イーブックイニシアティブジャパンマンガの感想・レビュー17件相変わらず最高であった三拍子の娘 町田メロメstarstarstarstarstarさいろく連載で読んでいたため単行本版を未読だったのです。 単行本版も買わなきゃ、と気づいたのはついさっきで、すぐ買ってみたら加筆がめっちゃあったのでは?もしくは私の記憶がスッポリ抜けたのでは?というぐらい新鮮で、かつ安心するぐらい相変わらずの最高ぶりであったのです。 三姉妹みんな超良いんですが、中でもとらちゃんが大好きでした。 要所要所でいい女なところが隠せてない(隠す気も出す気も特にないのがいいところだが)のがまた良くて、普段がクイーン・オブ・ガサツなのもまた良いのですよねー いやぁ、完結まで読んだんだっけな?と思い返しながら3巻完結を読み返すの最高です。町田メロメ先生の絵と色遣いと台詞回しと、本当に素敵。作者の「魂」が宿っているベルリンうわの空 香山哲starstarstarstarstarleon最初はドイツの文化やベルリンの特徴を紹介する感じの漫画だなと思ったけど、話が進むに連れて作者なりのメッセージや社会に対する思いが現れてくる。 そのメッセージの伝え方も愚痴愚痴したり、押し付けがましさがなくて「こうしたらいいかな?」という感じで出ているので読んでて素直に共感出来る。 ポップで味のある絵柄も病みつきになって良い。 作者の他作品も読もうと思う。人生にも役立つマンガ創作本香山哲のプロジェクト発酵記 香山哲starstarstarstar_borderstar_borderかしこ次回作でファンタジーものを連載しようとしている香山哲さんが、そのアイディアの出し方から長期連載をどのように段取りしていくか等の思考方法をまとめた一冊になっています。明確なコマ割りもなくベルリンうわの空のようなストーリーものでもないですが、香山さんの考え方に共感する人はぜひ手に取って欲しいです!とにかく無理をしすぎないという姿勢は前作と共通していてるし、読者それぞれが抱えている問題に応用しやすいように提案してくれています。 私は趣味でマンガを描いているのですがなかなか仕事と生活との両立が難しく、作品を一つ描き上げるのに時間がかかり過ぎて心が折れそうになる…という悩みがあったのですが、これを読んで「もっと気軽に創作を楽しもう!」という気持ちになれました。マンガ創作本としてもかなり新鮮で面白いのでオススメです!日本でもうわの空したいな〜ベルリンうわの空 香山哲starstarstarstarstarかしこ都心の大きい本屋に行ったら新刊3巻がすごく売れてるようにお見かけしました。これはこのマンガがすごい!効果なのか、それとも香山さんの考え方に賛同する人が多いということなのか(後者だといいな)…。 これって実はドイツ暮らしを紹介してくれる漫画じゃなくて、生きていく上で感じる息苦しさをどうすれば少しでも気楽に出来るかの考え方をシェアしてくれる漫画ですよね。私は日本でしか暮らしたことがないけど、息苦しさは国や時代が違えど同じように感じてしまうものなんだと思います。 しかし特に私の身近では最近「いいことをしなければならない」という空気をすごく感じてしんどかったので、香山さんの「今日は気分がいいし、財布に余裕があるから募金をしようかな」のラフさが新しくて、自分の生活にも取り入れたくなったのです。 ちなみに私は2巻が好きです。色んな人が洗濯とシャワーを無料で出来るスペースを友人達と運営する話で、ちょっと1巻とも3巻とも違うストーリーで独特なんですよね。 なんといい雰囲気の漫画であろうか…!三拍子の娘 町田メロメ名無しいい漫画って読んだら頭の中の口調変わりませんか? 読後感そんな感じ! 読み終わったあと完全にこの三拍子の女の登場人物の口調に自分がなってしまっていました。 漫画の会話リズムってすごく大事だと思うんですが、この本は会話がもう漫才とか落語みたいに気持ちがいいです。 おしゃれな表紙でそれでいて中身もお洒落な絵柄で面白い。 読んだ後もいい気分になります。 2巻で父親帰ってきた後が楽しみだなぁ〜1話読んだ灰色の僕を君が色取る(合本版) 雨乃けい名無し絵が気になって調べてみたらebookjapanでのみ配信してる作品だった。1話無料だったので読んでみたら結構良さげ。絵がやっぱいい。単行本でたら買う悲しみを吹き飛ばす、明るい三姉妹の每日 #1巻応援三拍子の娘 町田メロメnyae※ネタバレを含むクチコミです。 日本と違うベルリンの日常生活記ベルリンうわの空 香山哲名無し絵がパラッパラッパーみたいだなと思って手にとったらポップで面白そうだったので読んでみた。 ドイツは日本と違ってどぎつい広告がなかったり、恵まれない人に優しかったりと、余裕とあたたかみのある描写がとても印象的でした。今の日本にはない「豊かな生活とは」が詰まった一冊ベルリンうわの空 香山哲名無し下北の遊べる本屋のPOPを見て購入。 知らない人と知らない人が住み、互いに共存するのが社会。見ず知らずの人間同士が協力できる優しさ、豊かさを知ることができる。けっこう楽しそうで、すこし悲しい三拍子の娘 町田メロメstarstarstarstarstarひさぴよ主人公の三姉妹は、子供時代に母親を病で亡くし、後年は父親が失踪して捨てられてしまうという家庭事情を持つ。 それでも楽観的な性格の長女を中心に、一つ屋根の下で楽しげに暮らす様子が描かれている。 