冷徹な貴公子と悪辣な魔女

冷徹な貴公子と悪辣な魔女

魔術を学ぶローゼは、姉の身代わりとなってハイゼンベルク子爵家へ嫁ぐことになる。子爵令息のエアハルトと顔 を合わせたその日の夜、子爵家に相応しい資質があるかを確認するためにとローゼは出会ったばかりのエアハルトに純潔を奪われてしまう。魔 術を毛嫌いしているエアハルトとローゼは反発しあうが、互いに歩み寄り、ささやかな交流を積み重ね、少しずつ距離を縮め、打ち解けてい く。だが、夜会でローゼと彼女の幼馴染みであり、初恋の相手でもあるドミニクと再会したことでローゼへの愛ゆえに嫉妬に狂ったエアハルト はローゼを強引に組み敷き――。エアハルトに愛されなくても彼を支えていこうと決意し心を閉ざしてしまうローゼと懸命に彼女の誤解を解こ うとするエアハルト。そんな中、ふたりに魔獣退治の命が下ってしまい、過酷な状況下に置かれることになってしまうが……。望まない結婚から始まった淡く、青い恋。すれ違っていくふたりの辿る運命は……?
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復讐と執愛の蜜夜

復讐と執愛の蜜夜

「随分と生娘の真似がうまいな」美しいアビーは、隣り合った領地を治める貧しい男爵家のエヴァンの婚約者だったが、父親の借金の形(かた)に老子爵に嫁ぐことになってしまう。そして、六年の月日が過ぎ、資産家になったエヴァンは伯爵になっていた。一方、アビーは六年間エヴァンを思い続けていた。その二人が、伯爵の催す舞踏会で再会する。それは、偶然ではなく、復讐に燃えるエヴァンが企んだことだった。エヴァンはアビーの七日間を金で買い、辱めるために、アビーに近づいた――。エヴァンを裏切ったと思い続けていたアビーは、エヴァンの酷い仕打ちも許し、受け入れるのだったが!?
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無垢な王女は褐色の騎士に身を委ねる

無垢な王女は褐色の騎士に身を委ねる

「今まで何人の男がその体を開いたのか……俺には知る権利がある」ルイス王子の婚約者候補としてロドタニア国へやってきたウラール国第三王女のステファニアだったが、その晩部屋にやってきたのは褐色の肌をした《銀色の狼》と異名を持つロドタニア国一番の騎士・レオンだった。「体を検査する」と言われ、ステファニアはレオンに抱かれてしまう。それが、レオンの罠だったとも知らずに……。毎晩抱かれているにもかかわらず、レオンの態度は冷たいままだ。無愛想で冷酷なレオンだが、命をかけて守ってくれるその姿にしだいに惹かれていくステファニア。だけど、守ってくれるのは任務として……? それとも……少しは心配してくれているの? もどかしい気持ちで溢れてしまう。そんなとき、故郷ウラール国が敵国に攻められたと噂が流れて……。¶
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いじめないで、御曹司さま

いじめないで、御曹司さま

「……言ったはずだ。馬鹿な女は嫌いだって」花屋で働く和(のどか) は、常連客である老人に気に入られ、彼の屋敷を訪れた。老人の正体は 日 本有数の企業グループの会長! 恐縮しながら豪華なもてなしを受ける和は、そこで老人の孫である幹春と出会う。幹春は和を財産狙いだと決め つけ、酷い扱いをしてしまう。けれど、幹春が他人に冷たいのは複雑な生い立ちのせいで心に傷を負ってるせいだと知った和は、彼を癒したい と強く願うようになる。和を財産目当てと決めつける幹春は彼女が屋敷に来るたび淫らな意地悪を仕掛けるが――次第に、一途で健気な和の姿に心を解され、心惹かれていることに気が付く。ふたりの距離は急速に縮まるが、なかなか素直になれない幹春の前にある人物が現れて、状況は一変し――。ドキドキが止まらない! 濃厚スイートなラブロマンス。
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従兄様の蜜なる策謀

