トップガンソラモリ 村上もとか 千葉きよかずさいろく最初は村上もとか原作ということで少し古い話なのかな?と思って読んでいたのだけど、現代の航空自衛隊のお話。 自衛官になり、ファイターパイロット(戦闘機乗り)を目指す主人公とその学科課程など、かなり詳しく描かれている。 冒頭から戦闘機の超精密な描写があり、爺ちゃんの昔話の回想シーンではゼロ戦・紫電改・白菊などの紹介シーンも出てくる。どれも素晴らしく絵が上手い。 トム・クルーズ主演の映画「トップガン」をご存知の方は主題歌である名曲Danger Zoneがすぐにでも頭の中で流れるであろう、そんな戦闘機バカとも言えるような作品だが、このコロナが蔓延しているご時世では航空自衛隊の出番がある可能性もある。 と思うと自衛官という我が国を護る面々がどんな想いで自衛官になり、その職務を全うするためどんな努力をしているかが見られるのは興味深いものがあった。 現代においても、領空侵犯を航空自衛隊が取り締まることがなければどうなっていたかわからない。昨年(令和元年)の6月にすらロシアが沖縄に爆撃機で領空侵犯を平気で行っている。 陸はもちろんのこと、海も空も守らなければいけないのだ、という事を理解できる内容だった。 ソラモリ、全2巻でコンパクトにまとまっていて素晴らしい作品だと思う。トグサ!!!攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM 藤咲淳一 吉本祐樹さいろくトグサが主人公(?)っぽいので大喜び。 ”眠らない眼”の男バトーももちろん、9課のお話。 素子を知らない新人女子もいたりして設定がこれまでの攻殻機動隊とはちょっと違うけどコミカルなタッチがあったりして読みやすい。 素子の義体がカラスに漁られているシーンから始まる新しい攻殻機動隊、あんまり長くはならなそうだけど期待。振り返ってみると羊の木 いがらしみきお 山上たつひこstarstarstarstarstar_borderさいろくやっぱ町おこしには無理があるって。一回なんかあっただけで悪い話題で持ち切りになるというのに、ヤバい受刑者を迎え入れる街が上手くいく気がしないもん。。。 起きるハプニング(受刑者の住民たちのトラブルという名のサガのようなもの)はゾッとするし、怖い。恐ろしい。 世の中本当にいろんな人間がいると思うけど、他人っていうのは軽く想像を飛び越えてくる。そんな中でもとびきりイカれたやつらを更生させようというのは、やっぱり、ねえ? と、思ったけど最後まで手を止めるところがない。山上たつひこも凄いんだと思うが、なんだかんだやっぱりいがらしみきおは凄い。ひっそりヒーロー再び(?)HIKARIーMAN 山本英夫さいろくネット文明に物申す感じのヒーロー。電気があればどこにでも~って考えるとそれこそ藤子Fよろしくなヒーローとも言える。 殺し屋1とは大きく違うものの、山本英夫先生の強者弱者の描き方は変わらず明快で、悪者の強者は"どう見ても悪者"として登場するが、どこか人間味が見える展開になっていくところも変わらず良い点。 本作は孤独なヒーローを描くもののように見えて意外とチームがしっかりできてソッチのほうが見ものかもしれない。紫音ちゃん可愛いです。 光くんは正直どんどん吸収しまくっちゃって人を超越した存在になっていくのではないか…という7巻の最後の方の展開ですが、どうやら8巻で完結の模様。 あ、あと全体的にデジタルトーンだと思うんだけどものすごく視覚的に濃い印象。これは昔とちょっと違うかもしれない。ただ、HIKARI-MANを発光した血管で描いているので表現上しょうがないのかも。幽体離脱って夢があるよねユウタイノヴァ 押見修造さいろく明晰夢とか幽体離脱とか、欲望に忠実な妄想のようなものが昔はよく話題になったもので(実際にできる人もいるらしいですが)今で言う異世界転生に近い憧れを持った中学生がいっぱいいたのではないだろうか。 オカルト関連でも多くの先人達が実現しようと色々試してたのが2chでも話題になっていた。私はどうせ自分は上手くできなかろうと思っていたし、半信半疑どころか全く信じていなかったので試したことはないんだけど。 押見修造センセーは惡の華で一躍有名になったが、 漂流ネットカフェ ぼくは麻理のなか ハピネス などを代表とした欲望の具現化とその末路を描くような作品が多い。 