巨大な悪を討て、ニンジャスレイヤーニンジャスレイヤー 田畑由秋 わらいなく 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカstarstarstarstarstar_borderさいろくドーモ!レビューです。 主人公ニンジャスレイヤーの仇であるラオモト・カンほど悪に徹しているやつもなかなかいない。 そのキャラクター設定は勿論、ネオサイバーニンジャパンクとでも言うのか、この世界設定こそがニンジャスレイヤーの大きな魅力の一つである。 戦う前にはニンジャなのに必ずアイサツする(アイサツしないのは本当に汚い、汚い)みたいな細かいルールを覚えるだけでも深くハマることが出来る。 1巻の初っ端から抜群の画力と怒涛の展開、そして個性豊かで魅力たっぷりなモブ達にも拍手を贈りたい。 ニンジャとそのジツはスゴイ(語彙力の崩壊)ので読んだほうがいい。ダークニンジャ=サン…!ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 田畑由秋 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズさいろくネオサイタマでラオモト・カンを斃したニンジャスレイヤーがガイオンシティで大暴れ! と言いたいところだが北斗の拳のケンシ○ウ宜しく今回も満身創痍であった。 5巻まで来てダークニンジャ=サンと妖刀ベッピンの忌まわしき過去が記され、これまで以上に敵側であるダークニンジャ=サンにスポットが当たる。 イイゾモットヤレと言わんばかりにやる。 「三度呪われろ!!!」ヒロインいっぱいちょいエロハーレムポコと田舎でいっしょ! D.Pさいろく人型ペット(一般的に性玩具とされていると女性から毛嫌いされている)を拾ったものの、チンチクリンから一向に育たない。。と思いきや、というお話。 取締から逃げる羽目になり田舎に帰ってきた主人公は諸々ハーレム状態を過ごすことになるのでそういうのを楽しむだけのものと思って良い。 これは最終的にどう終りを迎えるんだろうか。。。 ポコ(大)が一番可愛いと思う。オノ・ナツメの思いが詰まってそうな短編集Danza[ダンツァ] オノ・ナツメさいろく長靴:息子と父親 湖の記憶:息子と父親と[ネタバレ] 箱庭:義父と婿 ジェラテリーアとカラビニエーリ:大先輩と後輩 煙:弟と兄 パートナー:新人とベテラン どれも素晴らしい短編でため息が出る。 どれも温かい話でホッとする。 よく考えるとオノ・ナツメで温かくならない話は記憶にないな・・・さらい屋五葉にちょっとあったかもしれない。謎の生物に襲われるパニックホラー餓獣 小池ノクトさいろく地下鉄が脱線、停止してしまったものの車両の中にいた人々は外から巨大なクマのような謎の生物たちに襲われ…というよくある話。 というと失礼だけど、このパターンももはや王道と言えるぐらい浸透してきたようで慣れてしまうと結構好きで読んでしまう。 ハカイジュウを思い出させるような展開に加え一緒に逃げる乗り合わせた乗客たちの仲の悪い(他人だから当たり前だけど)感じがダメだこりゃ感を増幅させ、3巻の時点でいじめられっ子だったはずの主人公が最も勇ましく見えてくる。 幼馴染の睦月ちゃんがひどい目にあわないといいなと思うのだが、そもそもこんなストーリーでひどい目にあわないわけがないよね。合掌。うしとら+ARMS+ガッシュベル的なクロザクロ デジタル新装版 夏目義徳さいろくタッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。さいろく1年以上前これ喰ってシメ! チカーノKEI デキる猫は今日も憂鬱自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピック孤独のグルメ、女性編集者版これ喰ってシメ! 久住昌之 武田すんさいろく神保町がイッパイ出てくるのがほんとにたまらん。 そして飯を食うのが美味そうなんだ。。 久住さんのコラムもちょうどよく入っていてまさに話のシメのようだ。 そして2巻が出てたのを知らなくて今読んだんだが、1点だけどうしても気になるところが…10年以上神保町でマンガ編集者やってて「エチオピア」を初めて食べるというのは無理がある。だろう! 雑誌名までさぼうるから取ってるというのに! うおおおん日本のヤクザ、米国最凶刑務所で暮らすチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEIさいろくスタートダッシュがすごいので試し読みするだけでも「これ好きかも」と思わされる。クローズやWORSTが好きならイケるでしょう。 どこまで実話かわからないけど、原作のKEIは主人公のモデルご本人だと思われます。巻末の次回予告的なとこでKEIの書紀が書籍化されたものの紹介があるけど本物のヤクザ屋さんなのがパッと見てわかるお写真が載ってます。怖すぎ。 