従兄様の蜜なる策謀

来月、結婚解禁年齢の十八歳になるティアナ。父やクランティス家当主である伯父はティアナの縁談に必死な毎日。当のティアナは従兄のヘリオスを想っているのだけれど、ルビニア王国では、結婚はお家繁栄の材料なので、とてもその想いを口にすることができない。親が決めた相手に嫁ぐしかない。しょんぼりしながら喧々諤々やっている父と伯父を眺めていると、ある日、王太子の後宮入りが決まる。「ここでお世継ぎを産めばお家は安泰」、実の兄であるレギオンにそう言われて決意するものの、呼ばれたわりにはイマイチな待遇。悩んだティアナは王太子の親友であるヘリオスに相談してみることに。するとヘリオスは誘惑の仕方を教えてあげると夜のレッスンを始めて……王太子妃候補なのに、従兄とはいえ他の男性と結ばれてしまっていいの?
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危険な恋は王子様と共に

危険な恋は王子様と共に

大学近くのカフェでアルバイトをしている光井朋香は、周りの環境に流されるままに生きていた箱入り娘で、恋愛経験もゼロという女の子。クラスメイトの美形な留学生・翔フォンターネの特殊な家業の事情に巻き込まれ、家に帰れなくなってしまう。ただのクラスメイトだと思っていた彼は……実は、イタリアンのマフィアのボスの息子で次期当主と目されている人物だった。彼は周りから期待されているものの、父親と確執があり、家業を継ぐ気はまったくないという。複雑な事情も重なりながら、当人の思いとは裏腹に、朋香を巻き込むかたちで事態は急速にエスカレートしていく……! 共に行動することで朋香を信頼し、惹かれあっていく翔と朋香。自らの運命を左右する決断を下すことになる翔。ふたりの恋の行く先に待つのは、女神の祝福か、それとも悪魔の試練か……? マフィアの争いに巻き込まれた奥手な少女と美形留学生とのスリリングラブストーリー!
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灼熱の王子と氷肌の姫君

灼熱の王子と氷肌の姫君

火の国(カリエンテ王国)と氷の国(パーゴス王国)。このふたつの国は王族の体温によって国の温度が決まる。過去は同盟国であり、お互いの国の王族が結婚して子供を産むことで気温も安定していた。しかし当時のパーゴス王国の王子が駆け落ちをしてしまいカリエンテ王国は激怒。しばらく交流がなかった。すると、カリエンテ王国の王族は体温も上昇し、気温が上がり雨も降らず作物が育たない状態に。国民は暑がって倒れる人も続出。パーゴス王国の王族は体温が下がり、国も冷えて国民は寒さに震えている。お互いの国は歩み寄りカリエンテ王国の王子とパーゴス王国の王女は結婚することに。しかし、1年の間に子を産まなければ国に返されるという契約だった。不安でたまらないパーゴス王国の王女は気温が高くてぐわい悪い中、カリエンテ王国に王子と初夜を迎える。「俺はお前の国を恨んでいる。愛だの恋だのは必要ない。一刻もはやく子供を産め」と言われ…
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籠のなかの愛囚~マスカレード・ラプソディ~

籠のなかの愛囚~マスカレード・ラプソディ~

高級娼婦のリアンは仮面をつけたマスカレードという男の愛人だったが、ある日突然、侯爵邸へと連れて行かれ、ガドリエルという名の侯爵の愛人になるように言いつけられる。表向き、侯爵夫妻の養女として侯爵令嬢となったリアンは、毎夜、ガドリエルの淫靡な指で身体を開かれていく。マスカレードを愛していたはずなのに、心はガドリエルを求め始め、とうとう、ガドリエルに愛を告白し結ばれてしまう。自分を娼婦と蔑むリアンだったが、止めどなく溢れてくる思いを抑えきれなかった。そんなある日、侯爵夫妻から、公爵家へ嫁ぐように命じられて、リアンは衝撃をうける。公爵邸へ連れて行かれたリアンが見た人物は…………。そして、淫らに咲き誇る美しい高級娼婦だったリアンの暗い過去が明るみに出る。リアンとガドリエルの行く末は一体どうなってしまうのか……?
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鎖された古城と囚われの乙女