本作「ユウタイノヴァ」はその兆候がとてもハッキリ出ていて、こういう発想から漫画を起こせるのはすごいなと関心できる。 主人公が情けない感じなのもご自身の分身を描いているからなのだろう(※勝手な想像です)浦鉄も4作目(現在89巻!)あっぱれ! 浦安鉄筋家族 浜岡賢次さいろく気づけば「浦安鉄筋家族」は秋田書店の伝統のようなタイトルになっている。初代が始まったのが1993年だそうなのでもう27年…!? 私も95年ぐらいからチャンピオンで読んでたので(ここ5年ぐらい読んでなかったけど)25年前から読んでいる馴染み深いタイトルである。 「浦安鉄筋家族」はチャンピオン関連作品達からのオマージュ(というかモロ)が登場人物として多数出演していて、例えば刃牙シリーズのファンというだけでも超馬鹿笑いできるような真のギャグ漫画である。 初期の頃はマンガ業界内での横展開はあまり目立たなかったものの、プロレスネタであったりホラー・ゾンビ映画関連ネタであったり、インディー系のネタなどが今と変わらずギャグ化されていて昔からゲラゲラ笑わせてもらったものです。 浜岡賢次先生は好きなものをギャグに昇華させて拡散する力を持っている。 あっぱれ!は4作品目ではあるものの、このまま合計100巻まではいくであろう…感慨深い。ウィルチェアー(車椅子)ラグビーマーダーボール 肥谷圭介さいろくギャングースが大ヒットした肥谷圭介の次作。 4巻で完結したものの、伏線もしっかり回収されていていい終わり方だったと思う。 ウィルチェアーラグビーというパラスポーツもこれで初めて知ったけど、実際の動画をYOUTUBEで観てみたが、鉄の塊と言えるような専用車椅子達がガッツンガッツンぶつかるのがすごい音と衝撃なのがよくわかる。 この「ぶつかる」というのが本作の主人公海野アサリを魅了するキッカケでもあり、本作ではウィルチェアーラグビーをしっかり解説しつつも、肥谷先生らしいエグみみたいなものも背景に絡んでいて、読み応えも十分ある作品だと思います。現代をベースにした感じの異世界系世界を救うために亜人と朝チュンできますか? 音井れこ丸さいろくこれもなろう系? 全身勃起症とかいう勃起したら全身が固まってしまい気絶してしまう体質の主人公がいて、彼は「魔王を倒す勇者の父」であることが遺伝子的に判明したため、勇者の母候補(降臨乙女)達と子作りしなければならず、降臨乙女に選ばれた亜人女子たちと「興奮して気絶。気づいたら中○しセッ○スされまくって朝を迎えていた」というオチを毎回迎えるテンプレ的ストーリー。 ひどく雑なんだがそこが おトイレ困る こと 音井れこ丸 先生のいいところでもある。 あんまり深く考えちゃダメだ。 ただ、これはほぼエロマンガだと思う。久しぶりにこういうのが読みたかったBEGIN 池上遼一 史村翔 史村翔さいろく9巻が出た…ずっと熱い展開が延々と続いて手が止められない。 こういうのが良いんですよね〜 超展開ばかりでもあるのは池上遼一なので当然として、ストーリーが広大な背景なのに裏世界すごい狭く感じちゃう(笑)さいろく1年以上前4月10日単行本化するっぽいです!やったぜ怪異と乙女と神隠し巨乳まろ眉こじらせ系喪女と化野クンのオカルト物語2わかるプロレス好きにはわかりやすいモーションBOMBER GIRL CRUSH! ボンバーガール・クラッシュ! にわのまことさいろくサイバーパンク+賞金稼ぎ、という感じの世界観でヒロインの羅生門エミーがトンファー片手に(両手か)賞金稼ぎをしていく。 にわのまことセンセーと言えばジャンプ黄金期終了間際?にやってたプロレス漫画「THE MOMOTAROH」や「リベロの武田」だが、サッカー漫画でもモンゴリアンチョップを筆頭にプロレスネタがバリバリ出てくる作風。 ボンバーガールシリーズも同様で、女子プロレスラーっぽいヒロインたちがセクシーに技を決めていくのだが最終的にはロボだったりトンファーの仕込み銃だったり何でもありな感じの内容。 何も考えずに読めて割と好きだけどもう少しシリアスにギャグなしで描いてたら結構違う方向性もあったのではーと思える。でも合わせて3回も続いてるんだから多分相当描きたかった事なのでしょう。 