主人公のケイはチカーノ(メキシコ移民)のグループに入り、刑務所内での信じられないような凶暴な生活を紹介しながら生き延びる中でファミリーと言えるような熱い仲間たちが描かれていくのもクローズっぽい。 ただ、クローズと違うところはその仲間たちがバンバン死ぬところ。 刑務所内での囚人たちの争いヤバい。 何にせよケンカ漫画の中でも群を抜いたストーリーであることは間違いないので興味ある方は読んでみましょう。 どうやって刑務所ぐらしするのかも結構面白いし、アメリカやべーなって思わされる良作です。いい意味で期待を大きく裏切ってくれたダルちゃん はるな檸檬さいろく最後まで一気に読んでしまった。 自分を認めたり、俯瞰することがどれだけ大切なことか。 とてもとても良い作品でした。素直に面白かったWHITE NOTE PAD ヤマシタトモコさいろく「君の名は」が初めてだったわけではないだろうけど、こちらも入れ替わっちゃう系。 38歳の自動車工のおじさんと17歳のJK。 素直にヤマシタトモコが読めてよかったし、さすがだなぁと思える面白さだった。短くて読みやすいというのもある。納得感というか、展開も嫌なところはなかった。オススメ。能條純一という漫画家月下の棋士 能條純一さいろく能條純一作品はまるで邦画を見ているかのような気分になる。 しかも昭和の作品…松田優作の「蘇える金狼」のような空気感。 その雰囲気と空気感は凄まじい。 その一方、現在連載中でマンガ好き達にこぞって好評である「昭和天皇物語」ではスピード感を封印してゆっくり目に見えるオーラの漂う神秘的な人物像を描いている。 能條先生は凄いのだ。 私は本作で初めて能條純一作品を読んだ。当時スピリッツで連載されていた中でも異色を放っていて、ベタ部分から見える圧が下手なホラー漫画よりも恐ろしく見えた。 とかいうと言い過ぎかもしれないけど、それだけ「本気で集中している人間」というのを描くのが上手かった。 本作では将棋の天才、棋士 氷室将介が巻き起こす嵐の物語。 ただ、周りの登場人物たちも負けていない。 なにはともあれ、鈴本永吉戦が終わる3~4巻あたりまで読んでみてほしい。 « First ‹ Prev … 109 110 111 112 113 114 115 116 117 … Next › Last » もっとみる
巨大な悪を討て、ニンジャスレイヤーニンジャスレイヤー 田畑由秋 わらいなく 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカstarstarstarstarstar_borderさいろくドーモ!レビューです。 主人公ニンジャスレイヤーの仇であるラオモト・カンほど悪に徹しているやつもなかなかいない。 そのキャラクター設定は勿論、ネオサイバーニンジャパンクとでも言うのか、この世界設定こそがニンジャスレイヤーの大きな魅力の一つである。 戦う前にはニンジャなのに必ずアイサツする(アイサツしないのは本当に汚い、汚い)みたいな細かいルールを覚えるだけでも深くハマることが出来る。 1巻の初っ端から抜群の画力と怒涛の展開、そして個性豊かで魅力たっぷりなモブ達にも拍手を贈りたい。 ニンジャとそのジツはスゴイ(語彙力の崩壊)ので読んだほうがいい。ダークニンジャ=サン…!ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース 田畑由秋 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズさいろくネオサイタマでラオモト・カンを斃したニンジャスレイヤーがガイオンシティで大暴れ! と言いたいところだが北斗の拳のケンシ○ウ宜しく今回も満身創痍であった。 5巻まで来てダークニンジャ=サンと妖刀ベッピンの忌まわしき過去が記され、これまで以上に敵側であるダークニンジャ=サンにスポットが当たる。 イイゾモットヤレと言わんばかりにやる。 「三度呪われろ!!!」ヒロインいっぱいちょいエロハーレムポコと田舎でいっしょ! D.Pさいろく人型ペット(一般的に性玩具とされていると女性から毛嫌いされている)を拾ったものの、チンチクリンから一向に育たない。。と思いきや、というお話。 取締から逃げる羽目になり田舎に帰ってきた主人公は諸々ハーレム状態を過ごすことになるのでそういうのを楽しむだけのものと思って良い。 これは最終的にどう終りを迎えるんだろうか。。。 ポコ(大)が一番可愛いと思う。オノ・ナツメの思いが詰まってそうな短編集Danza[ダンツァ] オノ・ナツメさいろく長靴:息子と父親 湖の記憶:息子と父親と[ネタバレ] 箱庭:義父と婿 ジェラテリーアとカラビニエーリ:大先輩と後輩 煙:弟と兄 パートナー:新人とベテラン どれも素晴らしい短編でため息が出る。 どれも温かい話でホッとする。 よく考えるとオノ・ナツメで温かくならない話は記憶にないな・・・さらい屋五葉にちょっとあったかもしれない。