さいろく
さいろく
1年以上前
ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ とありますが、パンチはプロレスでは反則となります。 (歌詞を記載するのはNGなんでしたっけ?) タイガーマスク世代ではないのですがプロレスファンとしてプロレスを語るのに外せないタイガーマスクのお話。というか原作ですね。 実在したプロレスラーであるタイガーマスクは新日本プロレスが当時海外修行に出していた佐山サトルという若手の天才(イギリスだったかな?で東洋人だからということでブルース・リーのような黄色いジャージに黒ラインの衣装で現地でも大人気だったそうです)を日本に呼び戻し、講談社・梶原一騎と正式なタイアップとして実現させてヒーローを具現化するプロジェクトにより誕生した本当のヒーローです。 当時のプロレス人気は凄まじく、日本全国でタイガーマスク旋風が巻き起こっていたとかなんとか。 当時の映像をNJPW WORLDという新日本プロレスの公式動画配信サービスで見ることが出来ますが、タイガーマスクは他の選手と比較にならない動きをしてます。本当に圧倒的に違うし、一人だけ格ゲーのキャラみたいな動きをバンバン繰り広げていく様は今見ても体幹・センス・スピード・運動神経のレベルが常人のそれを遥かに上回っている事がわかります。一度見てみてほしい。 タイガーマスクで大成功を収めた新日本プロレスですが、当のタイガーが相手がいなくてつまらん、こんなルール(プロレス)では最強になれないので最強を目指すため辞めます!と言って人気絶頂のところで本当に辞めてしまい非常に困った状態になってしまったのでした(初代タイガーこと佐山さんはここから総合格闘技の前身とも言える修斗(シューティング)を創設、後の格闘技界に多大な影響を与えます) ただ、タイガーの影響でプロレスラーを志す若者は後を絶たず、結果としてプロレス業界を力道山・アントニオ猪木に次いで盛り上げた人物といえるのではないかと思います。諸説あるのは重々承知ですので文句がある人は一緒に飲みながら語りましょう。 ちなみにプロレスファンなら最近まで現役だった獣神サンダー・ライガー選手をご存知かと思うのですが、そちらも永井豪先生の原作との公式タイアップで生まれたキャラで、そちらも名に恥じぬ豪腕・スーパースターぶりを発揮し、私も含め多くのファンを魅了し続けた名選手でした。 というわけで脱線しまくりですが、漫画のほうでも色々とあります。 孤児院で育った「伊達直人」という主人公が、「虎の穴」という悪のレスラー養成所に攫われて(スカウトだっけな)訓練して殺人拳を学んで覆面レスラー(悪役)としてデビューするところから始まります。 虎の穴での修行は常軌を逸したもので、伊達直人は自分と同じような境遇の孤児たちにつらい思いをしてほしくないと願い、ファイトマネーを孤児院に投げ入れていくのですが、それが虎の穴からは裏切り行為とみなされて虎の穴からの刺客たちと戦う羽目になる…という流れだったと思います。違ったらごめんなさい。 ただ、その「伊達直人」という名義で幼稚園や保護施設に匿名に近い形で莫大なお金を寄付する人が度々現れているんですよね、現実に。 2005年だか2007年だかぐらいにもあったんですが、当時はすでにTwitterが生まれていたので割と話題になったのを憶えています。 まぁ何が言いたいかというと、本当に全国のちびっこ達の心を掴んだ作品であり、そのちびっこたちが大人になって力を得た結果として慈善事業が潤ったりプロレス業界が潤ったりしていて、色んな所へ波及しているのがわかるんですよね。 漫画に限った話ではないですが「本当に素晴らしい作品」とはこういうのを指すのだろうな、という話でした。 長くなりすぎたのでこの辺で。正直絵が古いのは否めないのですが一度読んでおくとためになるかもしれませんよ!
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前
漫画アクションの新連載『ひかるイン・ザ・ライト』面白いですね! 松田舞先生の漫画は初めて読むのですが、絵もきれいで読みやすいです。 題材がアイドルで、銭湯で歌っている主人公からが目指すのがワクワクします! 毎日銭湯の掃除しながら歌ってめちゃくちゃ上手な主人公の中3の少女・ひかる、そして大手アイドルグループに入って顔がよくて歌もダンスも上手なのに埋もれてしまい辞めた幼馴染のお姉さん・西川蘭、幼馴染二人が、世界的なプロデューサー主催の新たなアイドルオーディションに挑む! 第1話試し読み https://www.futabasha.co.jp/tachiyomi/vtreader.html?pc=1&fd=ac_hikarulightLR アイドルとはいえ、いま日本でメジャーな人数が多いグループのことを、かわいい服を着せるだけで育てもしないで、いつから顔がいい普通の子がアイドルになれるようになったんだ?的なことを堂々と言っちゃうプロデューサーがいいなって思いました。 アイドルとは、ステージに立つということは”特別な人”であることだと。 そこで主人公のひかるちゃんは歌がめちゃくちゃ上手くて本当はアイドル目指したいけど、思いきれなくて自分には資格がないんじゃないかと思ってるときに背中を押してくれるのが、先に業界を知った近所のお姉さんの蘭ちゃんなんですね。 そのときに言うセリフがアツくてグッときました! 「本物の」アイドルを目指す、というのがどういうものかまだ分かりませんが、これからの展開が非常に楽しみです!