテンションのまま進むストーリーはクセになる。これぞ栗原まもるだ!と言いたくなります。 画像は主人公(左)と親友のユカちゃん(右)。世界観がよくわからない八百八町表裏 化粧師 【石ノ森章太郎デジタル大全】 石ノ森章太郎霧兵衛良かった点 ・化粧がテーマで俺の好きな1話完結人情物 ・心化粧と梅干し回が好き 総評 俺の好きなビッグコミックで連載していただけあって好きな感じの話が多い。 けど萬画のふりがなを妙に現代っぽくしているから読みにくい気もした175話の 考察ポイントサタノファニ 山田恵庸サタノファ女塾その1・ネズミカメラ? 新藤が隊長を追いかけているシーンで、 上からネズミが映っているのがある。 これは イモリカメラと同じく、ネズミ カメラなのではないか? ここからの様子が女医に伝わり、千歌 たちに連絡が行き 形勢逆転があるかも しれない。 江戸の町に化粧する八百八町表裏 化粧師 【石ノ森章太郎デジタル大全】 石ノ森章太郎かしこ最初は主人公が化粧で女の人生を激変させていく漫画なのかなと思って読んでたけど、実は化粧だけじゃなく店のプロデュースなど流行全般を取り仕切る「弘め屋(今でいう広告代理店)」の仕事をしてる話だった。なので舞台は江戸時代なのに内容がどことなくバブルっぽい。最後の方では政治にも関わりを持ち始めて「俺は江戸の町に化粧(世直し)をするんだ」がテーマになってくる。石ノ森章太郎の漫画を初めて読んだけど、絵に華があるなと思った。こういう大人向けの作品をもっと読んでみたいから、次は「HOTEL」を読んでみようと思う。 死を前にした二人の力強い疾走束の間の一花 タダノなつさいろく逃避行、とは違う。しっくり来るかもと思ったけど全然逃げてない。 若くして余命宣告を受けた二人の行く末を、まさに「夜に駆ける」ような二人の疾走を描いている。 2巻を読み終わり、思わず「うー」と声が出る。 決して幸せになんかなり得ないであろうこの二人の、きっと短い物語。 なんて劇的、なんて詩的なんだ。 辛いけど幸せになって欲しい。この物語はどう締めくくられるんだろう、どう転ばされるのかわからないけど、転ぶのがわかっている物語。 3巻はきっと最終巻なのだろう。 それが出たらYOASOBI聴きながら読もう、そう思ってしまった。 最初はアンマッチな見た目してるなと思ったけど(そういえば先生何歳だかわからん)一花もポジティブで天然でアホウだけど芯があるし、死を恐れている彼女がふと我に返り歩みを停めてしまっているシーンでは読んでいるこっちまで息苦しくなってくる。 「心のほうが先にくたばってしまった」という表現は大人の男性ならではだなと思ったり、「なんなんだ人生!なんにもしなきゃいいのか!?」は死にかけてるからこそ出てくる言葉なんだろうなと思ったりしたけど、こんなにもパワフルに躍動する死にぞこないのセリフに胸を打たれる事はきっとない。いいセリフがいっぱい出てくる。 2巻までの間にバッチリ心を奪われる流れ。 正直絵というか線は上手とは言い難いけど表情や画角・コマの展開は、空気の流れるスピードが伝わってくる。 べた褒めっぽく書いてしまったけど、きっと短い二人のストーリーは読んで損はない結末になるんじゃないかと思う。超次元的・未完の片想いさよならジュリエッタ 道明宏明あうしぃ@カワイイマンガ「銀河皇国」に加入し宇宙に進出した地球人類は、とある宙域を巡り二カ国間で戦争状態に突入。皇国の技術を導入した超生体兵器「翔姫」を纏い、少女達は戦場に駆り出される。 訓練中の襲撃で全滅した訓練部隊。ただ二人残された少女達の、存在と恋の物語はスケールの大きさと残酷さ、そして愛らしさに魅了される。 少女の姿を巨大化させただけの「翔姫」が武装して出撃する美しさ。気弱な主人公の成長譚とそれを遥かに超えて行く何者かの思惑。そして今の人類では遥か及ばない技術を辛うじて私達に繋ぎ止める量子力学用語。てんこ盛りの世界観は熱い。 そして、残された二人の訓練兵の「百合」関係性もまた、独特だ。 