鎖された古城と囚われの乙女

「どうだ? 女にされた気分は……?」――父が失踪し、借金返済のために家族と離れて領主の元で働くことになったセシア。古城での仕事のはずが、一向に仕事を依頼される気配がなく、戸惑い。……あやしい雰囲気が漂う城内を迷っていたところ領主ロイスに出逢い、見初められる。欲望に忠実で獣のような激しさを持っていながら、時折見せる無垢な優しさ。そんなロイスにセシアは惹かれていくが、どちらが「本物」の彼なのか分からない。「躾け」と称し、淫らな行為を仕掛けてくるロイスの手から逃れようとするが。寝室やお風呂、ときには室外まで、ロイスからの行為は及び。容赦なく、身体を執拗に責め続けられ。激しく愛され、心よりも先に身体が蕩かされてしまう。……このままじゃいけないのに。強引な行為に翻弄されてしまうセシアだったが、古城に隠された秘密を知り、ロイスを救うために奔走することとなるが……。
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キスはワルツを弾いてから

キスはワルツを弾いてから

大学の研究室で医学の研究をしていた真島雪乃は、家の事情が変化したため、大学に残ることをあきらめ、就職活動を始めることに。研究オタクで世渡り下手のため、就職試験は連敗続き。最後の望みをかけたつばき製薬の最終面接でもよけいなことを言ってしまい、落ち込んでいた雪乃のもとに、つばき製薬の子会社のつばき堂で働かないか? と連絡があり、雪乃はつばき堂の社長秘書として雇われることになった。つばき堂の社長の椿大志は、若くてかっこいい上に、自由奔放な行動で雪乃を翻弄する。戸惑いながらも大志に惹かれる雪乃だったが、大志が恋愛嫌いで過去に次々と自分に恋した秘書を解雇したという話を聞いて、恋してはダメだと自分を抑えようとするが、ふとした大志の行動から恋をしないという雪乃の決意は崩れてしまう。なぜ大志が雪乃の心を試すように近づいてくるのか、雪乃には分からない。しかし、大志には雪乃を秘書に選んだ理由があった。
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黒侯爵の花嫁選び~身代わりになったシンデレラ~

黒侯爵の花嫁選び~身代わりになったシンデレラ~

仕立て屋の娘・アンジェラは伯爵家に仕える平凡な少女だが、伯爵令嬢の手にかかると、目がさめるような美少女へと変身する。ある日、アンジェラと瓜二つの伯爵令嬢に身代わりを命じられて、黒侯爵──悪魔と呼ばれる、オスカー侯爵の元へ行くように命じられてしまう。メガネがないと何も見えなくなるアンジェラは、侯爵家で失敗ばかり。花嫁選びの時に、うっかり転んでしまって、オスカーの胸の中へ倒れてしまう。美しいオスカーを目の当たりにして、ドキドキしてしまうアンジェラは、オスカーから「花嫁はこの令嬢にする!」と宣言されてしまうのだが!? 前途多難なラブストーリー!!
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契約結婚~俺様社長の甘い罠~

契約結婚~俺様社長の甘い罠~

年の離れた姉の同級生で、海東商事の社長である恭司の秘書として働く陽菜。隣家の幼なじみである恭司と姉に溺愛されて育った陽菜は二十三歳になったいまでも甘やかされていた。ところが恭司から姉が失踪したと告げられ、さらに恭司と姉は結婚するはずだったと聞かされる。恭司と姉が恋人同士だったことを知らなかった陽菜は茫然とするしかない。しかも恭司に見合いの話があり、このままでは見合いをしなければならなくなると聞かされる。そこで恭司から言い放たれたのは明日いっぱいまでに姉を探すことだった。行方不明の姉を探すか、姉の代わりに契約結婚をするか。むちゃくちゃな選択肢を迫られてしまう。それでも姉の行方を探そうとするが一日で姉を見つけることができず、身代わりの結婚を受け入れる。甘く蕩けるように身も心も溺愛され、本物の花嫁のように愛され、しだいに姉の恋人である恭司に惹かれていき……。
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竪琴姫~貴公子が奏でる蜜の旋律~