謎の生物に襲われるパニックホラー餓獣 小池ノクトさいろく地下鉄が脱線、停止してしまったものの車両の中にいた人々は外から巨大なクマのような謎の生物たちに襲われ…というよくある話。 というと失礼だけど、このパターンももはや王道と言えるぐらい浸透してきたようで慣れてしまうと結構好きで読んでしまう。 ハカイジュウを思い出させるような展開に加え一緒に逃げる乗り合わせた乗客たちの仲の悪い(他人だから当たり前だけど)感じがダメだこりゃ感を増幅させ、3巻の時点でいじめられっ子だったはずの主人公が最も勇ましく見えてくる。 幼馴染の睦月ちゃんがひどい目にあわないといいなと思うのだが、そもそもこんなストーリーでひどい目にあわないわけがないよね。合掌。うしとら+ARMS+ガッシュベル的なクロザクロ デジタル新装版 夏目義徳さいろくタッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。さいろく1年以上前これ喰ってシメ! チカーノKEI デキる猫は今日も憂鬱自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピック孤独のグルメ、女性編集者版これ喰ってシメ! 久住昌之 武田すんさいろく神保町がイッパイ出てくるのがほんとにたまらん。 そして飯を食うのが美味そうなんだ。。 久住さんのコラムもちょうどよく入っていてまさに話のシメのようだ。 そして2巻が出てたのを知らなくて今読んだんだが、1点だけどうしても気になるところが…10年以上神保町でマンガ編集者やってて「エチオピア」を初めて食べるというのは無理がある。だろう! 雑誌名までさぼうるから取ってるというのに! うおおおん日本のヤクザ、米国最凶刑務所で暮らすチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEIさいろくスタートダッシュがすごいので試し読みするだけでも「これ好きかも」と思わされる。クローズやWORSTが好きならイケるでしょう。 どこまで実話かわからないけど、原作のKEIは主人公のモデルご本人だと思われます。巻末の次回予告的なとこでKEIの書紀が書籍化されたものの紹介があるけど本物のヤクザ屋さんなのがパッと見てわかるお写真が載ってます。怖すぎ。 主人公のケイはチカーノ(メキシコ移民)のグループに入り、刑務所内での信じられないような凶暴な生活を紹介しながら生き延びる中でファミリーと言えるような熱い仲間たちが描かれていくのもクローズっぽい。 ただ、クローズと違うところはその仲間たちがバンバン死ぬところ。 刑務所内での囚人たちの争いヤバい。 何にせよケンカ漫画の中でも群を抜いたストーリーであることは間違いないので興味ある方は読んでみましょう。 どうやって刑務所ぐらしするのかも結構面白いし、アメリカやべーなって思わされる良作です。いい意味で期待を大きく裏切ってくれたダルちゃん はるな檸檬さいろく最後まで一気に読んでしまった。 自分を認めたり、俯瞰することがどれだけ大切なことか。 とてもとても良い作品でした。素直に面白かったWHITE NOTE PAD ヤマシタトモコさいろく「君の名は」が初めてだったわけではないだろうけど、こちらも入れ替わっちゃう系。 38歳の自動車工のおじさんと17歳のJK。 素直にヤマシタトモコが読めてよかったし、さすがだなぁと思える面白さだった。短くて読みやすいというのもある。納得感というか、展開も嫌なところはなかった。オススメ。能條純一という漫画家月下の棋士 能條純一さいろく能條純一作品はまるで邦画を見ているかのような気分になる。 しかも昭和の作品…松田優作の「蘇える金狼」のような空気感。 その雰囲気と空気感は凄まじい。 その一方、現在連載中でマンガ好き達にこぞって好評である「昭和天皇物語」ではスピード感を封印してゆっくり目に見えるオーラの漂う神秘的な人物像を描いている。 能條先生は凄いのだ。 私は本作で初めて能條純一作品を読んだ。当時スピリッツで連載されていた中でも異色を放っていて、ベタ部分から見える圧が下手なホラー漫画よりも恐ろしく見えた。 とかいうと言い過ぎかもしれないけど、それだけ「本気で集中している人間」というのを描くのが上手かった。 本作では将棋の天才、棋士 氷室将介が巻き起こす嵐の物語。 ただ、周りの登場人物たちも負けていない。 なにはともあれ、鈴本永吉戦が終わる3~4巻あたりまで読んでみてほしい。
ドーモ!レビューです。 主人公ニンジャスレイヤーの仇であるラオモト・カンほど悪に徹しているやつもなかなかいない。 そのキャラクター設定は勿論、ネオサイバーニンジャパンクとでも言うのか、この世界設定こそがニンジャスレイヤーの大きな魅力の一つである。 戦う前にはニンジャなのに必ずアイサツする(アイサツしないのは本当に汚い、汚い)みたいな細かいルールを覚えるだけでも深くハマることが出来る。 1巻の初っ端から抜群の画力と怒涛の展開、そして個性豊かで魅力たっぷりなモブ達にも拍手を贈りたい。 ニンジャとそのジツはスゴイ(語彙力の崩壊)ので読んだほうがいい。