生き残ったのは、気弱な主人公を支えて来た親友。彼女は第1話で主人公に愛を告げるも、振られている。離れ離れになる二人。秘されたもう一人の自分、更に親友にそっくりな人の登場に混乱する主人公。 この関係性と物語の根幹を知る時、彼女達の思いもよらない過去と恋、そして途方もない存在理由の物語に、物凄い衝撃を感じるだろう。 これだけの大きな枠組みの物語を、3巻で収めるのは無理がある。第3巻はかなり駆け足で、正直物足りない。どこかの並行世界で30巻位の大作として出版されていて欲しい、そんな快作で、問題作だ。"氷上でのみ許される恋"を描くペアスケート読切氷のキミを溶かすまで 百井一途名無し※ネタバレを含むクチコミです。 乙女のバイブルあずきちゃん 秋元康 木村千歌野愛大人になると5年くらい割とあっという間で見た目も精神もそこまで変化がなかったりしますが、あずきちゃんくらいの年齢だと激動の時代だよねと思いながら読みました。 小学生の時にあずきちゃんを読んだとき(アニメの記憶かもしれないけど)は、2人の男を振り回して嫌な女だ〜と幼いながらに思ったものです。懐かしい。 今読んでみると、あずきちゃんが悩みながら成長している姿が見えてきます。そして、男の子達がいい子過ぎて胸が苦しくなります。 勇之助くんも竜一くんも選べないから3人で付き合えばいいよね!とダメな大人は思ってしまいますね(実はあずきちゃんのお母さんも同じようなこと言ってる)。 嫉妬や勘違いで落ち込んだり怒ったりって歳をとってもあるものだと思います。 そんなモヤモヤを解決する方法は、なんでも話すことなのかもしれません。 勇之助くんのように一途でまっすぐな人間になりたいものですね。 という訳で勇之助派です。当時の日本代表に椎名がいたら……VIVA! CALCIO 愛原司名無しW杯予選が凄く楽だったと思います。 主人公、椎名は何の背景もなく、イタリアに渡り、 フィオレンティーナに入団し、大活躍します。 当時はそこまでサッカーに入れ込んで無かったので 気にならなかったですが、 『ロベルト・バッジォと互角にやり合える日本人』って 有り得ないですよね。 今だとメッシやクリ・ロナがライバルと言ってるようなもの。 海外で活躍する日本選手が普通にいる現在でも ここまでの選手はいないしなあ。一巻読了ブルーロック 金城宗幸 ノ村優介名無しサッカー漫画…だけどサッカー漫画ではない!? 一巻読んでみましたが金城宗幸色がすごい サッカーはチーム戦。仲間第一。みんなで協力しましょう、運命共同体。 …の、真逆をいく設定! サッカー漫画なのに能力のある「一人」を決めるデスマッチなストーリーが攻めていて一巻ですでに異色です。 魔界から引っ越してきたばかりの父子家庭にPTA役員を押し付ける人間(あくま)魔人ローランドの長くて短い役員期間 斎藤かよこたか今日たまたま別のPTAマンガを読んで「(そう言えば悪魔かなんかがPTAやるマンガあったよな〜)」と思い出したのがこの2019年の読切。 当時『魔人ローランドの長くて短い役員期間』を読んだ自分の感想がこれ。 >「今のところ自分の人生と全く縁がないPTA。魔人というフィクションの存在を混ぜていてなおビシビシ伝わってくる闇がすごい…これエッセイ形式だったら辛すぎて読めないと思う」 https://manba.co.jp/topics/11534/comments/73997 さっき気付いたのですが、この作者って『暴力亭主から逃れる10の方法』斎藤かよこ先生じゃないですか!! この斎藤先生が現在連載している作品というのが、暴力亭主から逃げて実家に帰ってきたあとのお話『やめちまえ! PTAって言ってたら会長になった件』なんですよね。 ………。 えっ………『魔人ローランド』はフィクションじゃなかったの……? あらためて読み比べると共通点しかなくて絶望します。 『会長になった件』のキービジュアルが、腕掴まれて挙手してる絵なんですけど……そのシーン『魔人ローランド』にも出てきたやつじゃん。