竪琴姫~貴公子が奏でる蜜の旋律~

十九世紀末、イギリス。一年まえ自分に関する記憶のほとんどを失い川岸に倒れていたリラは、『ティモシー吟遊楽団』に拾われ『竪琴姫』と呼ばれるハープ奏者へと変貌を遂げる。かすかに残っていた記憶は顔も分からぬ男に竪琴の手ほどきを受けた事実と、そのさい演奏されていた彼の即興であるらしいミステリアスな旋律だけだった。リラは親しみを込めて男を『竪琴の貴公子』、旋律を『貴公子の旋律』と呼んでいた。そして一年後、楽団に拾われた地であるコッツェルをふたたび訪れたリラは、そこで貴公子の旋律に精通しているとおぼしき美しい青年に遭遇する。彼の名前はアドニス、古くからこの地方の一部を治めている大貴族エルダーベル伯爵家の跡取りだった。旋律を知る自分以外の人間に初めて会ったリラは、竪琴の貴公子の情報を求めてアドニスに作曲者が誰なのかを質問する。しかし彼からは「僕を満足させられたら教える」という一夜の関係を示唆する条件が提示され……。
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束縛兄の恋魔法~イキすぎた執心愛~

束縛兄の恋魔法~イキすぎた執心愛~

二十歳の女子大生萌絵の前に、5年ぶりに現れた兄の周一。NYでベンチャー企業をたちあげた彼は、日本に一時帰国中らしい。周一にかけられた奇妙な魔法(暗示)のせいで恋ができなくなっていた萌絵は、魔法をといてもらおうとする。ところが周一は萌絵にキスし、衝撃的な事実を告げる。なんと、二人は実の兄妹ではないというのだ! 呆然とする萌絵をソファへと押し倒し、周一は囁き掛けてきた。「俺はお前を妹だなんて思ったことがない。ただの一度もな」。たとえ血が繋がってないとしても、兄との行為を受け入れるなんて、絶対無理……! そう思う萌絵だが、裸に剥かれ胸や首筋や身体のあちこちにキスされ、手慣れた愛撫を施されているうちに、次第に流されそうになる。「お前も俺のことが好きなんだろ? だから5年間、ずっと俺を待ってたんだろ?」意地悪な魔法使いは言葉巧みに萌絵を口説く。優しく淫らな誘惑の数々。こんなことを繰り返されたら、心より先に体が蕩けてしまいそう……! 二人の恋の行方はいかに……?
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薄紅の月~罪深き逢瀬~

薄紅の月~罪深き逢瀬~

女忍者・くノ一の明乃は幼き頃から感情を押し殺す訓練を受けており、任務の為なら体も捧げ、殺すこともためらわない。笑顔でさえも作り物だ。そんな明乃は兄の正宗から元人斬りの男・左之助を殺すように命令される。左之助を監視するため、わけありの者を受け入れる野風村で暮らすようになった明乃。新参者の明乃に対し気遣う左之助の笑顔にしだいに心惹かれていく。ある日、酔った左之助を介抱してやると、押し倒された明乃は体を許してしまう。初めて優しい愛撫を受け、丁寧に抱かれた明乃。それから何度も体を重ねるが、左之助の熱い抱き方に溺れてしまう。度重なる逢瀬の中、二人の距離は縮まり、愛することの意味を知る明乃。なかなか殺すことができない明乃に対し痺れをきらした正宗は、今夜にでも左之助を殺せと命令するが……。禁断のエロティックラブストーリー……。
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囚われの花嫁と甘い毒の鎖

囚われの花嫁と甘い毒の鎖

産業革命に文化が花開く時代の欧州――田舎の町の雑貨商の一人娘だったアナイスは、25歳にもなるのに嫁のもらい手がなく、両親からは家の商売を引き継いでくれればそれでいいと、半ば結婚を諦められていた。そんな彼女の元に、地方領主であるソミュエ子爵の執事と名乗る初老の男が現れたことにより、アナイスの人生は大きく変わる。『ソミュエ家の御当主が、こちらのご息女を御見初めになられました。ぜひ妻に迎えたいと仰せにございます』一介の町娘が貴族の嫁に迎えられるというシンデレラ・ストーリーのはずだったのだが、アナイスはその屋敷に幽閉されている一人の青年と、運命的な出会いをしてしまう……。
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御曹司の熱狂愛~コーヒーは蜜戯の後で~

