サミアド
サミアド
1年以上前
表紙のイメージは捨ててください。 同級生の『ソウくん』を10年近くストーキングしている主人公(ヒロイン)は彼が無限に怪しい占いアカデミーに入るのを阻止…出来ず一緒に入学。 主人公の名前すら覚えていなかったソウくんから晴れて悪魔認定されサタン扱い!宿敵に!! えぇ…? ヤバい学園のヤバい授業で土に埋まったりカラスと戦いつつ守護神を組み立てたり、ソウくんと結婚して子供産んで晩年を共に過ごし墓に入る妄想を確信したりします。 『魔法使い養成専門マジックスター学院』と似た系統の笑いで個人的には大好きです。画力は高いですがギャグ時の絵の崩れっぷりは『スケットダンス 』レベルです。 ヤバい守護霊憑きアス男、霊感ゼロの危うい親友 伊勢、乳と金のクロウ・リー子などサブキャラも充実ですが、ソウくんの超絶無敵バカっぷりが1番ヤバいです。 ※包帯教師アベノと主人公の祖母も割と変ですが他がアレ過ぎるのでマトモに見えます。 2巻まではほぼギャグ漫画ですが3巻はシリアス増量。打ち切り?で伏線を急いで回収した感があります。伊勢さんの実家や主人公の両親の話を期待してたのにスルーされて残念。 しかし主人公の物語としては良い感じに完結したし伊勢さんとの仲直り回も好きなので「コレはコレで!」という感じです。 公式の言う「ラブコメ」感は薄い…というかほぼ感じませんがヒロインのキャラが強くて好きな漫画です。
表紙のイメージは捨ててください。

同級生の『ソウくん』を10年近くストーキングしている主...
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前
性欲が強い人も、なにかと大変だと思います。男性であれば、性を謳歌する事がおおらかに認められる文化がある。それが女性であれば、とたんにモラルの奥に隠される。そんな女性の性欲が可視化され、さらに誰にも否定されないところが、この作品の第一の美点です(この言動が、性犯罪者男性の言い訳に使われかねない事には注意が必要)。 台湾人のT子は、自らの欲望に従って日本の男とセックスしに来る。1巻にして既に4人。 猪突猛進のT子。はっちゃけぶりと暴言に思わず吹き出してしまう。エロい事をガンガン言い、いつも発情している様子はコメディとして笑える。 対する日本人男性は、みなイケメンかつハイスペック。しかしここで面白いのは、T子がなかなか満足しないところ。 T子のやりたい事ははっきりしている。ただセックスしたいだけなのに……と言いながら彼女の欲求、フェチや性交の頻度等は独特で強固。しかしそれを満たすには「違う人間である」相手側と、互いの欲求を擦り合わせなければならないはず。そしてT子には、その視点は今のところなさそう。 彼女は社会規範から自由で、堂々と主張できる人なのですが、彼女の人生を充実させるにはそれだけでは足りないのだろうな、と感じるのです。 まだ1巻。最高の快楽体験のために、友人に色々突っ込まれつつ迷走するT子には何が足りていないのか……それは最後まで読まないと、わからないのかもしれませんね。 (なぜ日本なのかについては、フェチ的観点と台湾社会の点から語られます。外から見た日本は面白い!)