あれマンガ表現じゃなかったのかよ……。 というか、フィクションなのはまさか魔人という部分だけ……? この世には引っ越してきたばかりの片親の腕を掴んで挙手させ役員を押し付ける地獄があると教えてくれる、とても貴重な作品です。 ▼『魔人ローランドの長くて短い役員期間』 https://comic-days.com/episode/10834108156660864667 ▼『やめちまえ! PTA ~って言ってたら会長になった件~』 https://comic-days.com/episode/3269632237268231265父親がフィリピンでブローカーだったココ・ロングバケーション 近藤令hysysk話はその父親の葬式から始まる。参列してるフィリピン人もいることから、彼が悪いことだけしてた訳ではなかったんだろうなと推測するが、リベラルな日本人としてはなかなか向き合いたくない内容もありそう。特にこの話の中心となるバブル期の日本なんて碌なもんじゃない。 しかし一方で、当時のフィリピンは「アジアの病人」と呼ばれるほどの低成長だった頃。きれいごとだけではやっていけない事情もあったと思う。なぜ父親は突然家を出てフィリピンでブローカーになったのか?やがて「商品」として日本に渡る女の子と恋愛しちゃったりするのか?90%実話というのも気になる、色んな意味で楽しみな連載。絵が可愛いお嬢と番犬くん はつはる名無し気まぐれに読んでみました。 極道×お嬢 設定的には間違いなし! お嬢が可愛い。 普通守られるヒロインにはイラっとくることもあるんですがこの主人公は素直に可愛いと思えますね あと絵が好みでした! 清野とおるが好きになるその「おこだわり」、俺にもくれよ!! 清野とおる名無し清野とおる漫画は本当落ち込んだ時に読めと言いたい! 以上なほどこだわりがある人物にインタビューし、それを漫画化するというもの。 どの「こだわり」もわかるとは思いつつも異常では?と思ってしまうもので面白い。 一番ふふっと笑ってしまったのはベランダのこだわりエピソード。 ベランダにこだわりすぎて最終的にベランダで寝た男の話w 人の「こだわり」というのは面白いものですね!可愛い絵柄で社会問題に切り込む!ヒヤマケンタロウの妊娠 坂井恵理名無しそこまで考えて描かれてるのかはわかりませんがかなり社会問題に切り込んだ題材だなと思いました! 性差での差別偏見はまだまだあります。 ナチュラルにそれを描くか〜と関心してしまいました。 男が妊娠したら、という誰でも思いつきそうなテーマではありますがそれをちゃんと描いて突き詰めていくと本当面白いなぁと! この作品で妊娠してるのは男性ですが実際描かれていることは全部女性のことなので女性の方読んで元気になってほしい〜復刊してほしい!キャンディ♥️キャンディ いがらしゆみこ 水木杏子無用ノスケ子小さな頃から多大な影響を受けた作品。いつ読んでも色褪せない少女マンガの名作です。こんなに素敵な作品が絶版状態なのは本当にもったいないです!ぜひ電子書籍などで復刊してほしい!そして、できることならばその後のエピソードも描いてほしい…! やっぱり読む手が停められないはじめの一歩 森川ジョージstarstarstarstarstarさいろく電子版、再配信開始! 以前60巻まで買ってた電子版とは版が違うとかで別タイトルになってしまってたけど続きから買い揃えました。 で、また1巻から読んでたんだけど本当に読む手を停める場所がない。 もう気づいたら20巻以上ぶっつづけて読んでしまってて… 涙も出るし興奮して呼吸が苦しくなる。 伊達戦、ヴォルグvs千堂戦とその後、そして再起をかけたポンチャイ戦まで興奮が止まない。 今更ながら、「はじめの一歩」というマンガの素晴らしさに感動してそのままの思いを残しとこうと思って書いてます。 60巻以降は未読なのでしばらくは日課の楽しみにできそう。直近だと怖い噂も聞いたのでハラハラですが…森川ジョージ先生、最高です。