御曹司の熱狂愛~コーヒーは蜜戯の後で~

業界でもトップクラスのホテル、久我・プリンスホテル。そのフロアの一角にあるカフェで働く実莉は、最上階のスイートルームへ、コーヒーのデリバリーを頼まれる。ノックした扉の向こうにいたのは、久我大智。このホテルの御曹司で……そして、昨晩、実莉が一夜を過ごした相手だった。触れ合った瞬間から大智に惹かれながらも、どうせもう会うこともないのだろうと恋心を打ち消したばかりの実莉に、大智は甘く強引に迫る。気持ちに流され再び身体を重ねるも、令嬢とのお見合い話を聞き、立場の違いを思い知る実莉。離れようとする実莉だったが、大智は許してくれなくて……。「俺以外の男が近づくなんて、許さない」他にいくらでも相手なんているはずなのに、執拗な執着を見せる大智に実莉は――。ホテル御曹司とのシンデレララブストーリー。
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皇帝陛下の溺愛寵妃

皇帝陛下の溺愛寵妃

即位してから十年、「愚帝」と囁かれ続けた輝牙帝国皇帝・智覧は、女だてらに刀を操るじゃじゃ馬娘・繚蘭を我が后にと指名する。愚帝の妻などまっぴら御免と、破談にすべく帝城へ向かう繚蘭だったが、智覧に強引に体を開かされ、毎夜その寵愛を受けることになってしまう。意に反して慣らされてゆく体に戸惑う中、後宮に納められている女たちに嫉妬している自分に気づいた繚蘭は、体だけではなく心まで奪われていたことを知る。そんなある日、反皇帝の急先鋒である男によって智覧が軟禁されたという知らせが入る。その時、じゃじゃ馬娘・繚蘭の取った行動は!?
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熱砂の国の人魚姫

熱砂の国の人魚姫

人魚のアルストロメリアは海を愛していた。しかしある日 漁師の網に囚われ陸にあげられてしまう。一度陸にあがった人魚は海に戻ることができない。行商人に売り飛ばされた彼女を買い上げ、助けた一人の青年が居た。名前はマジッド。彼は砂漠の国の王子だった。陸の上のことは何も知らないアルストロメリアは無垢な心で彼の助けを喜ぶが、マジッドは突き放すように人間の足を得たアルストロメリアを犯し、「お前は俺のものだ」と言い放つのだった。訳も分からず彼にされるがままになる日々の果て、ひょんなことから彼の態度が真実のものでなかったことを知る。きっかけは決して良いものではなかったかもしれない。しかし二人は急速に距離を縮め、恋仲になるのだった。マジッドは貧困にあえぐ人々を抱える国を立て直そうと砂漠化した場所の開発計画を推し進めていた。アルストロメリアはそっと彼を支え続ける。やがてアルストロメリアにはある能力があることが判明し……。砂漠の国で育まれる愛の物語。
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蛇王と偽りの花嫁~千夜恋物語~

蛇王と偽りの花嫁~千夜恋物語~

カルティディール王国第五王子ハールーンの側近として平和に暮らしていたイリスだが、わがまま末王女クロエの発言で『蛇王』の異名を持つ隣国シュトゥーラの新王ダハーカに嫁ぐことになってしまった。ばれるだろうと予想していた変装もあっけなく見破られてしまう。謀った罰として毒酒を飲まされ乱暴に抱かれ、死を覚悟したイリスだったが……「気が変わった。お前はこのまま娶る」ダハーカはイリスを気に入り、そのまま后に迎えることを宣言。好かれる要素を見つけられないイリスは、ダハーカの求愛に困惑してしまった。毒の苦しみから回復したのもつかの間、今度はダハーカが寝込んでしまった。左腕に刻まれた『蛇の毒』が彼の命を食い尽くそうとしていることを知り、イリスは助けるために薬を作りダハーカの症状を和らげた。ますます寵愛を受けるイリスは、胸の奥で疼く感情に気付き始める。そんな二人の仲を引き裂こうとする魔の手がじわじわと迫っていて――!?
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真紅の踊り子と花束の王子-情熱的に奪われて-