すごいどうでもいいけどリベロの武田だったかの作者コメントでプロテイン飲んだ後にタンパク質を出しちゃった、というのが小学生の頃何のことかわからず親に解説を求めた記憶がある(親がなんと言ってたかは憶えてないけど) にわのまことセンセーが元気にタンパク質を摂取されてることを願う。森山塔が山本直樹になる過程極めてかもしだ 山本直樹さいろく当時森山塔というペンネームで成人漫画を描いていた山本直樹御大が有害指定された作品第一弾(多分)。 あくまで学園ラブコメなのだが80年代の作品なのでノリが当時のものなのでそこが許容できるのであれば高身長ナイスバディなヒロインかなめ×ちびでスケベで根性なしなのに…な主人公かもしだ君のコンビは結構楽しめるのではないかと思う。 ただ、有害指定されるだけあって主人公の妄想シーンや学生である彼女たちに平気で手を出そうとしてくる大人たちはかなりヤバいものを感じる。でも当時結構そういうノリあったんだろうなーと思う。 当時のTVはとんねるずを筆頭にバラエティも今思えばかなりゲスい内容(当時悪いと思っていたかは置いといて)が多く、ドラマ&映画の「高校教師」は超話題だった。それを漫画で5年前にコメディでやってたのが山本直樹だと思えばそういう内容だよね、という感じ。 この頃から女性を斜め下の角度から描く(お色気シーンだけではなく)画角が多く、山本直樹の根底は全て揃っているのではないかと思う。 最近のREDとかと比べるとこの頃はだいぶ線が細く、ライトな印象で読めるとは思う。 « First ‹ Prev … 110 111 112 113 114 115 116 117 118 … Next › Last » もっとみる
トップガンソラモリ 村上もとか 千葉きよかずさいろく最初は村上もとか原作ということで少し古い話なのかな?と思って読んでいたのだけど、現代の航空自衛隊のお話。 自衛官になり、ファイターパイロット(戦闘機乗り)を目指す主人公とその学科課程など、かなり詳しく描かれている。 冒頭から戦闘機の超精密な描写があり、爺ちゃんの昔話の回想シーンではゼロ戦・紫電改・白菊などの紹介シーンも出てくる。どれも素晴らしく絵が上手い。 トム・クルーズ主演の映画「トップガン」をご存知の方は主題歌である名曲Danger Zoneがすぐにでも頭の中で流れるであろう、そんな戦闘機バカとも言えるような作品だが、このコロナが蔓延しているご時世では航空自衛隊の出番がある可能性もある。 と思うと自衛官という我が国を護る面々がどんな想いで自衛官になり、その職務を全うするためどんな努力をしているかが見られるのは興味深いものがあった。 現代においても、領空侵犯を航空自衛隊が取り締まることがなければどうなっていたかわからない。昨年(令和元年)の6月にすらロシアが沖縄に爆撃機で領空侵犯を平気で行っている。 陸はもちろんのこと、海も空も守らなければいけないのだ、という事を理解できる内容だった。 ソラモリ、全2巻でコンパクトにまとまっていて素晴らしい作品だと思う。トグサ!!!攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM 藤咲淳一 吉本祐樹さいろくトグサが主人公(?)っぽいので大喜び。 ”眠らない眼”の男バトーももちろん、9課のお話。 素子を知らない新人女子もいたりして設定がこれまでの攻殻機動隊とはちょっと違うけどコミカルなタッチがあったりして読みやすい。 素子の義体がカラスに漁られているシーンから始まる新しい攻殻機動隊、あんまり長くはならなそうだけど期待。振り返ってみると羊の木 いがらしみきお 山上たつひこstarstarstarstarstar_borderさいろくやっぱ町おこしには無理があるって。一回なんかあっただけで悪い話題で持ち切りになるというのに、ヤバい受刑者を迎え入れる街が上手くいく気がしないもん。。。 起きるハプニング(受刑者の住民たちのトラブルという名のサガのようなもの)はゾッとするし、怖い。恐ろしい。 世の中本当にいろんな人間がいると思うけど、他人っていうのは軽く想像を飛び越えてくる。そんな中でもとびきりイカれたやつらを更生させようというのは、やっぱり、ねえ? と、思ったけど最後まで手を止めるところがない。山上たつひこも凄いんだと思うが、なんだかんだやっぱりいがらしみきおは凄い。