長女も次女も社会人として働いているので生活の心配はなさそうだが、三姉妹がそこに至るまでの苦労は幾つもあったはず。時折あらわれる過去の回想が、悲しみを誘う。 親を亡くしたものの、三姉妹の周りには良い友達が多く、とても人の縁に恵まれているのだと思う。 全体的に独特のテンポ運びで、それがタイトルの「三拍子」と良く合っている。 エミシの英雄が朝廷の男とバディを組みスタイリッシュ鬼退治!!鉄輪のカゲ・ルイ(合本版) 井上菜摘 江藤俊司 ANIMAななし英雄・アテルイが主人公ということで面白そうだなと読んでみたらかなり質の高いスタイリッシュ少年漫画で、かつ今流行りの兄弟&鬼退治ものだった。 6話後半までのストーリーを要約すると、 ・蝦夷の民は鉄輪(かなわ)という仮面で神の力を借り、朝廷は声聞師が鬼を操り戦を行っていたが、突然鬼が言うことを聞かなくなり日本中に散らばってしまう ・声聞師・真蔭(まさかげ)は「鬼となった弟を殺したい」と、アテルイの妻を生き返らせることを条件に鬼退治の協力を仰ぐ ・真蔭は独自に鉄輪を編み出し使うことができ、鬼たちを主導している「鉄輪を被った鬼」こそが真蔭の弟・真嗣(まさつぐ) ・真嗣は声聞師として非才だと思われていたが、実は真嗣だけが鬼の苦痛に喘ぐ声を聞くことができ、死んで成仏させるために大量の弱い鬼を戦に投じていた ・真蔭は一度死に真嗣の反魂の術で生き返ったことで鬼の声が聞こえるようになった というように、「真嗣は全ての鬼たちを成仏させるために鬼となり自らも兄に殺してもらうつもりなのでは…?」というお話。 たった6話にこれだけの情報量が詰まってるのに無茶苦茶わかりやすいし、少年漫画で弟のほうが優れているという展開はかなり珍しく「逆うちは兄弟」って感じで面白い。あと絵がKADOKAWAって感じでスタイリッシュでお洒落。 いまなら最新話まで全部読めるのでぜひ! 【無料連載】1〜6話後半まで無料(2020/11/24現在) https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/593993/A002397936/美しい花…散らすことができるかな?ジャパッシュ 望月三起也名無し主人公・日向 光 知力、行動力、実現力には目を見はるものがありますが何よりもの武器は美しい面構え。その美しさで何もを魅了し、掌握し、思うままに世の中を動かした男の最期をぜひ見てほしい。 すべてはその一瞬のために重なっているとさえ思わされる物語です。 おすすめです。望月流ジャパニーズファシズムジャパッシュ 望月三起也さいろくしっかりと前段があって、開幕の数ページの語りを読む必要がある。 ジャパッシュとはなんなのかを事前に読者に伝えている非常に重要な部分なのです。 日向光(ひゅうが ひかる)は生まれながらにして自身が特別である事を知っており、人を統べる術を学び、実践してゆく。 しかしこれが銀英伝のようなゆっくりとしたペースではなくグングンと物語は進む。何故なら全2巻だから… 衝撃の最後は語るまい。 でも望月三起也にしてはこんな顔の主人公は珍しい。 やっぱりダークヒーローだからかな? ジャパッシュには当時の日本の空気というか、望月三起也の空気がしっくりくる。 望月三起也を知るのに最初に薦めてもいいタイトルかも知れません。 香山哲さんのベルリン暮らしベルリンうわの空 香山哲さいろく紙は新宿御苑近くの某書店でしか見たことない(他で売ってるのか不明)がツイッターの宣伝活動で知れるいい時代。 単行本化されたのはまた嬉しい。凄い文化の違いを感じるけど。 なにより画風に特徴があり現代アートを感じざるを得ない。なんだかんだ良い意味で都会的であり田舎的でもある不思議と惹き付けられる絵なのだ。 そして今気づいたけど更に新連載始まってる! 今度のはフィクションぽさが更に強いけどいつか単行本になるであろう… 好き。渡世人 + 黒人からぁ怒 小池一夫 叶精作starstarstarstarstarマンガトリツカレ男作中で奴隷制度と日本の身分制度の対比など扱っていたり、名言も多い傑作 「レッツゴー、フレンド!」 からぁ怒の名言を書くトピックからぁ怒 小池一夫 叶精作starstarstarstarstarマンガトリツカレ男「レッツ・GO 、友よ」 悪の主人公といえばこれでしょジャパッシュ 望月三起也starstarstarstarstarマンガトリツカレ男望月三起也だとワイルド7が有名だけど、この「ジャパッシュ」もかなり面白い。 連載時は人気があったが、作者の方からで打ち切ったらしい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
連載で読んでいたため単行本版を未読だったのです。 単行本版も買わなきゃ、と気づいたのはついさっきで、すぐ買ってみたら加筆がめっちゃあったのでは?もしくは私の記憶がスッポリ抜けたのでは?というぐらい新鮮で、かつ安心するぐらい相変わらずの最高ぶりであったのです。 三姉妹みんな超良いんですが、中でもとらちゃんが大好きでした。 要所要所でいい女なところが隠せてない(隠す気も出す気も特にないのがいいところだが)のがまた良くて、普段がクイーン・オブ・ガサツなのもまた良いのですよねー いやぁ、完結まで読んだんだっけな?と思い返しながら3巻完結を読み返すの最高です。町田メロメ先生の絵と色遣いと台詞回しと、本当に素敵。