真紅の踊り子と花束の王子-情熱的に奪われて-

フラメンコに魅了された真山夕菜は、本場のフラメンコを学ぶ為恋人のトーニオと共にスペインへ渡る。恋人との充実した日々、まだ主役としては舞台に立てていないけれど本場のフラメンコを間近で見る事のできる幸せで満たされた日常。そんな中、大きな花束と共に夕菜のフラメンコに魅了されたという軍人のフェランに告白されてしまい、あまつさえそれを恋人のトーニオに見られてしまう。フェランの告白をハッキリ断る事ができなかった夕菜の態度に、トーニオは嫉妬心を抱き、いつもよりも激情的に夕菜を抱く。そんなトーニオとは対照的に、優しく紳士的に、穏やかにアプローチしてくるフェランに、トーニオという恋人が居ながらも夕菜は心惹かれていってしまう…。そして3人の関係はこじれ、縺れ、絡みあう…―。ふたりの男に身も心も求められた夕菜が選んだ結末とは?
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白い記憶も愛してる~紳士社長の執着愛~

白い記憶も愛してる~紳士社長の執着愛~

一九九九年冬、当時十歳の六花(りっか)は幼なじみの樹(いつき)と家族ぐるみで旅行に来ていた最中、雪崩による列車事故に巻き込まれた。樹に助けられ一命は取り留めたものの、彼女は両親を亡くし記憶も失ってしまう。二〇一五年。六花は儚げな魅力を持つ女性に成長していたが、事故で負った傷のせいで自分に自信の持てない性格になっていた。ある日、友人の勧めで『宝生トラベル』のキャンペーンガールオーディションを受ける事になる。『宝生トラベル』は全国に一流旅館を幾つも持つ大手の宿泊施設経営会社。そのオーディション会場で六花は社長となった樹と再会した。けれど、記憶のない彼女に樹は過去を隠したまま求愛する。キャンペーンガールにも抜擢され、樹に心も身体も深く激しく愛される六花。幸せな日々を過ごす二人だが、樹が過去を隠しているのには苦しく切ない理由があった。そしてふたりに暗雲が訪れて……
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幽閉王と狙われた花嫁

幽閉王と狙われた花嫁

国王陛下の花嫁選びのパーティーで、セーリアは国王に一目で惹かれてしまう。しかし、彼とは初対面ではなかった。十三年前に国王ジェイドはセーリアと会っていたことを思い出す。その時、ジェイドはセーリアと結婚することを決めていた。しかしながら、十三年という月日、ジェイドは幽閉されて過ごす。その間に、徐々に記憶が薄れ、何のために生きているのかさえも思い出せなくなっていた。十三年が経ち、再会した二人の距離は急速に縮まる。ジェイドはセーリアのために生きてきたことを思い出し、何としてでも彼女と結婚しようと考える。しかしながら、その結婚を阻止する者たちに命を狙われ――。セーリアとジェイドの前に立ちふさがる壁を乗り越え、二人が目指す未来とは――?
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奪われた純潔~王子の甘い執着愛~

奪われた純潔~王子の甘い執着愛~

ワガママで有名なヴェルデ王国の第一王女ヴィオレーヌの侍女として働いているネリー。孤児として過ごした幼少期の苦労もあってか、ネリーは心優しいしっかり者へと成長し、その美しい容姿はワガママ王女の心をも癒すほど。そんなある日、世界の中心と誉れ高いアズロマリン王国のフィリップ王子が結婚相手を探しているという話が……。候補に選ばれたのはヴィオレーヌと、ライバル国の王女の二人。そして、婚約者を決める豪華船での社交界──フィリップへ上手くアピール出来ず、すっかり落ち込むヴィオレーヌ。主の力になりたいと心から思うネリーは、夜のデッキで偶然居合わせたフィリップへ願い出る──ヴィオレーヌを花嫁にしてほしい、と。だが、フィリップはネリーがヴィオレーヌの幸せを願う気持ちが本物か試すため、「本気であるならば、純潔を捧げろ」と言い放つ。ヴィオレーヌのためと意を決したネリーは純潔を捧げてしまい……。
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