ひっそりヒーロー再び(?)HIKARIーMAN 山本英夫さいろくネット文明に物申す感じのヒーロー。電気があればどこにでも~って考えるとそれこそ藤子Fよろしくなヒーローとも言える。 殺し屋1とは大きく違うものの、山本英夫先生の強者弱者の描き方は変わらず明快で、悪者の強者は"どう見ても悪者"として登場するが、どこか人間味が見える展開になっていくところも変わらず良い点。 本作は孤独なヒーローを描くもののように見えて意外とチームがしっかりできてソッチのほうが見ものかもしれない。紫音ちゃん可愛いです。 光くんは正直どんどん吸収しまくっちゃって人を超越した存在になっていくのではないか…という7巻の最後の方の展開ですが、どうやら8巻で完結の模様。 あ、あと全体的にデジタルトーンだと思うんだけどものすごく視覚的に濃い印象。これは昔とちょっと違うかもしれない。ただ、HIKARI-MANを発光した血管で描いているので表現上しょうがないのかも。幽体離脱って夢があるよねユウタイノヴァ 押見修造さいろく明晰夢とか幽体離脱とか、欲望に忠実な妄想のようなものが昔はよく話題になったもので(実際にできる人もいるらしいですが)今で言う異世界転生に近い憧れを持った中学生がいっぱいいたのではないだろうか。 オカルト関連でも多くの先人達が実現しようと色々試してたのが2chでも話題になっていた。私はどうせ自分は上手くできなかろうと思っていたし、半信半疑どころか全く信じていなかったので試したことはないんだけど。 押見修造センセーは惡の華で一躍有名になったが、 漂流ネットカフェ ぼくは麻理のなか ハピネス などを代表とした欲望の具現化とその末路を描くような作品が多い。 本作「ユウタイノヴァ」はその兆候がとてもハッキリ出ていて、こういう発想から漫画を起こせるのはすごいなと関心できる。 主人公が情けない感じなのもご自身の分身を描いているからなのだろう(※勝手な想像です)浦鉄も4作目(現在89巻!)あっぱれ! 浦安鉄筋家族 浜岡賢次さいろく気づけば「浦安鉄筋家族」は秋田書店の伝統のようなタイトルになっている。初代が始まったのが1993年だそうなのでもう27年…!? 私も95年ぐらいからチャンピオンで読んでたので(ここ5年ぐらい読んでなかったけど)25年前から読んでいる馴染み深いタイトルである。 「浦安鉄筋家族」はチャンピオン関連作品達からのオマージュ(というかモロ)が登場人物として多数出演していて、例えば刃牙シリーズのファンというだけでも超馬鹿笑いできるような真のギャグ漫画である。 初期の頃はマンガ業界内での横展開はあまり目立たなかったものの、プロレスネタであったりホラー・ゾンビ映画関連ネタであったり、インディー系のネタなどが今と変わらずギャグ化されていて昔からゲラゲラ笑わせてもらったものです。 浜岡賢次先生は好きなものをギャグに昇華させて拡散する力を持っている。 あっぱれ!は4作品目ではあるものの、このまま合計100巻まではいくであろう…感慨深い。ウィルチェアー(車椅子)ラグビーマーダーボール 肥谷圭介さいろくギャングースが大ヒットした肥谷圭介の次作。 4巻で完結したものの、伏線もしっかり回収されていていい終わり方だったと思う。 ウィルチェアーラグビーというパラスポーツもこれで初めて知ったけど、実際の動画をYOUTUBEで観てみたが、鉄の塊と言えるような専用車椅子達がガッツンガッツンぶつかるのがすごい音と衝撃なのがよくわかる。 この「ぶつかる」というのが本作の主人公海野アサリを魅了するキッカケでもあり、本作ではウィルチェアーラグビーをしっかり解説しつつも、肥谷先生らしいエグみみたいなものも背景に絡んでいて、読み応えも十分ある作品だと思います。現代をベースにした感じの異世界系世界を救うために亜人と朝チュンできますか? 音井れこ丸さいろくこれもなろう系? 全身勃起症とかいう勃起したら全身が固まってしまい気絶してしまう体質の主人公がいて、彼は「魔王を倒す勇者の父」であることが遺伝子的に判明したため、勇者の母候補(降臨乙女)達と子作りしなければならず、降臨乙女に選ばれた亜人女子たちと「興奮して気絶。気づいたら中○しセッ○スされまくって朝を迎えていた」というオチを毎回迎えるテンプレ的ストーリー。 ひどく雑なんだがそこが おトイレ困る こと 音井れこ丸 先生のいいところでもある。 