名無し1年以上前すごいテンションの漫画だ。読む前はこんなにストーリーラインがいくつもある漫画だとは正直思わなかったので結構頭が混乱している。それでも主人公・金子の叫びに心動かされてページを捲ってしまった。Gウイルス、浄化教、パー子や小野たちを襲った謎のオバケなど設定の謎はまだまだ不明だが、とにかく勢いが半端じゃない。早く続き読みたい。ゲモノが通すブッ直ぉぉぉす!!6わかる
兎来栄寿1年以上前大人気漫画家・あほすたさんと秋田書店を掛け合わせたら、それはカオスにならない訳がありません。 1話目からして「マルチ商法幹部の美人JDが、推しホストに惚れさせるために取ったフィクションをも超える驚くべき方法とは!?」という熱いロケットスタートがぶちかまされます。 エロネタはとにかく幅広〜く、実体験談が山盛りてんこ盛りペガサス昇天MIX盛りで、時にはあほすたさん自らがそこらの芸人より体を張ってAVに出演した話も登場。 推しに狂い過ぎていた若かりしあほすたさんが最終的に二次元キャラと結婚できた顛末など、清々しいくらいに突き抜けているパワフルでパトス迸りまくりエッセイマンガです。 かと思えば、神山彩さんや双龍さんなどへのインタビューを通じて描かれた「漫画家に訊いた漫画家のなり方」や、とらのあなが主催するオタク同士のマッチングサービスの体験レポートなど、興味のある人にはとても有益な情報もたっぷり盛り込まれています。 個人的に感銘を受けたのは、毒親に対するあほすたさんの姿勢。 「親を許さなくてもいいんだよ」 「自分(きもち)を殺してまでゆるさなくていいです」 「一番大切な愛してる人のためにうんこは捨てなさい」 という言葉は至言です。 「『もう女として見れない』なんて言葉に、心を殺されなくていいんだよ」 のような端書きにも救われる人はいることでしょう。 巻頭には雑誌さながらにあほすたさんのカラーグラビアまで付いておりピーキーこの上ない本ですが、実はとても深い優しさも込められた一冊なので気になった方は読んでみてください。秋田書店のあほすたさん【電子特別版】煮詰めたカオスの中にある深い優しさ #1巻応援2わかる
まくら1年以上前新井英樹氏の作品といえば傍若無人なキャラクター像が多い印象を持っているが、この作品でも存分に発揮されている。 ある宗教圏の人々には受容と反発の両極端な反応が予想されるが、あくまで漫画でありフィクションであり娯楽として楽しんでほしい作品だ。 言葉にすると荒唐無稽で陳腐な説明しか出来そうもないので、まずは一読されたし。ひとのここの作者の他には表現できない世界観!5わかる
霧兵衛1年以上前良かった点 ・細かいことを気にしているのがバカらしくなるくらいの面白さ ・後半に行けば行くほど大暴れ 総評 ・原作者がいない時のかざま先生はまさに「鎖を噛み切った野獣」の面白さがある霧島嵐児時空をこえた面白さ2わかる
名無し1年以上前単刊完結という軽い理由で読んでみたら、思ったよりも重い話だった!!! ジャンルで言うと一応ホラーなのかな? 打ち切り食らった漫画家の搬入機材(原文ママ、はんにゅうきざい、と読)は 山奥にある実家に都落ちするも居場所がなく、部屋が弟の子供に占領さ れるばかりか幼い頃のオモチャを破壊されたり、客間に寝かされたりと雑な扱い を受ける心すり減る序盤、 このへんの共感性羞恥ヤバかった。 のですが、ある小学生の少女と出会います。 なんでも、自分が「千九人童子」なる怨霊の生贄にされてしまうと 恐れているようで・・。 血塗られた故郷の歴史、消えない過去の罪、メタフィクション、地獄のような人間関係のしんどさの果てに何が待ち構えているのかは読んでのお楽しみってことで(遠い目) ホラーだけじゃなく羽生生先生特有のすっとぼけたギャグが多少挟まれたりもするので、ホラー系苦手だよって人でも抵抗なく読める......かもしれない。千九人童子ノ件得体の知れないクトゥルー的恐怖譚4わかる
名無し1年以上前子供の頃に読んでいた、思い出深い漫画。大学生くらいになってから読み返したが、成長して読むと印象が違う。生活の解像度が妙に高かったり、ギャグが光ってたり、哲学的だったり、なんというか「人間」がとても描かれていていい。子供の頃の記憶通り、家族のドタバタギャグとして捉えても面白い。それは起承転結がしっかりしており、個性豊かなキャラクター達が魅力的だからだと思う。自分はミステリアスで捉えどころのない「みづえ」と子供なのにたまにめちゃくちゃ現実的な「よもぎ」の二人が推し。自分が女性だったらどっちかに影響されて真似してそうだなと感じた。もちろん二人の個性が生きるのは長女「ひとみ」と次女「ふたば」がいてこそというのは言うまでもない。あとお父さんがなんか可愛いのも大好き。同じ作者のOL進化論も好きだが、こっちの方がより日常的というか風刺弱めで自分は好み。かしましハウス「人間」がとても描かれていていい6わかる
