名無し1年以上前タイプの違う短編が3つ収録されています。 単行本のタイトルにもなっている「Rust Never Sleeps」は、高校時代に仲が良かった男女3人が30歳になって再会するけど、そのうちの1人は海外で殺しを仕事にするようになっていて、他の2人も殺人事件に巻き込まれてしまう話です。あらすじでもサスペンスとして紹介されていますが、読後感としてはヒューマンドラマの方が強いかも。青春の終わりと旅立ちの話という気がしました。 「カンフー・シスター」はコメディですね。父親にカンフーを教え込まれて人殺しも可能な腕前になってしまった女の子が、抑止力として修道院に入れられてシスターになるも、ひょんなことから権力を悪用する邪悪な美少女と戦う話です。 一番好きだったのは最後の「花まつり」。ダントツで面白かった!明治初期ぐらいが舞台で、語り部は根無草みたいな生き方をしている物書きの青年なんですが、主人公は前世の記憶を持った不思議な少女なんです。記憶を元に前世の家族を探し当てますが、そこで自分の息子に殺されていた事実を知ることになります。少女が青年と一緒に自分の死体を探しに行くシーンもすごく良かったんですが、ラストでの2人の掛け合いがとても良かった。 作者が各作品にページ1枚ずつ後書きを描いてるのも楽しく読みました。Rust Never Sleepsラストの短編が一番好き1わかる
nyae1年以上前ストーリーやテーマはズシッと重いのにふわっとサクッとした読み心地な路田行さんの漫画。全私待望の新作がテランに掲載されてるということで読みましたが、今作もめちゃくちゃおもしろいです。墓でドーナツ食べるところとかとくに好きです。何回でも繰り返し読みたくなる名作読切。どうせ明日も同じ君路田行さんの新作読切がテランに掲載 #読切応援2わかる
名無し1年以上前マンガワンでも始まった。もっと読まれてほしい https://twitter.com/gaburitsukimeet/status/1482732751011082240レ・セルバンすごいファンタジーだ3わかる
名無し1年以上前はねバド!の濱田先生の新作がゴリゴリのファンタジーだということそのものと完成度の高さにびっくりしました。最高。 皇女アルシノエは邪竜スキアールインとの戦いで母親も亡くし、国も奪われてしまいます。その彼女の前に現れた男こそ実の父セルバン王。ところがアルシノエは戦いの中で「思い出を喰う狂女」セント・ファナ(めちゃくちゃかっこいい)を呼び寄せた代償によって父親についての記憶を失っていました。 設定や固有名詞がたくさん出てきてついていくのは一見大変ですが、記憶をなくした少女と自分のことを覚えていない娘と旅をするセルバン王がふたり並んでいる姿だけでグッと来ます。スピリッツ読む楽しみが増えました!レ・セルバンすごいファンタジーだ9わかる
六文銭1年以上前『吾輩の部屋である』が謎に好きだった私。 その著者の新作ということで手にとったが、これも最高だった。 そもそも『吾輩の部屋である』が、基本的主人公1人が悶々としながら独り言している会話劇?(会話じゃないが)が面白かったのだが、 本作も、基本フォーマットは同じで、犬と散歩しながら一人で話している構図。 それもたわいもない、自販機がどうのとか、この道は通ったの通らないだの、受験勉強がどうのとか、ホントにたわいもない話を延々とする。 それに犬のポン太がモノローグでツッコむ感じ。 たったそれだけのことなのに、すごい中毒性がある。 1話が短くて物足りなく感じるのも理由の1つだろうが、それ以上に著者の日常にあるちょっとした疑問などの着眼点が面白いからだと思う。 ガードレールのつなぎ目のルールとか、この本読まなかったら一生知らなかったと思う。 主人公・りえ子もちょっと残念というか、イタイというか、そこに加えてコミュ障なところもいい。 それに、ポン太が冷静にかつ鋭くツッコむの良い感じです。 時系列がバラバラで、各話いろんな時代のを断片的に描く形式なので、どこかの話とつながっているのも、また楽しいです。 まだ3巻ですが、謎の中毒性があって3回くらい通して読んでしまいました。今日のさんぽんた中毒性高い「散歩」劇3わかる