あんまり深く考えちゃダメだ。 ただ、これはほぼエロマンガだと思う。久しぶりにこういうのが読みたかったBEGIN 池上遼一 史村翔 史村翔さいろく9巻が出た…ずっと熱い展開が延々と続いて手が止められない。 こういうのが良いんですよね〜 超展開ばかりでもあるのは池上遼一なので当然として、ストーリーが広大な背景なのに裏世界すごい狭く感じちゃう(笑)さいろく1年以上前4月10日単行本化するっぽいです!やったぜ怪異と乙女と神隠し巨乳まろ眉こじらせ系喪女と化野クンのオカルト物語2わかるプロレス好きにはわかりやすいモーションBOMBER GIRL CRUSH! ボンバーガール・クラッシュ! にわのまことさいろくサイバーパンク+賞金稼ぎ、という感じの世界観でヒロインの羅生門エミーがトンファー片手に(両手か)賞金稼ぎをしていく。 にわのまことセンセーと言えばジャンプ黄金期終了間際?にやってたプロレス漫画「THE MOMOTAROH」や「リベロの武田」だが、サッカー漫画でもモンゴリアンチョップを筆頭にプロレスネタがバリバリ出てくる作風。 ボンバーガールシリーズも同様で、女子プロレスラーっぽいヒロインたちがセクシーに技を決めていくのだが最終的にはロボだったりトンファーの仕込み銃だったり何でもありな感じの内容。 何も考えずに読めて割と好きだけどもう少しシリアスにギャグなしで描いてたら結構違う方向性もあったのではーと思える。でも合わせて3回も続いてるんだから多分相当描きたかった事なのでしょう。 すごいどうでもいいけどリベロの武田だったかの作者コメントでプロテイン飲んだ後にタンパク質を出しちゃった、というのが小学生の頃何のことかわからず親に解説を求めた記憶がある(親がなんと言ってたかは憶えてないけど) にわのまことセンセーが元気にタンパク質を摂取されてることを願う。森山塔が山本直樹になる過程極めてかもしだ 山本直樹さいろく当時森山塔というペンネームで成人漫画を描いていた山本直樹御大が有害指定された作品第一弾(多分)。 あくまで学園ラブコメなのだが80年代の作品なのでノリが当時のものなのでそこが許容できるのであれば高身長ナイスバディなヒロインかなめ×ちびでスケベで根性なしなのに…な主人公かもしだ君のコンビは結構楽しめるのではないかと思う。 ただ、有害指定されるだけあって主人公の妄想シーンや学生である彼女たちに平気で手を出そうとしてくる大人たちはかなりヤバいものを感じる。でも当時結構そういうノリあったんだろうなーと思う。 当時のTVはとんねるずを筆頭にバラエティも今思えばかなりゲスい内容(当時悪いと思っていたかは置いといて)が多く、ドラマ&映画の「高校教師」は超話題だった。それを漫画で5年前にコメディでやってたのが山本直樹だと思えばそういう内容だよね、という感じ。 この頃から女性を斜め下の角度から描く(お色気シーンだけではなく)画角が多く、山本直樹の根底は全て揃っているのではないかと思う。 最近のREDとかと比べるとこの頃はだいぶ線が細く、ライトな印象で読めるとは思う。
最初は村上もとか原作ということで少し古い話なのかな?と思って読んでいたのだけど、現代の航空自衛隊のお話。 自衛官になり、ファイターパイロット(戦闘機乗り)を目指す主人公とその学科課程など、かなり詳しく描かれている。 冒頭から戦闘機の超精密な描写があり、爺ちゃんの昔話の回想シーンではゼロ戦・紫電改・白菊などの紹介シーンも出てくる。どれも素晴らしく絵が上手い。 トム・クルーズ主演の映画「トップガン」をご存知の方は主題歌である名曲Danger Zoneがすぐにでも頭の中で流れるであろう、そんな戦闘機バカとも言えるような作品だが、このコロナが蔓延しているご時世では航空自衛隊の出番がある可能性もある。 と思うと自衛官という我が国を護る面々がどんな想いで自衛官になり、その職務を全うするためどんな努力をしているかが見られるのは興味深いものがあった。 現代においても、領空侵犯を航空自衛隊が取り締まることがなければどうなっていたかわからない。昨年(令和元年)の6月にすらロシアが沖縄に爆撃機で領空侵犯を平気で行っている。 陸はもちろんのこと、海も空も守らなければいけないのだ、という事を理解できる内容だった。 ソラモリ、全2巻でコンパクトにまとまっていて素晴らしい作品だと思う。