好きな読切! #読切応援間違い探し 紙山はさむstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)宇宙から飛来した擬態生物を探して駆除する部隊の凸凹男女コンビの話なんですが、思わぬ展開に魅了されました。 話運びも擬態生物の設定も魅力的ですし、先輩や後輩のキャラクターも生き生きとしていてとても好きでした。 紙山はさむ先生の次回作を早く読みたいです! 【第106回新人漫画賞受賞作 佳作受賞作】 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496353460596 擬態生物ということで、映画『遊星からの物体X』や、『寄生獣』好きな方は好きだと思います!読む前からワクワクが止まらない♬さくらん 安野モヨコstarstarstarstarstar干し芋表紙も裏表紙も豪華!! さらに、天、地、小口が赤紫で素敵♬ 読む前からワクワクします💓 安野モヨコの描く強気な女性、きよ葉が主人公です。 きよ葉の成長物語。 器量が良しだが、愛想はよくない、そして、気の強さも魅力になって、突き出しは、我が我がと引く手数多。 そんな時、強気のきよ葉にも、心を許し惚れた男ができた。 それは、幸せの始まりか・・・、不幸の始まりか・・・。 サイクリングだけではない大人の趣味の魅力サイクリーマン 原田尚 原田尚Pom 面白かった! ただ正直に趣味があるっていいなあ。生き生きしている!でした。 しかも、竹繁がサイクリング中に意気投合した人は同じ会社の上司、矢美津で、、 休日には二人で出かけてサイクリング!汗かいて美味しいもの食べてスッキリ。 人の輪も広がっていくし、何よりも会社ではお硬い上司、矢美津がオフモードになって緩〜いお父さんになることがフフって笑えて、娘、家族大好きで、可愛くて癒されました。 作品自体はなかなか面白い紛争でしたら八田まで 田素弘名無し作品(紛争でしたら八田まで)自体はなかなか面白い。中高年には望月三起也を思い出させるような作品なのかなと思う。 今後おいかけてみたい漫画家です。主人公がちょっと羨ましいりり 押見修造名無し※ネタバレを含むクチコミです。 異世界漫画の王道かと思いきや100万の命の上に俺は立っている 奈央晃徳 山川直輝名無し王道かと思いきやそうでもないような! 独特な会話テンポですね。 異世界にとぶんだけれども主人公含め周りの人間関係を描くのが多い気がします。 死んでも元に戻るゲーム性のある設定なので戦いながら主人公が「俺って本当はモテるんじゃね?」って思ったり。 ふむふむ独特で面白い!伏線がとにかく素晴らしい進撃の巨人 attack on titan 諫山創名無し兎に角面白い!読み始めたら止まらなくなってしまう程の素晴らしい作品です。初めの方で出てくる何気ない一コマが、実は後半になるに連れて重要な伏線であったり、その重要な伏線を読み返して鳥肌が立ちっぱなしで興奮が止まりません!この作品を読まなきゃ人生損しますよ!<<127128129130131>>
栗原まもる作品の中ではたぶん群を抜いてギャグが強くて下ネタが多いですが、同じくらいパロディ要素も多く、作者の漫画テクニックの高さを余すことなく実感でき、何回読み返したか分からないくらい大好きな作品です。 主人公はいわゆる高校デビューに失敗した地味系女子ですが、周りの強すぎるキャラたちにまったく負けてないのがいい。強いキャラの中でも、とくに姉の栄子。主人公の自己肯定感をドン底まで突き落とした張本人ですが、この人がいなければこの作品のファンにはなってないと言ってもいいくらいに大好きなキャラ。ある意味裏主人公。 そこそこ昔の漫画なので令和に読むと表現がキツイところもありますが。でも全2巻とは思えない内容の濃さと終始ハイテンションのまま進むストーリーはクセになる。これぞ栗原まもるだ!と言いたくなります。 画像は主人公(左)と親友のユカちゃん(右)。