ニーナ1年以上前出会えて良かったと思える、宝物にしたい一冊。瑞々しくて脆くて力強くて眩しい思春期の心情を、丁寧かつ大胆な表現で描いている。物語の後半に気づいたら号泣していたのだが、なんで泣いたのか未だによくわからない…きっと何かが心に沁みたのでしょう(笑)月曜日の友達「月曜日の友達」感想10わかる
サミアド1年以上前COMICポラリスで「殿と犬」連載中の西田理英さんの初期作品です。コミックブレイドの「いきなり誌面に載ったり載らなかったりする不愉快な漫画」でしたが連載になり単行本も発売されました。 数年後には続編の「新部活動」がWEB連載され、そちらも単行本1冊が出ています。 個性的な3人の部員が議論したり侵入者を撃退したりサンタのコスプレ戦隊で爆煙したりデパートに動物王国を築いたり光り輝くラストミステリーを拝んだり部室で結界を発動したりする部活です。楽しそうですね。 ツッコミ顧問の南部先生の口座残高が心配です。可哀想ですね。 幻の部活動…いやいや何でもありませんよ。 好きな漫画なのでもっと読みたかったですが、いつ終わっても違和感が全く無い作風なので打ち切り感は薄いです。 とぼけたギャグが大好きです。 画像は目撃したツチノコの情報共有です。部活動歩行者専用道路標識(夏子と三郎)4わかる
Pom 1年以上前一気読みしました。 旦那さんが理由も言わず借金残して急に家から出てくって、本当に辛いし、意味分からなし怒り爆発だと思う。 アリスのお母さんはシングルマザーになり、前を向いて進んでいくのだけど、波乱の道。 身を隠しながらだし。。 子供がいるから強くならざるを得ないのか。旦那酷い、などモヤモヤしつつ読み進めてたらあっという間に終わってました。 アリスにとっては、放っておけないただひとりの父親で。。言葉にならない気持ちにもなりました。 アリスも強く逞しく、お母さんと二人で生きていく姿、胸に刺さり考えさせられました。 アリスとアマリリス強く逞しく前を向いて生きる母と娘たち。6わかる
ナベテツ1年以上前東西冷戦という現実が世界を覆っていた時代、大国のエゴに怒り、泣かされている人達を助けた戦闘インストラクター、ジェド豪士。 作中、彼のルーツは語られませんが、世界が二つの陣営に別れて覇を競う中、泣かされている人を助ける彼の活躍は、現実の苦さというものとも向き合い、バブルの繁栄を謳う日本では想像出来ない世界というものを教えてくれました。 シリーズのラスト、世界の破滅を目指すテロリストと、豪士達は対峙します。この時代の世界の様々な要人達も登場しますが、ラストに登場したゴルバチョフ氏の訃報に触れ、ふとこの作品のことを思い出し、口コミを投稿しました。パイナップルARMYゴルビーの訃報でふと思い出す7わかる
六文銭1年以上前短編集を読めば、その作家との相性がわかると思うんです。 短編という基本1話完結形式のなかで、物語上最低限必要なエッセンスのみつまっているから、その取捨選択というか、核となる部分だけみせてくれると相性も定まる気がするんですね。 そういう意味で、本作を読んだ瞬間、この作家さん好きだなと思いました。 個人的に石黒正数先生に近しいイメージなのですが、何気ない日常の中にファンタジーやホラーっぽい要素をスパイス的にいれてくるの、ホント好きなんですよね。 この作家さんも、似たような感じで、ドツボでした。 日常の切り方って、作家さんの個性が光ると思うんですよ。 え、そんなとこ注目するの? ってポイントが、興味深かったりするとそのままハマってしまいます。 (逆もまたしかり・・・) 本作も、短編の中にぎっしり作家の魅力がつまっております。 「スマートアシスタント」では、突然意識や感情を持ち始めたスマートアシスタントとの交流を描き、「生水」ではスライムみたいな生き物「生水」が当たり前のように日常にいる世界を描き、「旬」では書道教室の未亡人と、書道教室に通い始めた女子高生、そして主人公の3人をエロスこみでリアルな肉体関係(そしてほんのり切ない関係)を描き、そして表題作「渚」では人魚が、下半身を手術して人間になるという話たち。 題材とする着眼点もさることながら、人物の描き方もリアリティがあって自分好み。 作風も派手さはないのですが、じんわり染み込んで惹きつける魅力があります。 なんにせよ今後が楽しみな作家さんでした。渚 ~河野別荘地短編集~個人的に期待の作家4わかる